料理研究家、料理大好きフッくんです。
ソース焼きそばや、塩焼きそばのように、炒めるだけの焼きそばも美味しいですが、あんかけ焼きそばのように、香ばしい両面を焼き上げた中華麺、または素揚げしたパリパリの中華麺に、たっぷりの具材が入った熱々のあんかけをかけた焼きそばは最高ですよ。
食べ盛りのお子様や、男性の方にも野菜も取れるのでオススメです。
多種多様な料理のあんかけ焼きそばの定番具材から、あんかけ焼きそばに合う変わり種まで、ご紹介します。
あんかけ焼きそばの麺の焼き方家、美味しくできる調理のコツまで書いていますので、色々な具材を組み合わせて、少しでもご自宅のメニューに取り入れてみてはいかがでしょうか。
まずは基本から!基本的なあんかけ焼きそばの具材
①豚肉
豚こま切れ、豚バラスライス、豚肩ロース、好きなお肉を利用して問題ないでしょう。
炒める焼きそばにも、あんかけ焼きそばにも欠かせない定番具材です。
チャーシューやベーコンなどでも美味しくできるので是非試した見て下さい。
どちらの焼きそばも最初に炒める事で、豚肉の旨味が焼きそば全体に広がります。
②海老
あんかけ焼きそばには欠かせない具材です。
定番としては豚肉だけで使われているあんかけ焼きそばや八宝菜もありますが、むきえびを入れることで、あんかけ焼きそばが豪華になります。
③イカ
あんかけ焼きそばにイカを使う場合、シーフードミックス、ロールイカ、スルメイカ、この3種類が定番に使われることが多いですが、海鮮を入れるとあんかけ焼きそばはさらに美味しさが引き立ちますので、 豚肉がなくても美味しい八宝菜ができますよ。
④うずらの玉子
うずらの卵は生から使うと美味しいですが、時間がかかるのでうずらの卵の水煮などを使うととても便利ですよ。
炒めるタイプの焼きそばには使用しませんがあんかけの焼きそばに対しては、ボリュームも出るし、育ち盛りの子供たちには人気の具材です。
⑤白菜
あんかけ焼きそばには欠かせない具材です。
炒める焼きそばには水分が出てしまうので、使うことはなかなかありませんが、白菜は煮込み料理には非常によく合う具材です。
白菜は強火でさっと炒めてシャキシャキ感を残すのもよし、くたくたに煮込むのいいですね。
⑥青梗菜
チンゲン菜は炒める焼きそばであってもあんかけの焼きそばであってもどちらでもよく合います。
特にチンゲン菜はエビとの相性がいいので、オイスターソースやごま油などで味付けをすると、普段のソース焼きそばとは違った美味しさが引き立ちますよ。
⑦人参
どの焼きそばにも入ってることが多い人参ですね。
あんかけの場合は少し人参を大きく切ってもいいですね。(幅3㎜から5㎜)
火が通りにくい人参ですが、くたくたのあんかけが好きな方は大きめに切れば、見た目がきれになります。
⑧長ネギ
あんかけ焼きそばに長ネギも定番で入ってることが多いです。
あんかけにする場合は幅1㎝以上に切って煮込むといいですね。
トロトロの餡かけの中に長ネギの甘みが引き立ちます。
⑨きくらげ
定番でコリコリした食感は、中華っぽさがでて入れておきたい具材ですね。
肉がなくても、キクラゲを入れる事で美味しいあんかけ焼きそばが出来ますよ。
色んな具材を試してみよう!意外とマッチする変わり種
①シーフードミックス
焼きそばにはよく使われる具材です。エビやイカなど単体で使ってもいいですが、お値段も手頃で、使いたい時にサッと使えるのがシーフードミックスの魅力です。
②牛肉
あんかけ焼きそばには豚肉、海鮮というイメージがありがちですが、 豚肉を牛肉に変えるだけでもマンネリした時にはいいですよ。牛肉×小松菜×干し椎茸×白菜×白葱の組み合わせが私は一番オススメです。中華丼があるように、雑穀ご飯の上にかけてもとても美味しく召し上がれますよ。
③ひき肉
ひき肉もあんかけ焼きそばにはよく合います。
子供や高齢者の方も食べやすいので、野菜などもクタクタに炊いて作れば、歯がなくても食べれます。
ご家庭で作る場合、野菜だけでもいいですが肉がない場合少しでもミンチ肉があれば、旨味や味にパンチが出ますよ。
④かまぼこ
卵と麺を絡めて平べったく焼いて焦げ目をつけた麺の上に、かまぼこを使ったあんかけもよく合いますよ。カニカマやさつま揚げなどの練り製品もよく合います。まさに、皿うどんと天津飯の混じったような仕上がりになりますよ。
⑤しいたけ
生椎茸、干し椎茸どちらもよく使われる具材です。あんかけ焼きそばは多種多様で、定番具材と言われるほどよく使われています。干し椎茸はよく五目あんかけ焼きそばに使われます。
⑥豆腐
中国の家庭料理である家常豆腐(ヤ―ジャントウフ) としてよく使われる具材です。
その場合はよく厚揚げが使われますが、木綿豆腐や焼き豆腐で代用してもいいですね。
味付けは、定番の味付けに、赤味噌やコチジャンオイスターソースをプラスして作ると八宝菜と麻婆豆腐を掛け合わせたような焼きそばが完成しますよ。
⑦ちくわ
豚肉などの肉が何もない場合、ちくわであんかけ焼きそばも美味しくいただけます。野菜はお好みの野菜を加えて是非試してみてください。ちくわを少し炙ってあげることにより香ばしく美味しく仕上がります。
⑧小松菜
チンゲン菜やピーマンの代わりに小松菜を利用しても良いでしょう。特に肉との相性が良く合います。 健康面を考える上でも小松菜はとてもいいぐ具材です。
⑨たけのこ
たけのこは中華料理によく使われる具材のひとつです。春に旬のたけのこを使うとさらに美味しいあんかけができます。
また、味付けメンマを使っても美味しいですよ。
⑩ヤングコーン
八宝菜でもよく使われているヤングコーンです。たっぷりの野菜とサクサクとしたヤングコーンで野菜をしっかり取れば免疫力もつきますよ。
⑪にんにくの芽
にんにくの芽は豚のひき肉と良く合いますよ。豚ひき肉×にんにくの芽× パプリカの組み合わせで、台湾風のツアンイントウあんかけ焼きそばにした形になります。豆板醤、豆鼓醤、醤油、おろしにんにく、砂糖、鶏ガラスープの素で味をつけます。ひき肉とニンニク芽の風味がたまらなく美味しいです。 カリッと焼いた面でも、炒めた麺でもどちらでも良く合いますよ。
⑫パプリカ
パプリカは彩りがとても良くなります。チンゲン菜や小松菜がないときなど、ピーマンで代用してもいいですがパプリカを入れるととても色鮮やかなあんかけができます。 牛肉やひき肉を使って、パプリカやピーマンで作ればまさにチンジャオロースあんかけ焼きそばの完成です。
⑬絹さや
変わり種とし紹介していますが、定番とも言える具材です。八宝菜によく入っていますし、あんかけ焼きそばも店によっては定番で入っています。あんかけ焼きそばでも、炒め物にでもよく合うので、チンゲン菜、小松菜と同様に緑色が欲しい場合には重宝しますね。
⑭小エビ(乾燥)
シーフードミックスやむきえびなどを使うのもいいですが、乾燥の小エビを加えることで香ばしく風味豊かなあんかけ焼きそばができます。干しえびの戻し汁も使って、干しエビが好きな方にはたまらない一品になります。
あんかけ焼きそばとかた焼きそばの違いは?
あんかけ焼きそばは、フライパンで焼いた麺
かた焼きそばは、揚げた麺
上からかける餡はほぼ同じですね。
あんかけ焼きそばとかた焼きそばを総称として、あんかけ焼きそばと言います。
かた焼きそばは、揚げ麺(中国名 ザーメン)
焼いた麺=広東麺 といいます。
結論は、麺の処理方法が違うだけですね。
あんかけ焼きソバは総称であり、 かた焼きソバは、その一種です。
お店に行くと、フライパンで焼き付けて炒めたかた焼きそばもあるので区別は難しいですね。
特に日本では区別をつけるために、あんかけ焼きソバは 焼いた麺、かた焼きソバは揚げた麺と呼んでいるのではないでしょうか。
あんかけ焼きそばの美味しく作るコツや味付けについて
あんかけ焼きそばの美味しくするコツは?
①むし麺を使う事、ごま油、ピーナッツ油、醤油を小さじ1程入れ、混ぜあわ合わせる少量の油で綿の両面を焼くことで、表面は香ばしく中は柔らかく焼き上げることができます。参考までに、これを両面黄(リャンミェンホワン)と呼びます。②フライパンが白い煙が出るまで熱し、強火で炒める全ての中華料理に言えることですが、油を敷いて強火で炒めることにより水分が出にくくなります。野菜の形がしっかり残り、野菜とあんが絡みやすくなるので強火で炒めます。ただし熱伝導の鉄のフライパンを使っている場合や、ご自宅でも火力が強い場合はいいですが、特にご自宅の場合は火が弱いため逆に水分が出てしまうので、弱火から中火でじっくり炒めましょう。③鶏がらスープをとり、熱い状態で入れる鶏の柄でとった鶏ガラスープは、全くと言っていいほど味が変わります。そのとった鶏ガラの熱い出汁で野菜を煮込むことで、野菜のシャキシャキ感を残すことができます。④素早く味をつけ、素早くとろみをつける強火で炒めた後の具材に、慣れていない場合ははじめに計量してから入れるようにします。調味料を入れてから、沸騰したら弱火にして片栗粉を回し入れ、すぐに強火にしてごま油を入れて出来上がりです。
失敗しない味付け方法
中華料理はスピードが大事で、具材を鶏がらスープで煮込んでいる間に、ゆっくり賞味量を入れると煮込みすぎてしまいます。味付けをしている間にどんどん野菜に火が通ってしまうため、慣れないうちは最初に調味料を計量して入れることが大事です。または、鶏ガラスープ自体に味をつけてしまって準備しておくと失敗なく作れます。
まとめ。。。
あんかけ焼きそばに合う具材をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。焼きそばの具材いろいろ組み合わせがありますが、あんかけ焼きそばに特化した具材をご紹介しました。あんかけの具材もマンネリしがちがちですが、定番から変わり種の具材を組み合わせることでいろいろなバリエーションがありますよね。ここではフライパンで焼いた麺に合うあんかけ焼きそばの具材を紹介しましたが、他にも焼きそばの具材を参考にしてみてください。アレンジ次第でいろんなあんかけ焼きそばができますので是非ご自宅のメニューのバリエーションを増やしてみてはいかがでしょうか。
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