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デイサービスの脳トレ・クイズレク18選|認知症予防に効果的なアイデアを介護士が解説

この記事は約10分で読めます。

レクリエーション介護士のフッくんです。

デイサービスのレクリエーション、うまく盛り上げられずに悩んでいませんか?

「準備に時間をかけたのに、利用者さんの反応がイマイチだった」「何のためにやっているかわからなくなってきた」という声は、介護現場でとても多く聞かれます。

実は、レクの成功は「内容」よりも「盛り上げ方」で8割が決まります。

この記事では、現役レクリエーション介護士のフッくんが、実際の現場経験をもとに「レクを盛り上げるための具体的なコツ」「利用者さんの状態別の注意点」「失敗したときのリカバリー法」をまとめて解説します。

介護現場で求められるレクリエーションの4つの目的

レクを「なんとなくやる」から「意図を持ってやる」に変えるだけで、盛り上がり方が変わります。

種別 目的
個別レク 生きがいづくり・個性の尊重・介護予防
集団レク コミュニティ形成・役割意識・競争意欲の創出
カルチャー教室 趣味の発掘・継続意欲・目標達成感
イベント型 季節感・地域とのつながり・新しい体験

目的が明確であれば、利用者さんに合ったレクを選びやすくなり、結果として盛り上がりやすくなります。

医療型介護スタッフの種類と役割

色々な介護現場において、医療・リハビリテーション関連の介護スタッフとの関わりも欠かすことができないので、こうした医療型介護スタッフの種類やその役割、略称などを知っておけば、どの介護スタッフに、 何を相談すればいいのかが分かってきます。

 

  • ①医師

看護師や機能訓練指導員などへ指示・ 助言をしたり、 介護施設入所者、在宅要介護者を問わず、利用者の心身の医学的診断治療などを行う人です。

 

  • ②看護師

在宅を含む介護現場での看護は、医師の治療の援助よりも、 血糖値の測定やバイタルチェックなどにより、利用者の健康状態を把握し、インスリン注射や服薬、ストーマ、胃ろうの管理など生活を見守る人。

 

  • ③理学療法士(PT)

利用者が、怪我をしたり病気を発症する恐れがある場合や、すでに怪我や病気を発症している場合に、 基本動作能力の回復を目指して指導や訓練を行う人。

 

  • ④作業療法士(OT)

体や精神に障害がある人に対して、機能の回復や維持、開発を目的とした作業を用いて指導を行う人。

 

  • ⑤言語聴覚士(ST)

言葉によるコミュニケーションが困難な人や、飲食物を飲み込みにくいなどの嚥下障害のある人の検査・評価・訓練を行う人です。レクリエーションを行ってる最中に、気分が悪くなったり、中には倒れられたりするご利用者様もおられます。そのためには、介護現場での接する機会もありますので必要なコミュニケーションがとれるように、少しでも知っておく必要があります。

介護現場における守るべき秩序

高齢化が進むにつれ、介護スタッフに数も比例して、増えているのが現状です。

今後も沢山の介護スタッフが必要になりますよね。

そのスタッフが増えるとともに、問題になってきているのが、スタッフの質なんですね。

現在、デイサービスで介護スタッフに「どのようにボランティアの人に来てほしいですか」と質問すると、「高齢者の尊厳を守って傷つけない優しい人」という答えが高い確率で帰ってくることがあります。

今介護を必要としている高齢者は、社会的に様々な制約があり、不利益をこうむったりもしています。

理不尽な思いをしている高齢者が、、少しでも気持ちよく支援が得られ、介護スタッフは日々自分自身見つめなおし、高齢者に理不尽なことを行ってないか、介護現場を支える介護スタッフには、高い論理観(守るべき秩序)が求められています。

レクを行う時は、これらの事を理解し、高齢者に対しての気持ちを尊重することが出来なければ、楽しいレクが、尊厳を傷つける結果を招くことにもつながります。

レクを盛り上げるための8つのコツ

① 孤立者を出さない席順の工夫 新しく来た利用者さんが孤立しないよう、面倒見のよい利用者さんの隣に案内するなど、席順を事前に考えておきましょう。

② 大きな身振りと声でスタートする レクを担当するスタッフは「引き込む力」が求められます。メリハリのある掛け声・大きな身振り手振りで、場の雰囲気を一気に変えましょう。

③ アイスブレイクを必ず入れる 自己紹介や軽い一言ゲームなど、緊張をほぐす短い導入を最初に取り入れることで、その後のレクへの参加率がぐっと上がります。

④ 目的はあえて伝えない 「これは脳トレです」と説明すると、利用者さんが構えてしまい、楽しむことを忘れてしまいます。目的は職員だけが把握しておき、自然に誘導しましょう。

⑤ ルール説明はシンプルに・ゲーム感覚で 長くて複雑な説明は聞く気を失わせます。「説明自体をクイズ形式にする」など、ゲーム的な導入にすると利用者さんが自然と引き込まれます。

⑥ スタッフが先に「失敗」して笑いをとる スタッフが意図的に間違えて笑いをとったり、反応のよい利用者さんにスポットを当てることで、場全体が和みます。

⑦ 質問の仕方を使い分ける おしゃべりが好きな方には自由回答で話してもらい、消極的な方には「はい」「いいえ」で答えられる簡単な質問に切り替えます。全員が発言できる空気をつくることが大切です。

⑧ 一人ひとりに必ずコメントする 褒める言葉・気づきへのコメントをかけることで、利用者さんのやる気が引き出されます。レク中が難しければ、終了後の一言声かけだけでも効果があります。

     介護の現場で求められるレクリエーションの目的と内容
①個別レクリエーションの展開ができる
寄り添い、ふれあい
生きがいづくりの提案
個性の尊重
介護予防や機能回復
②集団レクリエーションの展開
人との関わり合い
コミュニティ創出
目標達成意欲の創出
新たな人間性の発見
競争意欲の創出
役割を持つ
介護予防や機能回復
③カルチャー教室としての展開
趣味の発掘
継続意欲の創出
目標達成意欲の創出
介護予防や機能回復
④イベントの企画や展開
季節感を感じる
地域社会とのつながり
新しい経験との出会い
レクの分類
レクの種類
①文学活動
読書、書道、放送、川柳etc…
②園芸活動
映画、映像、演劇、歌舞伎の鑑賞etc…
③社交活動
外国語学習、パーティー、飲み会、イベントetc…
④園芸活動
バンド活動、作詞作曲、音楽鑑賞、カラオケetc…
⑤美術や工芸活動
華道、茶道、陶芸、美術etc…
⑥収集活動(コレクション)
切手、フィギュア、コイン、カードetc…
⑦奉任活動
地域の清掃、デイなどの福祉施設でのボランティアetc…
⑧体育活動(運動全般)
野球、サッカー、卓球、剣道、水泳etc…
⑨野外活動
旅行、キャンプ、登山etc…
⑩舞踊活動
ダンス、日本舞踊、バレエetc…
⑪ものづくり
料理、工作、手芸、絵画・書道、園芸、言葉関連、カメラetc
⑫健康・娯楽・学問
音楽、スポーツ、遊び、利用、学問
etc…

現場で実際に起きたトラブルと解決事例

事例:意見がバラバラで利用者さんが怒ってしまったケース

15人の利用者さんがいる中で、ホワイトボードレク中に一部の方の話題を取り上げられなかったことがきっかけで、怒ってしまった方がいました。

解決策:

  • その場は「意見が分かれたので」と説明して一旦停止
  • お茶を出しながら全員が話せる「喫茶レク」に切り替え
  • 気持ちが落ち着いたところで、昭和の漫才動画へ場を転換
  • 参加が難しい方には個別で折り紙レクを実施

結果として「今日は楽しかった」という声が聞けました。トラブル時は「止める→飲み物→話す→場転換」の流れが有効です。

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レクリエーションの盛り上げ方

  • ①レクリエーションの企画を考える
  • ②ヒアリングとアセスメント(ボランティアや自分から知らない所に出向く場合)
  • ③事前打ち合わせと目標設定
  • ④コミュニケーション能力
  • ⑤レクを実行する際のホスピタリティ(接遇)
  • アイスブレイクを心がける

色々な考え方があるのは当然ですが、正解はありません。

レクリエーションの企画に、目的と、願いをはっきりさせ、参加者の欲求(したいこと)をつかんで実現させ、みんなで喜び合えるような工夫をすることが大事ですね。

レクリエーションは常に、高齢者との信頼関係を築くことをめざし、ホスピタリティの考え方を中心において展開する事が、重要です。

同じレクリエーションを実行しても、楽しい雰囲気づくりが出来ているほど、参加者の満足度は高まるアイスブレイクは心がけましょう。

レクリエーションの盛り上げ方のコツ

準備➡導入➡展開➡自己表現

 の段階があるのでそれぞれのポイントを考える事が大切です。

 

  • ①参加者の孤立化を避ける。

席順を考えてりして、新しく入った利用者さんが孤立しないように、新メンバーの隣には面倒見の良い高齢者の方に座ってもらうなどの工夫が必要です。

 

  • ② 大きな身振り手振りをし掛け声を出す

レクリエーションをするスタッフには、参加者をいかに引き込むか成否かがポイントになりますのでメリハリのある掛け声を出し、大きな身振り手振りを交えることが重要です。

 

  • ③自己紹介を取り入れる

アイスブレイクを利用しながら、利用者さん一人一人に緊張をほぐしてレクリエーションに参加している意識を持ってもらうことが大切です。

 

  • ④レクの目的は参加者には伝えない

参加した利用者さんが目的を知ってしまうと、意識がとらわれ楽しむ行為を忘れてしまうことがあるので、簡単な説明をした後は、あえて伝えないことが大切です。

 

  • ⑤ レクの説明も一貫で行う

説明などをゲーム化すると利用者さんを惹きつけることができるので難しく、長くならないようにメインのレクを具体的に説明することが大切です。

 

  • ⑥反応の良い利用者にスポットを当て、介護スタッフがミスをして笑いをとる

介護スタッフらが自らミスをしてわら笑いを取ったり、反応の良い利用者さんにスポットを当て他の参加者の笑いを取るなどの工夫が大切です。

 

  • ⑦発言の順番や質問の仕方を工夫する

積極的な利用者さんや、 おしゃべりが好きな利用者さんにスポットを当て、話しやすい空気づくりをし、苦手な利用者さんがいれば「はい」「いいえ」で答える簡単な質問をすることが大切です。

 

  • ⑧参加者全員にコメントする

一人一人がやる気を引き出せるように、褒めてあげたり、いいところを見つけてコメントすることが大切です。また、それが無理な場合であっても、レクが終わった後などに、利用者さんとコミュニケーションをとることが大切です。

レクリエーションを行う時の注意点

認知症の人への注意点

認知症は、徐々に認知能力、記憶能力が低下していきます。
発生時の症状に最初に気づくのは本人と言われています。そしてそのような経験が重なるにつれ多くの人は不安や焦りを感じます。
漢字の読み書きや、簡単な計算問題などのレクを行う時は結果や成果にこだわらないようにしましょう。
また計算問題を間違えたり、上手に読めなかったりした時には、励ましの言葉をかけてあげたり、子供に対するような態度を取らず、 相手に敬意を払った対応することが大切です。

難聴・失語症の人の注意点

難聴とは、聴覚障害の一つで、 小さい音が聞こえにくい、大きな音がうるさく聞こえたりします。
高音が聞き取りづらい 、電話やチャイムの音が聞こえづらくなることです。文章は短くはっきり話をし、補聴器をしている場合には、 必要以上に大きな声では話しかけないように注意することが大切です。読み書きできる人があれば、筆談は意思を伝えることができ、有効なコミュニケーションですが、筆談ばかりに頼りすぎると、 心を傷つけてしまうこともあるので筆談には頼りすぎないことが大切です。失語症の人との接し方においては、言葉を理解したり思い出したり表現したりすることが困難になるので、 早口で話をしたり、急がせたりしないように、会話は短くはっきりと行うことが大切です。
言葉だけで伝わらない時には、日常的な会話から出てくる人物や、絵などを見せながら会話することが大切です。利用者さんの物を勝手に使用したりすると相手の自尊心を傷つけてしまう恐れもあるので注意が必要です。

片麻痺の人の注意点

片麻痺とは、交通事故や、脳出血・くも膜下出血などの脳血管障害によって起こることが多い症状です。
脳の左側を損傷すると右半身に、脳の右側を損傷すると左半身に麻痺が起こります。
左右で人格症状の現れ方が異なるのも片麻痺の大きな特徴です。片麻痺の人と接する時には、外見だけで判断をせず、その方の能力がどこまであるのかを知ることが最も大切です。できるだけいろいろな方に相談したり、相手に直接話しかけたりしてできるだけ多くの情報を得ることが重要です。
介護レクを行う時にはスタッフの協力を得たりして長所を伸ばしていけるように援助し、残された能力が引き出すことができれば自信を持てるようになっていきます。また車椅子で座っている利用者の顔の位置は、立っている人の手荷物を持った状態くらいの高さなので、回避するように注意することが重要です。

視覚障害の人の注意点

視覚障害には、眼鏡屋コンタクトレンズを使用しても十分に見えない場合や、両目とも視力が0で明暗も分からない「全盲」、光の三原色である赤、緑、青を感じる部分に異常があり色を識別できない「視覚障害」 など様々なケースがあります。視覚障害の人との接し方においては、 視覚以外の五感から得る情報をを用いてコミュニケーションを行うことが大切です 。また、視野のある側に物を置いてあげたり、声かけをしてあげたりといったことを意識しながら接することも忘れず、方向を示す際には、「右」「左」などと具体的な言葉を使い情報を伝える配慮も必要です。

レクは「振り返り」で進化する

レクが終わったら、良かった点・改善点を記録に残す習慣をつけましょう。利用者さんに感想を直接聞く時間をとることも、次回への改善につながります。

また、他の施設スタッフや連携先との情報共有も大切です。「このレクが刺さった」という現場の気づきが積み重なると、自分の施設に最適な「オリジナルレク」が育っていきます。

まとめ。。。

 

デイサービスのレクリエーションは、内容よりも「盛り上げ方」と「場づくり」が成功の鍵です。

アイスブレイク・声かけ・席順・状態別の配慮——これらを意識するだけで、同じ内容でも利用者さんの反応は大きく変わります。

「今日も楽しかった」と思ってもらえるレクは、利用者さんの生きる意欲そのものにつながっています。ぜひ今日から一つだけ試してみてください。

具体的なレクのアイデアはこちら👇

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