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デイサービスのレクは盛り上げ方で決まる! そのポイントとコツは?

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レクリエーション介護士のフッくんです。

レクリエーションは、簡単でありながら、うまく盛り上げていく事が、凄く単純で難しいと思う方も多いのでないでしょうか。
中には、レクリエーションの準備を渋々行っていたり、「何のためにしているのか」ではなく「どうやって盛り上げるか」に目的がすり替わってしまっていることも少なくありません。

また、準備に時間を掛けたからといって、良いレクリエーションが提供できるわけではないと考えます。

ここでは、レクリエーションは、利用者様の生活に楽しみをプラスしてあげて、楽しみにしてもらえるような、笑顔いっぱいのレクを企画していく方法をあらゆる角度から見ていきたいと思います。

レクを担当する職員は、盛り上げるためにどうするか、安全性の確保など、やるべきことがたくさんあります。

今回は、レクがうまくいくコツやいつも以上に盛り上げる方法、そんなポイントや注意点をご紹介していきたいと思います。

まずは基本的な知識から見ていこう

 

身近な介護スタッフの種類と役割

介護レクリエーションは、様々な介護スタッフと関わらなければ実施することはできませんよね。

介護現場で働く介護スタッフとより良く協力し合うためにも、どのような職種の人々が収容しているか、その主な業務内容はどうなのか少しでも知っておくと便利です。

介護現場は様々な職種の介護スタッフによって支えられています。

今は、介護福祉士や訪問介護員などの介護職員が一番多くいると言われています。

①介護福祉士

専門的知識及び技術をもって、身体または精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者に着き心身の状況に応じた介護を行い並びにそのもの及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする人

② 訪問介護員(ホームヘルパー)

住宅で生活している高齢者を訪問し、食事・入浴・排泄などの介助や調理・洗濯・買い物などの援助を行う職種。

③ ケアマネジャー(介護支援専門員)

介護が必要であると認定された人からの相談に応じて、適切なケアプランを作成し、また、良いサービスが受けられるように、行政機関や介護サービス事業者と連携し、管理調整をする人。

④ 社会福祉士

高齢者、障害者、児童など、福祉に関する様々な問題を抱えた人を対象に、相談や援助を行う人。

このようにデイサービスレクリエーションを行う上で、必ず関わりがあると思いますので、 少しでも業務内容を知っているとコミュニケーションが図れ、 レクリエーションの視野も広がります。

医療型介護スタッフの種類と役割

色々な介護現場において、医療・リハビリテーション関連の介護スタッフとの関わりも欠かすことができないので、こうした医療型介護スタッフの種類やその役割、略称などを知っておけば、どの介護スタッフに、 何を相談すればいいのかが分かってきます。

①医師

看護師や機能訓練指導員などへ指示・ 助言をしたり、 介護施設入所者、在宅要介護者を問わず、利用者の心身の医学的診断治療などを行う人です。

②看護師

在宅を含む介護現場での看護は、医師の治療の援助よりも、 血糖値の測定やバイタルチェックなどにより、利用者の健康状態を把握し、インスリン注射や服薬、ストーマ、胃ろうの管理など生活を見守る人。

③理学療法士(PT)

利用者が、怪我をしたり病気を発症する恐れがある場合や、すでに怪我や病気を発症している場合に、 基本動作能力の回復を目指して指導や訓練を行う人。

④作業療法士(OT)

体や精神に障害がある人に対して、機能の回復や維持、開発を目的とした作業を用いて指導を行う人。

⑤言語聴覚士(ST)

言葉によるコミュニケーションが困難な人や、飲食物を飲み込みにくいなどの嚥下障害のある人の検査・評価・訓練を行う人です。

レクリエーションを行ってる最中に、気分が悪くなったり、中には倒れられたりするご利用者様もおられます。

そのためには、介護現場での接する機会もありますので必要なコミュニケーションがとれるように、少しでも知っておく必要があります。

介護現場における守るべき秩序

 
高齢化が進むにつれ、介護スタッフに数も比例して、増えているのが現状です。

今後も沢山の介護スタッフが必要になりますよね。

そのスタッフが増えるとともに、問題になってきているのが、スタッフの質なんですね。

現在、デイサービスで介護スタッフに「どのようにボランティアの人に来てほしいですか」と質問すると、「高齢者の尊厳を守って傷つけない優しい人」という答えが高い確率で帰ってくることがあります。

今介護を必要としている高齢者は、社会的に様々な制約があり、不利益をこうむったりもしています。

理不尽な思いをしている高齢者が、、少しでも気持ちよく支援が得られ、介護スタッフは日々自分自身見つめなおし、高齢者に理不尽なことを行ってないか、介護現場を支える介護スタッフには、高い論理観(守るべき秩序)が求められています。

レクを行う時は、これらの事を理解し、高齢者に対しての気持ちを尊重することが出来なければ、楽しいレクが、尊厳を傷つける結果を招くことにもつながります。

レクリエーションの始まり、スタート地点のコツ

 

介護現場で求められるレクリエーション

色々なレクリエーションを行うには、各介護事業所や施設のやり方、その取り組みを理解することが大切です。

それぞれの介護事業所や施設の目的にあった、それぞれ特徴のあるレクリエーションを実施することが大切です。 

     介護の現場で求められるレクリエーションの目的と内容
①個別レクリエーションの展開ができる
寄り添い、ふれあい
生きがいづくりの提案
個性の尊重
介護予防や機能回復
②集団レクリエーションの展開
人との関わり合い
コミュニティ創出
目標達成意欲の創出
新たな人間性の発見
競争意欲の創出
役割を持つ
介護予防や機能回復
③カルチャー教室としての展開
趣味の発掘
継続意欲の創出
目標達成意欲の創出
介護予防や機能回復
④イベントの企画や展開
季節感を感じる
地域社会とのつながり
新しい経験との出会い

レクリエーションの素材の分類

レクの分類
レクの種類
①文学活動
読書、書道、放送、川柳etc…
②園芸活動
映画、映像、演劇、歌舞伎の鑑賞etc…
③社交活動
外国語学習、パーティー、飲み会、イベントetc…
④園芸活動
バンド活動、作詞作曲、音楽鑑賞、カラオケetc…
⑤美術や工芸活動
華道、茶道、陶芸、美術etc…
⑥収集活動(コレクション)
切手、フィギュア、コイン、カードetc…
⑦奉任活動
地域の清掃、デイなどの福祉施設でのボランティアetc…
⑧体育活動(運動全般)
野球、サッカー、卓球、剣道、水泳etc…
⑨野外活動
旅行、キャンプ、登山etc…
⑩舞踊活動
ダンス、日本舞踊、バレエetc…
⑪ものづくり
料理、工作、手芸、絵画・書道、園芸、言葉関連、カメラetc
⑫健康・娯楽・学問
音楽、スポーツ、遊び、利用、学問
etc…

このように楽しさを引き出すレクリエーションの素材は、沢山あります。

デイサービスのレクや、施設などのレクなど、その場の状況、利用者さんの状況によって、レクリエーションを企画してみてくださいね。

実際に起こった参考事例

参考事例…15人ほど利用者さんがいる中で、意見がバラバラな時がありました。
その中で行ったレクが、趣味の話題が多かったので、あるスタッフが、ホワイトボードレクを行い計算や、料理の素材の話題すべての利用者さんの意見を取り入れていったのですが、数人の利用者さんの話題にはふれず、その数名の利用者さんが、嫌気をさして、怒ってしまった事例がありました。

対処法…解決ができたこととしては、そのバラバラな意見を記録に残し、その場は、「今回は皆さんの意見が多数別れましたので」と説明をいれ、「すべての利用者さんの趣味関連のレクには触れず」集団レクを、コミュニケーションが苦手な方は、一部個別レクを取り入れたり、スタッフがホロー入れる事をし、お茶や好きな飲み物を伺い、お互いの趣味を語り合う場を作りました。

その後、長引くとまたトラブルもあるので、趣味を語り合う喫茶レクは終わり、「皆さん本日は、皆さんの若い時代に流行った漫才の動画があります。」と説明を入れて、漫才の動画を見てもらいました。

中には興味がなくて見たくない方などは、個別レクリエーション(その時は、折り紙レク)を取り入れました。

これをすることにより、利用者さんが帰宅する際に今日は楽しかったというお声を聞くことができました。

このようにトラブルが起きた場合はいったんその場を止め、何か飲み物を提供しながら、みんなで話し合える場を時間を決めて提供することがいい結果を招きました

また、この時は、次に完全に気をそらせてしまうような高齢者の方々の青春時代のレクリエーションを取り入れることで笑いがあふれました。
このようにして、場が和むケースもあります。

施設によっては動画を見れない場面もありますし、そのレクが盛り上がるレクとは限らない場合もあります。

全ての方に受け入れてもらえるようなレクリエーションはないかもしれませんが、なんでも個別レクをするのではなく、普段からのコミュニケーションで、多くの利用者さんが納得できるようなものを取り入れ、そのレクリエーションが苦手な方でもある程度できるレクを取り入れ、レクの最初にはアイスブレイクをし、コミュニケーションを図る事が大切です。
また車椅子の方で、 体を動かすことができない場合はその方も出来るようなレクリエーションを考えることが大切です。

 

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レクリエーションの盛り上げ方

①レクリエーションの企画を考える
②ヒアリングとアセスメント(ボランティアや自分から知らない所に出向く場合)
③事前打ち合わせと目標設定
④コミュニケーション能力
⑤レクを実行する際のホスピタリティ(接遇)
アイスブレイクを心がける

色々な考え方があるのは当然ですが、正解はありません。
レクリエーションの企画に、目的と、願いをはっきりさせ、参加者の欲求(したいこと)をつかんで実現させ、みんなで喜び合えるような工夫をすることが大事ですね。

レクリエーションは常に、高齢者との信頼関係を築くことをめざし、ホスピタリティの考え方を中心において展開する事が、重要です。

同じレクリエーションを実行しても、楽しい雰囲気づくりが出来ているほど、参加者の満足度は高まるアイスブレイクは心がけましょう。

レクリエーションの盛り上げ方のコツ

準備➡導入➡展開➡自己表現 の段階があるのでそれぞれのポイントを考える事が大切です。

①参加者の孤立化を避ける。

席順を考えてりして、新しく入った利用者さんが孤立しないように、新メンバーの隣には面倒見の良い高齢者の方に座ってもらうなどの工夫が必要です。

② 大きな身振り手振りをし掛け声を出す

レクリエーションをするスタッフには、参加者をいかに引き込むか成否かがポイントになりますのでメリハリのある掛け声を出し、大きな身振り手振りを交えることが重要です。

③自己紹介を取り入れる

アイスブレイクを利用しながら、利用者さん一人一人に緊張をほぐしてレクリエーションに参加している意識を持ってもらうことが大切です。

④レクの目的は参加者には伝えない

参加した利用者さんが目的を知ってしまうと、意識がとらわれ楽しむ行為を忘れてしまうことがあるので、簡単な説明をした後は、あえて伝えないことが大切です。

⑤ レクの説明も一貫で行う

説明などをゲーム化すると利用者さんを惹きつけることができるので難しく、長くならないようにメインのレクを具体的に説明することが大切です。

⑥反応の良い利用者にスポットを当て、介護スタッフがミスをして笑いをとる

介護スタッフらが自らミスをしてわら笑いを取ったり、反応の良い利用者さんにスポットを当て他の参加者の笑いを取るなどの工夫が大切です。

⑦発言の順番や質問の仕方を工夫する

積極的な利用者さんや、 おしゃべりが好きな利用者さんにスポットを当て、話しやすい空気づくりをし、苦手な利用者さんがいれば「はい」「いいえ」で答える簡単な質問をすることが大切です。

⑧参加者全員にコメントする

一人一人がやる気を引き出せるように、褒めてあげたり、いいところを見つけてコメントすることが大切です。また、それが無理な場合であっても、レクが終わった後などに、利用者さんとコミュニケーションをとることが大切です。

レクリエーションを行う時の注意点

認知症の人への注意点

認知症は、徐々に認知能力、記憶能力が低下していきます。
発生時の症状に最初に気づくのは本人と言われています。

そしてそのような経験が重なるにつれ多くの人は不安や焦りを感じます。
漢字の読み書きや、簡単な計算問題などのレクを行う時は結果や成果にこだわらないようにしましょう。

また計算問題を間違えたり、上手に読めなかったりした時には、励ましの言葉をかけてあげたり、子供に対するような態度を取らず、 相手に敬意を払った対応することが大切です。

難聴・失語症の人の注意点

難聴とは、聴覚障害の一つで、 小さい音が聞こえにくい、大きな音がうるさく聞こえたりします。
高音が聞き取りづらい 、電話やチャイムの音が聞こえづらくなることです。

文章は短くはっきり話をし、補聴器をしている場合には、 必要以上に大きな声では話しかけないように注意することが大切です。

読み書きできる人があれば、筆談は意思を伝えることができ、有効なコミュニケーションですが、筆談ばかりに頼りすぎると、 心を傷つけてしまうこともあるので筆談には頼りすぎないことが大切です。

失語症の人との接し方においては、言葉を理解したり思い出したり表現したりすることが困難になるので、 早口で話をしたり、急がせたりしないように、会話は短くはっきりと行うことが大切です。
言葉だけで伝わらない時には、日常的な会話から出てくる人物や、絵などを見せながら会話することが大切です。

利用者さんの物を勝手に使用したりすると相手の自尊心を傷つけてしまう恐れもあるので注意が必要です。

片麻痺の人の注意点

片麻痺とは、交通事故や、脳出血・くも膜下出血などの脳血管障害によって起こることが多い症状です。
脳の左側を損傷すると右半身に、脳の右側を損傷すると左半身に麻痺が起こります。
左右で人格症状の現れ方が異なるのも片麻痺の大きな特徴です。

片麻痺の人と接する時には、外見だけで判断をせず、その方の能力がどこまであるのかを知ることが最も大切です。

できるだけいろいろな方に相談したり、相手に直接話しかけたりしてできるだけ多くの情報を得ることが重要です。

介護レクを行う時にはスタッフの協力を得たりして長所を伸ばしていけるように援助し、残された能力が引き出すことができれば自信を持てるようになっていきます。

また車椅子で座っている利用者の顔の位置は、立っている人の手荷物を持った状態くらいの高さなので、回避するように注意することが重要です。

視覚障害の人の注意点

視覚障害には、眼鏡屋コンタクトレンズを使用しても十分に見えない場合や、両目とも視力が0で明暗も分からない「全盲」、光の三原色である赤、緑、青を感じる部分に異常があり色を識別できない「視覚障害」 など様々なケースがあります。

視覚障害の人との接し方においては、 視覚以外の五感から得る情報をを用いてコミュニケーションを行うことが大切です 。

また、視野のある側に物を置いてあげたり、声かけをしてあげたりといったことを意識しながら接することも忘れず、方向を示す際には、「右」「左」などと具体的な言葉を使い情報を伝える配慮も必要です。

レクリエーションの見直し

レクリエーションの見直しを行うことは、そのレクリエーションを進化させることができるので、見直すことも重要です。

レクリエーションは高齢者にとってはとても大切な時間です。

今日のレクは楽しかった、楽しくなかったけれども心に深く残った、新たに発見があった、生きる気力が出てきた、新しい友達ができた、など レクリエーションを行うことで何か一つでも成果を残すことができれば、高齢者みんなの生きる喜びにつながって行くのではないでしょうか。

レクレーションが終わった後は、大事なことは記録として残し、利用者さんと直接話し合う時間を作り、感想を聞いてあげることが大切です。 

介護現場では色々な人との連携プレーが必須となりますので、利用者さんの接している他の介護事業所や他の施設スタッフに、活動の様子を伝えてあげることにより、高齢者の方へ少しでも長生きに繋がるのではないでしょうか。

まとめ。。。

 

デイサービスレクリエーションは、苦手という方も多いとは思いますが、少しでも参考になっていただければと思います。

頭で理解していながらも、実行に移すとなるとなかなか上手くいかないものです。

本人の意思を尊重し、無理強いしないことは重要ですが、行動に出すのは勇気や恥ずかしさもありますよね。

スタッフのケアもある事業所づくりが、また大事なポイントであると私は考えます。

なるべく多くの人が楽しめるよう、体を動かすレクや、脳を刺激して認知機能を高めるレク、作品を作るレクなど、偏りのないようにレクを実施していけるといいですね。

嫌な事はパスする事も、その自由がQOL(=人生の質)の向上には必要不可欠ですよね。

いくつになっても好きなことができ、次の日もまた、次の日も楽しいことが待っていると考えることができたら、利用者さんの生きる意欲が湧いてきます。

レクリエーションで、そのお手伝いができる事が介護職員の素晴らしさではないでしょうか。

 

介護レクリエーション【介護】
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