料理研究家、料理大好きフッくんです。
豆腐ハンバーグは食べ応えもあって、和風・洋風どちらにも合わせやすいメニューですよね。でも「和風の献立にする?洋風にする?」「毎回同じ献立になってしまう」と迷う方も多いはず。栄養士として・料理人として20年の経験から、豆腐ハンバーグに合う副菜・汁物・アレンジの15選を全部公開しますね。🥢
- 豆腐ハンバーグに合う副菜5選・汁物5選・アレンジ5選の計15選が全部分かる
和食・洋食どちらにも合う豆腐ハンバーグの献立パターンを解説します - 居酒屋時代のお店でも出していた献立例A・Bと栄養成分が手に入る
和風和食型とパン食型の具体的な献立をそのまま使えます - 豆腐ハンバーグの5つのメリットと和風きのこあんかけの本格レシピが分かる
低コスト・脂質抑制など豆腐を使う5つのメリットを解説します - ご高齢の方でも食べやすい豆腐ハンバーグ献立のアレンジが分かる
現役介護士として介護食としても優秀な豆腐ハンバーグの活用術をお伝えします
ぜひ最後まで読んでみてください。
豆腐ハンバーグとは——日本生まれ

豆腐ハンバーグは、ハンバーグのたねに豆腐を加えて焼き上げる、日本生まれのアレンジ料理です。ひき肉と豆腐を合わせて作るものと、豆腐を主役にして肉を使わずに作るものがあり、どちらもふんわりとした軽い口当たりが持ち味なんですね。
洋食として伝わったハンバーグは、昭和期には日本の家庭料理としてすっかり定着しました。豆腐ハンバーグの始まりには諸説ありますが、古くから日本の食卓で親しまれてきた豆腐を、身近になったハンバーグに合わせる工夫から生まれたと言われています。特定の発祥店がはっきりしているわけではなく、家庭やお店のレシピを通じて少しずつ広まっていったと伝えられています。
和の食材である豆腐と洋食のハンバーグが出会った組み合わせは、しょうゆベースの和風だれともよく合います。木綿豆腐ならしっかりと、絹ごし豆腐ならよりなめらかにと、豆腐の選び方で仕上がりの表情が変わるのも楽しいところですよね。ふだんの献立に取り入れやすい親しみやすさが、長く愛されている理由と言えるでしょう。
私のお店の献立例——和風とパン食

①玄米入りご飯
②豆腐ハンバーグ(和風きのこあんかけ)
③昭和の味 粉吹き馬鈴薯
④パプリカの煮びたし
⑤なめことめかぶの味噌汁

①コッペパン
②ひじき豆腐ハンバーグ(オニオンソース)
③ツナと白菜煮
④じゃことししとうの甘辛煮
⑤かぼちゃ・じゃがいものポタージュ
| 栄養価 | 献立A 和食型 | 献立B パン食型 |
|---|---|---|
| メニュー | ①玄米入りご飯 ②豆腐ハンバーグ(和風きのこあんかけ) ③粉吹き馬鈴薯 ④パプリカの煮びたし ⑤なめことめかぶの味噌汁 | ①コッペパン ②ひじき豆腐ハンバーグ(オニオンソース) ③ツナと白菜煮 ④じゃことししとうの甘辛煮 ⑤かぼちゃ ⑥じゃがいものポタージュ |
| エネルギー | 623kcal | 467kcal |
| たんぱく質 | 26.8g | 22.2g |
| 脂質 | 20.2g | 17.1g |
| 炭水化物 | 79.8g | 55.0g |
| 食物繊維 | 3.5g | 4.5g |
| カルシウム | 65mg | 199mg |
| ビタミンC | 84mg | 30mg |
| 食塩相当量 | 3.8g | 3.8g |
献立Aは和食で食物繊維・ビタミンCは豊富ですが、カルシウムが少なめです。
牛乳や豆乳を一杯添えると完璧な栄養バランスになります。
献立Bはコッペパン×ひじきの組み合わせでカルシウムが豊富です。
豆腐ハンバーグ自体のカロリーが抑えられているので、献立全体の総カロリーが低めに抑えられています。
ダイエットサポートを意識したい方に特にオススメの組み合わせですよ。
副菜5選——だし巻きや松前蒸し

①タラの松前蒸し(昆布の旨みが豆腐ハンバーグを引き立てる)
昆布蒸しにすると白身魚の旨みが他の食材に移って最高の副菜になります。とろろ昆布を鱈の上からかけて蒸してもいいです。白菜・しいたけ・春菊などを昆布にのせて蒸して、蒸し汁にこしょうとすだちで食べると上品な一品になります。昆布の豊富なミネラルと鱈のカルシウム・ビタミンDが組み合わさった栄養抜群の副菜ですよ。🌸
②だし巻き玉子(和食の定番で豆腐ハンバーグを引き締める)
和食定番のだし巻き卵は豆腐ハンバーグにとてもよく合います。卵のアミノ酸スコアは100点で、豆腐ハンバーグのたんぱく質をさらに補強してくれます。あっさりしているのでヘルシーな豆腐ハンバーグの献立でも食べ応えが出ます。🥢
③切り干し大根の胡麻サラダ(食物繊維補給にオススメ)
ごまとマヨネーズで和えた切り干し大根はお酒のおつまみにもなる副菜です。マヨネーズの酸味とごまの風味が豆腐ハンバーグのやわらかな旨みを引き立てます。キュウリ・ハム・ツナを加えるとボリュームアップします。
④坦々ごまだれのラーメンサラダ(ちょい足しでボリューム感アップ)
サラダにラーメンを少量加えると、見た目も楽しい新感覚の副菜になります。ヘルシーな豆腐ハンバーグ献立に物足りなさを感じる方はこの副菜でボリューム感をプラスすると満足感が高まります。🍅
⑤白菜の塩こんぶ和え(時短で作れるお手軽副菜)
白菜を湯がいて市販の塩昆布を和えるだけで完成する時短副菜です。低コストで忙しい日でも10分以内に作れます。しめじなど加えるだけでさらに豪華になります。
汁物5選——あさりの味噌汁も

①ニラと豆腐のかき玉汁(和風でさっぱり仕上げる)
普段のかき玉汁にニラと豆腐を加えると、中華スープのようにガラリと変わります。鶏ガラスープのダシでベースを作り、最後にラー油を垂らすのがオススメです。豆腐ハンバーグに豆腐のスープを合わせることで大豆由来のたんぱく質が献立全体で充実します。🌸
②アサリの味噌汁(旨みが豆腐ハンバーグを格上げする)
あっさりした野菜の味噌汁もいいですが、豆腐ハンバーグにはアサリの味噌汁が絶品です。アサリの濃厚な旨みが豆腐ハンバーグのやさしい味わいをより引き立ててくれます。アサリの鉄分・亜鉛も栄養バランスをプラスしてくれます。あさりは中心部85〜90℃で90秒以上を目安に加熱し、口が開かないものは取り除いてください。
③タケノコとベーコンのミルクチキンスープ(ボリューム系のスープ)
鶏ガラスープをベースに牛乳とカレー粉で仕上げたクリームスープです。春はぜひ生の筍で作ってみてください。ベーコン・ニラ・豚肉・白ネギ・タケノコを入れたクリームシチューのとろみなしバージョンで、それだけでボリューム感が出ます。🥢
④トマトと赤パプリカのガスパチョ(女性に人気のヘルシースープ)
ガスパチョはスペインの冷製スープです。ミキサーひとつで作れてトマトのリコピン・パプリカのビタミンCが豊富です。暑い夏の日や忙しい時のマンネリ解消にオススメのおしゃれなスープです。
⑤ユッケジャン(栄養満点の韓国風スープ)
牛肉のだしと醤油・コチュジャン・ごま油ベースの真っ赤なスープです。牛肉・キムチ・人参・長ネギ・ニラ・大豆もやしを入れて栄養満点に仕上がります。ご飯を入れればユッケジャンクッパになり主食代わりにもなります。子供には唐辛子・キムチ・コチュジャンを控えると辛さが抑えられますよ。🌸
アレンジ5選——残ったら麻婆に

- ①豆腐ハンバーグ麻婆(フォークで潰して麻婆豆腐に変身)
余った豆腐ハンバーグを潰して豆腐を追加するだけで麻婆豆腐に変わります。幼児食・介護食にも活用できますよ - ②豆腐ハンバーガー(コッペパンや食パンに挟んで子供が大喜び)
目玉焼き・レタス・チーズと一緒に挟んでソースを工夫するだけで豪華なハンバーガーになります - ③ロコモコ丼(ワンプレートで主食にもなる)
ご飯の上に豆腐ハンバーグ・目玉焼き・グレイビーソースをのせるだけで忙しい日の時短ランチになります。目玉焼きは、小さなお子さん・高齢の方・妊娠中の方の分は、黄身までしっかり焼いてください。 - ④つみれスープ(焼く前のタネをそのまま活用)
まだ焼いていないタネを肉団子状に丸めてスープに投入するだけで本格的な豆腐つみれスープになります。焼く前のタネはひき肉入りなので、スープの中で中心75℃で1分以上を目安に、中までしっかり火を通してください。 - ⑤豆腐つくね(竹串に刺して形を変えるだけで別料理に)
竹串に刺してタレを変えるだけで照り焼きつくねに変身します。炭火焼にすれば柔らかい絶品つくねになりますよ
豆腐を入れる5つのよさ

- ①低コストに抑えられる(豆腐でかさ増し・肉の量を減らせる)
豆腐を加えることでハンバーグの種のかさが増えるため肉の量を減らしてコストを抑えられます - ②脂質を抑えられて健康的(同サイズのハンバーグと比べてカロリーダウン)
豆腐が入ることでカロリーが抑えられてダイエットサポートにもなります - ③子供や高齢者も食べやすい(豆腐で柔らかく仕上がる)
ハンバーグを焼いた後の柔らかさが増すので歯で噛むことが難しい方にも喜ばれます - ④色々なメニューに合わせやすい(和風・洋風・中華どれにも対応)
こってりしたものからあっさりしたものまで合わせやすいので献立を立てやすいのが最大の魅力です - ⑤豆腐ハンバーグ自体のバリエーションが豊富(具材・ソース・形を変えるだけで別料理に)
和風きのこあんかけ・オニオンソース・デミグラス・照りマヨ・ガーリックソースなど無限にアレンジできます
作り方——水切り30分ときのこあん
~豆腐ハンバーグの材料(4人前)~
・木綿豆腐…300g(しっかり水切りする)
・合い挽き肉…200g
・玉ねぎ…1/2個(みじん切り・炒めて冷ます)
・卵…1個
・パン粉…大さじ3
・塩こしょう…各少々
・ナツメグ…少々
~下準備のコツ~
豆腐は必ず重石をのせて30分以上水切りすること。水分が残るとタネがゆるくなって焼いた時に崩れます。木綿豆腐をキッチンペーパーで包んでから重石をのせると短時間でしっかり水切りできます。
~焼き方~
①全材料を手でしっかり捏ねてひとまとめにする
②空気を抜きながら楕円形に成形する
③フライパンに油を熱して中火で両面こんがり焼く
④蓋をして弱火で5分蒸し焼きにする
⑤1つ真ん中を割って、中心75℃で1分以上を目安に、中までしっかり火が通っているか確かめる
~和風きのこあんかけの材料(4人前)~
・しめじ…1パック
・えのき…1/2パック
・しいたけ…3枚
・だし汁…200cc(一番だし推奨)
・薄口醤油…大さじ1.5
・みりん…大さじ1.5
・酒…大さじ1
・水溶き片栗粉…大さじ1(水:片栗粉=1:1)
・大根おろし…お好みで
~あんかけの作り方~
①だし汁・薄口醤油・みりん・酒を鍋に入れて中火で煮立てる
お子さんや妊娠中・授乳中の方、お酒に弱い方やアルコールを控えている方と食べる日は、先にみりんと酒だけを鍋でひと煮立ちさせてアルコールを飛ばしてから、だし汁と薄口醤油を加えてください。
②きのこ類を加えてさっと煮る
③水溶き片栗粉でとろみをつける
④焼き上がったハンバーグにかけて大根おろしを添えて完成
和風きのこあんかけに欠かせない本みりんです。みりん風調味料との差は一口飲むと分かります。本みりんの自然な甘みとコクが和風あんかけの仕上がりを格段に高めてくれます。照り焼きソースにも幅広く使えます。
豆腐ハンバーグのあんかけ・タレ・副菜すべての風味の基礎となる醤油です。丸大豆しょうゆの豊かな旨みがあんかけの色と香りを美しく仕上げてくれます。万能に使える一本です。
和風きのこあんかけのだしはかつお節の質で決まります。にんべんの混合削り節はカツオ・サバ・ムロの3種ブレンドで、コクと香りのバランスが絶妙です。豆腐ハンバーグのやさしい味わいを引き立てる上品なだしが取れます。
高齢の方に——豆腐を多めに

私は現役介護士でもあります。豆腐ハンバーグは介護施設でも大人気のメニューで、豆腐が入ることで噛む力が弱いご高齢の方でも食べやすい料理です。
🥄 ご高齢のご家族に豆腐ハンバーグを安全に楽しんでもらうための4つの工夫をお伝えします。
①豆腐の比率を増やしてさらに柔らかく仕上げる:通常の豆腐:肉=1:1の比率を豆腐1:肉0.5に変えるだけで格段に柔らかくなります。
②和風きのこあんかけスタイルが特にオススメ:あんかけのとろみが豆腐ハンバーグを包むことで飲み込みやすくなります。
私の施設では和風あんかけスタイルが毎回一番人気ですよ。
③あんのとろみはとろみ剤で:片栗粉のとろみは口の中で唾液と混ざるとゆるみやすいので、飲み込みが難しい方の分は、市販のとろみ剤(とろみ調整食品)でとろみをつけます。
④一口大に切ってから提供する:大きなハンバーグのままより食べやすい大きさに切ることで噛む手間が減りますよ🥄
- 豆腐ハンバーグ麻婆アレンジは幼児食・介護食にも最適です
余った豆腐ハンバーグをフォークで細かく潰して豆腐を追加するだけで幼児食・介護食にも使える麻婆風の料理になります。ひき肉入りで栄養価も高く、とろみがあって食べやすいので特にオススメですよ。
小さなお子さんの分は、ひと口大に切って少し冷ましてから出してください。麻婆にするときは、小さなお子さんの分は豆板醤など辛いものを入れる前に取り分けてください。味つけした大人と同じハンバーグなので、1歳未満のお子さんには出さないようにしましょう。離乳食に使うときの始める時期や量は、月齢で変わるので、かかりつけの先生や自治体の相談窓口で確かめてくださいね。
豆腐ハンバーグの献立でよくある質問
Q1:豆腐ハンバーグを焼いても崩れないようにするコツは?
豆腐の水切りが最重要です。木綿豆腐をキッチンペーパーで包んで重石をのせて30分以上水切りしてください。水分が多いとタネがゆるくなって焼いた時に崩れます。パン粉を少し多めに入れること・卵を必ず入れることもまとめやすくなるコツですよ。片栗粉を小さじ1加えるともっとまとまりやすくなります。
Q2:豆腐ハンバーグに合うソースはどれがオススメですか?
和風きのこあんかけが一番豆腐ハンバーグの優しい味わいと合います。居酒屋時代から一番人気だったソースです。他にはポン酢×大根おろし・照り焼きソース・デミグラスソースとも相性が抜群です。洋食系ソースでも豆腐の風味が邪魔をしないので意外に何でも合います。
Q3:豆腐ハンバーグは冷凍保存できますか?
タネの状態(焼く前)なら冷凍保存が可能です。一個ずつラップで包んでジッパー袋に入れると1ヶ月保存できます。焼いた後のハンバーグも冷凍できますが、豆腐が入っているため解凍後に水分が出やすいので和風あんかけスタイルにリメイクするのがオススメです。
Q4:豆腐ハンバーグとひき肉だけのハンバーグはどちらが栄養バランスが良いですか?
豆腐ハンバーグの方が総合的な栄養バランスが優れています。豆腐の植物性たんぱく質とカルシウムが加わるためです。カロリー・脂質が低く押さえられるのも大きなメリットです。ただし鉄分・ビタミンB12はひき肉のみのハンバーグの方が豊富なので、副菜でほうれん草やひじきを組み合わせると完璧な栄養バランスになります。豆腐ハンバーグに使う特定原材料は、卵(つなぎ)と小麦(パン粉)です。準ずる品目では、大豆(豆腐・しょうゆ)・牛肉・豚肉(合い挽き肉)が入ります。合わせる副菜や汁物も、食物アレルギーのあるご家族がいるときは表示を確かめてください。
まとめ。。。
今回の記事のポイントをまとめますね。
- 豆腐ハンバーグの献立は副菜5選・汁物5選・アレンジ5選の計15選で迷わなくなる
和食・洋食どちらにも合わせやすい豆腐ハンバーグならではの献立の自由度が魅力です - 豆腐ハンバーグの5つのメリット(低コスト・脂質抑制・食べやすい・合わせやすい・アレンジ豊富)
栄養面・コスト面・食べやすさ全てにおいて普通のハンバーグより優れています - 和風きのこあんかけがだし汁×みりん×醤油×片栗粉で本格的に仕上がる
一番だしで取っただし汁を使うとお店のような上品な仕上がりになりますよ - 余った豆腐ハンバーグは麻婆・ハンバーガー・ロコモコ丼・つみれ・つくねの5通りに変身
冷凍保存もできるので作り置きしておくと忙しい日の時短になります - ご高齢の方には豆腐比率を増やす・あんかけスタイル・とろみ強め・一口サイズの4点が安心
現役介護士として実践している豆腐ハンバーグを介護食にする工夫です
豆腐ハンバーグはヘルシーで食べやすく、アレンジが無限大の万能メニューです。今日紹介した15選の献立アイデアと和風きのこあんかけレシピを参考に、ぜひご家庭の食卓に取り入れてみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。フッくんでした!







