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津軽三味線の始め方完全ガイド!費用・教室・初心者の練習曲を経験者が解説

津軽三味線の始め方完全ガイド アイキャッチ
この記事は約9分で読めます。

津軽三味線弾き語りが大好きフッくんです。

津軽三味線の音色は、素晴らしく美しいの一言です。三味線を切り口に稽古を進めると、世界の見え方や感じ方が開いて、しびれるような喜びが得られる瞬間が幾度もあります。

「難しそう」「敷居が高そう」という声をよく耳にしますが、そんなことはありません。私も最初は迷いましたが、最初が肝心なんですね。この記事では、どんな津軽三味線を買えばいいか、どこで習えばいいか、私自身の経験をもとに初心者の方が間違いなく始められるように、いろいろな視点でご紹介します。

  • 津軽三味線の基本知識
    とは何か・太棹/中棹/細棹の3種類の違い
  • 始め方とトータル費用
    教室の選び方・本体10万前後・月謝・レンタル・メンテまで
  • 独学と教室の比較・マンション練習
    経験者として正直なところをお伝えします
  • 初心者におすすめの練習曲3選
    六段・花笠音頭・さくらさくら

まずは、私が手本にしている素晴らしいアーティストの音色をどうぞ🎵

ぜひ最後まで見ていってくださいね🌸

津軽三味線とは?基本知識から

三味線のルーツは中国の三弦にあると言われ、日本に伝わったあと各地の生活に密着して発展していきました。津軽三味線は、その中でも津軽地方(現在の青森県西部)で発展したもので、ルーツは目の不自由な方が行っていた門付け芸にあると言われています。

音楽的な特徴は、撥(ばち)で皮を激しく叩く奏法と、早引きの多用。このため、叩きに適した皮の厚い太棹を使い、撥は速弾きに適した小ぶりなものを使用します。糸には本来絹糸が使われますが、津軽三味線の激しい奏法では切れやすいため、部分的にナイロンやテトロンといった素材が使われています。

津軽三味線の基本知識・各部名称図解

三味線の種類は3つ

三味線の種類3つ・太棹中棹細棹の違い

三味線は大きく3種類に分けられ、棹の太さはもちろん、胴の大きさ・弦の太さも異なります。津軽三味線で使う太棹は、棹が太く胴の皮も厚いのが特徴です。

  • 太棹(ふとざお)
    津軽三味線・浪曲・義太夫など。叩く奏法に適した一番太い棹
  • 中棹(ちゅうざお)
    民謡・常磐津・清元・地唄など。中間的なバランス
  • 細棹(ほそざお)
    長唄・小唄・端唄など。繊細な音色の細い棹

津軽三味線の始め方

津軽三味線の始め方

三味線を始めたい方は最近増えている傾向にあります。ただ、始める時につまづきやすいポイントがいくつかあります。

  • ①何が正しいのかわからない
    質の悪い情報が氾濫しているのが現状
  • ②近所に三味線を購入できる店がない
    和楽器店は全国的に廃業が進んでいる
  • ③近所に自分に合った教室がない
    津軽三味線は講師が少ないのが難点
  • ④自分の好みがわからない
    三味線も種類が多すぎて迷いやすい
  • ⑤行動に移せない
    一気にやろうとすると反動で動けなくなる

まずは、①体験会に行ってみること。三味線を買っても全く触らずやめてしまうともったいないので、教室さえ見つかれば、どんなものか体験できます。次に②三味線店に行ってみる。数は少ないですが、地域に一番近い店で聞けば、少なからず情報が得られます。

津軽三味線教室を運営できている個人は少ないので、民謡や和楽器の先生から紹介してもらうのも一つの方法です。教室はしっかり選ばないと、人間関係や組織のトラブルに巻き込まれかねません。一気にやろうとせず、自分にやさしく、少しずつ楽しむのが大事ですね🎵

三味線を始める前の注意点3選

経験者として、始める前に知っておいてほしい注意点をまとめました。

三味線を始める前の注意点3選

  • 「簡単」「すぐ弾ける」の宣伝を信じすぎない
    「三味線は簡単」「誰でもすぐに弾ける」と宣伝されていることがありますが、これを信じると大半の場合は挫折してしまいます。人に聞かせるまでには時間がかかるのが当たり前。大事なのは、初心者にとって自分が演奏していて楽しいかどうかです。上達も練習できる日数も人によって違うので、まずは始めてみることが何より大事ですね。焦らず、自分のペースで楽しみましょう。
  • 独学で変な癖をつけない
    最近はネットもあるので独学が無理とまでは言えませんが、撥の持ち方や楽器の構え方など、三味線には特にコツがいるので、最初は対面で教えてもらった方が安心です。独学で変な癖がついてしまうと、後で修正するのが至難の業になります。三味線はギターのようにフレットがない楽器なので、自分の耳で正しい音を判断する感覚も必要。最初の基礎だけでも教室で習うのがおすすめです。
  • 極端に安い三味線はやめておく
    長く続けるかわからない、ちょっと試したいという方も、品質の悪いものは耐久性に難があり、音色も優れているとは言えません。結果としてモチベーションの低下を招いたり、少し上達するとやはり良いものが欲しくなってしまいます。最初はレンタルや教室の三味線を使い、買うなら最低でも10万円前後の価格帯を目安にすると、後悔が少ないですよ。

津軽三味線はトータルいくらかかる?

実際に始めるとなると、やはり費用が気になりますね。三味線の価格はピンからキリまで幅広く、高価なものは100万円を超え、300万円くらいの物も珍しくありません(先生クラスが持つ高額品)。

初心者の方が最初から高額なものを買うのは難しいですが、長く使うことを考えるなら最低でも10万円前後の価格帯を選ぶといいでしょう。先生が見つかれば、先生に相談するのが一番。三味線の世界は狭いので、先生がミスのないものを確実に選んでくれます。

津軽三味線はトータルいくらかかる?

  • 本体
    初心者は10万円前後が目安。極端に安いものは避ける
  • 月謝
    月2回で10000〜15000円ほど。入会金1万円前後が必要な教室も
  • レンタル
    練習時の貸出は多くの教室で対応。持ち帰りは月1000円〜、紅木は5000円ほど
  • メンテナンス
    皮の張替えは5万円前後。撥は別途購入が多いので注意

独学でできる?教室で習うメリット

独学でできる?教室で習うメリット

津軽三味線はギターのようにフレットがない楽器なので、自分の耳で感覚的に身につけなければならないことが多いです。独学だと、自分が正しい音を出せているか判断できないケースも少なくありません。音楽教室であれば、間違っていればすぐに正してもらえるので、より効率的に上達につながります。

楽器を購入する際に相談できるのも大きなメリット。初心者は楽器選びで頭を悩ませがちで、よくわからないまま買って後悔することもあります。上達すると新しい楽器が欲しくなる時も必ず来るので、そんな時に相談できる先生がいるのは心強いですよ。

★経験者のコツ
🎵 私の経験から言えるのは、「最初の基礎だけは教室で、三味線は先生と選ぶ」ということ。
独学で変な癖がつくと修正が大変なので、最初のフォームだけでも対面で教わるのがおすすめです。私自身、教室の先生が中古で安く良い三味線を探してくださいました。先生専属の職人さんがいればアフターケアも安心。撥の持ち方は、人差し指・中指・薬指で保持して、最後に親指を先端近くに添えるのが基本です。胴は右足の真ん中で支えると安定しますよ🌸

マンション・アパートで練習できる?

賃貸マンションやアパートは、基本的には難しいと思ったほうがいいでしょう。借りるときは「楽器OK」の物件を選びましょう。分譲マンションなら、極端に壁が薄い部屋でなければ時間を考えて練習できると思いますが、念のため確認をとるのがおすすめです。

津軽三味線は、ピアノやドラムと違って楽器が床や壁に触れていなくても、「どこから音が出てるの?」と思うくらいよく響きます。深夜にかき鳴らしたり長時間練習したりするのは避けたほうが無難。音を小さくする消音グッズがたくさんあるので、上手に活用しましょう。

マンションやアパートで練習するなら、忍び駒(消音用の駒)が必須アイテム。駒を差し替えるだけで音量がぐっと下がるので、近所を気にせず練習できます。プラスチック製の白象印は手頃で扱いやすく、初心者の最初の一つにぴったりですよ。

初心者におすすめの三味線練習曲3選

初心者の方がまず取り組むのにおすすめの練習曲を3つご紹介します。

初心者におすすめの三味線練習曲3選

  • ①津軽三味線「六段」
    津軽じょんがら節の基本フレーズが盛りだくさんの入門曲。入門とはいえ結構難しく、経験者は始めから挑戦することも
  • ②花笠音頭
    東北の花笠祭りで踊られる民謡。鮮やかな笠が舞う幻想的で素晴らしい曲
  • ③さくらさくら
    ヘラ型の撥で弦を叩く、深みのある音色が特徴。アレンジが色々あるので先生に相談を

超入門用の練習曲や、お馴染みの「花笠音頭」「さくらさくら」をマスターしてから「六段」に入るのが、私のおすすめの流れですよ🎵

失敗しない津軽三味線の選び方5つ

失敗しない津軽三味線の選び方5つ

念願のマイ三味線。せっかく買って後悔しないために、選び方のポイントを5つにまとめました。


①入門用津軽三味線も視野に
最初は教室にある三味線でも、家での練習はレンタルでもOK。コツコツ貯めて念願のマイ三味線を手にした時の嬉しさは格別です。後悔しないためにも、基礎知識を身につけてから選びましょう。

②値段の相場を知ろう
かつては教室で買うと先生が仲介手数料をとることもありましたが、今はインターネットで相場がわかります。和楽器市場は、糸や備品の購入にも便利です(和楽器市場)。

③ある程度の値段はやむを得ない
良い三味線は価値があり値段も相応。信頼できるところで購入しましょう。メンテナンスも重要なので、技術のある職人さんがいることが絶対条件です。良い三味線は、未熟なうちはカバーしてくれて、上達すれば思いのままの音色を奏でてくれます。

④予算内で最良の物を買う
先生に選んでもらえば、専属の職人さんがいてアフターケアも安心。予算内で最良の三味線を選べます。先生から買ったものと他で買ったものを見比べると、音色も質も仕上げも違うことに気づくはずです。

⑤棹選び
津軽三味線は棹選びが重要。予算に応じて選び、見た目も気になりますが、実際に持って一番しっくりくる棹を選ぶのが望ましいです。最初はよくわからないので、先生にアドバイスをもらいましょう。

津軽三味線・趣味の記事はこちら

津軽三味線の音色や、私のもう一つの趣味についても綴っています。よかったらこちらもどうぞ🎵

津軽三味線の始め方に関するよくある質問

津軽三味線について、よくいただく質問4つにお答えします。

Q1. 津軽三味線は独学でできる?

A. 最初の基礎は教室で習うのがおすすめです。
ネットもあるので独学が無理とは言いませんが、撥の持ち方や構え方にコツがいるので、対面で教わった方が安心です。独学で変な癖がつくと修正が大変。フレットのない楽器なので、正しい音を耳で判断する感覚も教室で身につけやすいですよ🎵

Q2. 津軽三味線はいくらかかる?

A. 本体は10万円前後が目安です。
月謝は月2回で10000〜15000円ほど、入会金1万円前後の教室もあります。レンタルは持ち帰りで月1000円〜(紅木は5000円ほど)、皮の張替えは5万円前後。撥は別途購入が多いので覚えておきましょう🌸

Q3. マンションで練習できる?

A. 「楽器OK」の物件+消音グッズが前提です。
津軽三味線はとてもよく響くので、賃貸は基本的に難しめ。楽器可の物件を選び、忍び駒などの消音グッズを使いましょう。深夜や長時間の練習は避けるのが無難です🎵

Q4. 初心者におすすめの練習曲は?

A. 「花笠音頭」「さくらさくら」から「六段」へがおすすめです。
まず超入門の練習曲やお馴染みの「花笠音頭」「さくらさくら」をマスターしてから、津軽じょんがら節の基本が詰まった「六段」に進むと、無理なくステップアップできますよ🌸

まとめ。。。

津軽三味線の始め方まとめ

今回は、津軽三味線の始め方を経験者の視点で完全ガイドしました。

  • 基本知識
    津軽地方発祥・撥で叩く奏法・太棹を使う
  • 始め方と費用
    体験会→教室・本体10万前後・月謝1〜1.5万
  • 独学より教室
    最初の基礎だけでも対面で・三味線は先生と選ぶ
  • 練習曲は3曲から
    花笠音頭・さくらさくら・六段

三味線などの伝統楽器は敷居が高く感じてしまいがちですが、今は教室も増えて、比較的挑戦しやすくなっています。初心者でも楽しく音を出して演奏できる楽器ですし、試してみる価値は十分にあります。教室によってはレンタルもできるので、「いきなり10万円は…」という方も大丈夫。まずはレンタルや体験から始めて、続けたいと思ったら購入を検討してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。フッくんでした!

津軽三味線・音楽
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