料理研究家、料理大好きフッくんです。
グリーンカレーって、実はカレーじゃなくてタイ料理の「ゲーン」と呼ばれる汁物料理なんですよね。青唐辛子の辛さとココナッツミルクの甘み、そして何とも言えないスパイスの香りが絶妙な、タイを代表する一皿です
でもグリーンカレーって単品で食べると「ちょっと物足りない…」「もう1品ほしい」って感じませんか?
「副菜は何を合わせる?」「スープも付ける?」「デザートは?」
そんな悩みを持つ方、本当に多いんですよね タイ料理の献立って、普段の和食・洋食と違って組み合わせが難しいんです。
今回は現役料理人として20年以上、タイ料理も含めた多国籍料理を作ってきた私が、グリーンカレーに合う献立15選を徹底解説します
お店で実際に組んできた献立A・Bのプロ視点から、副菜・スープ・デザート、さらに辛さ調整のコツ・リメイクレシピまで、家庭で作れる本格タイ献立を全部詰め込みましたよ。
- グリーンカレーの基礎知識とペーストの種類が分かる
- 料理人直伝の献立例A・Bと栄養価比較が分かる
- グリーンカレーに合う副菜5選・スープ4選・デザート4選が分かる
- 辛さ調整3段階で家族全員が食べられるコツが分かる
- 余ったグリーンカレーの絶品リメイクレシピが分かる
- 料理人推奨のグリーンカレー関連商品が分かる
グリーンカレーって何?タイ料理の基礎知識
グリーンカレーの献立を組む前に、まずはこの料理の素性を知っておきましょう 意外と知られていない事実があるんですよ
グリーンカレーは実はカレーじゃない
グリーンカレーはタイ料理の「ゲーン(แกง)」と呼ばれる汁物料理の一種なんです。ゲーンは多様な汁物料理の総称で、その中でも青唐辛子を使ったものを外国人向けに「グリーンカレー」と呼称したのが始まり
正確には以下のような系統があります:
・ゲーン・キョウ・ワーン…緑色のゲーン(=グリーンカレー)
・ゲーン・ペッ…赤色のゲーン(=レッドカレー)
・ゲーン・マッサマン…南部風のゲーン
日本でいう「カレー」とは調理法も文化も違う、完全に独立したタイの伝統料理なんですよ
本場の味は「こぶみかんの葉」が必須
手作りでグリーンカレーペーストから作る場合、バイマックルー(こぶみかんの葉)が必須です この葉っぱがタイ本場の独特な爽やかな香りを生み出します
市販のペーストには入っていますが、本格的に作るならぜひ別途用意してくださいね。
グリーンカレーペーストの選び方
家庭で作るなら、市販のグリーンカレーペーストを使うのが一番美味しく簡単です
- メープロイ…初心者におすすめ・辛さ控えめ
- ユウキ食品…本場寄り・スパイシー
- ロイタイ…レトルト版・超簡単
裏面の作り方に忠実に作れば、誰でも失敗なく本格グリーンカレーが作れますよ
ペーストをそのまま使うより、ココナッツミルクの油分で先に炒めるのがプロの技です。鍋にココナッツミルクの濃い部分(表面)だけを入れて中火にかけ、ブクブクしてきたらペーストを加えて1〜2分炒めます。これで香りが立って、お店レベルの味になりますよ🍳
私のお店でのグリーンカレー献立例
私の店で実際にお出ししている、グリーンカレーに合う献立を2パターンご紹介しますね Aはさっぱり派、Bはがっつり派、お好みで選べますよ
献立Aと献立Bの栄養価比較
| 栄養価 | 献立A(さっぱり) | 献立B(がっつり) |
|---|---|---|
| メニュー | タイ米 グリーンカレー ヤムウンセン トムヤムクン | タイ米 グリーンカレー パッタイ トムカーガイ |
| エネルギー | 約820kcal | 約1,050kcal |
| たんぱく質 | 約32g | 約38g |
| 脂質 | 約28g | 約42g |
| コレステロール | 約110mg | 約135mg |
| 炭水化物 | 約108g | 約125g |
| 食物繊維 | 約6g | 約7g |
| カルシウム | 約95mg | 約110mg |
| ビタミンC | 約45mg | 約38mg |
| 食塩相当量 | 約4.8g | 約5.2g |
文部科学省「日本食品標準成分表」を参考に算出した概算値です。
献立A(タイ本格さっぱり)

①タイ米
②グリーンカレー
③ヤムウンセン(タイの春雨サラダ)
④トムヤムクン
普通のご飯でも合いますが、グリーンカレーには断然タイ米がベストマッチです 長粒米のパラッとした食感が、ココナッツミルクのソースと絶妙に絡みますよ
ヤムウンセンはタイ定番の春雨サラダ。エビ・豚ひき肉・パクチーを効かせた酸味と辛味がグリーンカレーの甘さを引き締めてくれます。
トムヤムクンは世界三大スープの1つ。辛味と酸味が特徴で、香菜(シャンサイ)・レモングラスを加えると一層本格的になります
タイ料理は見た目ヘルシーですが、実はカロリーが高めです。特にタイ米は日本米よりカロリーが1.1倍ほど高いので、ダイエット中の方はタイ米の量を2/3にするのがおすすめ。その代わりヤムウンセンで野菜をしっかり摂ってくださいね。
献立B(タイ本格がっつり)

①タイ米
②グリーンカレー
③パッタイ
④トムカーガイ
こちらはタイ料理オールスター献立 全て本場のメジャー料理で固めた豪華版です
パッタイはタイを代表するセンレック(米粉麺)の焼きそば。甘酸っぱい味付けが絶妙で、いくらでも食べられちゃいます。グリーンカレーのスパイシーさと、パッタイの甘酸っぱさが完璧なコントラストになりますよ
トムカーガイはもう1つのタイの2大スープ。トムヤムクンが辛酸っぱいのに対し、トムカーガイはココナッツミルク+生姜でまろやか甘味です。辛いのが苦手な方には断然こちら
献立Bは豪華な分、同じグリーンカレーでもガッツリ感が増します。辛さを感じる順番は「パッタイ→グリーンカレー→トムカーガイ」が理想。辛い→甘い→まろやかに口を戻していく流れで、最後まで美味しく食べ進められますよ✨
グリーンカレーに合う副菜5選

ここからは献立A/Bにこだわらず、単品副菜として合う料理を5つご紹介しますね お好みで組み合わせてください。
①エスニック風酢豚
普通の酢豚のあんにスイートチリソースを加えるだけでアジアン風に変身します。酸味と甘味の組み合わせがグリーンカレーと相性抜群です。豚肉のコクがグリーンカレーの辛さを中和してくれますよ
②茄子とゴーヤの卵炒め
夏野菜を活かした一品。ココナッツミルクベースで、にんにく・トマトペースト・鶏ガラスープの素で味付けすると、まろやかな辛さになります。グリーンカレーで「もう1品欲しい」時にピッタリな優しいおかずです
③アボカドトマトチーズサラダ
クリーミーなアボカドに、にんにくと辛子を効かせたマヨネーズが後引く味わいです。トマトとモッツァレラと盛り合わせると、ごちそう感がグッと高まります。グリーンカレーの辛さをアボカドの濃厚さが包み込む絶妙な組み合わせですよ
④無花果(イチジク)のフルーツサラダ
季節限定ですが、新感覚のフルーツサラダです。ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で抗酸化作用もあり、そのまま食べるより野菜と合わせた方がヘルシー度がUPします。
ごまドレッシングと相性抜群。グレープシードオイル・オリーブオイル・酢・醤油・すりごま・塩こしょうで手作りドレッシングも簡単ですよ
⑤タイ風春雨サラダ(ヤムウンセン家庭版)新規追加
タイ料理屋で人気のヤムウンセンを家庭版にアレンジしてみました。
- 春雨…60g
- エビ…6〜8尾
- 豚ひき肉…50g
- ナンプラー・ライム汁・砂糖・にんにく・青唐辛子でタレ
- パクチー・紫玉ねぎ・ピーナッツでトッピング
春雨は茹でて冷水で締め、タレと具材を混ぜるだけです。グリーンカレーに完全マッチする本格タイ副菜になりますよ
グリーンカレーに合うスープ4選

グリーンカレー自体も汁物ですが、別でスープがあると満足度が段違いです。4種類ご紹介しますね
①韓国牛肉スープ(ユッケジャン)
牛肉と野菜の旨味が溶け込んだピリ辛スープです。ご飯やうどんを入れれば主食にもなる万能型。グリーンカレーで物足りない時、この肉入りスープを付けると満足度が一気に上がります
②レンコンとスペアリブのスープ
スペアリブとレンコンをじっくり煮込んだスープです。スペアリブから濃厚な出汁が滲み出て、肉はほろほろ、レンコンはほくほくの絶品。中華系ですがグリーンカレーとも相性良好です
③ハマグリとディルのスープ
ベトナム北部の定番スープですが、グリーンカレーにとてもよく合います。はまぐりの甘み+トマトの酸味+ディルの香りが絶妙で、ナンプラーだけで味が決まる超簡単スープです
ディルが手に入らない場合はほうれん草+ローリエで代用可能です。
④青パパイヤスープ新規追加
タイ北部の伝統スープをアレンジしました。
- 青パパイヤ(なければ大根)…150g
- 鶏もも肉…100g
- 鶏ガラスープ・ナンプラー・ライム汁で味付け
- パクチーで仕上げ
あっさりしているので、グリーンカレーの濃厚さとバランス抜群。本格タイ献立にしたい方におすすめです
ディルはヨーロッパで古くから使われているハーブで、胃腸の働きを助け・下痢や便秘の解消にも効果があります グリーンカレーの辛さで胃がもたれそうな時、ディル入りスープを合わせると消化を助けてくれますよ🎯 スーパーで見かけたらぜひ買ってみてください
グリーンカレーに合うデザート4選

辛いグリーンカレーの後は、ひんやり甘いデザートでお口直し。4種類ご紹介しますね
①バナナとタピオカのチェー
ベトナム南部の伝統デザートです。バナナを加熱すると甘みと酸味が濃縮されて、ねっとり食感に。タピオカとの組み合わせは最強で、ココナッツミルクの甘さが辛いグリーンカレーの口直しに最高ですよ
②くわいのココナッツシロップ煮
缶詰のくわいシロップ漬けを使えば簡単に作れます。シャキシャキ食感と甘さが不思議な魅力。タイでよく見るデザートで、グリーンカレーの本場感を演出してくれますよ
③白玉入り緑豆しるこ
小豆より素朴で優しい味わいです。あっさり食べたい方にイチオシ。グリーンカレーで満腹気味でも、するする入るタイプのデザートです
④マンゴープリン新規追加
タイ料理店の定番デザートです。
- 完熟マンゴー…1個
- ゼラチン…5g
- 牛乳・生クリーム…各100ml
- 砂糖…大さじ2
ミキサーで混ぜて冷蔵庫で3時間冷やすだけ。グリーンカレーの辛さをマンゴーの濃厚な甘さがリセットしてくれる最高のデザートです。子供にも大人気
余ったグリーンカレーの絶品リメイクレシピ

グリーンカレーが余ったら、翌日は別料理に大変身させちゃいましょう。5分で完成する絶品リメイクレシピを2つご紹介します
~材料(2人分)~
・余ったグリーンカレー…300g
・ご飯…茶碗2杯
・ミックスチーズ…80g
・バター…10g
・牛乳or ココナッツミルク…50ml
・パセリ(あれば)…適量
~作り方~
①耐熱皿にバター薄塗り
②ご飯を敷き詰める
③グリーンカレーに牛乳を加えてレンジで温める
④ご飯の上にかける
⑤チーズをたっぷり乗せる
⑥トースター230℃で7〜8分
⑦パセリを散らして完成
~材料(2人分)~
・余ったグリーンカレー…200g
・スパゲッティ…160g
・ココナッツミルク…100ml
・ナンプラー…小さじ1
・にんにく…1片
・鶏もも肉…100g
・パプリカ…1/2個
・バジル(あれば)…5〜6枚
~作り方~
①スパゲッティを表示時間通りに茹でる
②フライパンでにんにくを炒める
③鶏もも肉とパプリカを加えて炒める
④グリーンカレーとココナッツミルクを加える
⑤ナンプラーで味を調える
⑥茹で上がったパスタと和える
⑦バジルを散らして完成
グリーンカレーのリメイクで重要なのは「薄める食材」を追加することです。そのまま使うと辛すぎて他の料理になりません。ココナッツミルク・牛乳・チーズ・生クリームなど、乳製品系でまろやかさを足すのがプロの技ですよ🧀
グリーンカレーの辛さ調整3段階
グリーンカレーは本来とても辛い料理ですが、家族全員が食べられるように辛さ調整する方法を3段階でご紹介しますね\n
子供も食べられる マイルド版
- グリーンカレーペーストを半量に減らす
- ココナッツミルクを1.5倍に増やす
- 砂糖・牛乳を追加してまろやかに
- 青唐辛子を抜く
これで幼児〜小学生も美味しく食べられます
大人向け 普通版
- ペースト量はパッケージの指示通り
- ココナッツミルク400ml基準
- ナンプラー大さじ1.5で旨味UP
- 砂糖小さじ2で甘味調整
標準的な美味しいグリーンカレーが楽しめます。
激辛好き 本場版
- ペースト量を1.5倍に増らす
- 生の青唐辛子を3〜4本追加
- バイマックルー(こぶみかんの葉)必須
- プリッキーヌー(タイ唐辛子)で仕上げ
本場タイの激辛グリーンカレーが再現できます 辛党にはたまらない1杯です。
グリーンカレーの辛さ成分「カプサイシン」は発汗作用・代謝UP効果があります。でも胃腸が弱い方や高血圧の方は辛さ控えめがおすすめ。家族の体調に合わせて辛さを調整してあげてくださいね。マイルド版なら1歳半からでも食べられますよ。
料理人推奨のグリーンカレー関連商品
最後に、私がお店と家庭で実際に愛用している、グリーンカレー作りに欠かせないアイテムを厳選してご紹介しますね
メープロイは初心者に最もおすすめのグリーンカレーペーストです。辛さ控えめで香りが豊か、1袋50gで2〜3人分作れるのでお試しにピッタリ。タイ料理屋でも使われている業界標準ブランドですよ。
本格派志向の方にはユウキの400gサイズがコスパ最強。本場寄りのスパイシーさで、何度作っても飽きません。業務用サイズなので頻繁にタイ料理を楽しみたい方に最適です。
本格タイ料理の決め手がこのこぶみかんの葉。乾燥10gパックは保存が効いて便利。グリーンカレー・トムヤムクン・トムカーガイに使えば、一気にお店クオリティになりますよ。
タイ・ベトナム料理に必須の魚醤(ヌックマム・ナンプラー)です。チンスーは安定した味わいで、タイ料理のあらゆる味付けに使える万能調味料。1本あればタイ料理の幅が一気に広がります。
ココナッツミルクは良質なものを選ぶと味が格段に変わります。ケオチョイスはタイ直輸入で濃厚、缶のままでも分離しにくく使いやすい。デザート作りにも活躍しますよ。
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まとめ。。。
今回の記事のポイントをまとめますね
- グリーンカレーはタイ料理のゲーンの一種でカレーではない
- 献立Aはさっぱり・献立Bはがっつり系で使い分け
- 副菜はエスニック酢豚・タイ風春雨サラダがおすすめ
- スープはトムヤムクン・トムカーガイの2大タイスープ
- デザートはマンゴープリン・緑豆しるこで口直し
- 辛さ調整3段階で家族全員が食べられる
- 余ったらドリア・パスタでリメイクが絶品
- こぶみかんの葉とナンプラーで本場クオリティに
皆さん、グリーンカレーって一見難しそうですが、市販のペーストを使えば家庭でも本格タイ料理が楽しめるんですよ。
私も20年以上現場でタイ料理を作ってきましたが、献立の組み合わせで満足度が全然違います。今回ご紹介した副菜5・スープ4・デザート4の中から好きな組み合わせを選んで、ご家族で本場のタイ気分を味わってください
特に献立A/Bは私のお店でも実際に出している鉄板パターンなので、失敗なく美味しく食べられますよ。
辛さ調整も覚えれば、子供から大人まで家族全員が楽しめる一皿になります。ぜひ今度の週末にでも試してみてください
最後までお読みいただきありがとうございました。
フッくんでした!











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