マジック研究家、マジシャンのフッくんです。
手品を簡単にしたいけど、やり方がわからない。
プロにならずにとも、楽しい、すごいマジックがしたい方も沢山おられると思います。世の中には、ネット関連や書籍やDVDなど、数多く存在し、また、プロやアマチュアさんがやっているのは、どうしてもテクニックや技術が必要になります。
手品道具は、全般的に高いし、当たり、はずれがあるのが現状です。
結論、カードマジックの意味を知り、1つ、トランプ購入する事です。
これでカードマジックは、始めることができます。
マジックキッチンでは、少しでも、最初のお手伝いができればと思います。
初心者の方でも簡単にできるマジックをご紹介します。
手品とは、何なのかを見て行きましょう。
トランプマジックの手品の概要、初心者でもできる第一歩。
手品とは、トランプマジックの始まり。
古来、日本では”手妻” ”品玉”などと呼ばれており、それがなまって手品と呼ばれるようになりました。 手品にはトリックや仕掛けという意味があり、タネがあるものです。 巧みな手さばきと器具によって人の目をくらまし、注意をそらさせる奇術の事で、奇術とは、人間の錯覚や思い込みを利用し、実際には合理的な原理を用いてあたか 「実現不可能なこと」が起きているかのように見せかけること。 通常、観客に見せることを前提としてそのための発展を遂げてきたもの。
マジックは”魔法”や”魔術”と言う意味。 magicと言う言葉はマギ”magi”と言う不思議な力を持った魔術師が語源とされている説が有力とされていますが、紀元前800年にメディア王国の6つある部族の中の1つであり、不思議な力で、人々を服従されていた”magi(マギ)”族が始めたとされ、儲けるためでなくて政治的に利用するための魔術。
”マジック”は西洋の物。
”手品”は日本の物。
”マジック”=”手品”になっていってということですね。
また、手品というのは多種多様であるということを忘れないでくださいね。
もともとは違いますが、今は同じと思っても大野ではないでしょうか。
タネがあるものと分かっていながら、不思議に見せれるこれが、マジックで、それを演出するのが、マジシャン=”魔法使い”ですから、それを巧みにするには、道具や技術と思いがちですが、それよりも演技力であったり、演出で、同じマジックでも、別物になるということです。
そんなマジックですが、今回はトランプマジックです。
ロベルト・ジョビー氏の言葉を借りて説明します。
カードマジシャンにとってカードは楽器のようなものである。
繊細な指先で豊かな表現力で奏でる個性的な演技を作り上げるため、あなたの楽器である、プレイング・カードのことをよく理解しておこう。
カード史を振り返り、その起源や歴史、それらが象徴する事柄を知り、カードの材質や携帯と言ったことを知ることが観客とのやり取りの質を高めるだけでなくスマートな演出を行うことができる。
カードの期限には様々説がありますが最も信憑性の高いと思われるのはオリエントから14世紀にアラブ人が持ち帰りイタリアスペイン経由でヨーロッパに紹介したという説があります。
ジプシー説は 、彼らがヨーロッパに出現する以前はカード文化は導入されていなかったことを証明できないため、アラブ人が通説とされています。
ヨーロッパで最初にカードが登場したのはスペインとフランスである小説家の M・ セバンテスは、その著作の中で数回にわたって悪魔の祈りの本としてカードについて触れている。
フランス製のカードは、タロットカードをモデルに作られたものであったが当時は最も人気のあるカードであった。 カードはその人の在り方その運命や人の性を映し出す。カードトリックは、自然、、科学、技術と心、の四つの原理を統合したものである。
トランプマジックのトランプについて。
カードマジックを始める上で、トランプというのは欠かせない存在である。
一般的にプロが使っているトランプを紹介しておこう。
①バイスクル
バイスクルとは、トランプのブランドの名前で、テレビでよく見かけますよね。
1885年にアメリカ、ケンタッキー州のU.Sプレイング・カード社によって製造され、歴史100年以上。
現在も世界中から愛されているトランプの一つ。
かなりの沢山の数が存在する。
滑らかな「すべり」や適度な「はじき」、そして耐久力を与える「エアクッション仕上げ」はトランプとして最高級の品質といわれています。
このトランプの、USプレイングカード社は世界最大のトランプの売り上げを誇っている。
バイスクルを買うときは、サイズを間違わないように、「ライダーパック」か「スタンダード」選びます。
②TALLY-HO(タリホー)
日本が世界に誇る一流マジシャンで、クロースアップマジックの達人として有名な、
前田知洋さんが、愛用しているトランプです。
昔ながらにニューヨークで名を馳せたブランドで、今では世界の一流マジシャン達に
多く愛用されています。
「バイスクル」でおなじみのU.S.プレイング社製のライダーバックに次ぐ代表的な製品で、大きさは 63mm×88mmのポーカーサイズ。
「バイスクル」より若干柔らかい感じですが、紙質・印刷・コーティング・耐久性とも「バイスクル」に劣らぬ高品質のカードです。
このカードも世界中のマジシャンが愛用するたいへん扱いやすいデックでマジックにも最適です。
③マツイゲーミングマシン(Matsui Gaming Machine) Bee(ビー) トランプ
世界のカジノで使用されているトランプでポーカーやブラックジャック等カジノゲームにお勧めです。
1892年に誕生したビーカードはその品質と信頼性において現在に至るまで世界中のカジノで確固たる名声を博しており、テーブルゲームには欠かすことのできないプレイングカードです。
④COPAG(コパッグ)
COPAG(コパッグ、コーパッグ)は1908年にブラジル、サンパウロで生まれた100年以上の歴史を誇るカードメーカーです。
特にポーカー(テキサスホールデム)をプレイするにあたり、必要なクオリティを十分に満たしている数少ないカードです。
◆結論、最初はバイスクルで試してみる。
トランプは人によって、感覚が違うので、まずはスタンダードで、試して、使いなれたら、色々試してみるのがいいでしょう。
初心者の場合で簡単に、トランプマジックをする方法。
◆ギミックトランプを使う
ギミックとは、仕掛けの事。
ノーギミックとは道具に仕掛け(ギミック)が無く、主に手先(指先)の動きだけで行うものいわゆるテクニックである。
コインが消えるなどの小さい道具を使ったマジックに多く使われ、道具にマジックに必要な仕掛けが施されているもの。
カードマジックにはノーギミックとギミックが存在し、練習がなくても、仕掛けの力により、いい演出ができる。
プロでも愛用しているものが多々ある。
マジシャンになろうとするならば、テクニックは必要不可欠である。
先ほど紹介したトランプは、普通のトランプであり、技術(テクニック)を使ってするマジックが多数である。
ギミックトランプを使うことで、 プロ並みの技術が演出することができます。
いわゆる、トランプ自体にギミックが施されている 。
初心者の場合は、ギミックトランプを使うことも、マジックを少しでも知っていく上でいいのかもしれない。
ギミックを使ったマジック道具で、有名なテンヨーがあるが、 ギミックトランプだけでも数十種類にも及ぶので、オーソドックスなトランプを一つ紹介しよう。
値段は、普通のトランプに比べて、2倍ほどの値段しますが、プロ並みの技術が簡単に演出することができます。
私も、最初に買ったのがこのトランプで、テンヨーベストセラー商品です。
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トランプ当てNo.1 <現象>相手に一枚のトランプを選ばせそれをしっかり心の中で思ってもらいます。読唇術でズバリそれを当ててしまうマジックです。
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トランプ当てNo.2 <現象>相手が選んで覚えたトランプが一組の中から抜け出てくるマジックです。
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思いトランプ軽いトランプ <現象>よく切ったトランプを裏向きのままふたつの山に適当に分けて行きます。二つの山を表向きに広げると全部絵札(ジャック、クイーン、キング)になっており、片方は全部数字のトランプになっているマジックです。
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エレベータートランプ <現象>有名なトランプが一番上に上がってくるマジックです。このギミックトランプでは4枚のエースをバラバラに入れても4枚のエースが一番上から出てくるマジックです。
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超能力 <現象>ハートとクラブの1から5までのトランプを使い、マジシャンと相手が5枚ずつ持ちます。お互いに裏向きのまま一枚ずつトランプを出していって、5組のペアを作ります。表を開けると、どのペアも数が一致しているマジックです。
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変化するトランプ <現象>相手に一枚のトランプを引いてもらい、一組の中に戻させます、一組をよく切ってから、マジシャンは一枚のトランプを抜き出しますが、それは相手の選んだトランプではありません。しかし、おまじないをかけると、それが相手の選んだトランプに変わってしまうマジックです。
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私と同じように <現象>マジシャンは一枚のトランプを心に思います。続いて相手にも一枚心に思ってもらいます。ところが二人のトランプはぴったりと一致してまうマジックです。
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水と油 <現象>よくきり混ぜたトランプが、おまじないをかけると、赤のマークと黒のマークに分かれてしまいます。
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不思議な数当て不思議な数当て <現象>クラブのエースからクイーンまで12枚のトランプを取り出し、相手に渡します。相手に1から12の間の隙間数を心に思ってもらい、マジシャンは後ろ向きます。 そして相手が思った数だけ、12枚のトランプを1枚ずつ上から下へ回してもらいます。マジシャンは12枚のトランプを受け取って、すぐに相手の持った数を当ててしまうマジックです。
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二人の名探偵 <現象><現象>一組のなかに表向きに入れた2枚のジャックが、見事相手の覚えたトランプを挟み撃ちにして捕まえるマジックです。
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ポーカーはお好き <現象>一組のトランプから相手とあなたが交互に1枚ずつのトランプを選んで行きます。お互いが5枚になるまで繰り返し、二人のポーカーの手を比べてみようと言います。相手は単純にバラバラの5枚ですが、マジシャンにはエースの4カードが出てきているマジックです。
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魔法の巻き方 <現象> 4枚のエースを見せて、一組のトランプの中へ入れます。上から10枚のトランプをとり、その10枚で4回続けて魔法の巻き方を行うと4枚のエースが出てくるのです。魔法の巻き方とは、一番上のカードを下へ回し、次をテーブルの上置き、次を下へ回し‥‥‥と公文に行っていき、最後に一枚のトランプを残すマジックです。
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せり上がるトランプ <現象>相手にトランプを1枚選んでもらい、一組のなかへ返してもらいます。一組の中程からトランプを抜き出しますが、それは相手の選んだトランプではありません。そのトランプを一組の中に押し込むと、相手の選んだトランプがせり上がってくるというマジックです。
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手品師の勝利 <現象>トランプを半分に分けて一方を裏返し、もう一方はそのままで、表裏ラバラバラに切り混ぜてしまいます。ところが、その一組をテーブルに広げてみると、ちゃんと元通りに揃っており、先に相手が選んだトランプだけが裏返しになっているマジックです。技術を磨かなければできないトライアンフがこのトランプを使うことですごい現象を引き起こします。
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ストップトランプ <現象>マジシャンは1枚ずつトランプを表向きにしていきます。相手がストップをかけると、なんとそこから相手の覚えたトランプが出てくるマジックです。
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4枚のエース <現象>相手によくきり混ぜてもらったトランプを出します。再びハンカチーフの中へ手を入れると、4枚のエースが出現するというマジックです。
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ナイフさし <現象>一組のトランプを紙に包んで、外からナイフで突き刺すと、そこから相手の選んだトランプが出てくるというマジックです。
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16舞のトランプ <現象>16枚のトランプの中からどれでも1枚覚えて切り混ぜてもらいます。マジシャンは、その16枚のトランプの上から一枚テーブルへ置き、次のトランプを下へ回します。次も同様に上から一枚テーブルへ、次を下に回します。それを繰り返していくと、最後は一枚になってしまいます。それを開けると相手の選んだトランプになるというマジックです。
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感触の一致 <現象>相手とマジシャンは一組から何枚かずつ取りますがその枚数が一致していると言った面白いマジックです。
このように、すごいトランプ手品が全て網羅されています。
ひとつデメリットとしては、マジシャンが使うトランプ先ほど紹介したバイスクルに比べて、大きさが、普通のバイスクルのトランプに比べて、小さめにできているという点です。
実はなんと、この1テンヨーのトランプを、バイスクルにしたトランプが存在します。その名前が「ストリッパーデック」と言います。値段も正直そんなに差がない。
また、何よりも、プロのマジシャンが使っているトランプと同じものであるために、見ている側が不審に思わないっていうところは最大のメリットであります。
おすすめはできますが、ほとんどが、デックのみの販売になります。
テンヨーはマジックの解説書が付属しています。このトランプにおいては、とてもいい解説書になっています。
初心者の方はこの説明書が肝となりますので、まずはテンヨーのトランプで練習するのもいいでしょう。
まとめ。。。
マジックキッチンでは、本当の初心者の方がカードマジックを プロのように演出する方法を解説しました。
動きが不自然であると、ギミックトランプはすぐにタネがばれてしまいます。
マジックトランプの技法に、ディーリング・ポジション、ファン、スプレッド、 ヒンズーシャッフル、オーバーハンドシャッフル、リフルシャッフル、 など、練習すれば意外と簡単に、マスターできますし、マジシャンの演出が美しくなります。
これらを組み合わせることでギミックトランプの価値が数段にあがります。
また話し方の演出で、 ミスをしてもカバーすることもできます。(ミスディレクション)
マジックをする過程において、堂々と演出することが、相手にタネがバレにくくなります。
マジック用語である、ミスディレクションという言葉がありますが、よく使われるテクニックの一つで観客の注意を間違った方向にそらせることを言います。
せっかく購入したトランプが台無しにならないように、 トランプマジックの基本的な使い方や、ルールを学ぶことをお勧めします。
最後にマジックの最大の注意点ですが、観客側からいくら種を言われても言わないこと です。それが出来なければ観客を楽しまさせてあげることもできません。
- マジック三原則には、
「これから起こる現象を言わない」
「同じトリックを続けて行わない」
「種明かしはしてはならない」
を守ってマジックを楽しんでいきましょう。
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