料理研究家、料理大好きフッくんです。
今年も終わりと12月の31日(大晦日)に年越しそばを頂く縁起ものです。
詳しくは後の章でご説明しますが、厄を断ち切るためにもぜひ取り入れたい料理の一つです。
年越しそばは12月31日に食べるもので、いつ食べても問題はなく、各個人の都合のいい時間に食べるといいでしょう。
1月1日をまたぐと縁起が良くないといわれますが、地域によっては年を越して食べられる地域もあります。
ここでは、年越しそばに合う具材をランキング形式でご紹介しています。
定番から縁起のいい具材まで紹介していますので、少しでも参考にしていただけたらと思います。
年越しそばの基本的な具材は?
基本的な定番具材ランキング!
1位 海老天
外せない堂々の一位は海老です。
海老は曲がっていることから、長寿の象徴としても縁起のいい具材としても知られています。
揚げてあるものを買えば乗せるだけなので、簡単に作る事が出来ます。
ご自宅で作る場合は、ブラックタイガー(別名:牛海老)が一般的ですが、最近ではバナメイ海老が安価で買えるのがオススメです。
2位 かまぼこ(赤板)
うどん・そばによく入っているかまぼこ。
正月に向いているかまぼこは、ネギと組み合わせるだけでも立派な年越しそばになります。
ほとんどの具材との相性も抜群のため、年越しそばには欠かせない具材の一つと言えます。
また、全ての食材について言える事ですが赤板に含まれる着色料、赤106についてご説明します。
発がん性の疑いで海外では認められていません。
赤板に限らず、
- ソーセージ
- さくらでんぶ
- 和菓子
- 焼き菓子
- 缶詰のさくらんぼ
- 福神漬け
- 桜えび
- 飲料水
など着色料は様々な点で使われています。
年越しそばに使う赤板の量は微々たるもので問題はありませんが、いずれにせよ摂りすぎには十分に注意する必要があります。
3位 かき揚げ
王道の具材といえば海老天ですが、かき揚げも年越しそばには欠かせない具材の一つです。
海老天が苦手な方やアレルギーを持っている方などはかき揚げで代用するにもってこいです。
ちくわの天ぷらや縁起のいい具材の一つである春菊もかき揚げの天ぷらにしてあげることでとても食べやすくなるのもポイントです。
かき揚げはバリエーションが豊富で栄養面において野菜を摂取できるのが嬉しいところです。
4位 青ネギ、白ネギ
うどんそばの具材というよりも薬味として使われる食材ですが、 具材なしでもネギさえあれば成り立つ具材です。
関西のかけそばでは、青ネギが入ってるだけでも十分に美味しくいただくことができます。
うどんそばには欠かせない具材です。
5位 うす揚げ
関西ではたぬきそば、関東では狐そばで知られるきつねあげ。
関西ではうす揚げをスライスしてきざみうどんとしても知られています。
関東では、文化断絶で天竜川から関ヶ原の間で切り替わるためです。
出汁が違うように関西はうどん文化、江戸はそば文化がメインになった原因になります。
現在では多種多様なので、
- 油揚げを甘辛く煮たもの
- 少し火で炙って香ばしさを出す
- 刻んで入れる
など一つの食材で色々楽しむ事が出来ます。
値段も比較的安価で買えることができるのでオススメの食材です。
6位 鶏肉・鴨肉
縁起の良い具材で知られる鶏肉鴨肉は、上位にランクインしています。
鶏肉から出るダシはそば全体を最高ので汁にしてくれるため年越しそばとしては全国的に用いられている具材です。
ボリュームが欲しい時には肉をトッピングすることで満足できる年越しそばになりますよ。
地方にもよりますが、現代ではほとんどの場合が鶏肉を使われることが多いです。
出費のかかる年末年始にはお財布にも優しくありがたいです。
また、鴨肉はほどよい食感と風味が特徴的です。
7位 玉子
月見そばで知られる玉子。
生卵をトッピングとしてもいいですが、少し煮込んでポーチドエッグのようにするのもオススメです。
その他にも
- 鶏肉×玉子とじで、親子そば
- 温泉玉子
にするのもアレンジが広がっていいですね。
ぶっかけうどんのように、冷で食べる時は温泉玉子は定番具材です。温かいそばでも生卵が苦手な方も温泉玉子であれば食べれるでしょう。
8位 ニシン
北海道・京都は定番として食べるニシンそば。
魚好きであればいいですが好きな方ばかりではないため、9位にランクインしています。
魚の甘露煮はそばと出汁によく合うので、缶詰を利用してさっと合わせてもいいでしょう。
9位 しいたけ
年越しそばには欠かせない具材の一つです。
薄揚げのように刻んで入れてもよし、きつね揚げのように甘辛く炊いとくのも美味しく食べれます。
また干し椎茸を使った場合、椎茸の出汁もプラスされるので、そば全体の旨味がアップしますよ。
10位 何も入れない
年越しそばは、意外と何も入れずにネギだけトッピングして食べる方も多いようです。
年末・年始は食べるものが多いため、何かおかずがある方が多いからと思われます。
また、とろみをつけてあんかけそばのするのもオススメです。
その他の定番具材
①天かす
②きのこ(なめこ、その他)
③とろろ昆布
④山菜
⑤オクラ
⑥三つ葉
⑦とろろ
関西ではハイカラそば、関東ではたぬきそばで知られる天かすも人気の具材です。
天かすはお財布にも優しく、そばと出汁の美味しさをワンランクあげてくれます。
とろろ昆布は、入れるだけで昆布のうまみが出汁にプラスされて一層美味しさを強調してくれます。
長芋をすりおろしただけで作れるとろろも人気の食材のひとつです。
- なめこ・オクラ・納豆
などのネバネバがありますが、年越しそばのトッピングにおいては圧倒的な人気があります。
冷たいとろろそばや暖かいそばにとろろをのせても美味しくいただけます。
三つ葉は、ネギなどの変わり種としてもオススメの具材です。
三つ葉 の茎を結んで「結び三つ葉」にすることで縁を結ぶという意味もあります。
少しおしゃれにすることでおしゃれなお正月を楽しんでみてはいかがでしょうか。
年越しそばの人気の変わり種は?
定番以外で年越しそばに合う具材をこちらに紹介しています。
①いわしの甘露煮
魚介類の年越しそばといえば、にしんそばが定番ですよね。
身欠きニシンは、タンパク質はもちろんのこと、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
また、小骨が多くて食べづらいという方もおられます。
缶詰のイワシの甘露煮やさんまの甘露煮など様々な甘露煮があります。
イワシの甘露煮であれば、手作りで作っても小骨が食べやすいのでニシンの代用品としてもオススメです。
②ツナ缶
ツナは、意外な組み合わせかも分かりませんが、温かいおそばにしても結構と良く合います。
冷たいそばの方が良く合わせやすいと思いますが温かいおそばにもとても良く合いますよ。
サラダパスタのようにサラダ感覚で食べることもできるし、 温かいそばに合わせる場合は、出汁に少しとろみをつけて、あんかけそばにするのがポイントで食べやすくなります。
③海苔、あおさ
ここで紹介している海苔は、トッピングとしての海苔ではなく具材としての海苔のご紹介です。
海苔の端だけを天ぷら粉につけて揚げてトッピングしたり、巻き海苔・あおさがそばと絡んでとても美味しくなります。
海藻類はとても栄養価の高い食材です。栄養面においてもぐんとアップしますよ。
海苔やアオサを加える事によって磯の香りがプラスされてとても贅沢な味わいになります。
④納豆
蕎麦に納豆は意外な組み合わせだと思われますが、蕎麦との相性はとてもよく合います。
納豆は、ご飯や麺類との相性は抜群です。
納豆は栄養素も多く含まれているので納豆が好きな方は間違いなく美味しくいただけます。
どちらかといえば、冷たいお蕎麦の方がよく合います。
温かいそばであれば、
- なめこ・とろろ・おくら
などのネバネバの組み合わせをトッピングしても美味しいですよ。
⑤梅干し
梅干し×わかめ×ネギ
の組み合わせがオススメです。
年越しそばをさっぱり食べたい方にはオススメの具材です。
どうしても食べる時間が遅くなるので、具材なしで食べる方も多くおられます。
梅干しであればさっぱりして食べることができ、梅干しは疲労回復に効果があるので栄養的にも◎。
温かいそば、冷たいそばどちらにも合わせることができますよ。
⑥カレーそば
一般的には、冷たいそばや温かいお出汁のそばを年越しそばにしますが、中には苦手な方もおられます。
カレーそばにすることで、食欲もアップし子供がいるご家庭では喜んで食べてくれるでしょう。
カレーそばの具材も縁起のいい鶏肉ですることで、美味しい出汁が出て普段のカレーうどんとまた違ったカレーそばが味わうことができます。
⑦お餅
お餅好きにはたまらない具材です。
がっつり年越しそばを楽しみたい方にはオススメです。
お雑煮にお餅を買っているご家庭も多いと思うので残る事を考えると年越しそばに、トロっとしたお餅を入れるのも「アリ」ですよ。
⑧わかめ
乾燥わかめであれば、簡単に具材を入れる事が出来ます。
わかめは栄養価の高い食材ですので、トッピングの具材にちょい足しするだけでもいいですね。
⑨トマト
トマトは、どちらかと言えば、冷たいうどん・そばに合わせやすいです。
イタリアンにすれば、鶏肉と合わせてイタリアンにしたり年越しそばに洋風でアレンジできるので、普段のパスタの代わりにそばを使ってもオススメです。
⑩キムチ
キムチは意外と温かいうどん・そばでも、冷たいうどん・そばでも良く合います。
辛いのが好きな方はもちろん、豚キムチにして入れても美味しいですよ。
関西では、天ぷらやきつねたくさんの具材が入ったデラックスうどんがあります。
キムチのトッピングは、温でも冷でも合わせやすいのでオススメです。
⑪牛肉
牛肉は、年越しそばには食べられる方は少ないですが好きな方は普段の肉うどんを食べる方も多くおられます。
肉うどん・そばで知られる牛肉も人気の食材です。
牛肉だけを甘辛く炊いたものや牛肉と玉ねぎを出汁で炊いたものなどお店やご家庭によって様々です。
関西では肉吸いと言う料理がありますが、うどんやそばが入っていないすまし汁のようなものです。
大阪・難波のお笑い芸人が集う店で、うどん抜きを注文したから出来たメニューです。
肉吸いは大阪・難波の名物料理となっている程です。
その他の薬味・調味料のトッピング
①ネギ
②大葉(冷たいそば向き)
③かいわれ大根
④みょうが
⑤七味唐辛子、一味唐辛子
⑥こしょう
⑦大根おろし(冷たいそば向き)
⑧おろし生姜
⑨ゆず胡椒
⑩白ごま
⑪ワサビ(冷たいそば向き)
⑫刻みのり(冷たいそば向き)
⑬花かつお
うどんもそばも薬味は欠かせな具材です。
具材を入れなくても薬味があれば美味しく頂く事が出来ます。
海苔は天ぷらにして具材としても、冷たいうどんには刻みのりをトッピングとして合わせる事も出来ます。
また、ネギに関して青ネギは、関西では薬味で使われますが、関東では刻み白ネギが薬味として入れられています。
白ネギは、
- ぶつ切りにして焼いてネギそば
- 鴨と白ネギで鴨南蛮そば
- 青ネギと鶏肉でねぎまそば(鶏肉と青ネギを炒める)
と具材と組み合わせる事でも美味しくいただけます。
年越しそばと言えば、温かいそばを食べられる方が多いですが、地域によっては冷たいそばを食べられる地域もあります。
ご当地ごとに具材が違うのも面白い!
年越しそばの決まりや特別なものはありません。
温かいそば、冷たいそば、味付け・具材の種類は多種多様なので、自分の好きなご家族に合ったそばを見つけてみて下さいね。
まずは、関西・関東の違いをご紹介します。
- 関西の年越しそば
昆布ベースの白だしに薄口しょうゆで作らるのが一般的です。
見た目は、色路が薄く出汁が効いているのが特徴で、具材はニシンの甘辛煮を乗せるのが一般的です。
ねぎは青ネギを使います。
- 関東の年越しそば
関東は、鰹だしベースの濃い口しょうゆで作られる味が一般的です。
見た目は黒っぽい出し汁で、具材は海老天をのせる事が多いです。
ねぎは白ネギ(長ネギ)を使います。
その他のご当地蕎麦の紹介
①北海道・京都府(ニシンそば)
京都の郷土料理でもあるニシンそばは、関西では多く食べられています。
北海道でも江戸時代からニシンの豊漁があり、年越しそばとして食される事もあるそうです。
京都では、現在でも「ニシンそば」として食べられています。
北海道は、関東の濃い目の出汁で刻みのりをかけて食べるのが特徴です。
②岩手県(わんこそば)
日本三大そば
とされるわんこそば。
わんこそばは、
- わんこ(お椀)を使って食べる。
- 給任がつく
- 温かいそばであること
が特徴です。
一人前はわんこ7杯または15杯とも言われ、給人が継いでいき小分けしたものを食べます。
今は減っていますが、年齢の同じ数だけ1個を食べる「年越しわんこ」の習慣があります。
③新潟県(へぎそば)
へぎそばの特徴は、「フノリ」が使われ、つるっとした喉越しと、弾力のある歯ごたえが魅力です。
「剥いだ木」が訛って「へぎ」となりへぎそばという名前になったそうです。
へぎそばは、木でできた器にそばが盛られるのが主流です。
気が水分を吸ってくれるという点が、結果的にそばに水分を吸いすぎにならないという利点があります。
④福井県(越前おろしそば)
福井県では、冷たいそばに大根おろしと削り節、刻みネギを乗せて食べるの特徴です。
平均寿命が全国でトップクラスの福井県。
報恩講での夜食や年越しそばとして良く食べられます。
冬でも冷たいそばが食べられるのが一般的で、昭和天皇が福井で「おろしそば」を召し上がられ、「越前のそばは大変美味しかった」と言った事から、全国に名前が広がりました。
⑤島根県(釜揚げそば)
そば湯の栄養をまるごと取れるが特徴の釜揚げそば。
釜揚げそばは、茹でたそばに出汁をかけて食べる出雲独特のそばです。
また、越前そばは、実だけではなくそば殻ごと挽いてそば粉にしているため、黒いのが特徴的です。
出雲そばは、岩手のわんこそば、長野県の戸隠そばにつぐ日本三大そばの一つで、昭和天皇が食べられた事でも知られています。
島根県では、年越しそばとして良く食べられています。
⑥長野県(戸隠とがくしそば)
岩手のわんこそば、島根県の出雲そばと共に日本三大そばとして知られています。
現在では使い手のなくなったそばの打ち方「一本棒・丸延ばし」で作られます。
長野県では、年越しそばでもよく食べられています。
この打ち方「一本棒、丸延し」こそ、日本蕎麦本来の打ち方で、蕎麦のおいしさを引き出す秘密がいっぱい詰まった、すばらしい技術なのです。
蕎麦食文化の神髄は、まさにここにあるといえます。
しかし現代では、「一本棒、丸延し」の打ち方は、忘れられつつあり、もはや絶滅寸前の状態になっています。
⑦全国共通(たぬきそば)
関西では、たぬきそばは、うす揚げが入ったもので、関東ではきつねそばと言います。
たぬきそばを関東では「タネ抜き」➡タヌキと呼ばれたという説があります。
海老天を作れば、天かすが出ますがそれをのせたものを指します。
色々トッピングがあるので、縁起のいい玉子・ネギなどトッピングするのもオススメです。
⑧香川県(讃岐うどん・年明けうどん)
香川県では、讃岐うどんで良く知られていますが。
年越しそばの代わりに香川県では、うどんを食べる方も多くおられます。
うどん店にそばも売っている事もあるので、蕎麦を食べる人うどんを食べる人、食べ分ける人もおられるそうです。
またうどんは、太く長い麺です。
- 太く長く生きる
- 健康長寿
- 家運長命
2008年に、さぬきうどん振興協議会は「年明けうどん」を商品登録しています。
香川県では、大晦日や元旦に、うどんを食べる方が増え、年越しうどんの由来になったようです。赤い海老やかまぼこを具材にする事で、おめでたい雰囲気が出るのでオススメです。
⑨沖縄県(ソーキそば・沖縄そば)
沖縄でも年越しそばを食べる文化がありますが、日本そばではなく沖縄そばを食べます。
具材も年越しそばと食べる時も同じトッピングで食べる事が多いですが、移住の方は日本そばを食べられるご家庭もあるそうです。
⑩福岡県(運そば)
年越しそばの発祥は博多と言われている諸説もあります。
福岡県がうどんそばの発祥地であり、起源は福岡市博多区にある承天寺にあると言われています。
うどんの「うん」が入ることからうどんと蕎麦が両方入っているのが運そばというものもあります。
具材は、特に決まりはありません。
⑪関東地方全般(おかめそば)
幸いを断ち、福を呼ぶと言われるおかめそば。
江戸時代に蕎麦屋さんの「太田庵」が考案で、関東地方全般によく知られています。
名前の由来は、具材のかまぼこやしいたけ・三つ葉を使って、並べ方がお多福(おかめ)を思わせるためだそうですよ。
年越しそばの食べる意味と縁起のいい具材は?
年越しそばの食べる意味と由来
年越しそばを食べる意味は、一年を振り返ってリセットし、新年に向けて健康や幸せを願って食べられるという日本の風習です。
そばは、
- そばは長く伸びるため➡長寿
- そばを作る、そばを打つ➡相手を討つ(手打ちなので、勝つという意味)
- そばを打ったものを切る➡悪いものを断ち切る(旧年の苦労や災厄切り捨てる)
また、「運そば」・「運気そば」・「縁切りそば」などとも呼ばれ、地方によっても呼び名は変わります。
いずれにしても、庶民の切実な願いをそばに託す、縁起そばという事ですね。
江戸時代から庶民の間で現代まで食べられている年越しそばですが、色々諸説はある事は覚えておきましょう。
参考までに、
年越しそばは食べる時間に決まりはありませんが、年はまたないがない方が良いとされていますが、大晦日に食べない地域もあります。
福島県では、
- 元旦そば
- 二日餅
- 三日とろろ
のように新年に年越しそばを食べる風習もあります。
また、会津地方では、元旦はお餅、2日は年越しそばなど、順番も多種多様です。
会津地方では大晦日には、ざくざく煮というものを食べます。
ざくざく煮とは、
- 人参、大根、ゴボウ、里芋、こんにゃく
の具材が入り、
- 煮干し、帆立、するめ
などで出汁をとった、醬油で味を調えたものです。
新潟県では、
14日そばと呼ばれるように、年越しそばを元旦や1月14日(小正月の前日)に食べる風習があるため、年越しそばとは言わず十四日そばと言います。
現在では、年々減少し、年越しそばになりつつあるようで大晦日はご馳走な食卓を囲む事が多いようです。
青森県では、
大晦日におせち料理を食べ、その後に年越しそばも食べます。
その他の地域でも両方食べる地域もあるそうです。
縁起のいい具材
縁起のいい具材は以下のような具材があります。
①ごぼう
根っこが長いので、【深く根を張って生きる・安泰】という意味があります。
②鴨
【鴨は夫婦が仲がいい事から夫婦円満・いい事が重なってやってくる】という意味があります。
鴨がヘギを背負ってくる、鴨鍋がすぐにできる事から幸運を指します。
③ネギ
【一年の労を労う】という意味。
一年の労を労うという語呂合わせから縁起がいいとされています。
④春菊
【春という字が付く・寿命が伸びる】
春言う字が付く事、健康食としても重宝され、旬のものを食べると75日寿命が伸びると言われています。
⑤油揚げ
【商売繁盛・豊作・繁栄】
狐は稲荷神社の神で、お稲荷さんは狐揚げが好物であり、狐は畑にやってくることから商売繁盛、豊作、繁栄の守り神としてまつられています。
⑥玉子
【着るものに困らない・金運・繁栄】
黄色く丸い事から金運の象徴で縁起が良く、伊達巻は反物を連想させることから着るものに困らない、繁栄という意味があります。
⑦ニシン
【子宝に恵まれる】として縁起がいい具材です。
数の子の親がニシンになりすが、内臓は傷みやすため身欠きにしんが使われます。
京都・北海道はニシンそばを食べます。
⑧海老
【長寿・活気・エネルギー・繁栄・めでたい・夫婦円満】
海老は曲がり、ひげがある事から長寿・長生きの象徴とされています。
海老は赤くなることから、縁起がいい色、活気やエネルギー・繁栄の象徴とされています。
また、海老は芽が出ているので目出たい、ドウケツエビは一生同じ穴の中で老けて死んでいくため夫婦円満の象徴とされます。
⑨鶏肉
【早起き・いい事が重なる・夫婦円満】
一年で一番に鳴くのは鶏である事から、早起きの象徴として知られいます。
運をとりこむ事から、いい事も重なる象徴です。
鶏は、鍋料理にもするので、恋愛運や家庭運も向上させられるという事もいわれています。
まとめ。。。
年越しそばは、日本の風習で心機一転するためにも年越しそばは大事と言えます。
具材も何を入れても、食べる日にちも特に決まりはありませんが、大晦日の23時までに食べる、23時以降に食べるご家庭もあります。
少しでも参考として見ていただき、ご自分やご家庭に合った具材をチョイスして頂けたらと思います。
色々な諸説があり、地域やご家庭によっても変わるので、楽しみながら年内、年始に年越しそばを食べてみて下さい。
また、今年の嫌な事や不運な事を払拭して、新しい年に向けて願いを込めながら年越しそばを作ってみてはいかがでしょうか。
皆さんの健康と幸せを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
その他にそばの具材は沢山あります。興味がある方は是非こちらの記事も合わせて参考にしてみて下さいね。👇
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