料理研究家、料理大好きフッくんです。
キムチ鍋は定番具材以外に、 たくさん合わせる部材があります。
鍋全体に言えることですが、幅広い材料を楽しめるのが鍋の魅力です。
キムチ鍋は鍋の中でも人気の鍋料理です。
- 定番具材以外にどんな具材があるのか
- 〆の具材で変わり種を探している
- メインの具材の変わり種はないのか
などの悩みを解消できれば嬉しいです。鍋に具材をたくさん入れた方が旨味が増しておいしい鍋を作ることができます。つい定番になりがちですが、キムチ鍋に合わせれる具材はたくさんあります。具材が変わるだけで色々な味を楽しむことができるので、キムチ鍋の意外に合う変わり種を探してみてください。
キムチ鍋の変わり種
中にはご家庭によっては定番具材もあると思いますが、少しでも見る事でご自宅に眠っている食材が使えたり、キムチ鍋のバリエーションが広がります。
お肉の変わり種
①ベーコン
キムチ鍋の場合は肉類はほとんどが定番具材として使われますが、ベーコンは塩気があるので、鍋に入れる事でいいダシがでます。
白菜×ベーコン、ベーコン×水菜など、しっかりとした味付けをすれば、それだけでも美味しく頂けます。
魚介をメインに食べる場合、ダシとしてベーコンを入れる事で味に深みが出ますよ。
魚介系の変わり種
①牡蠣
ぷりぷりの食感で人気のある牡蠣は、キムチ鍋との相性は抜群です。
入れるだけで贅沢な鍋へと変身するのが嬉しいですね。
ご自宅でする場合は、スーパーにある、生食用、加熱用とありますがどちらでも美味しいです。
安全面を考えると、加熱調理をするにしても生食用を買う事をオススメします。
岩牡蠣などを使う場合、下処理が大変ですが、新鮮なものは、あまり煮込みすぎないようにしましょう。
また安全のためにも、半生状態は避けるようにしましょう。
②白身魚(銀ダラなど)
鍋の魚介の定番具材といってもいいですね。
キムチ鍋にも最高によく合います。食べる直前に入れてすぐに食べれるのがいいですね。
タンパクの味わいの鱈はあっさりしてオススメです。
お値段は安価とは言えませんが、生鮮ネットスーパーなどもあるので、気になる方はこちらも参考にしてみて下さい。👇
③アサリ、ハマグリ、ホタテ
美味しいですが、しっかり洗って塩抜きする事がオススメです。
安いものや新鮮でない場合は生臭さが寝紅写ったりすることもあるので、殻付きで入れる場合は注意して入れましょう。
手間がかかりますが、一度フライパンでお酒で蒸して、殻が開いたら鍋に入れるといいでしょう。
貝のダシがキムチ鍋をさらに旨味が凝縮されます。
その他にもホタテなどもよく合う具材の一つです。
ホタテは、癖がなくとても食べやすいですよね。
ホタテは、トマトとも相性がいいですが、クリーム系の鍋とも相性がいいので、クリーム系の豆乳キムチ鍋の合わせるとさらに美味しくなります。
④しゃけ
白身魚が一般的に使われますが、鮭もよく合います。
秋鮭が一番よく合いますが、塩鮭を使う場合は塩分の少ないものを選びましょう。
銀鮭の塩分が強いものを使う場合は、最初のダシを薄くしたり調整しましょう。
お値段は安価とは言えませんが、北海道の産地直送など、新鮮な魚介をお探しの方はこちらを参考にしてください。👇
⑤タコ
タコはピリ辛キムチと相性抜群です。
タコは煮込む事で食材が固くなるので、固いのが苦手な方はそぎ切りにするといいでしょう。
ニンニクとタコを炒めてからスープ作る事で、スープがより美味しいキムチ鍋になるので、タコをメイン具材として使う場合はニンニク炒めてから入れると美味しいですよ。
⑥イカ
キムチ鍋は魚介がよく合います。
イカもその一つで、具材が固いので小さなお子様や高齢者の方は、切れ込みを入れたり工夫する事が大切です。
大人が食べる場合も十字に切れ込みを入れて下処理をするだけで、食べやすくなります。
また、私の裏技ですが、イカの塩辛を鍋の最初に入れておくと鍋にコクが出てさらに美味しくなります。
野菜の変わり種
①トマト
トマトも鍋によく合います。
ざく切りにしたトマトを鍋に入れるとキムチトマト鍋になります。
また、ミニトマトを具材として入れても美味しいですよ。
味変したい時や〆の時にリゾットみたいになり最後まで楽しむ事が出来ます。
②レタス
レタスも鍋でよく使われる具材の一つです。
しゃぶしゃぶではレタしゃぶがあるように、さっと火を通すだけで頂くことが出来ます。
サラダによく使われるレタスですが、お鍋との相性も抜群です。
お肉やチーズを巻いて食べるとシャキシャキのレタスとの相性は最高に美味しいです。
③春菊
鍋の具材で定番として使われる春菊。
香りのいい春菊は、お肉と一緒に食べるとお肉のしつこさを消してくれる反面、苦手な方が多い食材です。
実は春菊は葉と茎によってゆで時間が違うため、分けて入れたり、短い茎と2-3枚の葉が1セットになるように切る切り方もあるので、是非参考にしてみて下さい。
④パクチー
キムチ鍋には、クセのあるパクチーは好き嫌いが分かれますがよく合う具材です。
好きになるとどんな鍋にも入れたくなる食材ですが、エスニック系の鍋や寄せ鍋には相性がいいのでぜひ試してみてください。
「パクチニスト」という言葉があるように、特に女性のファンが増えている野菜です。
パクチーは、ビタミン、カリウムが豊富に含まれている栄養満点な野菜です。
⑤湯葉
大豆を原料にして作られる湯葉は、豆乳を加熱し、その表面にできた薄皮を引き上げて作った食品
で、ツルっとした舌ざわりで柔らかな食感です。
値段が豆腐に比べて高いですが、高級感を演出してくれます。
湯葉を安く抑えたい場合は、無調整豆乳を加熱するだけで、豆乳の表面に幕が張って簡単に作れるので、コストを抑えたい方は作ってみましょう。
⑥油揚げ
豆腐を入れる事が多いですが油揚げもおススメです。
一度油抜きして絞ります。
- 餅+チーズ、切り干し大根、ひじき、生玉子
を油揚げの中に具材を入れます。
入れた後、つまようじでとめて、袋煮の様にしても、そのまま具材として入れてもいいでしょう。
キムチ鍋の旨味が染みて美味しいですよ。
⑦じゃがいも
じゃがいもも鍋料理の定番具材としてよく使われます。
キムチとの相性がいいので、イモ類の中でも合わせやすい具材の一つです。
レンチンか下茹でしていれると早く火が通りますよ。
⑧水菜
鍋の具材では良く定番として使われる水菜。
キムチ鍋との相性も抜群です。定番の野菜に追加してもいいし、追加で水菜を加えてもいいでしょう。
菊菜が苦手な方は水菜や小松菜などの葉野菜など工夫して使うといいですね。
水菜はれっきとした緑黄色野菜で、カロリーも100gあたり23kcalと低く、食感がしっかりしているので、満腹感も感じやすいダイエットにもおすすめの野菜です。
⑨ごぼう
栄養面を考えると根菜類もオススメの具材と言えます。
鍋の最初から、入れておくだけで簡単です。大きめにくる場合は少しでも下茹でしておくと早く食べる事が出来ますよ。
すぐ食べたい場合はささがきにするのがオススメです。
色々な具材に絡みあって、肉類と相性もいいのでおススメです。
その他の変わり種
①バター
具材というよりは味変するのにおススメです。
辛いのが苦手な方やお子様や高齢者は食べにくいのが現状です。
バターを入れる事で辛さがまろやかになります。
②せんべい
せんべいも食感が楽しめるのでおススメです。
鍋用のせんべいがあるので、それを使うことでモチモチサクサクの食感を味わう事が出来ます。
普通のせんべいは溶けてしまうので、せんべい汁用を使いましょう。
こちらにせんべい汁用のせんべいを紹介していますので是非試してみて下さい👇
③餃子、シューマイ
鍋のは良く使われる具材ですが、お肉がなくてもいいダシが出ます。
手作りの物を冷凍しておけば、簡単に楽しむことが出来ます。
また、冷凍やチルドを使えば手軽でオススメです。
④こんにゃく
糸こんにゃくも美味しいですが、鍋の最初にこんにゃくを入れておくだけでも味が染みて美味しくなります。
こんにゃくはカロリーが低く、食物繊維が多く含まれています。
こんにゃくは、
- 「おなかの砂おろし」
- 「胃のほうき」
などと言われるほど栄養面において合わせたい具材の一つです。
またこんにゃくは一年中安く買えますし、お腹も満たされるのでおススメです。
⑤春雨、マロニー
鍋の中盤に入れたい方は春雨やマロニーもオススメです。
マロ―ニーは春雨の一種ですが、〆の具材ではなく、肉や魚介、野菜と一緒に食べるのがオススメです。
マロニーはそのまま入れて、煮こめばダシを含んで美味しくはなりますが、先に3分~4分程茹でて食べる時に2分程茹でて食べる方が効率がいいです。
春雨は低カロリーで、脂肪がつきにくいとされていますが、〆の具材にしてたくさん取りすぎてしまうと意味がないので、食べ過ぎには注意しましょう。
⑥納豆
納豆が好きな方にはたまらない、変わり種の中でも定番の具材です。
嫌いな方は鍋全体が納豆になるので嫌いな方がいる場合は入れないほうがいいでしょう。
納豆を入れるだけで栄養満点になるのでおススメです。
最後の〆に、納豆を入れたムチ納豆雑炊も美味しいです。
作り方は余ったキムチ鍋のスープにご飯、納豆を入れて、お好みに合わせて、ネギや卵、キムチを追加して食べれば、納豆好きな方はやみつきになりますよ。
⑦タコ焼き
冷凍のたこ焼きもおススメです。
子供がいるご家庭や良く食べる方いるご家庭では徳のオススメです。
ボリュームアップはもちろん、結構お腹いっぱいになります。
キムチの出汁を含んだたこ焼きはとてもおいしくいただけます。
あまり煮込みすぎると、形が潰れて鍋全体がドロドロになるので注意が必要です。
⑧干しイモ、山芋、長芋
意外な具材ですが、干し芋は鍋で煮込むことによって、キムチ鍋の出汁を吸って、程よい食感のさつまいも味わうことができます。その他、長芋、山芋もキムチ鍋にはとてもよく合うので、 おススメの具材です。鍋全体にいも類が1種類あると、満足度が変わりますよ。
また、長芋や山芋は、すりおろして入れても美味しいです。苦手な野菜もつるっと食べれてしまします。
⑨凍り豆腐
凍り豆腐は高野豆腐のことで同じ具材のことを指します。鍋の具材ではなかなか見かけないかも分かりませんが、凍り豆腐はキムチ鍋の出汁をたっぷりと吸ってくれるのでとてもおススメの具材です。豆乳キムチ鍋にも相性が良く、普通の豆腐よりも煮崩れしないので扱いやすいのがいいですね。
その他、お麩などもよく合いますよ。
⑩リンゴ
キムチ鍋においては、リンゴは意外とよく合います。
キムチにリンゴは入れて作るように、違和感は全くないので、具材としてもダシとしてもオススメの具材です。
少し入れるだけでも鍋に甘みがでて美味しくなります。
⑪辛子明太子
辛いのが好きな方は、辛子明太子で苦手な方は普通のたらこでもいいでしょう。
ミディアムで食べるのが一番おススメです。プチプチ感がたまりません。
食べすぎは、塩分の取りすぎになるので注意が必要です。
⑫ちくわ、ちくわ麩
竹輪などの練り製品はどれでも良く合います。
竹輪にプロセスチーズを入れて竹輪チーズもかなりおススメです。
⑬チーズ、カマンベールチーズ
チーズは定番と言えるほど良く合う具材です。
カマンベールチーズは具材として残るのでおススメですが、とろけるチーズやミックスチーズも他の具材と絡んでとても美味しいです。
たこ焼きやギョーザなどはチーズと絡んでメインとしても食べれるほどです。
⑭トッポギ、薄切り餅
韓国では定番のトッポギやしゃぶしゃぶに合う薄切り餅もキムチ鍋にはよく合います。
さっと食べたい時は薄切り餅で食べたり、鍋で煮込みたい場合はトッポギを使うといいですね。
その他、普通の餅や餅巾着はこちらで紹介しているので参考にしてください👇
⑮大豆
大豆はお財布にも優しく、栄養面のおいてもかなり優れています。
大豆や豆腐を入れる事で、辛さが中和されるのでおススメです。
また大豆はお値段も安くて栄養も取れるのが魅力です。
お肉が苦手な方は、大豆のお肉を使ってもおススメです。
折角、大豆を使うのにお財布には優しくはならないのがデメリットですが、「こんなものがあるんだ」と参考程度に考えて下さい。
こちらは、フィレタイプの大豆のお肉です。👇
大豆のブロックタイプはいい方はこちらを参考にしてみて下さい👇。
⑯たまご
玉子は半熟卵やゆで卵を入れてもいいし、鍋の中に落としてもいいですね。
鍋たまごも鍋の中に入れると、辛さが緩和されます。
鍋の中に卵が流れるのが嫌な方は半熟玉子を入れてそのまま取り出して食べるのがオススメです。
⑰ゼンマイ
韓国のビビンバでもいく使われるゼンマイ。
荷崩れもしないので鍋の最初から入れておくことができるのでおススメです。
ゼンマイの水煮は比較的値段も安いのが嬉しいですね。
一度熱湯で下茹でしてから使いましょう。
⑱はんぺん
はんぺんもキムチ鍋にはよく合う具材です。
キムチの旨味が染みて、ボリュームもアップしますよ。小さいお子様や高齢者の方も食べやすいのでオススメです。
〆の具材の変わり種
①センレック
キムチ鍋の変わり種としてもどの鍋にも合います。
センレックとは、パッタイに最適なタイのビーフンで、米粉で出来ている麺です。
お湯で戻してから、直接鍋の中に入れて、お好みの固さになったら食べましょう。
コシが強くてモチモチしていて変わり種としてオススメです。
センレックは値段も安いのでオススメです。
定番に飽きたり、良く食べる方がおられるご家庭では、お腹を満たすためにも最適な食材です。
②ビーフン
ビーフンといえば炒めるイメージがありますが、スープビーフンで食べるのも美味しいですよ。
ケンミンのビーフンは味がついてるので、水を足して作る場合はいいですが、スープの味が決まっていたら、味のついていないビーフンを選ぶといいでしょう。
③パスタ
パスタも〆具材でよく使われますが、キムチ鍋に合うの?と思う方もおられると思いますが、カットトマトを足して、スープパスタの感覚で食べてみて下さい。
かなり美味しいです。さらにチーズとの相性もいいので、洋風のキムチスープパスタになりますよ。
とろみが欲しい方は片栗粉でとろみをつけるのも「アリ」です。
チゲ鍋とキムチ鍋の違いは?
そのため「チゲ鍋」だと「鍋鍋」になってしまうためチゲ鍋は間違いです。
「チゲ」とは、一人用の小さい鍋で、肉、魚介類、野菜、豆腐などを煮込んだ韓国の鍋料理の総称です。日本でチゲというと、「キムチチゲ」ということが多い。
「キムチ鍋」とは、主にキムチを用いた鍋料理で、キムチを主体に、肉類、魚介類、豆腐などを煮込んだ鍋料理で、特に日本の鍋料理風に作ったいうことのこと。
お店や家庭によって味付けは様々で、日本では大鍋で煮込むスタイルが主流です。
味付けなども、日本人に合うようにアレンジされている場合もあります。
以上のように、本場韓国のものはキムチチゲ、日本のものはキムチ鍋と分けて呼ぶ事もあります。
まとめ。。。
キムチ鍋の意外な変わり種だけを絞って特集しましたが、かなりの数がある事がお分かりいただけたと思います。
定番具材でも十分なキムチ鍋ですが、合う具材や意外な変わり種を使うことで、もっと美味しくなり深みが出ます。
食わず嫌いの具材やこれを入れたら失敗するんではないかと不安に思っている方も定番具材から少しづつ変えるだけでもマンネリもなくなったり、バリエーションが広がります。
皆さんも是非日々のメニューの中に皆さんもオリジナルキムチ鍋を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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