津軽三味線弾き語りが大好きフッくんです。
津軽三味線の音色は素晴らしく美しいの一言です。
また、三味線を切り口に稽古を進めると、世界の見え方や感じ方が開き、
しびれるような喜びが得られる瞬間が幾度もあります。
津軽三味線と聞くと「難しそう」「敷居が高そう」という声をよく耳にしますが、そんなことはなく、最初私も迷いましたが、最初が肝心なんですね。
津軽三味線の価格はピンからキリまでです。
だいたい最初は10万前後と思っていただいたらいいかと思います。
ただし、三味線教室に通えばレンタルや、貸出しもできる教室もあり、多種多様。
津軽三味線は、講師が少ないのが難点です。
ちなみに私は教室の先生が中古で安く探していただきました。
「三味線は簡単」「誰でもすぐに弾ける」と宣伝されていることがありますが、これを信じると大半は場合は挫折してしまいます。
また、津軽三味線を今からしても、上達しないと思う方もおられると思いますが、人に聞かせるまでには時間がかかりますが、大事なのは、初心者にとっては自分が演奏していて楽しいかどうかが大事ですね。
人によって、上達も違うし、練習できる日数も違うので、まずは初めて見る事が大事ですね。
下記は、私が手本にしている素晴らしいアーティストです。
そこで、今回は三味線を始める前に押さえておきたい基本的な知識と練習方法などについてご紹介します。
これから三味線をはじめたいと考えている方の参考になれば幸いです。
津軽三味線の基本知識
津軽三味線とは?
三味線のルーツは中国の3軒にあると言われており、それが日本に伝わって後に、日本各地の生活に密着し発展していきました。津軽三味線はその三味線の中でも(津軽地方現在の青森県西部)で発展したもので、そのルーツは目の不自由な方が行っていた門付け芸にあると言われています。津軽三味線の音楽的な特徴としては、撥で川を激しく叩く奏法と、早引きの多用が挙げられます。このため三味線は中棹や細棹ではなく、たたきに適した皮の厚い太棹を使い、撥は速弾きに適した小ぶりなものを使用します 。また三味線の糸には本来絹糸が使われるのですが津軽三味線の激しい双方では糸が切れやすいため部分的にナイロンやテトロンといった素材が使われています。
三味線の種類
三味線は大きく分けて3種類に分類でき、それぞれ棹の太さはもちろん胴大きさ、弦の太さも異なります。
津軽三味線で使用している太棹は、棹が太く、胴の皮も厚く、間も他の三味線より太いものを使用しています。
- 太棹…津軽三味線・浪曲・義太夫など
- 中棹…民謡・常磐津・清元・地唄など
- 細棹…長唄・小唄・端唄など
津軽三味線の始め方のポイントとオススメ練習曲
津軽三味線の始め方
三味線を始めたいなと思っている方も最近は増えている傾向にあります。
①何が正しいのかわからない
②近所に三味線が購入できるところがない
③近所に自分にあった教室がない。
④自分の好みをしる(三味線も種類が沢山ありすぎてわからない)
⑤行動に移せない
質の悪い情報が氾濫しているのも現状です。
独学でもしておられる方はいますが、最初は、三味線教室を探す事がいいと思います。
- ①体験会に行ってみる
三味線を買っては、全く触らずやめてしまうともったいないので、三味線教室さえ見つければまずは、どんなものかがわかるので、体験はあるのでまずは行ってみましょう。
- ②三味線店に行ってみる
私の体験談ですが、先生は有名だが、一定の場所での稽古がなく、あちこちの会館を借りてする教室、生徒が続くのが不思議なくらい厳しい先生がいるのが現状です。
津軽三味線はトータルいくらくらいかかるの?
実際に三味線をやるとなれば、やはり価格は気になるものですね。
三味線の価格はピンからキリまで幅広く、高価なものになると100万円を超えるもの、300万円くらいの物も決して珍しくないですが、先生などが持っているものが高額な物が多いです。
初心者の方が最初から高額なものを購入するのは難しいかと思いますが、ある程度長く使い続けることを考えるのであれば最低でも10万円前後ほどの価格帯のものを選ぶといいですが、先生が見つかれば、先生に相談する事が一番です。
三味線の世界は狭いので、先生がある程度ミスのないもを確実にチョイスしてくれるからです。
ネットで買うと高額な物ですので心配ですよね。
長く続けるかわからない、ちょっと試してみたいという方の場合は、安価なものでも使えないわけではないですが、品質の悪いものはやはり耐久性に難がありますし、音色も優れているとは言えません。
結果としてモチベーションの低下を招いたり、少し上達するとやはり良いものが欲しくなってしまいます。
なので、価格的に極端に安いのはやめたほうがいいでしょう。
津軽三味線の月額費用で、月2回で、10000円~15000円位です。
月2回で、実際先生の指導は1回、もう一回は生徒達の中で練習という場合もあります。
また、カルチャースクールではさらに10000円前後の入会金もかかります。
三味線を練習の時だけは貸出しはしてくれる事がほとんどですが、自宅持ち帰る場合は、様々ですが、月額1000円~で、紅木の三味線であれば、5000円程かかります。
壊れたら、皮の張替えでは、5万円前後しますので、教室に通って相談することが望ましいです。
参考までに撥は三味線と別途購入が多いので、注意してくださいね。
独学で出来る?
人によっては独学は、最近はネットもあるので、無理とまでは言えませんが、最初は教室に行って基礎を教わったほうがいいかなと思います。
バチの持ち方や楽器の構え方など、三味線には特にコツがいるので、対面で教えてもらった方が良いのではないでしょうか。
また、独学でやって変な癖がついてしまうと、後で修正するのが至難の業です。
最初は教室に通った方がいいですね。
独学で練習するポイント
撥は人差し指・中指・薬指のみで保持して最後に親指を先端近くに添えます。
このように、まずは基本的なフォームをしっかりと身に着けることによって上達のスピードを早めることができますので、しっかりと覚えましょう。
教室で津軽三味線を習うことのメリット
また、三味線の場合、ギターのようにフレット(指板の表面を区切る突起)を持つ楽器ではないので、直接自分の耳などで感覚的に身に着けなければならないことも多いのです。
独学の場合、自分が正しい音を出せているのか判断することができないケースも少なくありません。
結果として上達が妨げられてしまいます。しかし、音楽教室であれば間違っていればすぐに正すことができます。そのためより効率的に上達することができます。
また、先ほども触れましたが、楽器を購入する際に相談することができるという点もポイントです。
初心者の方の場合、楽器選びで頭を悩ませてしまう方も少なくありません。
よくわからないまま購入してあとで後悔してしまう可能性もあるのです。
最初に購入する楽器以外でも、ある程度上達すると新しい楽器が欲しくなってしまう時が必ず出てきます。
そんな時に相談できるのは大きなアドバンテージです。
このように音楽教室で三味線を習うことには多くのメリットがあります。
マンション・アパートで練習できる?
賃貸マンションやアパートは、基本的には難しいと思ったほうがいいでしょう。
借りるときに楽器OK!の物件を選びましょう。
分譲マンションであれば、極端に壁が薄いお部屋でなければ、時間は考えて練習できると思いますが、確認をとる事をオススメします。
ピアノやドラムと違って楽器が床や壁に触れていなくても、どっから音が出てるの?と思うくらい津軽三味線はとても響きます。
また、深夜にかき鳴らしたり、長時間練習したりするのはやめておいた方が無難でしょう。
三味線には音を小さくするグッズがたくさんありますので参考にしてみてください。
こういうときこそ、三味線教室に通っていれば助かりますよね。
いろいろありますので探してみてください。
初心者におすすめの三味線練習曲
①津軽三味線6段
津軽三味線の入門曲「六段」は、会や流派によって、多少フレーズが違う部分はありますが、ほとんど同じ、津軽じょんがら節を弾くための基本となるフレーズが盛りだくさんの曲です。
初心者の方には、超入門用の「練習曲」、お馴染みの「花笠音頭」や「さくら さくら」をマスターしてもらってから「六段」に入ります。
「六段」は、入門曲とはいえ結構難しく、経験者である程度弾ける方には、始めから「六段」をする人もおられます。
そんな位置づけの曲です。
②花笠音頭
花笠音頭』は東北地方の”花笠祭り”で踊られる民謡です。
その特徴は花笠と呼ばれる鮮やかな花の装飾がついた笠を使って踊ることです。
素敵な笠が舞う光景はとても幻想的で素晴らしい曲です。
③さくらさくら
津軽三味線が演じる「さくらさくら」。
ヘラ型のピックを使って弦を叩くことで生まれるこの深みのある音色は、このタイプの三味線の特徴です。
アレンジが色々あるので、教室の先生のアドバイスを参考に練習が一番です。
津軽三味線を買う時のポイント
失敗しない三味線の選び方
①三味線を購入(入門用津軽三味線も視野に)
最初は、お稽古は教室にある津軽三味線でも良いし、家での練習もレンタル三味線でもいいでしょう。
どうしても欲しいマイ三味線。
コツコツ貯めたおこづかいで念願の津軽三味線をゲットした時の嬉しさ、愛着は最本物です。
せっかく買って、後悔しないためにも、しっかり基礎知識を身につけてくださいね。
②値段の相場を知ろう
かつては教室で買うと先生が仲介手数料をとり、高級な三味線ではないのに値段だけは高くなるような事もありましたが、インターネットの普及により、三味線の相場がわかり、先生から、損せず購入できるはずです。
和楽器市場は購入後の三味線の糸や、備品購入に便利です。
③ある程度の値段はやむを得ない
やはり良い三味線は価値があり値段も良いので、信頼できるところでの購入をお勧めします。
三味線はメンテナンスも重要で、技術のある職人さんがいる事が絶対条件になります。
良い三味線は芸を助けるというように、未熟なうちは三味線がカバーしてくれて、上達した時は思いのままの音色を奏でてくれたりします。
焦る事はないと思いますので、良い三味線を買いましょう。
④予算内で最良の物を買う
先生にチョイスしてもらえば、先生専属の職人さんがいますのでアフターケアも完璧、ボッタクリなんてないので安心してご予算内で最良の三味線をご購入いただけます。
先生から買った三味線と他で買った物とを見比べる機会があれば一目瞭然、音色はもちろん質も仕上げも別格だという事に気づくと思います。
⑤棹選び
津軽三味線は棹選びが重要になります。
ご予算に応じて棹をえらんで、次に見た目も気になりがちですが、実際に持って一番しっくりくる棹を選ぶのが望ましいです。
きっと最初はよくわからないので、自分の先生にアドバイスをもらいましょう。
まとめ。。。
三味線などの伝統的な楽器はどうしても敷居が高く感じてしまいがちで、三味線に興味があっても、分からない事が多すぎてはじめの1歩を踏み出せない人や挑戦してみたいと思っていてもあきらめてしまった人も多いと思います。
今日では三味線を習うことのできる音楽教室も増えており、比較的挑戦しやすくなっていると思います。
初心者でも楽しく音を出して演奏できる楽器ですし、試してみる価値は十分にあると思います。
教室によっては三味線をレンタルできるので、「いきなり10万円前後の楽器を買うのはちょっと…」と思う方でも大丈夫です。
まずはレンタルをしてみる、次に三味線教室の体験に行ってみて続けたいと思ったら購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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