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ちくわ・練り物の保存方法!冷蔵冷凍のコツを料理人が完全解説

ちくわ・練り物の保存方法
この記事は約10分で読めます。

料理研究家、料理大好きフッくんです。

ちくわ、かまぼこ、はんぺん、さつま揚げ。練り物は、そのまま食べても、煮ても炒めても使える、便利な食材ですよね。安いときにまとめ買いする方も多いと思います。でも「開封したけど使い切れない」「練り物って冷凍できるの?」「冷凍したら食感が変わってしまった」と、保存で困った経験、ありませんか?

正直に言うと、練り物は加熱してある食品ですが、開封後は意外と傷みやすいんです。しかも冷凍できるものの、種類によって食感の変わり方が違うので、ちょっとしたコツがあります。

そこで今回は、現役料理人20年・栄養士のフッくんが、ちくわや練り物の保存方法をまるごと解説します。冷蔵の日持ち、冷凍で食感が変わる理由と種類別のコツ、使いやすく切って冷凍する方法、傷んだサインの見分け方、そしてご高齢の方やお子さんへの配慮まで、家庭で役立つ知識を全部お伝えしますね🌸

まずは、みなさんが練り物の保存で困りがちなポイントを整理してみましょう。

  • 練り物を開封したけど使い切れない
    1袋に何本も入っていて、余らせてしまうこと、ありますよね。
  • ちくわやかまぼこは冷凍できるのか知りたい
    結論から言うと冷凍できますが、種類によってコツが違います。
  • 冷凍すると食感が変わると聞いて不安
    変わりやすいものと、比較的そのままのものがあります。
  • 練り物が傷んだサインを知りたい
    加熱済みでも傷むので、見分け方を知っておくと安心です。

ちくわ・練り物の保存方法の全体像インフォグラフィック

ちくわ・練り物の保存の基本

まず、練り物の保存の基本からお伝えします。ちくわやかまぼこなどの練り物は、冷蔵保存が基本です。

練り物は加熱して作られている食品ですが、実は開封後は傷みやすいんです。魚のすり身が原料で、水分とたんぱく質が豊富なため、菌が増えやすいからです。未開封ならパッケージに書かれた賞味期限まで冷蔵で保存できますが、開封したら早めに食べ切るのが基本ですよ。

そして、使い切れないときは冷凍もできます。ただし、練り物は冷凍すると食感が変わりやすいので、種類ごとにコツがあります。このあと、くわしくお伝えしますね。

★栄養士のワンポイント:練り物の成分とアレルギー注意 🍳
練り物は文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」可食部100gあたり、ちくわ約119kcal・タンパク質約12.2g・食塩相当量約2.1g、かまぼこ約93kcal・タンパク質約12.0g・食塩相当量約2.5g、はんぺん約93kcal・タンパク質約9.9g・食塩相当量約1.5gと塩分が多めの食品です。消費者庁の特定原材料8品目・準ずる20品目のうち、練り物には製品によって「卵」「小麦」「乳」「大豆」「えび」「いか」「やまいも」「さば」などが含まれることがありますので、購入前に必ず原材料・アレルギー表示を確認してください。厚労省の日本人の食事摂取基準(2025年版)では成人の食塩目標量は男性7.5g未満・女性6.5g未満なので、汁物や煮物に使うときは味付けを控えめに、野菜と組み合わせるのがおすすめですよ。

ちくわ・練り物の冷蔵保存

練り物の冷蔵保存の正しい方法

すぐに使う予定があるなら、冷蔵保存で大丈夫です。未開封のものは、パッケージに書かれた賞味期限まで、そのまま冷蔵室で保存できます。

開封したあとは、2〜3日を目安に早めに食べ切りましょう。残った分は、表面の水気を軽く拭いてから、ラップで包むか密閉容器に入れて保存すると、乾燥や冷蔵庫内のにおいうつりを防げます。パックに水が入っているタイプは、その水は捨ててから保存してくださいね。

★現役料理人20年のコツ 🍳
開封した練り物は、切り口から傷みやすくなります。使いかけを保存するときは、断面をぴったりラップで覆っておくと、乾燥と変色を防げますよ。私の店でも、かまぼこやちくわは使う分だけ切り出して、残りはすぐに包んで冷蔵庫に戻していました。ひと手間ですが、最後までおいしく使い切るコツです。

密閉できる保存容器があると、開封した練り物の保存に便利です。ふたつきの容器に入れておけば、乾燥やにおいうつりを防げて、冷蔵庫の中もすっきりします。切って冷凍するときの小分けにも使えますよ。

ちくわ・練り物の冷凍保存

練り物の冷凍保存のやり方と種類別のコツ

使い切れない練り物は、冷凍もできます。ただし、冷凍すると水分が抜けて、食感が変わりやすいのが練り物の特徴です。解凍したときにスポンジのようになったり、少しパサついたりすることがあります。

種類別の冷凍のコツ

練り物は、種類によって冷凍の向き・不向きがあります。ちくわ、さつま揚げ、つみれなどは、冷凍しても比較的使いやすく、加熱料理に向いています。一方、はんぺんやかまぼこは、あのふわふわ・つるっとした食感が変わりやすいので、冷凍したものは煮物や炒め物など、加熱して使うのがおすすめです。冷凍するときは、使いやすい大きさに切ってから、保存袋に入れて空気を抜きましょう。保存の目安は2〜3週間です。

解凍のコツ

冷凍した練り物は、凍ったまま加熱料理に使うのがいちばん手軽です。おでん、煮物、炒め物、汁物などに、凍ったまま入れて火を通せば、食感の変化も気になりにくくなります。自然解凍すると水分が出てべちゃっとしやすいので、加熱料理に直接使うのがおすすめですよ。

★現役料理人20年のコツ 🍳
冷凍した練り物は、凍ったままが使いどきです。半解凍で中途半端に戻すと水っぽくなるので、おでんや煮物には凍ったままポンと入れてください。炒め物にするなら、凍ったまま油をひいたフライパンに入れて、水分を飛ばすように炒めると、香ばしく仕上がりますよ。私も、冷凍ちくわはよく野菜炒めやきんぴらに使っています。
冷凍用保存袋(ジップロック)
created by Rinker

冷凍用の保存袋は、練り物の冷凍に欠かせません。空気をしっかり抜けるので、冷凍焼けやにおいうつりを防いでくれます。切った練り物を平らに並べて冷凍しておくと、使う分だけ取り出せて便利ですよ。

ちくわ・練り物の保存期間の早見表

練り物の保存期間の早見表

ここまでの保存期間を、ひと目でわかるようにまとめました。あくまで目安なので、練り物の状態を見ながら、早めに使い切るのが安心ですよ。

保存方法目安期間ポイント
冷蔵(未開封)賞味期限までパッケージの表示に従う
冷蔵(開封後)約2〜3日水気を拭いて密閉・早めに
冷凍約2〜3週間切って保存袋・加熱料理向き

この期間はあくまで目安です。においやぬめりなど、いつもと違うと感じたら、期間内でも食べるのはやめてくださいね。

冷凍練り物の使い切り・活用術

冷凍練り物の使い切り活用アイデア

冷凍した練り物は、加熱料理にすると無駄なくおいしく使い切れます。定番はやっぱりおでん。ほかにも、野菜と一緒に炒めたり、煮物やチャーハン、うどんの具にしたりと、活躍の場はたくさんあります。凍ったまま加えられるので、あと一品ほしいときにも便利ですよ🌸

ちくわなら、青のりをまぶした磯辺揚げや、きゅうりを詰めたおつまみもおすすめです。冷凍したちくわは、加熱調理に使えば食感の変化も気にならず、最後までおいしくいただけますよ。

★栄養士のワンポイント:練り物と塩分の組み合わせ方 🍳
練り物を使うときは、塩分の組み合わせに気をつけるのがポイントです。厚労省の日本人の食事摂取基準(2025年版)を目安に、練り物自体に塩分が含まれているので、煮物や汁物に使うときは、しょうゆや塩を控えめにしましょう。野菜をたっぷり組み合わせれば、彩りも栄養バランスもよくなります。おでんも、練り物だけでなく大根やこんにゃく、卵などを一緒に入れると、満足感のある一品になりますよ。

練り物のいちばんの活躍どころといえば、やっぱりおでんですよね。おでん鍋があると、じっくり煮込んで味を染み込ませられます。冷凍しておいた練り物を凍ったまま入れられるので、食べたいときにすぐ楽しめますよ。仕切りがあるタイプなら、具材が混ざらず取り分けもラクです。

新鮮な練り物・傷んだ練り物の見分け方

良い練り物と傷んだ練り物の見分け方

良い状態の練り物

買うときや使う前に、次のポイントをチェックしてみてくださいね。

  • 弾力があってハリがある
    押すと弾力が返ってくる、ハリのあるものが良い状態です。
  • 色がきれいでつやがある
    変色がなく、つやのあるものを選びましょう。
  • 製造日・賞味期限が新しい
    できるだけ新しいものを選び、開封後は早めに使いましょう。

傷んだ練り物のサイン

次のようなサインが出ていたら、食べるのはやめてくださいね。

  • 表面がぬるぬる・糸を引く
    さわってぬめりや粘りがあるのは、菌が増えているサインです。処分してください。
  • すっぱい・変なにおいがする
    酸っぱいにおいや、いつもと違うにおいがしたら、傷んでいます。加熱してもだめです。
  • 変色している・カビが見える
    黄ばみや変色、点々としたカビが見えたら、食べずに処分しましょう。

練り物は加熱してある食品なので、つい日持ちすると思いがちですが、開封後は生ものと同じくらいの気持ちで、早めに使い切るのが安心ですよ。少しでもおかしいと感じたら、無理をしないでくださいね。

高齢者や子供にやさしい練り物の食べ方

高齢者や子供にやさしい練り物の食べ方

★現役介護士のコツ
ちくわやかまぼこなどの練り物は、弾力があってかみ切りにくく、のどに詰まりやすい食品です(消費者庁の窒息注意喚起食品にも挙げられている食材)。かむ力や飲み込む力が弱くなっている方には注意が必要です。日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食学会分類2013」を目安に、医師・管理栄養士・言語聴覚士と連携して形態を選んでくださいね。ご高齢の方に出すときは、薄く切るか小さく(5mm厚以下・1cm角以下)刻んで、加熱してやわらかくすると食べやすくなります。はんぺんはやわらかい練り物ですが、大きいまま口に入れると、飲み込むときに危ないことがあるので、小さく切って出してあげてください。また、練り物は塩分が多めなので、出す量にも気をつけましょう。
小さなお子さんの場合、練り物は塩分や食品添加物が比較的多いので、離乳食では急いで使う必要はありません。使うとしても、後期(生後9〜11か月ごろ)以降に、湯通しして塩分を落としてから、細かく刻んで少量ずつにしましょう。弾力があるので、丸のみしないよう、必ず小さく切って、大人がそばで見ていてあげてくださいね。
なお、練り物は魚のすり身が主な原料ですが、製品によっては卵白ややまいも、大豆、小麦、乳、えび、いか、さばなどが使われていることがあります。食物アレルギーのある方やお子さんに出すときは、必ずパッケージの原材料表示とアレルギー表示を確認してくださいね。

ちくわ・練り物の保存でよくある質問

Q1. ちくわは冷凍できますか?

はい、ちくわは冷凍できます。使いやすい大きさに切ってから、保存袋に入れて空気を抜いて冷凍しましょう。保存の目安は2〜3週間です。ただし、冷凍すると水分が抜けて食感が変わるので、解凍後は生で食べるより、おでんや炒め物、煮物などの加熱料理に使うのがおすすめです。凍ったまま調理に加えられるので便利ですよ。

Q2. 開封した練り物はどのくらいもちますか?

開封した練り物は、2〜3日を目安に早めに食べ切ってください。練り物は加熱済みですが、開封すると空気に触れて傷みやすくなります。残った分は、表面の水気を拭いて、ラップや密閉容器で保存しましょう。それ以上もたせたいときは、冷凍に回すのが安心です。

Q3. かまぼこやはんぺんも冷凍できますか?

冷凍はできますが、かまぼこやはんぺんは、あのなめらか・ふわふわとした食感が変わりやすいので注意が必要です。解凍するとスポンジのようになったり、水っぽくなったりします。冷凍したものは、そのまま食べるより、煮物や汁物、炒め物など、加熱して使うのがおすすめです。食感を大切にしたいなら、冷蔵で早めに食べ切るほうがよいですよ。

Q4. 練り物の表面がネバついたり、すっぱいにおいがします。食べられますか?

いいえ、表面のぬめりや糸引き、すっぱいにおいは、傷んでいるサインです。食べずに処分してください。練り物は加熱してある食品ですが、傷んだものを加熱しても安全にはなりません(厚労省の食品衛生基準・黄色ブドウ球菌などの菌が作る毒素は加熱でも分解されないものがあります)。変色やカビが見られる場合も同じです。もったいなくても、健康にはかえられませんので、無理をしないでくださいね。

まとめ。。。

ちくわや練り物の保存のポイントを、最後にまとめておきますね。

  • 練り物は加熱済みでも傷みやすい
    魚のすり身で水分が多く、開封後は特に早めに食べ切ります。
  • 冷蔵は開封後2〜3日が目安
    水気を拭いて、ラップや密閉容器で保存します。
  • 冷凍できるが食感が変わる
    水分が抜けるので、解凍後は加熱料理に使いましょう。
  • ちくわ・さつま揚げは加熱料理向き
    はんぺん・かまぼこは食感が変わりやすいので煮物などに。
  • 使いやすく切ってから冷凍する
    保存袋で空気を抜き、凍ったまま調理に使えて便利です。
  • ぬめり・酸っぱいにおいは処分
    加熱しても安全にはならないので、無理せず捨てます。
  • 高齢者・子供は小さく切って加熱
    弾力でのどに詰まりやすいので、薄く切ってやわらかく。

ちくわ・練り物保存の7つのポイントまとめ

練り物は、開封後の扱いと冷凍のコツさえおさえれば、無駄なくおいしく使い切れる便利な常備食材です。冷凍したものは加熱料理に、と割り切って使えば、食感の変化も気になりません。傷んだサインだけ見逃さないようにして、練り物を安全に楽しんでくださいね。困ったときは、またこの記事を見に来てください🌸

最後までお読みいただきありがとうございました。

フッくんでした!

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