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トランプマジックの始め方完全ガイド!初心者向けトランプの選び方をマジシャンが解説

トランプマジックの始め方完全ガイド アイキャッチ
この記事は約9分で読めます。

マジック研究家・マジシャンのフッくんです。

手品を気軽に楽しみたいけど、やり方がわからない。プロにならなくても、楽しくてすごいマジックがしたい——そんな方は多いですよね。世の中にはネット・書籍・DVDが数多くあり、プロやアマチュアがやっているものは、どうしてもテクニックや技術が必要になります。手品道具も全般的に高く、当たりはずれがあるのが現状です。

結論から言うと、カードマジックの意味を知って、トランプを1つ買うこと。これでカードマジックは始められます。マジックキッチンでは、その最初のお手伝いができればと思います。マジシャンとして、初心者の方でも簡単に始められる考え方をご紹介しますね。

  • 手品とマジックの違い
    語源・歴史から、本当に大事な「演技力と演出」まで
  • プロが使うトランプ4種
    バイスクル・タリホー・ビー・コパッグを徹底紹介
  • 初心者向けギミックトランプ
    練習なしでプロ並みの演出ができる仕掛けトランプ
  • マジック三原則
    これだけは守ってほしい大切なルール

ぜひ最後まで見ていってくださいね🃏

手品とマジックの違いとは?

手品とマジックの違いとは?

まずは言葉の話から。手品は、古来日本で「手妻(てづま)」「品玉(しなだま)」などと呼ばれていたものがなまって生まれた言葉です。トリックや仕掛け、つまりタネがあり、巧みな手さばきで人の目をくらます奇術のこと。

一方マジックは「魔法」「魔術」の意味。不思議な力を持った魔術師「magi(マギ)」が語源とされる説が有力です。ざっくり言うと、「マジック」は西洋のもの、「手品」は日本のもの。今はほぼ同じ意味で使われていますね。

大事なのは、タネがあるとわかっていても不思議に見せること。それを演じるのがマジシャンです。巧みにするには道具や技術と思いがちですが、実はそれ以上に演技力や演出が大切。同じマジックでも、演出次第でまったくの別物になります。カードマジシャンにとって、カードは楽器のようなものとも言われますよ🃏

プロが使うトランプ4種

カードマジックにトランプは欠かせません。一般的にプロが使っている代表的なトランプを4つご紹介します。

プロが使うトランプ4種

①バイスクル(BICYCLE)

テレビでもよく見かける、トランプの定番ブランド。1885年にアメリカのUSプレイング・カード社が製造し、歴史100年以上。滑らかな「すべり」と適度な「はじき」、耐久力を与える「エアクッション仕上げ」で、品質の高さに定評があります。USプレイング社は世界最大級のトランプ売り上げを誇ります。買う時は「ライダーバック」か「スタンダード」を選びましょう。

マジックの定番中の定番。迷ったらまずこれ、という一組です。赤と青のセットで持っておくと、マジックの演出の幅も広がります。

②タリホー(TALLY-HO)

日本が誇る一流マジシャン・前田知洋さんが愛用していることで有名なトランプ。ニューヨークで名を馳せたブランドで、世界の一流マジシャンに愛用されています。USプレイング社製で、大きさは63mm×88mmのポーカーサイズ。バイスクルより少し柔らかい感じですが、紙質・印刷・耐久性とも高品質で、たいへん扱いやすいデックです。

サークルバックの美しいデザインが人気。バイスクルに慣れたら、次の一組として試してみると、手触りの違いが楽しめます。

③ビー(Bee/マツイゲーミングマシン)

世界のカジノで使用されているトランプで、ポーカーやブラックジャックなどのカジノゲームにおすすめ。1892年に誕生し、その品質と信頼性で、今も世界中のカジノで確固たる名声を博しています。

カジノの本格的な雰囲気を味わいたい方に。ポーカー好きにもおすすめの一組です。

④コパッグ(COPAG)

1908年にブラジル・サンパウロで生まれた、100年以上の歴史を誇るカードメーカー。特にポーカー(テキサスホールデム)に必要なクオリティを十分に満たした、数少ないプラスチックカードです。

プラスチック製で水や折れに強いのが魅力。長く使いたい方や、ポーカーをしっかり楽しみたい方にぴったりです。

◆結論、最初はバイスクルで試してみるのがおすすめ。トランプは人によって感覚が違うので、まずはスタンダードで試して、使い慣れたら色々試してみるのがいいでしょう。

初心者は簡単に!ギミックトランプ

「ギミック」とは仕掛けのこと。仕掛けのない、手先の動きだけで行うものを「ノーギミック」(テクニック)と呼びます。カードマジックにはこの2種類があり、ギミックトランプなら練習なしでも、仕掛けの力でいい演出ができます。プロでも愛用しているものが多々あるんですよ。

先ほど紹介した4種は普通のトランプで、テクニックを使うマジックが中心。一方ギミックトランプは、トランプ自体に仕掛けが施されているので、初心者がマジックを知っていく入り口にぴったりです。有名なのはテンヨーで、ギミックトランプだけでも数十種類あります。

私が最初に買ったのもこれ。テンヨーのベストセラー商品で、解説書が付属しているのが嬉しいポイント。初心者にはこの説明書が肝になりますよ。

このテンヨーのトランプ1つで、なんと19種類ものマジックができます。代表的なものをまとめました。


  1. トランプ当てNo.1…相手が心で思ったカードを読唇術ふうに当てる
  2. トランプ当てNo.2…覚えたカードが一組から抜け出てくる
  3. 思いトランプ軽いトランプ…二つの山が絵札と数字に分かれる
  4. エレベータートランプ…4枚のエースが一番上から出てくる
  5. 超能力…お互いのペアの数が全部一致する
  6. 変化するトランプ…抜いたカードが相手の選んだカードに変わる
  7. 私と同じように…二人の思ったカードがぴったり一致
  8. 水と油…赤と黒のマークに分かれる
  9. 不思議な数当て…相手が思った数を当てる
  10. 二人の名探偵…2枚のジャックが相手のカードを挟み撃ち
  11. ポーカーはお好き…マジシャンにエースの4カードが出る
  12. 魔法の巻き方…4枚のエースが出てくる
  13. せり上がるトランプ…相手のカードがせり上がる
  14. 手品師の勝利…バラバラに混ぜても元通りに揃う(トライアンフ)
  15. ストップトランプ…止めた所から相手のカードが出る
  16. 4枚のエース…ハンカチの中から4枚のエースが出現
  17. ナイフさし…包んだトランプをナイフで刺すと相手のカードが
  18. 16枚のトランプ…配り続けると最後に相手のカードが残る
  19. 感触の一致…取った枚数が一致する

動きが不自然だとタネがばれてしまうので、堂々と演じるのがコツです。

ひとつデメリットを挙げると、テンヨーのトランプはバイスクルより少し小さめにできている点です。実は、この仕掛けをバイスクルに施した「ストリッパーデック」というトランプも存在します。値段もそんなに変わらず、プロのマジシャンが使うトランプと同じ見た目なので、見ている側が不審に思わないのが最大のメリットです。

普通のバイスクルに見えるのに仕掛けが効いている優れもの。ただし基本はデックのみの販売なので、解説書が欲しい初心者の方は、まずテンヨーで練習するのもおすすめです。

マジシャンとして伝えたいコツ

★マジシャンのコツ
🎩 マジックで一番大事なのは、「道具より演技力と演出」ということ。
ディーリング・ポジション、ファン、スプレッド、ヒンズーシャッフル、オーバーハンドシャッフル、リフルシャッフルなどの技法は、練習すれば意外と簡単にマスターでき、演出がぐっと美しくなります。そして大切なのが「ミスディレクション」——観客の注意を別の方向にそらすテクニック。堂々と演じることで、タネはぐっとバレにくくなります。ミスをしても、話し方の演出でカバーできるんですよ🃏

守ってほしいマジック三原則

最後に、マジックを楽しむうえで絶対に守ってほしい3つの原則をお伝えします。

守ってほしいマジック三原則

  • これから起こる現象を言わない
    「次はこのカードが変わります」と先に言ってしまうと、観客はそこに集中してしまい、タネが見破られやすくなります。何が起こるかわからないからこそ、現象が起きた瞬間の驚きが生まれます。あえて言わないことで、マジックの不思議さと感動が何倍にもなるんです。これはマジックの基本中の基本ですね。
  • 同じトリックを続けて行わない
    同じマジックを2回続けると、観客は1回目で見たポイントに注目するので、タネが見破られやすくなります。一度見せたマジックは、せがまれても繰り返さないのが鉄則。違うマジックを次々と見せることで、観客を飽きさせず、不思議な世界に引き込み続けることができます。レパートリーをいくつか持っておくと安心ですね。
  • 種明かしはしてはならない
    観客からいくら「どうやったの?」と聞かれても、絶対にタネを明かさないこと。種を明かしてしまうと「なんだ、そんなことか」と興ざめさせてしまい、楽しませることができなくなります。不思議なまま終わらせるのが、観客への一番のおもてなし。これが守れてこそ、マジシャンとして相手を楽しませることができますよ。

せっかく買ったトランプを台無しにしないためにも、基本的な使い方とこの三原則を大切にしてくださいね🎩

趣味の記事はこちら

私のもう一つの趣味・津軽三味線や、実際のマジックショーについても綴っています。よかったらこちらもどうぞ🃏

トランプマジックに関するよくある質問

トランプマジックについて、よくいただく質問4つにお答えします。

Q1. トランプマジックは何から始めればいい?

A. まずトランプを1つ買うことからです。
カードマジックの意味を知って、トランプを1組用意すれば、もう始められます。最初は定番のバイスクルがおすすめ。あとは演技力と演出を意識して、簡単なマジックから少しずつ覚えていきましょう🃏

Q2. 初心者におすすめのトランプは?

A. バイスクルが一番のおすすめです。
マジックの定番で、すべりやはじきの感触がよく、多くのマジシャンが使っています。仕掛けの力で簡単に演出したいなら、解説書付きのテンヨーのマジックトランプから始めるのもいいですよ🎴

Q3. ギミックトランプとは?

A. 仕掛けが施されたトランプのことです。
トランプ自体にタネが組み込まれているので、練習なしでもプロ並みの演出ができます。テンヨーのマジックトランプは1組で19種類のマジックができ、解説書付きなので初心者にぴったりです🃏

Q4. マジックで気をつけることは?

A. マジック三原則を守ることです。
「これから起こる現象を言わない」「同じトリックを続けて行わない」「種明かしはしてはならない」の3つ。そして堂々と演じること。これだけで、ぐっと不思議で楽しいマジックになりますよ🎩

まとめ。。。

今回は、トランプマジックの始め方をマジシャンの視点で完全ガイドしました。

トランプマジック始め方まとめ

  • 手品とマジックの違い
    大事なのは道具より演技力と演出
  • プロのトランプ4種
    迷ったらまずバイスクルから
  • ギミックトランプ
    テンヨーなら練習なしで19種のマジック
  • マジック三原則
    言わない・繰り返さない・明かさない

カードマジックは、トランプを1つ買えば誰でも始められます。難しく考えず、まずは1組手に取って、簡単なマジックから楽しんでみてください。道具や技術ももちろん大切ですが、それ以上に「堂々と演じる演技力」が、観客を不思議の世界へ連れて行ってくれます。三原則を守って、ぜひ大切な人を驚かせて、楽しませてあげてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。フッくんでした!

手品・マジック
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