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魚のさばき方!三枚おろしの手順を寿司職人20年が完全解説

魚のさばき方|アイキャッチ
この記事は約10分で読めます。

料理研究家、料理大好きフッくんです。

魚が丸ごと安く買えたとき、自分でさばけたら食卓が広がりますよね🐟 でも「どこに包丁を入れるの?」「骨や内臓が難しそう」と、丸魚を敬遠していませんか?

この記事では、こんなお悩みにお答えします。

  • 三枚おろしの手順を知りたい
    基本の三枚おろしを、寿司職人の目線で順を追って解説します。
  • うろこや内臓の下処理を知りたい
    さばく前の下ごしらえのコツをお伝えします。
  • 小骨や皮の処理を知りたい
    腹骨・小骨の取り方、皮の引き方を紹介します。
  • 生で食べるときの安全対策を知りたい
    アニサキス対策を、正しい知識でお伝えします。
  • 高齢の家族や子供に安全に出したい
    骨の取り方や、離乳食での魚の使い方までお伝えします。

結論から言うと、魚は「うろこ・頭・内臓」の下処理さえ丁寧にすれば、三枚おろしは怖くありません。よく切れる包丁で、中骨に沿って引くだけですよ🐟

魚のさばき方

魚をさばく道具と新鮮な魚の選び方

魚をさばく道具と新鮮な魚の選び方

まずは道具と、新鮮な魚の選び方から。よく切れる包丁があると、仕上がりが大きく変わります🐟

  • よく切れる包丁を使う
    出刃包丁があると、骨も断ちやすく安全です。切れない包丁は力が入って、かえって危険で身も崩れます。
  • 骨抜き・うろこ取りがあると便利
    小骨を抜く骨抜き、うろこを飛び散らせずに取るうろこ取りがあると、下処理がぐっとラクになります。
  • 新鮮な魚を選ぶ
    目が澄んでいる、エラが鮮やかな赤、魚全体にハリとつやがあるものが新鮮です。腹がしっかりしたものを選びましょう。
★栄養士のワンポイント:魚は良質なたんぱく質を含む
魚は文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」で、白身魚(タラ/カレイ)100gあたり約77kcal・たんぱく質約17g・脂質約0.2g、青魚(サバ/サンマ)100gあたり約200〜310kcal・たんぱく質約20g・脂質約15〜25gを含む食材です。消費者庁の特定原材料8品目(2025年4月にくるみが追加)には含まれませんが、準ずる20品目に「さば」「さけ」「いくら」が明示されており、青魚アレルギー(サバ・サンマ・アジで交差反応が出ることがある)や、ヒスタミン中毒(鮮度落ちの青魚)にも注意が必要です。丸魚を自分でさばくと、鮮度のよい状態でいただけて、あらはだしにするなど無駄なく使えます。旬の魚を選ぶと、おいしく成分も取り入れられますよ。

うろこと下処理(うろこ・頭・内臓)

魚の下処理 うろこ・頭・内臓

三枚おろしの前に、うろこ・頭・内臓の下処理をします。ここを丁寧にすると、仕上がりがきれいです🐟

  • うろこを取る
    尾から頭に向かって、包丁やうろこ取りでこそげ取ります。アジは尾の近くの硬い「ぜいご」も、そぎ取っておきます。
  • 頭を落とす
    胸びれの後ろから、斜めに包丁を入れて頭を切り落とします。左右両面から切ると、きれいに落とせます。
  • 腹を開いて内臓を取る
    腹を切り開いて内臓を取り出し、中骨に沿った血合いも、指や歯ブラシでかき出します。水で洗い、しっかり水気を拭きます。
★現役料理人のコツ:内臓は「早く取る」・水気はしっかり拭く
現役料理人として、下処理でいちばん大事なのは内臓を早く取り、水気をしっかり拭くことです。内臓は傷みやすく、生臭さのもと。買ったらできるだけ早く取り除きましょう。血合いをきれいに洗うと、臭みがぐっと減ります。そして、洗ったあとの水気は、キッチンペーパーでていねいに拭くこと。水分が残っていると、身が水っぽくなり傷みも早まります。アジのぜいごは、尾側から包丁を寝かせて薄くそぎ取ると、身をたくさん残せますよ。

三枚おろしの手順

三枚おろしの手順

いよいよ三枚おろしです。中骨に沿って包丁を入れ、上身・中骨・下身の三枚に分けます🐟

  • 背中側から包丁を入れる
    頭のあった方を左にして、背中側から中骨に沿って、浅く切り込みを入れます。数回に分けて、少しずつ深くしていきます。
  • 中骨に沿って身を外す
    中骨の上を、包丁を滑らせるように動かして上身を外します。腹側も同様に切り、上身を1枚外します。
  • 裏返して下身も同様に
    裏返して、同じように背・腹から中骨に沿って包丁を入れ、下身を外します。これで上身・中骨・下身の三枚になります。
★寿司職人のコツ:包丁は「引いて切る」・中骨に沿わせる
寿司職人として、三枚おろしのコツは包丁を押さずに、手前に引いて切ることです。刃を寝かせ、中骨の上を撫でるように滑らせると、身をたくさん残せます。力任せに押し切ると、身が崩れて骨に身が残ってしまいます。最初は浅く切り込みを入れ、骨の位置を確かめながら、少しずつ深くするのが失敗しないコツ。慣れないうちは、背側・腹側と分けて切ると扱いやすいです。中骨に残った身は、あら汁やだしに使えば無駄になりませんよ。

腹骨・小骨の処理と皮の引き方

腹骨・小骨の処理と皮の引き方

三枚におろしたら、腹骨と小骨を取り、必要なら皮を引きます。ここまでで刺身も作れます🐟

  • 腹骨をすき取る
    身の腹側に残る腹骨を、包丁を寝かせて薄くすき取ります。もったいないですが、ここを取ると格段に食べやすくなります。
  • 小骨(血合い骨)を抜く
    身の中央に一列並ぶ小骨は、骨抜きで一本ずつ、頭側に向かって抜きます。指でなぞると位置がわかります。
  • 皮を引く
    刺身にするなら、尾側の皮を少し外して持ち、包丁を寝かせて皮と身の間を滑らせて引きます。

二枚おろし・大名おろし(魚別)

魚や料理によっては、三枚おろし以外の切り方も便利です🐟

  • 二枚おろし
    中骨を下身につけたまま、上身だけを外す方法です。煮魚など、片身に骨をつけて調理したいときに向きます。
  • 大名おろし
    中骨に沿って一気に身を引く、豪快なおろし方。サンマやイワシなど、小ぶりで身がやわらかい魚に向きます。
  • 魚に合わせて選ぶ
    アジやサバは三枚おろし、サンマは大名おろしと、魚の大きさや料理で使い分けると効率的です。

生で食べるときのアニサキス対策

生で食べるときのアニサキス対策

魚を生で食べるときは、アニサキスという寄生虫への対策が欠かせません。正しい知識で、安全にいただきましょう🐟

  • 内臓を早く取り、目視で除去する
    アニサキスは内臓に多くいます。早く内臓を取り、身についていないか、よく見て取り除きます。
  • 加熱すれば安全
    60℃で1分以上、または70℃以上の加熱で死滅します。心配なときは、加熱調理がいちばん確実です。
  • 冷凍も有効
    マイナス20℃で24時間以上冷凍すると死滅します。家庭の冷凍庫は温度が高めなので、しっかり時間をとりましょう。
★栄養士のワンポイント:酢や塩では死滅しません
大切な注意点です。アニサキスは、酢・塩・しょうゆ・わさびでは死滅しません。「しめ鯖にすれば安全」と思われがちですが、酢でしめてもアニサキスは生きています。有効なのは、加熱(中心温度60℃で1分以上または70℃で瞬時)、冷凍(-20℃で24時間以上)、そして目視での除去だけです(厚生労働省・アニサキス対策)。新鮮な魚を選び、内臓を早く取り、身をよく見て取り除くこと。少しでも不安なときは、加熱して食べるのが安心ですよ。またさば・さんまなどの青魚は、鮮度が落ちるとヒスタミン中毒(じんましん・頭痛)を起こすことがあるので、購入後は10℃以下で保存し、当日〜翌日中に使い切ってください。

さばいた魚の保存方法

さばいた魚は、正しく保存すればおいしさを保てます🐟

  • 水気を拭いて保存
    キッチンペーパーで水気をしっかり拭き、ラップで包んでチルド室へ。水分が残ると傷みが早まります。
  • その日のうちに使い切る
    さばいた魚は傷みやすいので、生食はその日のうちに。翌日以降は、加熱調理でいただきましょう。
  • 早めに使わないなら冷凍(-18℃以下・約2〜3週間)
    すぐ使わない切り身は、1切れずつラップして冷凍を。家庭用冷凍庫(-18℃以下)で加熱調理用として、約2〜3週間を目安に使い切ります。解凍後の再冷凍はNG・凍ったまま加熱するときは中心温度75℃で1分以上を目安にしっかり火を通してください(厚労省の食品衛生基準)。

※出刃包丁は、魚をさばくための専用包丁です。刃に厚みがあって骨も断ちやすく、1本あると丸魚のさばきがぐっとラクで安全になります。手入れをすれば長く使える、料理好きの心強い相棒ですよ。

※魚の小骨を抜く骨抜きがあると、血合い骨をきれいに取り除けて、食べやすい切り身に仕上がります。高齢の方やお子さんに出すときの骨対策にも役立ちますよ。

※パッキン付きの保存容器は密閉性が高く、さばいた魚の切り身の保存に便利です。においも移りにくく、下ごしらえした魚をチルドや冷凍で保存するのに重宝しますよ。

高齢者・子供に魚を出すときの工夫

高齢者・子供に魚を出すときの工夫

魚は栄養豊富でうれしい食材ですが、骨がのどに刺さる心配があります。高齢の方や小さなお子さんには、骨の処理がとても大切です🐟

★現役介護士のコツ:魚は骨を徹底的に取り除く
私は現役介護士でもあります。高齢の方に魚を出すときは、骨を一本残らず取り除くことが、いちばん大切です。小さな骨ものどに刺さると危険なので、骨抜きでていねいに取り、心配なときは身をほぐして確認します。骨の少ない切り身の魚(カレイ・タラ・サケなど)を選ぶのも安心です。やわらかく煮たり、あんかけにしたりすると、飲み込みやすく、おいしく食べていただけます。パサつく魚は、とろみのあるたれをかけると食べやすくなります(日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食学会分類2013」目安・医師/管理栄養士/言語聴覚士へ相談してください)。
小さなお子さんにも、骨は必ず取り除きます。1歳未満の離乳食では、離乳食初期(生後5〜6ヶ月)から、骨と皮を完全に取り除いた白身魚(しらす・カレイ・タラなど)から始めるのが基本です。しらすは塩抜きしてから、少量ずつ、加熱してなめらかにして与えると安心です・作り置きは冷蔵24時間以内・再加熱時は中心温度75℃以上でしっかりあたためてください。青魚(サバ・サンマ・アジ)は9ヶ月ごろ以降、少量から様子を見ながら(魚アレルギーに注意)。

魚のさばき方のよくある質問

魚のさばき方についてよく聞かれる疑問にお答えしますね🐟

Q1.魚をさばくのに必要な道具は?

よく切れる包丁(できれば出刃包丁)とまな板があれば始められます。あると便利なのが、うろこ取りと骨抜きです。切れない包丁は身が崩れて危険なので、よく研いだ包丁を使ってくださいね。

Q2.生臭くならないコツは?

内臓と血合いを早くきれいに取り、水気をしっかり拭くことです。内臓は傷みやすく生臭さのもとなので、買ったら早めに処理します。血合いを洗い流し、洗ったあとは水気を残さないのがコツですよ。

Q3.しめ鯖にすればアニサキスは大丈夫?

いいえ、酢でしめてもアニサキスは死滅しません。有効なのは、加熱(60℃1分以上・70℃以上)、冷凍(マイナス20℃で24時間以上)、目視での除去だけです。生食が不安なときは、加熱調理が確実で安心ですよ。

Q4.さばいた魚はどのくらい日持ちする?

生食はその日のうちが基本です。水気を拭いてチルド室で保存し、翌日以降は加熱調理でいただきましょう。すぐ使わないなら、1切れずつラップして冷凍し、加熱用として2〜3週間を目安に使い切ってくださいね。

さばいた魚を使った献立や、魚の保存、ご飯の炊き方の記事も合わせてご覧くださいね 👇

まとめ。。。

今回の記事のポイントをまとめますね。

  • よく切れる包丁で下処理から丁寧に
    切れない包丁はかえって危険で身も崩れます。
  • うろこ・頭・内臓を取り、水気を拭く
    内臓を早く取ると生臭さが減ります。
  • 三枚おろしは中骨に沿って引いて切る
    押さず手前に引くと身がたくさん残せます。
  • 腹骨をすき、小骨は骨抜きで抜く
    ここまでで刺身も作れます。
  • アニサキスは加熱・冷凍・目視でのみ対策
    酢・塩・わさびでは死滅しません。
  • さばいた魚の生食はその日のうちに
    翌日以降は加熱調理でいただきます。
  • 高齢者や子供には骨を徹底的に取り除く
    離乳食は骨と皮を取った白身魚から。

さばいた魚を使った和食の完成イメージ

皆さん、魚のさばき方、イメージがわきましたか?下処理を丁寧に、中骨に沿って引く——これだけで、丸魚も怖くありません🐟 自分でさばけると、鮮度のよい魚を無駄なく楽しめますよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

フッくんでした!

作り方(極秘レシピ)
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