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きのこの保存方法!冷凍で旨味アップのコツを料理人×栄養士が完全解説

きのこの保存方法|アイキャッチ
この記事は約10分で読めます。

料理研究家、料理大好きフッくんです。

鍋に汁物に炒め物に、旨味たっぷりのきのこ🍄 でも「気づいたらパックの中がぬるっとしていた」「使い切れずにしなびた…」と困ること、ありませんか?

この記事では、こんなお悩みにお答えします。

  • きのこを長持ちさせる保存方法を知りたい
    冷蔵・冷凍を、料理人の目線で整理します。
  • きのこは冷凍できるのか知りたい
    実は冷凍すると旨味が増える理由も紹介します。
  • しめじ・えのきなど種類別のコツを知りたい
    きのこごとの下ごしらえと保存のコツをお伝えします。
  • きのこは洗うべきか知りたい
    洗う・洗わないの正解も、はっきりお答えします。
  • 高齢の家族や子供にも食べやすくしたい
    噛み切りにくいきのこの工夫や、離乳食での使い方までお伝えします。

結論から言うと、きのこは洗わずに冷蔵、使い切れないならほぐして冷凍——冷凍すると旨味まで増えて一石二鳥ですよ🍄

きのこの保存方法

きのこの保存の基本

きのこの保存期間早見表

きのこを長持ちさせるコツは、「洗わないこと」と「水気を避けること」です。まずは保存方法別の日持ちを押さえておきましょう🍄

保存方法 状態 保存期間の目安
冷蔵(野菜室・チルド) パックのまま/ペーパーで包む 3〜7日(種類による)
冷凍 ほぐす・薄切り(生のまま) 約1ヶ月(旨味アップ)
干し 薄切り・小房で天日干し 長期

※保存環境や種類により差があります。きのこは水分に弱いので、パックに水滴がつくと傷みが早まります。

  • きのこは洗わない
    きのこは水を吸いやすく、洗うと風味や旨味、栄養が流れ出てしまいます。汚れは湿らせたペーパーで拭く程度で十分です。
  • 水気を避けて保存
    パックに水滴がついていたら拭き取り、ペーパーで包んでから袋に入れると長持ちします。
  • 使い切れないなら冷凍
    ほぐして冷凍でき、凍ったまま調理できて、しかも旨味が増します。
★栄養士のワンポイント:きのこは低カロリーで食物繊維を含む
きのこは文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」で、しめじ100gあたり約22kcal・炭水化物約5g・食物繊維約3.5g、しいたけ100gあたり約25kcal・食物繊維約4.9g・水分約90%を含む食材です。消費者庁の特定原材料8品目(2025年4月にくるみが追加)・準ずる20品目にはどちらも含まれず、アレルギーが出にくい食材とされています(まれにマツタケなど特定のきのこでアレルギー報告あり)。淡白ながら旨味が強く、料理のかさ増しや風味づけに役立つ、家計にもうれしい食材です。加熱するとかさが減ってたっぷり食べられ、鍋や汁物なら溶け出した旨味も余さずいただけますよ。

きのこの冷蔵保存

きのこの冷蔵保存 ペーパーで包む

すぐ使うきのこは、洗わずに冷蔵保存します🍄

  • ペーパーで包んで袋へ
    パックから出し、湿気を吸うキッチンペーパーで包んで、ポリ袋に入れて野菜室へ。3〜7日が目安です。
  • 石づきは使う直前に切る
    石づきをつけたまま保存すると乾燥しにくく、切り口から傷むのも防げます。
  • 種類で日持ちが違う
    しめじ・まいたけ・エリンギは比較的日持ちし、えのき・なめこは傷みやすいので早めに使いましょう。
  • 野菜室/チルド(0〜8℃)で3〜7日・ぬめり/カビ/すっぱい臭いは廃棄
    種類にもよりますが、表面がぬめる・カビが生える・すっぱい臭いが出たら食中毒リスクがあるので食べずに廃棄してください(野菜室/チルド0〜8℃で保存)。
★現役料理人のコツ:きのこは洗わず「拭く」だけ
現役料理人として、きのこは洗わずに使うのが基本です。きのこはスポンジのように水を吸うので、洗うと水っぽくなって旨味も抜け、炒めてもべちゃっと仕上がります。おがくずや汚れが気になる部分は、湿らせたペーパーで軽く拭く程度で十分。なめこや土のついた原木しいたけなど、洗うものは例外ですが、パック入りのきのこは基本そのまま使ってくださいね。石づきは根元の硬い部分だけを切り落とします。

※野菜の鮮度保持袋は、適度な湿度を保って野菜を長持ちさせる優れもの。水気に弱いきのこを包んで野菜室に入れておくと、傷みをゆるやかにできます。ほかの野菜の保存にも使えて重宝しますよ。

きのこの冷凍保存(旨味がアップ)

きのこの冷凍保存 ほぐしてミックス

使い切れないきのこは、冷凍保存がいちばんおすすめです。凍ったまま使えて、しかも旨味が増しますよ🍄

  • ほぐして生のまま冷凍
    石づきを取り、小房に分けたり薄切りにして、洗わずそのまま冷凍用保存袋へ。約1ヶ月もちます。
  • 凍ったまま調理する
    解凍せず、凍ったまま鍋・汁物・炒め物に入れます。解凍すると水っぽくなるので、そのまま加熱がコツです。
  • 数種類まぜて「きのこミックス」に
    しめじ・えのき・まいたけを合わせて冷凍しておくと、鍋や炊き込みごはんにサッと使えて便利です。
  • 家庭用冷凍庫(-18℃以下)で約1ヶ月・解凍後の再冷凍はNG・75℃1分以上加熱
    使う分だけ小分け冷凍しておくと便利。凍ったまま加熱するときは、中心温度75℃で1分以上を目安にしっかり火を通してください(厚労省の食品衛生基準)。
★現役料理人のコツ:冷凍で旨味が増えるのはなぜ?
きのこは冷凍すると旨味が増すという、うれしい性質があります。これは、冷凍できのこの細胞が壊れ、加熱したときに中の旨味成分が出やすくなるためです。だから、生のまま冷凍したきのこを凍ったまま煮ると、だしがよく出て、料理の味がぐっと深まります。私も鍋や汁物には、あえて冷凍したきのこを使うことがあります。買ってすぐ使わないなら、迷わず冷凍しておくのが賢い選択ですよ。
冷凍用保存袋(ジップロック)
created by Rinker

※冷凍用保存袋は、空気を抜いて密閉できるので冷凍焼けを防げます。ほぐしたきのこを平らにして冷凍すれば、場所も取らず、使う分だけ取り出せて便利ですよ。

干しきのこ・種類別の保存のコツ

干しきのこと種類別の保存のコツ

きのこは干すと長持ちし、種類ごとにちょっとしたコツがあります🍄

  • 干しきのこ
    薄切りや小房にして半日〜1日天日に干すと、水分が抜けて長期保存でき、旨味も凝縮します。しいたけはとくに風味が増します。
  • しめじ・まいたけ・エリンギ
    しめじは石づきを取ってほぐし、まいたけは手で裂き、エリンギは薄切りや裂いて。それぞれ生のまま冷凍できます。
  • えのき・なめこ
    えのきは根元を切ってほぐし、傷みやすいので早めに。なめこはさっと洗って使う、数少ない例外です。
★栄養士のワンポイント:干しきのこは旨味も成分も凝縮
きのこを干すと水分が抜けて、旨味成分(グアニル酸・グルタミン酸)や食物繊維が濃縮されます。戻し汁にも旨味が出るので、煮物や汁物にそのまま使うと無駄がありません。干しきのこは常温で日持ちしますが、湿気ると傷むので、乾燥剤と一緒に密閉容器(なるべく直射日光の当たらない涼しい場所・湿度60%以下)で保存すると安心です。開封後は冷蔵または冷凍にすると、風味の劣化を防げますよ。

※パッキン付きの保存容器は密閉性が高く、干しきのこや、きのこの作り置き・常備菜の保存に便利です。湿気やにおい移りを防げて、冷蔵・冷凍どちらにも使える万能選手ですよ。

きのこの鮮度の見分け方・傷んだサイン

きのこの鮮度の見分け方と傷んだサイン

おいしいきのこを選び、傷む前に使い切るために、見分け方を知っておきましょう🍄

新鮮なきのこの見分け方

  • かさが肉厚でハリがある
    かさがふっくら肉厚で、ピンとハリのあるものが新鮮です。開ききっていないものを選びましょう。
  • 軸がしっかりしている
    軸が太くしっかりして、全体にみずみずしいものが新しいサインです。
  • パックに水滴がない
    パックの内側に水滴がついていないものを選びます。水滴は傷みが始まっているサインです。

傷んだきのこのサイン

  • ぬめり・水っぽい
    表面がぬるっとしたり、水っぽくべちゃっとしているものは傷みのサインです(なめこのぬめりは別です)。
  • 茶色や黒に変色・酸っぱい匂い
    かさや軸が茶色や黒に変色したり、酸っぱい匂いがする場合は、傷んでいるので食べないでください。
  • 白いふわふわが出ている
    軸の根元の白いふわふわはきのこ自身のこともありますが、判断が難しいので、ぬめりや異臭があれば処分しましょう。

きのこの使い切り・活用アイデア

きのこ料理の完成イメージ

きのこが余ったら、いろいろな料理で使い切れます🍄

  • 鍋・汁物
    鍋や味噌汁、スープに。冷凍きのこなら凍ったまま入れられて、だしもよく出ます。
  • 炒め物・炊き込みごはん
    バター炒めやきんぴら、炊き込みごはんに。旨味が加わってごはんによく合います。
  • きのこあんかけ・ホイル焼き
    数種類を合わせてあんかけやホイル焼きに。作り置きのきのこミックスが活躍します。

高齢者・子供にきのこを使うときの工夫

高齢者・子供にきのこ工夫

きのこは旨味たっぷりで便利な食材ですが、弾力があって噛み切りにくいので、高齢の方や小さなお子さんには、ちょっとした工夫が必要です🍄

★現役介護士のコツ:きのこは細かく刻んで食べやすく
私は現役介護士でもあります。きのこは弾力があって噛み切りにくく、繊維も残りやすいので、高齢の方には食べやすい工夫が大切です。細かく刻む、薄切りにする、くたっとするまでやわらかく煮ると食べやすくなります。とくにえのきは長いまま食べると噛み切りにくく、のどに絡む窒息リスクがあるので、短く切ってあげると安心です。しいたけの軸や、まいたけの繊維も、飲み込みの力が弱い方には残りやすいので細かく刻むかミキサーにかけてください。とろみのあるあんかけにすると、旨味をいかしながら飲み込みやすくなります(日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食学会分類2013」目安・医師・管理栄養士・言語聴覚士へ相談してください)。
小さなお子さんには、細かく刻んでやわらかく加熱してあげましょう。きのこは消化しにくいので、離乳食では後期(生後9ヶ月ごろ)から、ごく細かく刻んでやわらかく煮て、少量ずつ試すと安心です・必ず中心まで十分加熱し、作り置きは冷蔵24時間以内・再加熱時は中心温度75℃以上でしっかりあたためてください。

きのこの保存に関するよくある質問

きのこの保存についてよく聞かれる疑問にお答えしますね🍄

Q1.きのこは洗ってから保存する?

洗いません。きのこは水を吸いやすく、洗うと風味や旨味、栄養が流れ出て、水っぽくなります。汚れは湿らせたペーパーで拭く程度で十分です。なめこや土のついた原木しいたけは例外で、さっと洗って使います。

Q2.きのこは冷凍できる?

冷凍できます。石づきを取ってほぐし、洗わず生のまま冷凍用保存袋へ。約1ヶ月もちます。冷凍すると細胞が壊れて旨味が出やすくなるので、凍ったまま鍋や汁物に使うと、味がぐっと深まりますよ。

Q3.冷凍したきのこはどう使う?

解凍せず、凍ったまま加熱調理します。解凍すると水っぽくなるので、鍋・汁物・炒め物にそのまま入れてください。だしがよく出るので、煮込み料理にとくに向いています。

Q4.きのこの白いふわふわは食べられる?

軸の根元の白いふわふわは、きのこ自身の「気中菌糸」のこともあり、その場合は問題ありません。ただしカビとの区別が難しいので、ぬめりや酸っぱい匂い、変色をともなう場合は、傷みなので食べずに処分してくださいね。

ほかの野菜の保存方法や、やわらかい食事の記事も合わせてご覧くださいね 👇

まとめ。。。

今回の記事のポイントをまとめますね。

  • きのこは洗わず、水気を避けて保存する
    汚れは湿らせたペーパーで拭く程度で十分です。
  • 冷蔵はペーパーで包んで袋・3〜7日
    石づきは使う直前に切ると長持ちします。
  • 冷凍はほぐして生のまま・約1ヶ月で旨味アップ
    凍ったまま鍋や汁物に使うと味が深まります。
  • 数種類まぜた「きのこミックス」が便利
    鍋や炊き込みごはんにサッと使えます。
  • 種類で日持ちが違う・えのきは早めに
    しめじ・まいたけ・エリンギは比較的日持ちします。
  • ぬめり・変色・酸っぱい匂いは傷んだサイン
    異臭のあるものは食べずに処分します。
  • 高齢者や子供には細かく刻んでやわらかく
    えのきは短く、離乳食は後期から少量ずつ。

皆さん、きのこの保存、イメージがわきましたか?洗わず冷蔵、余ったらほぐして冷凍——冷凍すれば旨味まで増えて、きのこを無駄なくおいしく使い切れますよ🍄 上手に保存して、旨味たっぷりの料理を楽しんでくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

フッくんでした!

保存方法
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