料理研究家、料理大好きフッくんです🍡
「介護食でもおやつを食べさせてあげたいけど、何を選べばいいか分からない」
「市販のお菓子は硬くて噛めない、市販の介護食デザートは種類が少ない」
「お祖母ちゃんに昔のあんこ系おやつを食べてもらいたいけど、誤嚥が心配」
そんな悩み、介護をしていると毎日のおやつタイムに直面しますよね🥢
おやつは食事と食事の間の3度目の楽しみ。高齢者の方にとって、おやつタイムは1日の中で特に楽しみな時間です。でも嚥下に不安があると「窒息したらどうしよう」と提供を控えてしまい、結果的に食事の楽しみまで奪ってしまうのが現状ですよね🥹
私フッくんは、寿司職人&居酒屋経験者&現役料理人として20年以上、栄養士の資格を持ちながら現役の介護士としても働いています。介護現場で毎日のおやつタイムを20年以上担当してきた経験から、本当に嚥下しやすいおやつと安全な選び方をお伝えできます🔥
「嚥下しやすい果物・野菜・魚・肉・主食10選」に続く介護食辞典・第7弾として、今回は嚥下しやすいおやつ10選を完全解説しますね🍡
栄養士厳選おやつ10選、UDF×学会分類2013早見表、調理5原則、避けたいNGおやつ、家庭で作れるおやつレシピ3品まで、ご家族のおやつタイムを支える情報を全部詰め込みました🥢
- 嚥下しやすいおやつの3つの条件
- 栄養士&介護士厳選!嚥下しやすいおやつ10選
- UDF×学会分類2013の早見表(おやつ編)
- 介護食おやつを安全に提供する調理5原則
- 避けたいNGおやつ3選(命に関わる注意点)
- 家庭で作れる嚥下対応おやつレシピ3品
ぜひ最後まで読んでみてください🌸
嚥下しやすいおやつの3つの条件

「嚥下しやすいおやつ」を選ぶには、料理人&介護士だからこそ分かる3つの条件があります。これを押さえるだけで、毎日のおやつタイムが一気に安全になりますよ🥢
条件①口の中でまとまる(ばらけない)
おやつは食事と違って、咀嚼回数が少なく「口の中でまとまる感覚」が特に大切です。
- ゼリー・プリン・ムース→口の中で一塊になる
- クッキー・煎餅→口の中でばらけて誤嚥リスク
- ヨーグルト・あんこ→水分とまとまりが両立
条件②水分が適度にある(パサつかない)
パサパサしたおやつは喉に張り付いて、誤嚥窒息のリスクが大きく上がります。
- 水分が多いおやつ→喉を通りやすい
- 水分が少ないおやつ→誤嚥リスク高
- 「とろみ」「滑らかさ」がポイント
条件③適度な甘さ(食欲を刺激)
高齢者は味覚が鈍くなり、薄味では食欲が湧きにくいんですよね🥢
- 適度な甘さ→食欲増進・低栄養対策のサポート
- 過度な甘さはNG(糖尿病配慮)
- 砂糖+はちみつ+果糖のバランスが鉄板
🍳 私が介護現場で長年実践しているのは「口どけ・水分・甘さの3拍子」を意識すること。これを満たすおやつは、利用者さんの完食率が特に高いんです。3つ全部満たすのが水ようかん・カスタードプリン・杏仁豆腐の鉄板3トップですね🥢
栄養士&介護士厳選!嚥下しやすいおやつ10選


ここからは、私が介護現場で実際に提供してきた嚥下しやすいおやつ10選を、栄養士の視点も交えてご紹介しますね🥢
①水ようかん(和菓子の鉄板)
介護食おやつの代表格
です。寒天で固めた小豆あんは口どけが良く、ばらけずに飲み込めます。
- 滑らかな口どけと程よい水分
- あんこの食物繊維で腸活サポート
- 市販品も種類豊富で選びやすい
夏場は冷やすと特に喉越し良く、夏バテ時の食欲対策のサポートにも役立ちますよ🍡
②カスタードプリン(全世代向け定番)
卵と牛乳のタンパク質が豊富で、おやつでありながら低栄養対策のサポートもできる頼れる一品です。
- 卵タンパク質+乳タンパク質のダブル
- カラメルの甘味で食欲増進
- 市販品でも自家製でも◎
③杏仁豆腐(中華デザート界の代表格)
杏仁の香りと滑らかな口どけが上品な大人のおやつ。男性高齢者にも人気の定番です🥢
- 滑らか食感で嚥下◎
- シロップで水分補給もサポート
- 季節のフルーツを乗せて栄養UP
④カボチャプリン(野菜デザート)
カボチャの自然な甘さとビタミン群が摂れる、栄養士オススメのおやつ。
- ベータカロテン豊富で抗酸化サポート
- 食物繊維で腸活サポート
- 滑らかなペースト状で嚥下しやすい
⑤バナナヨーグルト(腸活サポート)
バナナの優しい甘味とヨーグルトの乳酸菌で腸内環境のサポートが期待できる組み合わせですね🥢
- 乳酸菌で腸内環境のサポート
- バナナのカリウムで塩分排出のサポート
- 朝食代わりにもなる栄養価
⑥茶碗蒸し風卵デザート(タンパク質補給)
甘い茶碗蒸しは関西地方で「卵豆腐デザート」として親しまれている隠れた名作です。
- タンパク質豊富で筋肉維持のサポート
- 滑らかな口どけ
- はちみつや砂糖で優しい甘味
⑦寒天ゼリー(低カロリーで罪悪感ゼロ)
糖尿病・体重管理が必要な高齢者には寒天ゼリーが頼れる選択肢です。
- ほぼノンカロリー
- 食物繊維豊富で腸活サポート
- 果汁・牛乳でアレンジ自在
⑧上新粉ういろう(餅の代替)
お餅の代わりに頼れるのが上新粉ういろうです。お餅と違って粘着性が低く、嚥下事故リスクが下がります🥢
- お餅の代替に最適
- 粘着性が低く誤嚥リスク減
- 季節のフレーバー(桜・抹茶・ゆず)も◎
⑨豆乳ムース(植物性タンパク)
牛乳アレルギーや乳製品が苦手な方に頼れる豆乳ムース。大豆イソフラボン+タンパク質で女性の高齢者にも人気ですよ。
- 植物性タンパク質豊富
- 大豆イソフラボンで骨健康のサポート
- ココアやきな粉で味のバリエーション
⑩アイスクリーム(嚥下訓練の頼れる味方)
意外に思われるかもしれませんが、アイスクリームは嚥下訓練のプロも推奨する優秀食品なんです🍳
- 口の中で溶けて滑らかに変化
- 冷たさが嚥下反射を刺激
- カロリー摂取しやすく低栄養対策のサポート
ただし氷の塊が混ざるシャーベット系は誤嚥リスクが高いので、滑らかなバニラアイス系を選んでくださいね。
🥄 介護食のおやつは「カロリー補給の機会」と捉えるのが栄養士の知恵。高齢者の1日カロリー必要量1500〜1800kcalのうち、おやつで150〜200kcal摂取を意識すると、低栄養リスクが減ります。プリン1個・水ようかん1個で約120〜180kcal、ちょうど良い目安ですよ🍡
嚥下区分(UDF×学会分類2013)早見表(おやつ編)

ご家族の嚥下レベルに合わせて、安全に提供できるおやつをUDF区分と学会分類2013に対応させた早見表でご紹介しますね🥄
| UDF区分 | 学会分類2013 | おやつの目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| UDF対応規格なし | コード0j・0t(嚥下訓練) | 提供不可 | 専門職判断必須 |
| UDF対応規格なし | コード1j(均質ゼリー) | 寒天ゼリー・滑らかムース | 医療職と相談 |
| 区分4(かまなくてよい) | コード2-1(均質ペースト) | 水ようかん・プリン・杏仁豆腐 | ミキサーかペースト状 |
| 区分3(舌でつぶせる) | コード2-2(不均質ペースト) | カボチャプリン・豆乳ムース | 滑らかさ重視 |
| 区分2(歯ぐきでつぶせる) | コード3(ソフト食) | 上新粉ういろう・茶碗蒸し風 | 柔らかめ調理 |
| 区分1(容易にかめる) | コード4(普通食寄り) | バナナヨーグルト・アイスクリーム | 普通の調理OK |
| 普通食 | (学会分類枠外) | 全おやつ対応 | 一口量に注意 |
※日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食分類2013」と日本介護食品協議会「UDF区分」を参考に作成。
📋 嚥下グレードは医師・言語聴覚士の判定が基本です。おやつでも家庭で迷ったら、必ずかかりつけの医療職に相談してくださいね🌸 おやつタイムの見守りも、食事と同じレベルで意識してください🥢
介護食おやつを安全に提供する調理5原則

普段のおやつを介護食仕様に格上げする5原則をご紹介しますね🍳
原則①一口サイズに必ずカット
市販のプリンやゼリーをそのまま提供すると、一口が大きすぎて窒息リスクが上がります。必ず2cm角以内にカットしてから提供してください。
原則②冷たすぎ・熱すぎは避ける
おやつの温度は10〜25℃が目安。冷たすぎると喉が締まり、熱すぎると火傷リスクがあります🥢
原則③とろみ調整剤を活用
水分の多いおやつ(果汁ゼリー・寒天ゼリー)は意外と誤嚥リスクがあります。少量のとろみ調整剤を加えるだけで、安全性がぐっと上がりますよ。
原則④姿勢を90度に
おやつタイムでも食事と同じく背もたれ90度の姿勢が鉄則。リクライニング状態でおやつを食べると、誤嚥リスクが高まります🥹
原則⑤一人で食べさせない(見守り必須)
おやつは「ちょっとしたおやつだから」と見守りを省略しがちですが、誤嚥事故はおやつ時に多発しています。必ず誰かが見守る環境で提供してくださいね。
🍳 私の現場では「おやつタイム=見守りタイム」と決めて徹底しています。スタッフは別作業をしながらでも、おやつを食べる利用者さんを必ず視界に入れる。こういう小さな積み重ねが、誤嚥事故を防ぐ介護現場の鉄板ルールですね🥢
避けたいNGおやつ3選(命に関わる注意点)

逆に、介護食には特に避けたいおやつもあります。3つご紹介しますね🥹
- NG①お餅・大福・団子(誤嚥窒息リスク最大)
お餅は日本で最も誤嚥窒息事故が多い食品として消費者庁も毎年警告しています。大福・団子・きな粉餅も同様に粘着性が高く危険です。代わりに「ういろう」「葛餅」「上用饅頭」を使ってください。お餅と見た目は似ていても安全性は大きく違います🥹 - NG②煎餅・干菓子・落雁(らくがん)
硬い和菓子は介護食には不向きです。煎餅は割れて口の中でばらけ、落雁(らくがん)は溶けるのに時間がかかり誤嚥しやすいんですよね。代わりに「水ようかん」「蒸しまんじゅう」など水分のある和菓子を選んでください🥢 - NG③ナッツ類・ピーナッツ・カシューナッツ
ナッツ類は気管に入ると窒息や誤嚥性肺炎を引き起こす危険食品です。特に粒のままのナッツは必ず避けてください。ナッツの栄養素が必要な場合は、ペースト状のピーナッツバターを少量、パンやヨーグルトに混ぜて提供する方法が安全です🥜
🥄 「おばあちゃんが昔から食べていたから」という理由で、お餅や煎餅を提供したくなる気持ちはよく分かります。でも嚥下機能が低下してからのお餅は、命に関わる危険食品です。代替食材で「思い出の味」を再現するのが、介護食の腕の見せ所ですね🌸
家庭で作れる嚥下対応おやつレシピ3品

私が現場で実際に作っている、嚥下しやすいおやつレシピ3品をご紹介します🍳
~材料(4人分)~
・粉寒天…2g
・水…200ml
・こしあん…300g
・砂糖…大さじ2
・塩…ひとつまみ
~作り方~
①鍋に水と粉寒天を入れて中火で2分煮溶かす
②こしあん・砂糖・塩を加えてよく混ぜる
③滑らかになるまで弱火で3分煮る
④火を止めて少し冷ます
⑤型(またはバット)に流し入れる
⑥粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間冷やす
⑦2cm角にカットして器に盛り完成
~材料(プリン4個分)~
【プリン液】
・卵…3個
・牛乳…300ml
・砂糖…大さじ4
・バニラエッセンス…数滴
【カラメル】
・砂糖…大さじ4
・水…大さじ1
・お湯…大さじ2
~作り方~
①カラメル作り:鍋で砂糖と水を煮詰めて茶色になったらお湯を加える
②プリン型にカラメルを流し入れる
③卵を溶きほぐし、温めた牛乳・砂糖を加える
④バニラエッセンスを加えて茶こしで濾す
⑤型に流し入れる
⑥蒸し器で弱火10分、火を止めて余熱5分
⑦冷蔵庫で1時間冷やして完成
★現役料理人のコツ(プリンを失敗させない目安)
🍳 蒸し時間の「10分」はあくまで目安です。器の大きさや蒸し器の火力で前後するので、竹串をすっと刺して、卵液がついてこなければ蒸し上がりのサイン。
ポイントは「完全に固まる手前で火を止める」こと。中心がプルンとやさしく揺れる状態で蒸し器から出して、余熱でじっくり仕上げると、スプーンですっと切れて、口の中でとろけるなめらかな食感になります。介護食でも健常食でも、この「ひと呼吸早く止める」が美味しさの鍵ですね🌸
~材料(4人分)~
【杏仁豆腐】
・粉寒天…2g
・水…200ml
・牛乳…200ml
・砂糖…大さじ3
・杏仁霜(きょうにんそう)…大さじ1
(無ければアーモンドエッセンス数滴)
【シロップ】
・水…200ml
・砂糖…大さじ2
・レモン汁…小さじ1
~作り方~
①鍋に水と粉寒天を入れて中火で2分煮溶かす
②牛乳・砂糖・杏仁霜を加えて混ぜる
③滑らかになるまで弱火で3分煮る
④バットに流し入れる
⑤粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間冷やす
⑥シロップ作り:水・砂糖を煮立てて冷ましレモン汁を加える
⑦杏仁豆腐を1cm角にカットしシロップをかけて完成
🍳 介護食のおやつレシピで重要なのは「滑らかさ」と「均一さ」です。私の現場では仕上げに必ず裏ごしをかけて、舌で潰せる滑らかさに整えています。少し手間ですが、これだけで嚥下しやすさがぐっとアップしますよ🍡
料理人推奨の介護食おやつ関連商品
最後に、私が現場で愛用している、介護食おやつ作りで頼りになる本格アイテムを厳選してご紹介しますね🌸
キユーピーやさしい献立のデザートシリーズは、介護施設でも採用されている安心の品質。レトルト・冷凍・常温と種類豊富で、忙しい介護現場の頼れる味方ですよ。手作りと組み合わせて使うのがオススメです。
ブラウンのハンドブレンダーは、ペースト状おやつ作りに必須。カボチャプリン・豆乳ムース・果物ピューレなど、滑らかさを求める介護食調理に頼れる一台です。10年以上使える耐久性で結果的にコスパも◎です。
明治のトロメイクSPは、介護食の必需品。ゼリーや果汁にとろみを加えるだけで、誤嚥リスクが下がりやすくなります。介護施設でも採用されている定番品で、ダマになりにくい優秀品ですよ。
マジックキッチン秘伝・嚥下おやつ5箇条

20年現場で培った、家庭でも介護食レベルになる嚥下おやつ5箇条を公開します🌿
- ①水分量・粘度を意識する(おやつもパサつき防止が命)
- ②なめらか・つるんと食感のレシピを選ぶ
- ③一口サイズ・小分け提供で誤嚥予防サポート
- ④温度は人肌〜ぬるめ(40〜60℃)が基本
- ⑤ご本人の状態は医師・言語聴覚士に相談
嚥下しやすいおやつに関する関連記事
介護食辞典シリーズの関連記事もぜひチェックしてくださいね🌸
まとめ。。。
今回の記事のポイントをまとめますね🍡
- 嚥下しやすいおやつは口どけ・水分・適度な甘さの3条件
- 栄養士厳選10選は水ようかん・プリン・杏仁豆腐が鉄板
- UDF×学会分類2013で嚥下レベルに合うおやつ選び
- 調理5原則は一口サイズ・温度・とろみ・姿勢・見守り
- お餅・煎餅・ナッツは介護食では避ける(命に関わる)
- 家庭レシピは水ようかん・プリン・杏仁豆腐の3品が定番
- おやつは150〜200kcal摂取で低栄養対策のサポート
- 寒天・ハンドブレンダー・とろみ剤が頼れる必需品
皆さん、介護食でもおやつタイムは諦めなくていいんですよ🥢正しいおやつ選びと調理法を知れば、ご家族と一緒に楽しめる安全なおやつが提供できます。
私はおばあちゃん子で育ち、その時の経験から「プロのスキルで食べやすい食事を作りたい」という思いで料理人・栄養士・介護士の道を選びました。20年以上現場で介護食のおやつタイムを担当し、利用者さんが嬉しそうにおやつを召し上がる姿を何度も見てきました🥹
特に水ようかん・カスタードプリン・杏仁豆腐の3トップは介護食おやつの鉄板なので、ぜひ最初に試してみてくださいね🍡
ご家族のおやつタイムは、毎日の小さな楽しみです。今回の記事が皆さんの介護生活の少しでもお役に立てたら、フッくんは本当に嬉しいです🌸
最後までお読みいただきありがとうございました。
フッくんでした!










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