料理研究家、料理大好きフッくんです。
キムチ鍋を作る時、「具材を入れる順番なんて適当でいいかな?」って思ってませんか?
実は私の店でも、新人スタッフがキムチ鍋を作る時に一番最初に教えるのが「具材を入れる順番」なんです。
順番が違うだけで、
– 豚肉が固くなって噛み切れない
– 白菜がベチャベチャでシャキシャキ感がない
– 豆腐が崩れて鍋全体が濁る
– スープに肉のうま味が全然出ない
こんな失敗が起きるんですよ🥹
そこで今回は、現役料理人として20年以上の現場経験から、キムチ鍋の具材を入れる正しい順番9手順を完全解説します。
- 基本の9具材と入れる正しい順番
- キムチを入れる2つのベストタイミング
- プロが使う3種の油(ごま油・ニンニク油・ネギ油)使い分け
- 絹ごし豆腐が崩れない秘伝の塩水テク
- アクの取り方とプロの調理7つのコツ
- 手作りスープと既製品の使い分け
順番を意識するだけで、いつものキムチ鍋がワンランク上の本格店の味に変わりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
キムチ鍋の基本の具材9つを覚えよう

まずは、キムチ鍋に絶対欠かせない基本の具材9つを押さえておきましょう。
基本の9具材リスト(料理人推奨)
- ①豚肉(バラ肉or肩ロース)
- ②キムチ(白菜キムチが基本)
- ③白菜(芯と葉で分ける)
- ④長ネギ(白い部分と青い部分で分ける)
- ⑤豆腐(木綿・絹で扱いが違う)
- ⑥きのこ類(しめじ・エリンギ・椎茸)
- ⑦人参(火が通りにくい根菜)
- ⑧ニラ(最後に入れる青菜)
- ⑨もやし(最後にシャキシャキ食感)
これだけでも十分豪華なキムチ鍋になりますよね。
私の店でも、この9具材を基本にしてアレンジしていますよ。
具材の役割分けで順番が決まる
実は、キムチ鍋の具材は「火が通りにくい派」と「火が通りやすい派」に分かれます。
| グループ | 具材 | 入れるタイミング |
|---|---|---|
| 油で炒める | 豚肉 | 最初(スープ作成前) |
| 早く入れる(味染み派) | キムチ・人参・白菜の芯・長ネギ・木綿豆腐 | スープ完成直後 |
| 後から入れる(食感派) | きのこ・もやし・ニラ・絹豆腐 | 食べる直前 |
この3グループを意識するだけで、順番が自然に決まりますよ。
🍳 私の店では、キムチ鍋の準備段階で具材を3つのトレーに分けて並べます。「炒め用」「先入れ用」「後入れ用」の3トレー。これだけで失敗ゼロのキムチ鍋が誰でも作れますよ🔥
キムチ鍋の正しい順番9手順【プロの完全フロー】

ここからは、私が現場で実践している正しい入れる順番9手順を順番に解説していきますね。
STEP1: 豚肉を油で炒める(最初の重要工程)
これが一番大事な工程です。豚肉を最初に油で炒めることで、肉のうま味と脂が油に溶け出し、スープ全体の味の土台ができます。
使う油は3種類から選んでください。
- ごま油:香ばしさが欲しい時(基本)
- ニンニク油:パンチを効かせたい時
- ネギ油:上品さを出したい時
ごま油の香りが苦手な方は、ニンニク油やネギ油で炒めるのがオススメ。私の店でも、お客さんの好みでこの3つを使い分けていますよ。
手羽先や手羽元を使う場合も、このタイミングで一緒に炒めて煮込んでおくと、骨からダシが出て本格店の味になります。
STEP2: スープを作って弱火で煮込む
豚肉を炒めたら、そのままスープを加えて弱火で煮込みます。
手作りで作る場合の調味料は以下の通りです。
- コチュジャン(韓国唐辛子味噌)
- ニンニク・生姜(すりおろし)
- キムチの素(本格派の味の決め手)
- 鶏ガラスープの素
- ダシダ(韓国の万能粉末調味料)
bibigoのコチュジャン1kg業務用は、私の店でも10年以上使っている本格派。発酵唐辛子味噌の深い味わいで、これ1本あればキムチ鍋の味が一気にプロ仕様になりますよ。
桃屋キムチの素は手作りスープの隠し味として最強。家庭でも本格店の発酵うま味が出せるので、私も常備していておかゆやチャーハンの隠し味にも使っていますよ。
STEP3: 具材を適度な大きさにカット
スープを煮込んでいる間に、具材の仕込みを進めましょう。
カットのコツは「火の通りやすさを揃える」こと。固い具材は薄く、柔らかい具材は厚めにカットすると、全体の火入れが均一になります。
詳しい切り方は、すき焼き具材の切り方記事も参考にしてくださいね。
STEP4: 火が通りにくい具材を先に投入
スープが煮立ったら、まず火が通りにくい具材を投入します。
人参 → 白菜の芯 → 長ネギの白い部分 → 木綿豆腐の順で入れましょう。
このタイミングでキムチも一緒に投入するのがポイント。キムチを最初に入れることで、発酵うま味がじっくり溶け出して本格店の味になります。
しらたき・ごぼうも、味を染み込ませたい場合はこのタイミングで入れてくださいね。
STEP5: 中盤の具材を投入(2〜3分後)
最初の具材が少し柔らかくなってきたら(2〜3分後)、中盤の具材を入れます。
白菜の葉の柔らかい部分 → きのこ類の順で入れましょう。
STEP6: 最後の具材を入れる(食べる直前)
食べる直前に、シャキシャキ食感を楽しみたい具材を入れます。
もやし → ニラ → 絹豆腐の順で投入。1〜2分でサッと火を通せば完成です。
STEP7: アクをこまめに取る
煮込んでいる間、アクが出てくるのでこまめに取り除くのが料理人の基本。
アクは具材の渋み・えぐみ・雑味・臭みの成分が凝縮したもの。これを取り除くことで、鍋全体の味がクリアでクリーンになります。
STEP8: 最後にキムチでパンチを効かせる(裏ワザ)
私の店の裏ワザですが、キムチを2回に分けて入れるとプロの味になります。
最初(STEP4)はダシ用のキムチ、最後(食べる直前)はパンチ用のキムチ。最後に追加するキムチで、辛さと発酵感が一気にレベルアップしますよ。
STEP9: お好みの〆を準備
キムチ鍋を食べきる頃には、最高のスープが残っています。
ご飯+卵+チーズで雑炊にしたり、うどん・ラーメン・センレックなどの麺を入れたりして、最後まで楽しんでください。
雪印のスライスチーズは〆のチーズ雑炊・チーズリゾットに最適。1枚ずつ個包装で使いやすく、私の家庭でも鍋の〆用に常備している定番の食材ですよ。
🥢 順番を守る最大のメリットは「食感のグラデーション」。柔らかい根菜→中間のきのこ→シャキシャキのもやし・ニラと、口の中で違う食感が楽しめます。これがプロの鍋の醍醐味なんですよ🔥
キムチを入れるベストタイミング2パターン

「キムチっていつ入れるのが正解?」って迷いますよね。
実はキムチを入れるベストタイミングは、スープのタイプで2パターンに分かれるんですよ。
パターン①: 手作りスープの場合は「最初」
コチュジャンやキムチの素から手作りでスープを作る場合は、最初からキムチを入れるのが正解です。
最初に投入することで、キムチの発酵うま味がじっくり溶け出して、市販の素を使ったスープよりも深みのある本格店の味になります。
パターン②: キムチ鍋の素を使う場合は「最後3〜4分前」
エバラのキムチ鍋の素など、市販のスープを使う場合は食べる3〜4分前にキムチを追加するのがオススメ。
市販の素はすでに味が完成しているので、最後にキムチを足すことでフレッシュな辛さと食感が加わります。
エバラのキムチ鍋の素は、家庭で本格的なキムチ鍋を作りたい時の救世主。私も忙しい平日の夜に使うことがあって、安定した味が出せるので家族にも好評ですよ。
東海漬物のこくうまキムチは、その名の通り深いコクが特徴。鍋に入れると一気に本格店の味になるので、私の店でも家庭でも愛用している鉄板のキムチですよ。
裏ワザ: キムチは2回に分けて入れる
私の店で実践している裏ワザは、キムチを2回に分けて投入すること。
| 投入タイミング | 役割 | 量 |
|---|---|---|
| 最初(スープ作成時) | ダシ用(うま味) | 全体の2/3 |
| 食べる直前 | パンチ用(辛さ・食感) | 全体の1/3 |
これだけで「うま味」と「フレッシュな辛さ」の二刀流が完成。市販の素を使っても、誰でもプロの味に近づけますよ。
キムチ鍋を美味しくする7つのプロのコツ

ここからは、20年現場で培ったキムチ鍋を美味しくする7つのプロのコツを全部公開しますね。
コツ①: 必ず最初に豚肉を炒める
繰り返しになりますが、豚肉を最初に炒めるのは絶対のルール。これだけでスープのうま味が3倍になります。
ごま油の香りが苦手な方は、ニンニク油やネギ油を使うと、また違った香りで楽しめますよ。
コツ②: 具材の切り方で味が変わる
具材の切り方も重要です。
固い素材を薄く切りすぎると煮崩れしますし、逆に火が通りやすい具材を分厚く切ると、煮込みすぎて食感がなくなります。
「火の通りやすさ」と「食感」を意識して切り分けてくださいね。
コツ③: アクをこまめに取る
煮込み中に出るアクは、雑味の原因。
アクすくいや木べらで2〜3分に1回取り除くと、スープが透明感のあるクリアな味わいになります。
コツ④: 肉を入れる順番は気にしすぎない
「肉と野菜どちらを先?」と気にする方も多いですが、あまり気にしなくてOK。
しゃぶしゃぶは「野菜→沸騰→肉」が基本ですが、すき焼きやキムチ鍋は「肉→野菜」でも美味しく仕上がります。
ただし、骨付き鶏肉(手羽元・手羽先)を使う時は、一晩昆布水につけてから加熱すると臭み消しと味アップの一石二鳥になりますよ。
コツ⑤: 豆腐の種類で順番を変える
豆腐は種類によって入れるタイミングが変わります。
| 豆腐の種類 | 投入タイミング | 理由 |
|---|---|---|
| 木綿豆腐 | 早め | 崩れにくく味が染みる方が美味しい |
| 焼き豆腐 | 早め | 崩れにくく味染み命 |
| 厚揚げ | 早め | じっくり煮込んで味を染み込ませる |
| 絹豆腐 | 食べる直前 | 柔らかい食感が醍醐味 |
絹豆腐は崩れやすいので、後ほど詳しい切り方とコツを紹介しますね。
コツ⑥: 魚介類は湯通ししてから入れる
魚介類を入れる時は、臭みが気になる方は一度湯通ししてから鍋に入れるのがプロの基本。
水から魚を入れる場合は、出汁を取る目的があるので湯通し不要。目的に応じて使い分けてくださいね。
コツ⑦: 卓上カセットコンロで温度キープ
家族や友達と食べる時は、卓上カセットコンロで温度をキープするのが鉄則。
熱々のキムチ鍋を最後まで楽しむには、火力調整できるカセットコンロが必須アイテムです。
イワタニのタフまるJrは小型で2〜3人用の鍋に最適。私の家庭でもキムチ鍋やしゃぶしゃぶに使っていて、コンパクトなのに火力が安定していて本当に重宝していますよ。
🥬 キムチ鍋は乳酸菌・カプサイシン・たんぱく質が一度に摂れる優秀な料理。基本の9具材に大豆製品(豆腐・厚揚げ)と野菜を加えれば、栄養バランス満点の一汁一菜が完成しますよ✨
絹豆腐が崩れない秘伝の塩水テク

「絹豆腐を入れたら鍋全体が濁って失敗…」って経験ありませんか?
実は絹豆腐には崩れにくくする2つのテクニックがあるんですよ。
テク①: プロの三角形カット
まず切り方が重要です。
- 豆腐を容器から取り出して横半分にカット
- ピザやホールケーキのように縦・横・斜めにカット
- 綺麗な三角形の豆腐ピースが完成
三角形にすると角が増えて表面積が大きくなり、味も染みやすくなる
のが料理人の理屈。崩れにくさと味染みの一石二鳥のテクニックです。
テク②: 海水濃度の塩水で20分つけて湯通し
切り方だけでは崩れる場合は、塩水につけて湯通しする裏ワザを試してください。
| 手順 | 詳細 |
|---|---|
| 1. 塩水を作る | 海水ぐらい(水500mlに塩15g程度) |
| 2. 豆腐を浸す | 切った絹豆腐を20分つける |
| 3. 一度ボイル | 沸騰したお湯で30秒〜1分湯通し |
| 4. 鍋に投入 | 食べる直前に鍋に入れる |
このひと手間で、絹豆腐の崩れ率が劇的に下がります。私の店でも、この塩水テクは絶対に守っているプロの基本ですよ。
テク③: 煮込み時間を長くする(意外なコツ)
「え、長く煮込むと崩れるんじゃない?」と思いますよね。
実は逆で、中途半端な煮込み時間が一番崩れやすいんです。しっかり煮込んで芯まで火が通ると、豆腐が引き締まって崩れにくくなります。
塩水につけた絹豆腐は、3〜5分しっかり煮込むのがオススメ。これがプロのテクですよ。
🍲 私の店では絹豆腐を使う時、「絹ごし豆腐(崩れにくいタイプ)」「ソフト豆腐(木綿と絹の中間)」を選ぶこともあります。スーパーで見つけたら、ぜひ試してみてくださいね。崩れにくさと食感の良いとこ取りですよ👍
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まとめ。。。
今回の記事のポイントをまとめますね。
- 基本の9具材は豚肉・キムチ・白菜・長ネギ・豆腐・きのこ・人参・ニラ・もやし
- 具材は「炒め用」「先入れ用」「後入れ用」の3グループに分ける
- 最初に豚肉を油で炒めるのが最重要工程
- 油は ごま油・ニンニク油・ネギ油 を好みで使い分け
- キムチは2回に分けて入れる(ダシ用とパンチ用)が裏ワザ
- 絹豆腐は塩水20分+湯通しで崩れない
- アクは2〜3分に1回こまめに取り除く
- 手作りスープなら最初・市販の素なら最後にキムチを投入
キムチ鍋は順番を意識するだけで、ご家庭でもお店レベルの本格的な味が再現できる、本当に奥深い料理ですよね。
今回紹介した9手順とプロのコツを、皆さん一緒にぜひご家庭で試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
フッくんでした!














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