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煮込みハンバーグの作り方!割れない・ふっくらのコツを料理人が完全解説

煮込みハンバーグの作り方のアイキャッチ
この記事は約11分で読めます。

料理研究家、料理大好きフッくんです。

ソースをまとった、ふっくらのハンバーグ。煮込みハンバーグは、ナイフを入れた瞬間の湯気まで、ごちそうの一皿ですよね。でも「煮込んだら割れてバラバラに」「かたくパサパサになった」「中まで火が通っているか不安」と、悩みの多い料理でもあります。

正直に言うと、煮込みハンバーグは、焼きハンバーグより失敗しにくい料理です。表面だけ焼き固めて、あとはソースの中でじっくり火を通す——だから生焼けの心配がぐっと減る。コツさえ押さえれば、初心者の方にこそおすすめしたい、やさしいごちそうなんですよ。

そこで今回は、現役料理人20年・栄養士のフッくんが、煮込みハンバーグの作り方をまるごと解説します。割れないタネの作り方、ソースの黄金比、安全な火の通し方まで。おうちの煮込みハンバーグが見違える保存版ですよ🌸

まずは、みなさんが煮込みハンバーグで困りがちなポイントを整理してみましょう。

  • 煮込んだら割れてしまう
    塩でこねる粘りと、焼き固めで解決します。
  • かたくパサパサになる
    玉ねぎの「冷まし」と煮込み時間が鍵です。
  • 中まで火が通っているか不安
    15分煮込み+竹串の透明チェックで安心です。
  • ソースの味が決まらない
    ケチャップ4:ウスター2の黄金比をお伝えします。

煮込みハンバーグが失敗しにくい理由

煮込みハンバーグの作り方の全体像インフォグラフィック

まず、うれしい理屈から知っておきましょう。ハンバーグの二大失敗といえば、「割れ」と「生焼け」。煮込みハンバーグは、この両方に強いんです。

ハンバーグの焼き方の記事でお伝えしたとおり、焼きハンバーグはフライパンの上だけで中心まで火を通すので、火加減がシビア。一方、煮込みは、表面を焼き固めたら、あとはソースの中でコトコト。液体の穏やかな熱が、四方から均一に火を通してくれるので、生焼けの失敗が起きにくいんですね。

照り焼きの記事でお伝えした、「焼き目をつけてから、たれで煮て火を通す」——あの私の方式と、同じ思想です。表面の香ばしさと、中のふっくらを、両方いいとこ取りできる調理法なんですよ。

★栄養士のコツ:煮込みハンバーグは「野菜も一緒に煮る」!🍳
合いびき肉100gあたり約221kcal・タンパク質約17.7gです(文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」)。ソースにきのこ・玉ねぎ・ブロッコリーを加えて一緒に煮込むと、ビタミン・食物繊維も補えます。

★この料理には★特定原材料8品目「卵」(つなぎ)「乳」(牛乳・バター)「小麦」(パン粉・ウスターソース)★+★準ずる20品目「牛肉」「豚肉」(合いびき)「大豆」(醤油)「りんご」(ウスターソース)★が含まれます。アレルギー対応は消費者庁「食物アレルギー表示制度」で必ずご確認ください★

タネ作り(塩でこねて、粘りを出す)

煮込みハンバーグのタネ作りの図解(塩でこねて粘りを出す)

それでは、タネ作りです。材料は、合いびき肉300gに、玉ねぎ1/2個、パン粉大さじ4、牛乳大さじ3、卵1個、塩小さじ1/2。ここに、割れないための2つのコツがありますよ。

1つ目は、塩を入れて、しっかりこねること。塩がひき肉のたんぱく質を引き出して、粘りが生まれます。この粘りこそが、お肉同士をつなぐ天然の接着剤。白っぽく糸を引くくらいまでこねれば、煮込んでも割れないタネになります。ホットケーキの記事では「混ぜすぎない」とお伝えしましたが、ハンバーグは逆。生地によって、正解は違うんですね。

2つ目は、炒めた玉ねぎを、必ず冷ましてから混ぜること。熱いまま入れると、ひき肉の脂が溶け出して、かたくパサついた仕上がりの原因になります。玉ねぎを炒めたら、バットに広げて粗熱取り。この待ち時間が、ふっくらの仕込みですよ。

★現役料理人20年のコツ:粘りは「白い糸」が合図!🍖
塩を入れてこねると、タネが白っぽくなって、糸を引くようになります。
これが、割れないハンバーグの合図。
粘りがお肉の接着剤になるんです。
手早くこねて、お肉が温まる前に仕上げるのもポイントですよ。

成形は、空気を抜きながら小判型に。両手でキャッチボールをするように、パンパンと空気を追い出します。焼きハンバーグでは中央のくぼみが鉄則ですが、煮込みは火通りが穏やかなので、くぼみは軽くで大丈夫ですよ。

煮込み方4ステップ(焼き固めて、ソースで15分)

煮込みハンバーグの煮込み方4ステップの工程図

それでは、本番です。合言葉は「焼き固めて、ソースで火を通す」ですよ。

①表面を、強めの中火で焼き固める

フライパンに油を熱し、強めの中火で、タネの両面に焼き色をつけます。片面2分ずつが目安。この段階では、中は生のままで大丈夫です。

目的は、うまみを閉じ込める壁と、煮込んでも崩れない形を作ること。焼き色がつくまで、動かさないのがコツですよ。

②ソースの材料を加える

余分な脂をペーパーで軽く拭いたら、ソースの材料を加えます。黄金比は、ケチャップ大さじ4:ウスターソース大さじ2に、水150ml、砂糖小さじ1——私は基本、キビ糖です——そしてバター10g。

ケチャップとウスターの組み合わせは、ポークチャップの記事でもお伝えした、わが家の洋食の背骨。バターのコクが加わって、デミ風の深い味わいになりますよ。しめじや玉ねぎを一緒に加えれば、付け合わせまで一鍋で完成です。

③ふたをして、弱めの中火で約15分

ソースが煮立ったら、ふたをして弱めの中火で約15分。ソースの穏やかな熱が、ハンバーグの中心まで、じっくり火を通してくれます。

途中で一度、そっと裏返して、ソースを全体になじませて。ぐつぐつ強火は、割れとパサつきのもとなので、コトコトの火加減を守ってくださいね。

④竹串チェックをして、煮詰めて仕上げ

いちばん厚いところに竹串を刺して、透明な肉汁が出れば火通りの合図です。★ひき肉は、表面の菌が挽く工程で全体に混ざり込む食材なので、中心までしっかり火を通すのが鉄則です。★中心温度75℃で1分以上(または63℃30分以上)★を必ず守ってください★★加熱不足のひき肉料理は★O157(腸管出血性大腸菌)★やサルモネラによる重い食中毒の原因になります。特に子ども・高齢者は重症化しやすいので要注意です★(厚生労働省「食中毒予防」参照)。

最後にふたを外して、2〜3分煮詰めれば、ソースがとろりと絡む濃度に。バターをほんの少し追いすると、つやとコクが一段上がります。

★現役料理人20年のコツ:ソースは「最後の煮詰め」で決まる!🍅
煮込み中のソースは、水分が多くてさらさらです。
火が通ったらふたを外して2〜3分、とろりとするまで煮詰めてください。
ハンバーグに絡む濃度になったら、お店の一皿の完成ですよ。

完成した煮込みハンバーグの実写

失敗と対策(割れ・パサつき・生焼け)

煮込みハンバーグのよくある失敗と対策の図解

煮込みハンバーグのよくある失敗は、理屈がわかれば防げます。代表的な4つをまとめました。

  • 煮込んだら割れてバラバラに
    こね不足と空気抜き不足が原因です。塩で白い糸が引くまでこねて、両面をしっかり焼き固めましょう。
  • かたくパサパサになる
    熱い玉ねぎを混ぜたか、煮込みすぎが原因です。玉ねぎは冷ましてから、煮込みは15分を目安にしましょう。
  • 中が生焼けだった
    煮込み時間の不足です。ふたをして15分、竹串の肉汁が透明になるまで。★ひき肉は★中心温度75℃で1分以上★が必須。O157等の食中毒予防のため、生焼けは絶対NGです★
  • ソースが水っぽい
    煮詰め不足です。火が通ったらふたを外して2〜3分、とろりとするまで煮詰めてください。

ソースの黄金比の再現には、計量スプーンが頼りになります。ケチャップ4:ウスター2の比率を道具に覚えてもらえば、毎回の味がぴたりと安定。照り焼きだれやドレッシングにも毎日活躍しますよ。

作り置きと冷凍ストック

煮込みハンバーグの作り置きとアレンジの図解

煮込みハンバーグは、作り置きの優等生でもあります。ソースがお肉をコーティングしてくれるので、時間がたってもしっとり。多めに作って、翌日のごほうびにしましょう。

保存は、★常温放置せず粗熱がとれたら速やかに★ソースごと小分けして、冷蔵で2〜3日。長期ならソースごと冷凍で約1ヶ月です★温め直しは中心温度75℃で1分以上、しっかり熱くなるまで加熱してください★(厚生労働省「食中毒予防」参照)。水分をまとったまま温まるので、パサつき知らずです。★お弁当に入れる日は、朝しっかり温め直して、よく冷ましてから詰め、保冷剤と一緒に持たせてください★

翌日のアレンジも楽しみのうち。ごはんにのせてロコモコ風、パンに挟んで煮込みバーガー、ソースごとオムライスにかけても。デミ風ソースの使い回しは、洋食の醍醐味ですよ。

★栄養士のコツ:ロコモコ風は「彩り野菜」で一皿完結!🍚
翌日のロコモコ風には、レタスやトマト、目玉焼きをのせてください。
ごはん・お肉・野菜・卵が一皿にそろって、主要栄養素をまとめてとれます。
★のせる目玉焼きは★生食用・賞味期限内・冷蔵保管の新鮮な卵★を使い、高齢者・妊婦・乳幼児には★中心温度75℃で1分以上加熱した固焼き★でお出しください(サルモネラ食中毒予防)★

煮込みハンバーグの作り置きには、密閉できる保存容器が便利です。ソースごと小分けしておけば、温め直しは食べる分だけ。ロコモコ風やお弁当への展開も、容器から始まりますよ。

高齢者や子供にやさしい煮込みハンバーグ

高齢者や子供にやさしい煮込みハンバーグの工夫の図解

やわらかくてソースをまとった煮込みハンバーグは、実は介護の食卓の優等生です。その理由を、現場の目線でお伝えしますね。

まず、煮込んだお肉のやわらかさ。そして、とろりとしたソースが、口の中でお肉をまとめて、飲み込みを助けてくれます。さらに、スプーンの縁でほろりと崩せるので、かむ力に合わせて一口の大きさを調節できる。やわらかさ・とろみ・崩しやすさの三拍子がそろっているんです。

ご高齢の方には、最初から小さめに成形しておくと、さらに食べやすくなります。タネに絹豆腐を1/4丁ほど混ぜれば、ふんわりやわらかさが一段アップ。豆腐ハンバーグの献立の記事も、ぜひ参考にしてくださいね。

お子さんには、ケチャップベースのソースはごちそうそのもの。小さく切って、熱々のソースは少し冷ましてから。離乳食の時期には、鶏ひき肉と豆腐のハンバーグを完了期頃から小さくして、ケチャップは控えめにしてあげてください。

★現役介護士のコツ:煮込みハンバーグは「介護食の優等生」!
やわらかいお肉、とろみのソース、スプーンで崩せる形——三拍子そろって、むせにくい一皿です
介護の食卓では、小さめ(直径5cm程度)に作って、ソースをたっぷりかけて出します
豆腐を混ぜたタネならさらにふんわり。★必ず中心温度75℃で1分以上加熱してからお出しください★

★とろみや形態のご相談は日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食学会分類2013」を基準に、必ず主治医・言語聴覚士(ST)・管理栄養士にご相談ください★
★アレルギー(★特定原材料8品目「卵」「乳」「小麦」★+準ずる「牛肉」「豚肉」「大豆」「りんご」★)・持病(腎機能・血糖・脂質)にご配慮ください。★熱々のソースはやけどしやすいので少し冷ましてから★

玉ねぎ炒めから煮込みの返しまで、シリコンヘラがあると調理がスムーズです。フライパンを傷つけず、ソースを残さずすくえるのもうれしいところ。ハンバーグの日の頼れる相棒ですよ。

煮込みハンバーグの作り方でよくある質問

Q1. 煮込み時間は何分が目安ですか?

ふたをして、弱めの中火で約15分が目安です。ソースの穏やかな熱が、中心までじっくり火を通してくれます。

仕上げに竹串を刺して、透明な肉汁が出れば合図。ひき肉は中心までしっかり火を通すのが鉄則で、中心75℃で1分以上が安全の目安ですよ。

Q2. 煮込むとハンバーグが割れます。どうすればいいですか?

タネの粘りと、焼き固めを見直してください。塩を入れて、白っぽく糸を引くまでしっかりこねる——この粘りが、割れないための接着剤です。成形時の空気抜きも忘れずに。

そして、煮込む前に両面をしっかり焼き固めること。焼き色の壁が、形とうまみの両方を守ってくれます。煮込み中のぐつぐつ強火も割れのもとなので、コトコトを守ってくださいね。

Q3. デミグラス缶なしでも、おいしいソースになりますか?

なります。ケチャップ大さじ4:ウスターソース大さじ2に、水150ml、砂糖小さじ1、バター10g。この黄金比で、おうち材料だけのデミ風ソースが完成します。

赤ワインが少しあれば、水の一部を置き換えるとより本格的に。仕上げの煮詰めとバターの追いが、コクの決め手ですよ。合う副菜や汁物は、デミグラスソースハンバーグの献立の記事もどうぞ。

Q4. 煮込みハンバーグは作り置き・冷凍できますか?

できます。ソースごと小分けして、冷蔵で2〜3日、冷凍で約1ヶ月が目安です。ソースがお肉を包んでいるので、温め直してもしっとりです。

温め直しは、ソースごと鍋でゆっくりと。翌日はロコモコ風や煮込みバーガーへのアレンジも楽しめます。お弁当にはしっかり温め直して、よく冷ましてから詰めてくださいね。

まとめ。。。

煮込みハンバーグの作り方の7つのポイントまとめビジュアル

煮込みハンバーグの作り方のポイントを、最後にまとめておきますね。

  • 煮込みは、焼きより失敗しにくい
    ソースの穏やかな熱が、生焼けの心配を減らします。
  • 塩でこねて、白い糸の粘りを
    粘りが接着剤。割れないタネの合図です。
  • 玉ねぎは冷ましてから混ぜる
    熱いままは、パサつきのもとになります。
  • 表面を焼き固めて、ソースで15分
    照り焼きと同じ、「焼き目→煮て火を通す」の思想です。
  • ソースはケチャップ4:ウスター2
    水150ml・キビ糖・バターで、おうちデミ風の完成です。
  • ひき肉は75℃1分・竹串チェック
    中心までしっかりが、ひき肉料理の鉄則です。
  • 介護食の優等生でもあります
    小さめ成形+豆腐で、家族みんなのごちそうに。

煮込みハンバーグは、「塩でこねて、焼き固めて、ソースで15分」。この流れさえ覚えれば、割れず、パサつかず、中まで安心の一皿が、いつでも作れるようになります。今夜はぜひ、白い糸の粘りから確かめてみてください。

きのこも野菜も一緒に煮込んで、湯気ごとテーブルへ。家族の「おかわり!」が聞こえてきますよ。困ったときは、またこの記事を見に来てください🌸

最後までお読みいただきありがとうございました。

フッくんでした!

作り方(極秘レシピ)
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