料理研究家、料理大好きフッくんです。
シンプルでも食べ応えがあり、小さいお子様も大好き、お腹をこわしたり風邪をひいたときにも重宝するうどん。
手軽に調理できて、暑い夏も寒い冬も、一年中食べれるうどん。
皆さんはどんな具をチョイスしていますでしょうか?
定番だけに、どんな具材を入れるか迷うことも多いのではないでしょうか。
どうしてもご家庭では、マンネリになりがちですよね。
天ぷらなどが人気のある具材ですが、ちょっと頑張ってひと手間を加える事で、肉うどんやかき揚げうどんなどのアレンジを加えるのも楽しく調理することのできるのもうどんの魅力です。
今回は、定番具材から簡単に作れるアレンジ具材から、少し手を加えた具材をご紹介します。
- 「定番のトッピング」
- 「ちょい足し出来る」
- 「うどんのボリュームアップ」
- 「味変の具材」
など色々ご紹介していますので是非最後まで見ていただけると幸いです。
基本的な具材は何を用意する!?
食べに行ったらよくある、スーパーにもよく見かける定番の具材を見ていきましょう。
まずは定番の具材を見てみよう!
肉の定番具材
①牛肉
同じみの肉うどんの肉ですね。
他の肉でも美味しいですが、定番と言えば牛肉ですね。
砂糖、しょうゆ、みりんで味付けます。
お店などでは、白だしで味をつけるお店も多いので、少し入れて炊くと美味しいですよ。
冷凍保存もできるし、佃煮みたいに作ればご飯のお供にもなります。
玉葱や人参と一緒に炒めた物も凄く美味しく、かさましにもなりボリュームもアップします。
少しでも野菜を入れる事で、栄養面においても◎。
魚介類の定番具材
①海老
定番の海老天ぷらです。
天丼でもお馴染みの定番ですが、うどんの具材でも定番です。
材料が高くて難点ですが、1本入るだけでもうどんが豪華になりますよ。
また、今は良くスーパにも並んでる色の薄いのがバナメイ海老ですが、ブラックタイガーよろ安価で買えるのでオススメです。
ブラックタイガーは今は値段が高いので、節約したい方はバナメイ海老を使いましょう。
②かまぼこ(竹輪やさつま揚げなどの練り物製品)
ほとんどのうどんに入っているかまぼこ。
うどんに練り製品は良く合いますね。
かばぼこ以外も、ちくわなどで代用しても美味しいですよ。
また、さつま揚げが入ったうどんや丸てんなどを入れても出汁との相性は抜群です。
野菜の定番具材
①ネギ
青ネギはうどんには絶対かかせない薬味ではないでしょうか。
ネギは、種類がありますが、ご家庭やお店でよく使われているものはほとんどが、青ネギ、万能ねぎ、刻みねぎですね。
刻みねぎは、色々な料理に使われ、ご家庭でも汁ものやおかずに少し入ってるだけで、味から見た目までとてもいい食材ですね。
関西では、火を通して使われますが、関東では刻んでうどんによく入ってます。
②ワカメ
ワカメうどんには、若布はかかせません。
若布は、出汁とうどんを一層ひきたたせてくれます。
かけうどんにネギだけではなく、若布が少し入ってる場合もありますね。
生若布が凄く美味しいですが、ご家庭などでは、カット若布をそのまま使えて手間いらずです。
③卵
月見うどんでメインの玉子。
生卵、温泉玉子が定番ですが、鍋で少し炊いて、火を入れても美味しい玉子。
ご自宅では、好きな硬さにできるし、お財布にも優しいですよね。
また、ごはんや麺類の上にのせるだけでマイルドになり、子供にも喜んで食べてもらえるのオススメです。
④とろろ昆布
とろろこんぶは、何層にも重ねた昆布を鰹節のように薄く削ったものです。
数十年前に、立食いソバのお店でよく食べたのを思いだします。
うどんの上にのせる具材がない時や時間がない時は、火を通すこともなく、ちぎってのせるだけでトロリとうどんと絡んで、昆布の風味がアクセントになって便利です。
うどんだしとの相性は抜群です。
⑤うす揚げ
きつねうどんのベースになるもので、きつね揚げは、うす揚げを一度油抜きして、醤油、みりん、砂糖で炊きます。
手作りのきつね揚げは一段と美味しいです。豆腐屋さんの専門店で買って炊いたらオススメですよ。
関西では、きつねそばを「たぬきそば」といい、関東では、「きつねそば」といいます。
関東で、たぬきそばは、天かすが入っています。
関西では、「ハイカラうどん」「天かすうどん」と呼ぶので、外食に行って注文するときは注意が必要です。
また、京都では、たぬきうどんとは更に違うもので、うどんの上に油揚げをのせたきつねうどんに、さらにあんかけをかけたもの、それが京都では「たぬきうどん」なんですね。
また、うす揚げを千切りにして、うどんに入れたら「刻みうどん」ですね。
関東では「刻みうどん」はありません。
⑥かき揚げ
基本的には、魚介類や野菜などを小さく切り、混ぜ合わせて衣でまとめたものを油で揚げたもので、かき混ぜて揚げることなんだそうです。
うどんには、だしが天ぷらに合うように、うどんには、天ぷら系が本当によく合いますね。
⑦紅生姜
関西人の「もったいない」精神が生んだ紅ショウガ天は今はポピュラーのなっていますが、関東では見かけないですが、外食チェーンなどでは、天ぷらコーナーに並んでいるほどです。
スーパーのお惣菜コーナーにもあり「シャキシャキ感」と「さっぱり感」は、うどんのアクセントになります。
⑧山芋
冷たい「冷やしうどん」や「ぶっかけうどん」には、定番となっている山芋。
天ぷらにしても美味しいし、短冊に切って「山芋短冊」「山芋ステーキ」「とろろ」と、生でも加熱しても、美味しい山芋です。
長芋の生産が最も多いのは青森県で、出荷量全体の約73%を占めているほどで、もとは外来種と言われています。
比較的夏に多く出回りますが、今は手に入りやすいので、旬を問わず手に入りやすい食材ですね。
その他には何がある!?
①三つ葉
②大根
③海苔(ごはんですよの「海苔の佃煮」など)
④海鮮類(イカ、タコなど)
⑤梅干し
一般的ともいえる具材ですが、入れないこともある方も多いかもしれません。
海苔や大根などは、ぶっかけうどんに入ってますね。
三つ葉は意外とうどんに合うし、ネギが苦手な方は三つ葉で代用できます。
梅干しも、梅とワカメと組み合わせる事が多い食材です。
海鮮類は、佃煮や天ぷらにしてうどんに入れるととても美味しいし、適度な大きさに切って、かき揚げなどに混ぜ合わせてもいいでしょう。
うどん具材の変わり種のバリエーション
ここでは、あまり見かけないけど意外とうどんに合う具材を紹介したいと思います。
ご自宅の余ってる食材で、うどんのトッピングに出来る食材が眠っているかもわかりません。
変わり種のオススメ10選
定番と思えるものも多数ありますが、私はうどんの具材は無限レシピと思います。
好きなものをチョイスするのも大事ですが、材料の合わせ方が大事ですので、色々とみてみましょう。
①明太子
酒の肴やごはんのお供に定番の明太子。
えっ、うどんに入れるのと思いがちですが、ぴりっと辛い明太子といえば、つぶつぶとした食感や辛さがやみつきになってしまう食材です。
明太子はほぐしておくだけで簡単にひと品作れますし、ゆでたうどんに、明太子+ダシで和えるとタラコパスタみたいに「和風明太うどん」になります。
ゆでたうどんに、「明太子」「生クリーム」「玉子」で「うどんカルボナーラ」に変身します。
うどんに明太子をトッピングする事で、色んなバリエーションが楽しめますね。
②キムチ
豚キムチとうどんと一緒に炒めるだけで、芳ばしい香りが食欲をそそる一品になります。
アレンジで色々な料理が作られています。
その他、温かいうどんで「デラックスうどん」のメニューで、トッピングにキムチが入ってる店もあります。
③レモン
あまり使われることないと思われがちですが、さっぱりしたうどんが食べたい方にはオススメです。1切れ添えるだけで、エスニック風になります。レモンを
搾って、ぶっかけうどんに添えたりや付けだれにプラスするだけで爽やかな風味が広まります。
食事で取りにくいビタミンCが摂取できるので栄養面においてもオススメです。
④きのこ類
何にでも合わせやすいきのこ類。
きのこを湯がいて冷やしうどんに合わせたり、エスニック風に炒めてトッピングしてもいいでしょう。
その他にも、かき揚げやきのこの天ぷらにして、トッピングするのもいいでしょう。
また、きのこやトマトなどと合わせれば、ヘルシーなエスニック風になって変わり種としても◎。
⑤パクチー
好き嫌いがあるパクチーですが、きのこやトマトなどと合わせて、エスニック風なうどんもオススメです。
英語では「コリアンダー」、中国では「香菜」として販売されていることが多いです。
パクチーには、
- ビタミンA、ビタミンB₂、ビタミンC
など、健康・美容に効果があるビタミン類が豊富に含まれています。
さらに骨や歯を丈夫に保つカルシウムも含まれ、体内の活性酸素の増加を抑えてくれる働きまであります。
栄養満点パクチーですが、独特の香りがあり、好き嫌いがはっきり分かれる食材です。
⑥いくら
温かいうどんには、とろみをつけたあんかけうどんであれば食べやすく美味しくなります。
また冷やしうどんに、わさびを添えて食べても相性もよく、うどんにはとても合うのでおススメです。
鮭といくらの親子丼があるように、焼鮭といくらの温かいうどんも実際あるので、是非試してみてください。
⑦豚の角煮
肉うどんも美味しいですが、甘辛く炊いた「豚の角煮」もよく合います。
ラーメンにチャーシューを入れる感覚でトッピングする角煮は少し豪華なうどんになります。
もしご家庭で豚の角煮が残ったら、冷凍して食べる時に、レンチンしていれるだけで簡単にできるのでおススメです。
また、牛肉は高いですが、牛すじ肉をいれた、すじうどんもオススメです。
牛肉を豚肉や鶏肉で代用すれば、安価で作れるのでオススメです。
⑧すだち
お店によっては、夏のメニューで、すだちのさわやかな風味がスープが口ひろがります。
夏場に厚い季節に冷やしうどんに合わせるのが一般的ですが、温かいうどんにも良く合います。
シンプルなさっぱりした味わいは出汁まで飲み干してしまいます。
⑨茄子
定番ともいえる茄子はうどんにはとても良く合います。
素揚げや天ぷらにするのが一般的ですが、茄子とトマトと煮込んでアレンジした冷やしうどんに合わせるのもオススメです。
和食から洋食まで色々活用できる万能材料です。
⑩納豆
つるりと食べられておいしい「納豆うどん」。
手軽にもできるし、納豆だけでも色々なアレンジができ、メニューの幅を広げて飽きのこない味わいを楽しみたいメニューです。
具材を足したり味付けを変えたりすれば、色々な楽しみ方が出来ますよ。
納豆、肉みそ、玉子、ネギの組み合わせがオススメ。
⑪オクラ
夏に食べたくなるようなネバネバうどんがオススメです。
納豆と、とろろ、トマトと組み合わせれば、酢の酸味が効いていてサッパリしたネバネバ丼がオススメ。
ネバネバに組み合わせは、うどんによく絡んでとっても美味しいですよ。
簡単にできて体にもいいし、一人でさっと食べたい時にオススメです。
組み合わせのオススメは!?
温うどんの場合
- ①梅+若布+ネギ+あさり
アサリがなくてもとても美味しいですが、ちょっと変わった組み合わせのオススメです。
梅とワカメとダシの相性は抜群です。
さらに酒蒸したアサリを加えると、さらに旨味が増えて深い味わいになります。
- ②キムチ+天ぷら+ネギ+かまぼこ
がっつり行きたい場合は、卵をさらに加えてもいいですね。
ほとんど定番の具材ですが、キムチが意外とよく合い簡単に出来るでオススメです。
- ③肉+玉葱+温泉玉子+ネギ
ほとんど定番の具材ですが、イメージとしては「肉吸い」にうどんを入れたような感じです。
具沢山でシンプルなので、子供が喜んでいただけるメニューです。
冷やしうどんの場合
- ①納豆+野沢菜+サラダチキン
ごはんや、おにぎりが欲しくなる組み合わせですね。
野沢菜が嫌いな方や、野沢菜は高いという場合は、小松菜とちりめんじゃこを、ごま油と醤油で炒めて、トッピングしてみても面白いですよ。
- ②温泉玉子+なめ茸+ネギ+海苔
なめ茸は、ネバネバ系と一緒に調理しても美味しいですし、大根おろしとの相性も抜群です。
ここでは、シンプルなぶっかけうどんになめ茸を加えるだけで、うどんと絡み合って食べやすくなります。
さっと食べたい時は、汁物にも使える具材ですので、真空パックや缶詰の便利なものも売ってるので、なめこ好きにはあったら便利ですよ。
アレンジうどんの禁断レシピをご紹介
男性などよく食べる方は、うどんでは物足りない場合も多いと思います。
うどんに、ご飯をトッピングするという炭水化物×炭水化物の禁断のメニューにダシをかけるメニューです。
まず、そばめしを作る要領で、そばを「うどん+ご飯」に変えて、こしょうとウスターソースのみで作ります。
それにダシをかけて、「ネギ」「もやし」「天かす」をトッピングする。
これが最高にうまいんです。
青森県のつゆ焼きそばを真似たメニューで、そばをうどんとご飯に変えて食べて美味しかったので出来たメニューです。
実際、日替わり定食で販売した時に評判が良かったメニューです。
つゆうどん飯
①うどん…1玉(又は冷凍うどん)
②ごはん…100g
③豚肉スライス…30g
④キャベツ…40g
⑤玉葱…20g
⑥人参…20g
⑦油…大さじ1
⑧ウスターソース…大さじ1
⑨トマトケチャップ…小さじ1
⑩うどんだし(すこし薄めに調整)…270㏄
⑪もやし…30g (もやしは湯がいて下準備)
⑫天かす…適量
⑬青ネギ(または白ネギ)…適量
⑭こしょう…適量
①豚肉は一口大に切る(写真参照)
②キャベツ…ざく切り、玉葱は2㎜薄切り、人参は短冊(写真参照)
③フライパンに油を熱し、①の豚肉、人参を炒める。
④豚肉に火が通ったら、キャベツ玉葱を入れて、しんなりするまで炒める。
⑤野菜がしんなりしたら、うどんとご飯を入れて、炒める。(分量外の水を少し入れると炒めやすい)
⑥ウスターソース、トマトケチャップ、こしょうを入れて炒める。(薄味にする事)
⑦ソースを絡めてさらに炒める。
⑧うどんの入れ物に入れ、うどんだし(少し薄めのうどんだし)をいれ、天かす、もやし、白ネギをトッピングして完成
是非好きなものをトッピングして、好きなうどんのアレンジをしてみてくださいね。
まとめ。。。
うどんのトッピングは、定番の具材はそんなにありませんが、組み合わせを含めると、変わり種は無限にあると思います。
うどんだけではちょっと寂しいので、うどんのトッピングは必要不可欠ではないでしょうか。
うどんはお財布にも優しい食材なのが嬉しいですね。
温かいうどん、冷たいうどんと両方楽しめるうどんは、春夏秋冬楽しむことが出来ます。
ここに出している以外にも沢山具材があるので、合うものも見つけて挑戦してみてくださいね。
自分だけの変わり種を見つけて、ご自宅のメニューにしてみてはいかがでしょうか。
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