料理研究家、料理大好きフッくんです。
しゃぶしゃぶは皆が大好きな鍋料理ですが、子供が小さいご家庭では、やけどの心配もあるので、したいけど迷う方も多いと思います。
少しでも注意するところを意識すれば、安全にしゃぶしゃぶすることが出来ます。
子供は好き嫌いが多いので、子供が好きな具材を少しでも多く入れてあげると食べてくれますが、栄養面が心配と思う方も多いのではないでしょうか。
しゃぶしゃぶは、上手に組み合わせる事で栄養面も優れています。
ここでは、子供が好きな具材を出来るだけご紹介しています。
その他、注意点や食べ方、子供に人気の秘訣などもご紹介しているので、少しでも参考にしていただければと思います。
しゃぶしゃぶの具材を、子供向けに解説しよう!
本編では、子供の人気食材と、味変したりする事で、食べれる食材をご紹介しています。
ここで紹介しているのは一部にすぎません。子供が食べれる食材を工夫すれば、バリエーションが広がります。
子供が喜ぶ具材とは?
①牛肉・豚肉
野菜は苦手な子が多いですが、肉は基本的に食べる子が多いです。
私は、子供の頃肉が嫌いでした。それはパサパサしていたからです。
こどもは鍋にずっと入ってる肉は嫌いな事が多いです。しゃぶしゃぶしてすぐに、取り皿に入れあげるといいでしょう。
関東では、
- 豚肉
関西では、
- 牛肉
が基本ですが、子供が食べれるお肉を準備しましょう。
②肉団子、鶏つくね
肉が嫌いな子は、肉団子やつくねを入れてあげるとパクパク食べてくれますよ。
片栗粉や味付けをしてる事で食べやすくなります。
パサつきも少ないのでオススメです。
つくねを作る時は、沢山作って、冷凍しておくと、鍋に入れるだけで簡単ですよ。
③水餃子
子供は、つるっとした物は、喜んで食べてくれます。つくねよりも、皮につつんでいることで食べやすくなります。
高齢者の方のいるご家庭でもオススメの具材です。
鍋は具材が沢山あるので、すべて作るのは大変と言う主婦の方も多いのではないでしょうか。
つくねも作って、ギョーザも作るのが大変だっていう時は、チルドや冷凍ギョーザを使うと便利ですよ。
ギョーザも沢山作って、冷凍しておくと鍋や水餃子に使えるので、手作りにこだわる方はオススメです。
値段は決して、安価でないのがデメリットですが、直販のカニなど、お取り寄せもあるので、気になる方は参考にしてみて下さい。👇
④ウィンナー
大人の鍋では、サブ具材になりますが、 子供にとってのウインナーはメイン具材です。
しゃぶしゃぶのスープの中にウィンナーを入れることで、ジューシーな出汁が出てとても美味しいです。
ソーセージの中にチーズが入っていたり、野菜が入っているソーセージもあるので、いろいろと工夫してみると楽しいですよ。
子供のメイン具材だからこそ、タコウインナーにしたり、食べやすいように切り込みを入れることで子供はそれだけで大喜びしますよ。
また、シャウエッセンなどの、皮が固いソーセージは、大人は美味しいですが、子供の場合は、噛みきれずに、強く噛んだ時に中の汁が顔にかかって火傷する恐れもあるので、十分に注意が必要です。
しっかり、切れ込みを入れたり、皮が比較的やわらかい物を使うといいですよ。
ソーセージは、脂質や塩分も多いので、食べ過ぎには注意して、一人3本というふうに量を決めるといいですね。
⑤鶏肉
好き嫌いが分かれるかもしれませんが、好きな子供は、鶏肉ばかり食べます。
ただし、モモ肉は、ぶつ切りなどの大きさの物があれば、ある程度煮込んで、柔らかくなってからが食べやすくなります。
鶏肉は、ささ身が食べやすいですが、食べない子は全く食べません。
スープをカレースープにしてあげたり、工夫する事で食べてくれる事もあります。
胸肉を薄切りにして、しゃぶしゃぶにすると、火が通ってすぐは、身がしっとりしているので食べてくれます。
特に胸肉をサラダチキンみたいに下味をつける事で、さらに食べやすくなりますよ。
鶏肉の生煮えだけは、十分注意が必要です。
⑥豚バラと白菜
豚肉を食べない子でも、白菜と組み合わせる事で、パクパク食べてくれます。
しゃぶしゃぶは、あまり食べない事もあるので、豚肉と白菜を交互に重ねて、白菜鍋みたいにすると食べてくれますよ。
食べる子は問題ありませんが、食べてくれない子供の場合は、工夫する事で食べてくれるようになります。
⑦カニ
子供は比較的魚介類を嫌う傾向にあります。その中でも比較的人気の高いのはカニです。カニは殻ごと食べると、子供の場合は食べにくいので、取り皿などにほぐして入れてあげるといいですよ。また、むき身のカニや、カニカマなどであれば安心して食べることもできます。子供は、カニよりも、カニカマの方が食べてくれるかもしれません。
⑧マグロ
魚介類のもう一つのオススメとしてはマグロがオススメです。マグロは、しゃぶしゃぶにすることによってとても食べやすくなります。また、マグロには、青魚によく含まれるDHA やEPAなどの栄養素が豊富に含まれています。子供の発育には、おすすめの食材といえます。中トロや大トロではなく、赤身がおすすめです。
⑨はんぺん
魚介類が苦手なお子様でも、はんぺんは食べてくれます。肉に関しても魚に関しても、練り製品の物が比較的食べてくれる傾向にあります。はんぺんはフワフワで、柔らかいので食べやすいのも魅力です。また、はんぺんが他の素材の出汁を含んでくれるので、どの味のスープにしてもよく食べてくれます。
⑩かまぼこ
かまぼこは、はんぺんと同じで鍋に入れて煮込むことでとても柔らかくなります。その他にも、〆のうどんや雑炊などにも一緒に入れると子供は喜んで食べてくれます。さらに、卵を入れたら、子供がおかわりすること間違いなしです。
⑪ちくわ
かまぼこの代わりにちくわを使ってもいいでしょう。おでんの中でも、子供はちくわが大好きです。ちくわは煮込み料理に、とてもよく合います。またちくわの中に 、プロセスチーズを詰め込んで鍋に入れてあげると、子供は大喜びですよ。練り物製品の中でも、ちくわはお財布に優しいので、日々忙しい主婦の味方です。
⑫チーズ
ウィンナーの次に主役といってもいいのがチーズです。鍋の中にチーズを入れてあげることで、中でコクのあるスープに仕上がります。子供は、野菜が苦手な子が多いですが、鍋にチーズを入れてあげることでい野菜もスムーズに食べてくれるようになります。形を残すチーズがいい方は、カマンベールチーズがおすすめです。ミックスチーズやモッツァレラチーズを入れる場合は、鍋の味も変わってしまうので、〆の直前ぐらいから入れてあげるのがいいですね。
⑬白菜
野菜では一番よく使われる白菜ですが、子供にとっても食べやすい具材です。子供に少しでも野菜を取って欲しい場合は、白菜を取り入れるといいでしょう。白菜は煮込むことでとても、とろとろに柔らかくなるので、葉の部分でも茎でも、子供が食べやすい頃合いになったら取り皿に入れてあげましょう。どうしても野菜嫌いな子がいれば、ウィンナー、チーズをご褒美に入れてあげたりして工夫する事で、少しでも食べてくれるようになりますよ。
⑭しめじ
子供のうちは苦手な子が多い食材ではありますが、雑炊などに入っていれば、喜んで食べてくれます。
比較的い小さいお子様は、噛むのが大変かもわかりませんが、細かく切ったりするといいですね。
しめじは、牛乳でも豆乳でもいいので、クリームスープにしてあげる事で、人気食材になります。
どうしても嫌いで食べない子供の場合は、細かく切ってソーセージとチーズと一緒に、油揚げ巾着に入れてあげると、喜んで食べてくれます。
食材をわからないようにして、しめじと言うことを言わないのも一つの方法です。
⑮ねぎ
ネギを生で刻んだものは子供は嫌がりますが、煮込む事で人気食材です。鍋全般的に具材として入っているネギは、 ぐったりとしていて、白菜と同様にとても食べやすい具材のひとつです。また子供が大好きな具材とどれもよく合うので、好んでいくらでも食べてくれます。
⑯じゃがいも
じゃがいもは子供の人気食材のひとつです。ほとんどと言っていいくらいじゃがいもが嫌いな子供はいないのではないでしょうか。ピーラーで薄く剥いて、しゃぶしゃぶにした「シャキシャキ感」は子供は、嫌がりますが、子供の中でのジャガイモは、「ホクホクとした食感」を求めています。子供の大好きなソーセージやチーズは、相性も抜群で、子供にとっては、なくてはならない具材です。
⑰こんにゃく、糸こんにゃく
こんにゃくは実際に子供に聞いた時に、好きと言う子供が多いのが事実です。鍋に、こんにゃくはよく入る具材のひとつですが、肉などと合わせて一緒に食べるという子供が多いですね。こんにゃくはお財布にも優しく、ヘルシーで栄養もあるので、こんにゃくや糸こんにゃくを使えば、麺類代わりにもなります。糸こんにゃくを使う時は、はさみなどで子供が食べやすい長さにカットしてあげる事が大事です。
⑱豆腐、厚揚げ
豆腐や厚揚げも子供の人気食材です。柔らかくて食べやすいのも特徴ですが、 豆腐を入れることにより鍋全体にコクが出ます。木綿豆腐や厚揚げであれば煮崩れもしにくいため、ある程度長めに煮込んでも、崩れにくいのでオススメです。豆腐は値段も安く、ボリュームや栄養もアップするので、 育ち盛りのお子様がいるご家庭では入れたい具材のひとつです。
⑲くずきり
子供が喜ぶ具材の一つとしてくずきりもお勧めです。糸こんにゃくが好きな子供は、くずきりも好きな子供が多いです。くずきりのもちもち感も美味しいですが、鍋の出汁とよく絡み合うのがポイントです。少し長めに茹でた方が子供が大好きな食感に近くなります。くずきりのカロリーはこんにゃくの19倍高いので、子供はそんなに意識しなくても大丈夫ですが、カロリーの摂りすぎないように知っておくと便利です。因みにですが、「くずきり」の2倍のカロリーが「うどん」です。
⑳餅巾着
餅巾着が子供が好きなのは意外ですが、 比較的餅巾着を進んで食べるお子様が多いです。餅が入っているので、食べ応えもあります。餅巾着は煮込みすぎることで、中のもちが、溶け出てしまうので、ある程度柔らかさを見てすぐに食べるようにしましょう。餅巾着を 入れていない方は、是非しゃぶしゃぶの鍋に入れてみてください。子供がたくさん食べてくれること間違いなしです。特によく食べる子供には、ボリュームもあって腹持ちがいいのでおすすめです。
㉑きりたんぽ、だまこ
だまことは、ご飯をすりつぶして丸く丸めたものです。作るときは片栗粉と水を少し入れて丸めます。きりたんぽとの違いは、 だまこは焼かずに、そのまま鍋に入れますが、きりたんぽは焼いてから入れます。 秋田県では、よく知られていますが、食べたことがない方も、少し手間ではありますが、腹持ちもいいし、味がだまこにしみて、とても美味しいです。いつも同じ食材を使っているのであれば、雰囲気を変えるためにも、子供と一緒に作れたりもするのでオススメです。
㉒マロニー
「マロニーちゃん」 でおなじみのマロニー。マロニーはじゃがいもから摂取したデンプンとコーンスターチを原料にして作られた春雨の一種です。ちなみにですが、春雨は、緑豆じゃがいもさつまいもなどから採取したデンプンを原料としています。
子供に、糸こんにゃく、くずきりが人気があるように、マロニーも子供達には人気の食材です。
マロニーは、もっちりプリプリとした食感が特徴的です。
マロニーはくずきりに比べて1/2のカロリーで、カロリーが気になる方は、最後の締めをマロニーにするのがオススメです。
㉓うどん
うどんも子供の定番人気食材の一つです。
普段野菜やお肉を食べなくても、うどんは食べてくれます。カレーの味付けにすれば、うどんだけはたくさん食べれる子供も沢山います。
大人のしゃぶしゃぶに〆は、楽しみでもありますが、子供も喜んでくれます。
茹で麺であれば値段も安く買えるし、鍋焼きうどんみたいに煮込んであげると、柔らかくなり、子供だけではなく高齢者の方も食べやすいです。
鍋には沢山の具材の旨味が溶けでていて、まさに旨味の宝庫です。それがうどんと絡み合えば、まさに最高の瞬間です。
㉔パスタ
うどんの代わりにパスタもかなりオススメです。
パスタは固いと思いますが、10分以上ゆでると、大人が普段食べるパスタとは別に、中華麺やうどんのように、柔らかく食べやすくなります。
先に10分茹でておくと、〆の時にすぐに食べられます。うどんよりも細いので、食べやすいのも魅力です。
茹でるのも時間がないという方は、早茹でのペンネなどを使うと、数分で火が通りますよ。
味付けが、
トマト味、カレー味、ミルク味、チーズ味
であれば、子供は大喜びでしょう。
子供としゃぶしゃぶをするときの注意点は?
①やけどに注意する
しゃぶしゃぶをする上で、火が通ると崩れてしまう食材をしゃぶしゃぶした場合や食材を投入する時に、鍋に落ちて、鍋汁がはねてしまうこともあるので注意しましょう。子供と一緒にしゃぶしゃぶをするのは、楽しい半面、火傷のリスクが生じるので、大人が子供の食材を取ってあげるようにすれば、火傷のリスクは少なくなります。
②子供が苦手な食材は入れすぎない
子供は基本的に好き嫌いが多いです。大人の都合ばかり考えて、子供の嫌いな食材がたくさん入っていると、どうしてもその嫌いな食材の香りが鍋に出てしまいます。子供が好きな食材を入れても、鍋に香りが移っているので、食欲が減退してしまうためです。子供が嫌いな具材を先に入れるのではなく、子供が喜んでくれる具材を先に入れて鍋が美味しいんだよという印象を与えることが重要です。
③しっかり火を通す事
ソーセージは、生で食べても大丈夫と記載があるので、心配は要りませんが、お肉や魚介類などの動物性の食品が半煮えの場合は、食中毒を引き起こす原因にもなるので十分に注意しましょう。例えば、鶏肉が生の場合は、ギランバレー症候群を引き起こす可能性もあります。自分の体を守る役割である免疫機能がおかしくなり、自分自身の手足の神経を攻撃してしまうことによって起こる病気で、死に至ることもあるので十分に注意が必要です。魚介系であれば、特に青魚に、よく見かけるアニサキスなどの寄生虫は、十分に注意する必要があります。どの食材においても、新鮮なものを選んで十分に加熱するということを心がけましょう。
鶏肉については、こちらの記事を参考にしてみて下さい。👇
④食べやすいように工夫する
食事をするにあたって全体的に言えることですが、子供が好きな具材であっても、料理であっても、噛み切れないなど、子供が食べにくいという状況をなるべく作らないことです。食べる事に時間がかかると、普段食べる量よりも食欲が少なくなります。
その他にも、
- 好き嫌い
- 体調不良
- 飲み込むのが苦手
- 注意が散漫(違うものに興味を示している)
- 途中で眠たくなっている
- お腹が空いていない(あまり体を動かしていない)
などを意識する事で、食事が遅い理由や食べない原因が分かれば、少しでも楽しいしゃぶしゃぶに繋がります。
⑤魚の骨や固いものが入らないようにする
魚介類や鶏ガラでダシをとる事で、一層美味しいしゃぶしゃぶを作る事が出来ます。
鶏ガラのダシ骨が残っていたり、魚によっては、魚の小骨が残っている場合があるので、注意する必要があります。
小骨でも食べれる物も多いですが、特に鯛の骨は、万が一残っていると、のどに刺さると病院行きになる可能性があるので、子供とのしゃぶしゃぶは、少しでも薄くスライスして、骨が残っていないか、親が責任を持ってあげる事が安全に繋がります。
しゃぶしゃぶをお皿に盛りつけて料理にするのも一つの手
鍋を囲むのが最大の魅力ではありますが、豚しゃぶサラダのように、主菜としてお皿に盛りつけてしまう事で、火傷するなどの事故を防げます。
楽しくても、事故をすれば取り返しがつかなくなります。
例えば、小さいお子様であれば、
- 1人鍋の容器に盛り付ける
- 火傷しない温度に温める
事で、安全に食べる事が出来ます。また料理を美味しく作るには、「盛り付け」も大事になので子供が喜ぶように盛り付けしましょう。
また、美味しいというのは、舌や口の中ではなく、脳で感じられます。
- 嗅覚、視覚、味覚、触覚、聴覚
の五感を使って、食べ物のあらゆる情報を受け取っているので、鍋から具材を取る時は、子供に聞きながら取ってあげ、取り皿に入れてあげるのも一つの方法です。
子供に人気の理由
好きな具材をチョイス出来る
子供は好き嫌いが多いですが、自分のすきな具材を入れることがしゃぶしゃぶの魅力です。
好きな具材を入れる事が出来たら、兄弟がいても取り合いにはならないので、喧嘩にもならないのが嬉しいですね。
調理の光景が見れる
今回は、子どもとしゃぶしゃぶをする時に、調理をしている光景を見て、自分もしたくなりワクワクしてきます。
大人と一緒でもいいので、しゃぶしゃぶしたら、自分で作るという行為が食欲も沸いて沢山食べてくれます。
火傷の恐れがあるので、子供としゃぶしゃぶする時は、十分に注意して、大人が見守ってあげる事が重要です。
まとめ。。。
好きな具材が選べる、しゃぶしゃぶにおいても、子供が好きな具材は、少ないですが、調理方法や味付けの工夫をする事で、食べれないものがあっても食べてくれるようにするのが大事な要素と言えます。
雰囲気が食欲をそそるので、寒い冬には、鍋の頻度も高くなりますよね。
子供は、少し目を離したら、何をするかわからないので、一緒にしゃぶしゃぶする時は、十分に注意する事が大事です。
安全が一番ですので、怖い時は盛り付けをしてから、子供に食べさせてあげるといいですね。
今回紹介したのは、一部の具材です。その他にも沢山しゃぶしゃぶの具材がありますので、こちらの記事を参考にしてみて下さいね。
皆さんも子供たちの好きな具材をたくさん見つけてくださいね。
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