料理研究家、料理大好きフッくんです。
今夜はすき焼きと聞けば、豪華なイメージで一日が待ち遠しい方も多いのではないでしょうか。
すき焼きは、牛肉以外のわき役のサブ具材があってこそ美味しさが引き立つ料理です。
すき焼きは、定番具材で作る事がほとんどだと思いますが、
- 変わり種で作るすき焼きってどんな具材があるんだろう
- 定番の具材で、好き嫌いが多いから、他の具材を探している
- 肉以外のメインの変わり種を探している
- 締めの具材は他に何があるのか
と悩んでる方は、是非最後までみて下さいね。
意外な変わり種まで紹介しているので、参考にするだけで、定番にマンネリしている方にも満足いただけると思います。
すきやきの変わり種と言えば何がある?ジャンル別にご紹介
すき焼きの変わり種は、かなりの数があります。
皆さんの定番具材を少し加えて、色々なバリエーションのすき焼きを試してみてくださいね。
牛肉以外の肉
①豚肉
すき焼きの定番は牛肉ですが、値段も高いので、牛肉をたくさん買うのは大変ですよね。お手頃価格で、お財布に優しい豚肉は、北海道では定番のお肉です。牛肉➡肉質が甘くて、味が濃厚(肉が甘い)豚肉➡牛肉に比べてあっさりしている(脂身が甘い)牛肉の方が濃厚な味わいで、豚肉の方は淡白な味わいということを意識しながら、その日のあった肉を選ぶといいですね。 また、牛肉と豚肉の栄養のバランスはどちらかといえば、豚肉の方が栄養があります。豚肉には、牛肉の10倍のビタミン B 1が含まれており疲労回復効果が高いです。
②鶏肉(手羽先、手羽元)
鶏すき焼きがあるように、鶏肉もすき焼きによく使われる具材のひとつです。ブラジル産のもも肉を使えば、豚肉よりも安く具材が買えるのでオススメです。 鶏肉を使う場合は、少し甘めの味付けがよく合います。 関西でよく使われる具材ではありますが、鶏すき焼きの美味しさの魅力は、値段が安いだけではなく、 鶏もも肉の旨味が他の野菜と絡み合い、リピートすること間違いなしです。手羽先と手羽元を使う場合は、少し長めに煮込んだ方がとても美味しいです。きっちり肉に切れ目を入れて、下処理をして使うと味が良くしみこみます。手羽先と手羽元を使う場合は、大根を入れて一緒に煮込むのがとても良く合います。
③合鴨
鴨すきがあるように、合鴨もすき焼きにはよく合います。
豊臣秀吉が鴨鍋を好んで、鴨の飼育を推奨した説がある鴨肉は、ネギとの相性が抜群によく合います。
クセがある肉ですので、せりとの章も抜群です。
鴨すき焼きを考えの方は、
豆腐
しらたき
長ネギ
玉ねぎ
春菊(または、せり)
しいたけ
ごぼう
油麩
餅スライス
平打ちうどん
の組み合わせが定番の組み合わせです。
④鶏つみれ
鶏つみれの入ったすき焼きは、コロコロして見た目も可愛くて、子供にも喜んでもらえる具材です。また、高齢者の方も食べやすく、ボリュームもあるので育ち盛りのお子様も嬉しい具材です。卵につけて食べるつくねは、一番美味しいかもしれません(笑)
⑤ウインナー
子供が大好きなウインナーは、すき焼きにもよく合う具材の一つです。
肉ばかりも高くつくし、ウインナーを入れて揚げる事で、ボリュームも出ますよ。
肉以外に、もう一品欲しい方はぜひ加えてみて下さい。
魚介という選択肢も
①海老
海老メインではすき焼きというよりかは、サブ具材として入れるといいでしょう。
オススメの海老は赤海老で、値段もお手頃ですよ。
海鮮すき焼きとして、帆立、イカなどと組み合わせるとメインにもできますよ。
②牡蠣
牡蠣すきも牛肉以外でよく合う具材の一つです。
普段のすき焼きにバターを落として、
- コク旨バターすき焼き
大根おろし
を入れて、
- おろしすき焼き
しても美味しいのでオススメです。
普段のすき焼きに具材を変えたり、バターや大根おろしを加える事で、すき焼きがさらに楽しくなりますよ。
③ぶり
ぶりすきもメイン具材の一つです。
ぶりはブリ大根がある事から、甘辛い味付けはとてもよく合います。
美味しく作れるポイントとして、
- 生姜を加える事
- ぶりは一口大に切り、一度沸騰した湯に入れ、表面が白っぽくなったらすぐに氷水に入れて、水を切る(または、熱湯をかける)
事で臭みが取れるので、ひと手間が美味しさにつながります。
④イワシ
イワシはあまり聞きなれないですが、すき焼きにはとても良く合います。
千切り生姜を加えるのがポイントです。
サブ具材の組み合わせとして、トマトやプチトマト、チーズとの相性もいいですよ。
イワシ以外に、サンマ・サバを入れても美味しいです。
崩れやすくはなりますが、鯖缶などの缶詰め使うのも一つの手です。
ポイントとしては、汁を先に加えて、最後に具材を入れるようにしましょう。
⑤白身魚(タラ、鯛など)
白身魚もすき焼きにはとてもよく合います。
タラの白子などもあれば、すき焼きにはとてもよく合います。
白身魚は、たんぱく質を豊富に含んでいます。
また、消化・吸収に優れているので、入院した時などは、退院直後にオススメです。
その他、赤魚やメルルーサ、シイラなども合わせやすいです。
⑥たらこ
タラコは炊いても美味しい具材です。
すき焼きのダシとの相性は抜群で、おつまみに最適です。
タラコは塩分が入っているので、鮭の白子やタラの白子などがスーパーで見かけたらぜひすき焼きに入れてみて下さい。
その他入れる野菜や締めの具材にもこだわってみよう
また、種類も沢山あるので、いくつかにわけてご紹介します。
- 【春菊の代わりになる具材】
ほうれん草
小松菜
チンゲン菜
水菜
ニラ
クレソン
せり
春菊はあの独特のにおいと苦味で、食べにくい方も多いと思います。
苦手な野菜TOP3に入る位です。
決まりはないので、すき焼きが、台無しになる位であれば、違う野菜で代用しましょう。
緑色が、欲しい方にはこれだけあれば、食べれる野菜があるのではないでしょうか。
注意点として、
ほうれん草は、シュウ酸というアクの成分が結石の原因にもなるので、生で入れるのではなく、一度下茹でしてから入れるようにしましょう。
- 【比較的早く火が通る具材】
※野菜以外の豆類、海藻類、菌類(きのこ)も一緒に記載しています。
白菜(関西では、定番具材として入れる事が多い)
玉ねぎ
なす
もやし
キャベツ
さやいんげん
にんにくの芽
かぼちゃ
きのこ類(エリンギ、なめこ、マッシュルーム、松茸)
アスパラガス
オクラ
アボカド
パプリカ
カリフラワー
つくし
干し芋
ゴーヤ
ヤングコーン
銀杏
大豆水煮
比較的、火が通りやすい具材をまとめました。
- キャベツ、もやし、玉葱、茄子はご自宅でも冷蔵庫にある事も多いと思います。
お財布に優しい具材で、好き嫌いも少ない野菜ですので、オススメの具材です。
- つくしは、すき焼きには、よく合う具材ですので、好きな方はぜひ入れてみて下さい。
つくし
は、土手や田んぼ、原っぱなど雑草があって、土と水分があるところにたくさん生えていますので、日当たりのいい、河川敷や原っぱ、休耕中の畑や田んぼをぜひ探してみて下さい。
- 葉っぱを取る➡水で洗う➡沢山のお湯で下茹でする
また、栄養がある半面、しっかり下処理をしてから食べるようにしましょう。
- かぼちゃも、甘辛いダシにはよく合います。栄養もあり、鍋のボリュームもアップにもなります。
- アボガドは、崩れやすいので、余り煮込まないようにしましょう。
- 【固い具材又は味を染み込ませたい具材】
人参
大根
れんこん
ごぼう
たけのこ
里芋水煮(冷凍里芋)
冬瓜
さつまいも
じゃがいも
長芋
厚揚げ
にんにく
ゼンマイ
高野豆腐
切り干し大根
干し椎茸
煮込むのに時間がかかる具材や先に入れておく具材をまとめました。
- 高野豆腐、切り干し大根、干し椎茸を入れる場合は、しっかり水でもどしておくことが大切です。
- れんこん、ごぼう、たけのこは、食材が固く、柔らかくなりにくいので、下茹でしてから鍋に入れていく事で、早く柔らかくなります。
その他の具材も、ご家庭で定番として入れている具材も多いのではないでしょうか。
煮えるまで時間がかかりますが、最初から入れておけるのが楽ですよね。
根菜類は、栄養価も高いので、葉物野菜と一緒に加える事がオススメです。
- 【すぐに食べれる具材】
わかめ
トマト(プチトマト)
レタス
お麩
余り煮込みすぎないのがオススメの具材です。
すぐ火が入るので、食べる分筒入れるのがオススメです。
例えば・・・卵をつけて食べるのではなく、すき焼きの中に入れたりする方も多いのではないでしょうか。
半熟卵にして、お肉と食べるのも、すき焼きを美味しく食べるポイントです。
- トマト、チーズ、パプリカ、アボガドの組み合わせでイタリアンすき焼きもオススメです。
- 【その他の具材】
マロニー
春雨
かまぼこ
はんぺん
水餃子
チーズ(カマンベールチーズ)
ちくわ(又は、ちくわぶ)
定番のしらたきの変わりに使える具材やお子様がおられるご家庭にオススメの具材です。
定番食材だけでは、肉ばかりが減って困ってる方は必見です(笑)
チーズは形の残るカマンベールチーズがオススメです。また、すぐに食べられる具材でもあるので、食べる分だけ入れましょう。
好きな方は、ミックスチーズを入れて、全体をチーズ味にしても美味しいですよ。
良く食べれる方がおられるご家庭は、その他の具材を使ってボリュームをアップさせるのも一つの方法です。
- 【しめの具材】
うどん
ラーメン
そば
もち
〆の具材といえば、うどんが定番ですが、ラーメンやそばをチョイスしてみて下さい。
もう少し食べたいと思う方は、お餅を入れてみて下さい。薄切りもちであれば、お餅1個よりは食べやすいですよ。
薄切り餅にチーズを挟むのが私のオススメです。
変わり種の割り下や違う味付けをご紹介
すき焼きは、割り下がないと作れないと思っている方必見!
そもそも、割り下の甘辛い味つけが苦手な方は、いくら具材をチョイスしても満足いくすき焼きはできないですよね。
そこで、割り下のアレンジ、または違う味付けをご紹介します。
①割り下のアレンジやちょい足し
割り下の基本レシピに、
①おろしニンニクを入れる
②カレー粉を加える
③水や酒の代わりにビールを使う(割り下や水を継ぎ足すときにでもいい)
④生卵ではなしに、すだちポン酢で食べる
⑤すき焼き鍋に、ざく切りトマト、またはカットトマトを入れる
~解説~
①おろしニンニクをいれると、スタミナすき焼きになります。
②カレー粉を加えるだけで、カレーすき焼きになって食欲が進みます。
③甘ったるい味付けが、さっぱりしたコクのあるすき焼きになります。
④すき焼きとは言いませんが、生卵をつけるのが苦手な方も多くいます。
味ぽんでもいいですが、すだちやレモンをポン酢に入れて食べてみて下さい。味変や生卵が嫌いな方にはオススメです。
⑤トマトを入れるだけでイタリアン風になります。酸味が加わるので、甘辛いのが苦手な方にはオススメです。
②中華風すき焼きの割り下
①水…500㏄
②紹興酒(又は酒)…180㏄
③鶏がらスープの素(又はウェイパー)…15g
④おろし生姜…20g
⑤オイスターソース…45㏄
⑥醤油…15㏄
⑦ごま油…15g
すべて合わせて作った中華割り下に、すき焼きを作る要領で作ってみて下さい。
中華風のすき焼きが簡単に作れますので、是非すき焼きの味が苦手な方は試してみて下さい。
すき焼きとは別物の味にはなりますが、味変するのも一つの方法です。
生卵、酢醤油(またはポン酢)、につけて食べます。どちらでも良く合いますよ。
③味噌すき焼きの割り下
白だし(水とダシの素で代用可)…200ml
合わせみそ(赤味噌でも美味しいですよ)・・・120g
砂糖…80g
料理酒…90g
みりん…90㏄
薄口醤油…小さじ1
最後の締めにうどんを入れたら、味噌煮込みうどんにように美味しくなる味付けです。
また春菊が食べやすい味付けになるので嫌いな方は是非!
砂糖を調整して、お好みの甘さに調整してください。
また、おろしニンニク、おろし生姜を加えると、味噌ラーメンのような味に変化しますよ。中華風が好きな方は、ごま油、オイスターソース、鶏がらスープで味を調整してみてください。
中華風の場合は、砂糖やみりんは控えめにした方が美味しいです。
まとめ。。。
この記事では、すき焼きの変わり種に絞ってご紹介しました。
具材を変えるだけで、様々なすき焼きが作れるのがすき焼きの魅力でもあります。
具材もたくさんあるので、選ぶものも大変ですが、ご家庭の具材にちょい足しするだけでも雰囲気が変わりますよ。
牛肉が定番のすき焼きですが、その他の肉や、ホルモン、魚介類でも、合わせる事ができるのでぜひ挑戦してみて下さい。
その他の具材や締めの具材を合わせる事でボリュームアップになり、すき焼きの味付けも工夫すれば自由自在です。
是非皆さんも、すき焼きのバリエーションをふやしてみてはいかがでしょうか。
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