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納豆の保存方法!冷凍のコツと賞味期限の考え方を栄養士が解説

納豆の保存方法
この記事は約10分で読めます。

料理研究家、料理大好きフッくんです。

納豆は、ご飯のお供の定番。安いときにまとめ買いする方も多いですよね。でも「気づいたら賞味期限が切れそう」「納豆って冷凍できるの?」「白いじゃりじゃりした粒があるけど、これカビ?」と、保存で迷った経験、ありませんか?

正直に言うと、納豆は発酵食品なので、ほかの食材とは保存の考え方が少し違います。冷凍もできますし、賞味期限の見方にもコツがあるんです。

そこで今回は、栄養士・現役料理人20年のフッくんが、納豆の保存方法をまるごと解説します。冷蔵と冷凍の使い分け、パックのまま冷凍するコツ、賞味期限が切れたらどうなるのか、あの白い粒の正体、そしてご高齢の方やお子さんへの配慮まで、家庭で役立つ知識を全部お伝えしますね🌸

まずは、みなさんが納豆の保存で困りがちなポイントを整理してみましょう。

  • 納豆をまとめ買いして賞味期限が切れそう
    安いとつい買いすぎて、食べ切れないこと、ありますよね。
  • 納豆は冷凍できるのか知りたい
    結論から言うと、納豆は冷凍できます。やり方をお伝えしますね。
  • 賞味期限が過ぎた納豆が食べられるか不安
    発酵食品ならではの、期限の考え方があります。
  • 白いじゃりじゃりした粒はカビなのか気になる
    実はこれ、カビではないんです。あとで詳しく説明しますね。

納豆の保存方法の全体像インフォグラフィック

納豆の保存の基本は「冷蔵が基本、冷凍もできる」

まず、納豆の保存の基本からお伝えします。納豆は、冷蔵保存が基本です。買ってきたら、パックのまま冷蔵室に入れておきましょう。

納豆は、納豆菌がはたらいてできる発酵食品です。冷蔵庫の低い温度(10℃以下)で保存することで、発酵の進みを穏やかにおさえられます。逆に、常温で置いておくと発酵が進みすぎて、アンモニアのようなにおいが強くなり、風味が落ちてしまうんです。特に暖かい時期は要注意なので、常温放置は避けてください(厚労省の食品衛生基準)。

そして、賞味期限までに食べ切れないときは、冷凍という選択肢があります。納豆は冷凍にも向いている食品で、冷凍すれば約1ヶ月ほど保存できますよ。くわしいやり方は、このあとお伝えしますね。

★栄養士のワンポイント:納豆の成分とアレルギー・服薬注意 🍳
納豆は文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」可食部100gあたり約184kcal・タンパク質約16.5g・脂質約10.0g・食物繊維約6.7g・カリウム約660mg・ビタミンK約600μgと、大豆を発酵させた発酵食品です。消費者庁の特定原材料に準ずる20品目には大豆が含まれます(まれにアレルギー症状が出る方がいます)。また、★ワーファリン(ワルファリン)などの抗凝固薬を服用中の方は、納豆のビタミンKが薬の働きを妨げるため、納豆は原則として食べないでください★(必ず主治医・薬剤師にご相談を)。ビタミンCが少ないので、野菜や果物、汁物と組み合わせると栄養のバランスが整いますよ。

納豆の冷蔵保存|賞味期限内で食べ切る

納豆の冷蔵保存の正しい方法

賞味期限内に食べ切るなら、冷蔵保存で大丈夫です。パックのまま、冷蔵室に入れておきましょう。ドアの開け閉めで温度が変わりやすいドアポケットよりも、奥の温度が安定した場所がおすすめです。

開封したあとは、なるべく早めに食べ切ってください。食べかけを残す場合は、乾燥や冷蔵庫内のにおいうつりを防ぐために、ラップをして密閉容器に入れておくと安心ですよ。

密閉できる保存容器があると、納豆の保存に便利です。納豆は独特の香りがあるので、ふたつきの容器に入れておけば、冷蔵庫の中のほかの食材へのにおいうつりを防げます。冷凍するときの小分けにも使えますよ。

★現役料理人20年のコツ 🍳
納豆をおいしく食べるコツは、食べる直前によく混ぜることです。あらかじめ薬味やタレを混ぜて長く置いておくと、水分が出て粘りがゆるくなってしまいます。ネギや卵などの薬味は、食べる直前に加えるのがおすすめ。混ぜる回数を増やすと、ふんわりと空気を含んで、口当たりがまろやかになりますよ。私の店でも、納豆を出すときは提供の直前に仕上げていました。

納豆の冷凍保存|賞味期限が近いなら冷凍

納豆の冷凍保存のやり方

賞味期限までに食べ切れそうにないときは、冷凍しましょう。納豆は、パックのまま冷凍できるのが手軽なところです。冷凍すれば、約1ヶ月ほど保存できますよ。

冷凍のコツ|パックのまま保存袋へ

納豆は、パックのまま保存袋に入れて冷凍します。保存袋に入れることで、冷凍庫の中のにおいうつりを防げます。数個をまとめて袋に入れて、空気を抜いて閉じましょう。賞味期限が近づいてきたものから、早めに冷凍するのがコツですよ。

解凍のコツ|冷蔵庫で自然解凍

冷凍した納豆は、冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。数時間から半日ほどで、元の状態に戻ります。急ぐときは電子レンジも使えますが、加熱しすぎると風味が変わってしまうので、様子を見ながら短時間ずつ温めてください。解凍したら、食べる前によく混ぜてくださいね。

冷凍用保存袋(ジップロック)
created by Rinker

冷凍用の保存袋は、納豆の冷凍に欠かせません。厚みがあって空気をしっかり抜けるので、においうつりや冷凍焼けを防いでくれます。袋に冷凍した日を書いておくと、使う順番が分かって便利ですよ。

賞味期限の考え方|切れたらどうなる?

納豆の賞味期限と保存期間の早見表

ここまでの保存期間を、ひと目でわかるようにまとめました。あくまで目安なので、納豆の状態を見ながら判断してくださいね。

保存方法目安期間ポイント
冷蔵(未開封)賞味期限までパックのまま冷蔵室へ
冷蔵(開封後)早めに(1〜2日)密閉して乾燥を防ぐ
冷凍約1ヶ月パックのまま保存袋に
常温おすすめしません発酵が進みすぎるため

納豆でよく聞かれるのが、「賞味期限が切れたらどうなるの?」という質問です。ここは発酵食品ならではの考え方があるので、整理しておきましょう。

まず、賞味期限は「おいしく食べられる目安」です。納豆は発酵食品なので、期限が切れた瞬間に食べられなくなるわけではありません。ただし、時間がたつほど発酵が進み、アンモニアのようなにおいが強くなって、風味が落ちていきます。冷蔵庫の中でも、少しずつ変化は進むんです。

ここでみなさんが気になる「白いじゃりじゃりした粒」ですが、これはカビではありません。チロシンというアミノ酸が結晶になったもので、食べても問題ありません。むしろ、うまみ成分が結晶化した、熟成のサインです。安心してくださいね。

★栄養士のワンポイント:賞味期限の判断は「におい・糸引き・色」 🍳
賞味期限が切れた納豆を食べるかどうかは、においや見た目で判断してください。強いアンモニア臭がする、糸引きが極端に弱くなっている、色が濃く変わっている、といった場合は、無理をせず処分するのが安心です(厚労省の食品衛生基準)。逆に、白い粒(チロシン)が出ているだけなら、食べられます。発酵食品は個人差もあるので、少しでも不安を感じたら食べない、という判断を大切にしてくださいね。

冷凍納豆の使い切り・アレンジ活用術

冷凍納豆の使い切りアレンジアイデア

冷凍した納豆や、賞味期限が近い納豆は、加熱料理に使うと無駄なく食べ切れます。納豆チャーハン、納豆汁、納豆パスタなど、火を通す料理にすると、風味が気になりにくく、最後までおいしくいただけますよ🌸

そのまま食べるなら、薬味やちょい足しでアレンジするのも楽しいです。ネギや卵はもちろん、キムチやチーズ、ごま油など、組み合わせは無限大。冷凍した納豆を解凍して、いつもと違う味を試してみてくださいね。

納豆のちょい足しでおすすめなのが、食べるラー油です。温かいご飯にのせた納豆に少しかけるだけで、香ばしさとほどよい辛みが加わって、いつもの納豆がぐっと引き立ちます。ピリッとした刺激がお好きな方は、ぜひ試してみてくださいね。

★現役料理人20年のコツ 🍳
冷凍した納豆は、加熱料理に使うと無駄なく使い切れます。納豆チャーハンにするなら、最後に加えてサッと炒めると、粘りが出すぎずパラッと仕上がりますよ。納豆汁は、火を止める直前に加えるのがコツ。加熱しすぎると香りが飛んでしまうので、余熱で温める程度がちょうどいいんです。私も、余った納豆はよく汁物やチャーハンにして使い切っています。

新鮮な納豆・食べない方がいい納豆の見分け方

良い納豆と食べない方がいい納豆の見分け方

良い状態の納豆

おいしく食べられる納豆は、次のような状態です。買うときや食べる前にチェックしてみてくださいね。

  • 糸引きがしっかりしている
    混ぜたときに、しっかりと粘りと糸が出るものが良い状態です。
  • 大豆がふっくらしている
    豆にハリがあり、ふっくらとしているものは、良好な状態です。
  • 製造日・賞味期限が新しい
    できるだけ新しいものを選び、早めに食べるか冷凍しましょう。

食べない方がいい納豆のサイン

次のようなサインが出ていたら、無理して食べるのはやめてくださいね。

  • つんとする強いアンモニア臭
    通常の納豆の香りを超えて、鼻にツンとくる強いにおいは、発酵が進みすぎたサインです。
  • 緑や黒っぽいカビが見える
    白い粒(チロシン)とは違い、緑や黒のふわっとしたカビが見えたら処分してください。
  • 糸引きが極端に弱い・変色
    混ぜても粘りが出ない、色が濃く変わっているものは、劣化しています。

もう一度お伝えしますが、白いじゃりじゃりした粒はチロシンというアミノ酸で、カビではありません。カビは緑や黒などのふわふわしたもので、見た目がまったく違います。白い粒は食べられるので、混同しないでくださいね。

高齢者や子供にやさしい納豆の食べ方

高齢者や子供にやさしい納豆の食べ方

★現役介護士のコツ
納豆は独特の粘りがのどや口の中に絡みやすい食品で、かむ力や飲み込む力が弱くなっている方には、むせや飲み込みにくさの原因になることがあります。日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食学会分類2013」を目安に、医師・管理栄養士・言語聴覚士と連携して形態を選んでくださいね。ご高齢の方に出すときは、粒の小さいひきわり納豆を選ぶか、粒を刻んで、加熱して粘りをやわらげ、とろみをつけると食べやすくなります。少量ずつ、様子を見ながら出してあげてください。大豆のアレルギーがある方や、ワーファリン(ワルファリン)などの抗凝固薬を服用中の方には与えないでください(必ず主治医・薬剤師にご相談を)。
小さなお子さんの離乳食では、中期(生後7〜8か月ごろ)から、ひきわり納豆をしっかり加熱して、少量から始めます。粒が大きい場合は刻んでください。加熱すると粘りがやわらいで、赤ちゃんも食べやすくなります。初めて与えるときは、大豆アレルギーの心配もあるので、ごく少量から、体調のよい平日の日中に試して、症状が出たら医療機関に相談してくださいね。

納豆の保存でよくある質問

Q1. 納豆は冷凍できますか?

はい、納豆は冷凍できます。パックのまま保存袋に入れて冷凍すれば、約1ヶ月ほど保存できます。においうつりを防ぐために、保存袋に入れるのがポイントです。解凍するときは、冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。数時間から半日で元に戻ります。食べる前によく混ぜてくださいね。賞味期限が近づいたものから冷凍しておくと、無駄なく使い切れますよ。

Q2. 賞味期限が切れた納豆は食べられますか?

納豆は発酵食品なので、賞味期限が切れた瞬間に食べられなくなるわけではありません。ただし、時間とともに発酵が進み、アンモニアのようなにおいが強くなって風味が落ちていきます。強いにおい、糸引きの変化、変色、カビが見られる場合は、無理をせず処分してください。心配なときは食べない、という判断を大切にしてくださいね。

Q3. 納豆に白いじゃりじゃりした粒があります。カビですか?

いいえ、白いじゃりじゃりした粒は、カビではありません。チロシンというアミノ酸が結晶になったもので、食べても問題ありません。むしろ、うまみ成分が結晶化した熟成のサインです。カビは緑や黒などのふわふわしたもので、見た目がまったく違うので、混同しないでくださいね。安心して食べて大丈夫です。

Q4. 納豆は常温で保存してもいいですか?

いいえ、常温での保存はおすすめできません。納豆は発酵食品なので、常温に置くと発酵が進みすぎて、アンモニア臭が強くなり、風味が落ちてしまいます。特に暖かい時期は、傷みも早くなります。買ってきたら冷蔵室で保存し、食べ切れない分は冷凍しましょう。持ち歩くときも、保冷剤などで冷やしておくと安心ですよ。

まとめ。。。

納豆の保存のポイントを、最後にまとめておきますね。

  • 納豆は冷蔵が基本・常温はNG
    常温だと発酵が進みすぎるので、パックのまま冷蔵室へ。
  • 賞味期限が近いなら冷凍する
    冷凍すれば約1ヶ月保存でき、無駄なく使い切れます。
  • 冷凍はパックのまま保存袋に
    においうつりを防ぐため、保存袋に入れて空気を抜きます。
  • 解凍は冷蔵庫で自然解凍
    数時間から半日で戻ります。食べる前によく混ぜましょう。
  • 白い粒はチロシン・カビではない
    アミノ酸の結晶で、食べられます。熟成のサインです。
  • 強いアンモニア臭・変色は避ける
    においや糸引き、色の変化を目安に、無理せず判断します。
  • 高齢者・子供はひきわりや加熱で
    粘りがのどに絡むので、刻む・加熱・とろみで食べやすく。

納豆保存の7つのポイントまとめ

納豆は、冷蔵と冷凍を上手に使い分ければ、無駄なくおいしく食べ切れる便利な常備食材です。まとめ買いしても、賞味期限が近いものから冷凍しておけば、いつでも食卓に一品プラスできますよ。白い粒に驚かず、においや状態を目安に、納豆を安全に楽しんでくださいね。困ったときは、またこの記事を見に来てください🌸

最後までお読みいただきありがとうございました。

フッくんでした!

保存方法
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