料理研究家、料理大好きフッくんです。
手軽でおいしい、みんな大好きなバナナ🍌 でも「すぐ黒くなる」「茶色い点が出てきた」「一房食べ切れない」と、保存に困ること、ありませんか?
この記事では、料理人20年・栄養士でもある私が、バナナを長持ちさせる保存のコツをお答えします。
- バナナを長持ちさせたい
常温で吊るして日持ちさせる、コツをお伝えします。 - 黒くなるのを防ぎたい
傷みを遅らせる、保存のポイントを紹介します。 - 冷凍できるか知りたい
輪切りやペーストで冷凍する、やり方をお伝えします。 - 食べ頃の見分け方を知りたい
シュガースポットで見る食べ頃をお伝えします。
結論から言うと、バナナは「常温で吊るして保存、熟したら冷蔵か冷凍」が長持ちの基本です。使い切れないときは、冷凍しておくとスムージーやおやつに便利ですよ🍌

バナナの保存の基本
バナナは南国の果物で、寒さに弱いのが特徴です。まず、保存方法の基本を押さえておきましょう🍌
- 基本は常温で保存
バナナは寒さに弱いので、まだ緑がかったものや黄色いものは常温で保存します。15℃以上が向いています。 - 熟したら冷蔵で持たせる
食べ頃になったら冷蔵庫へ。皮は黒くなりますが、果肉の傷みを遅らせられます。 - 使い切れないなら冷凍
熟したバナナは、輪切りやペーストにして冷凍できます。スムージーやおやつに便利です。
現役料理人として、まずお伝えしたいのがバナナは置くと接地面から傷むということです。テーブルに直接置くと、下になった部分が重みで押されて、早く傷んでしまいます。バナナスタンドやフックに吊るすと、接地面ができず、傷みが遅くなります。スタンドがなければ、房のまま山型に伏せて置くだけでも、接地面が減って長持ちします。また、一本ずつ切り離して、房の付け根をラップで包むと、追熟に関わるガスの広がりがゆるやかになり、さらに日持ちします。ちょっとした工夫で、バナナはぐっと長く楽しめますよ。
バナナの常温保存(吊るして長持ち)

バナナを常温で長持ちさせる方法を紹介します🍌
- 吊るして保存する
バナナスタンドやフックに吊るすと、接地面ができず傷みにくくなります。風通しのよい場所に置きましょう。 - 15℃以上の常温で
バナナは寒さに弱いので、冬場は暖かい室内へ。低温だと皮が黒くなり、追熟も止まってしまいます。 - 付け根をラップで包む
一本ずつ切り離し、付け根をラップで包むと、追熟をゆるやかにして日持ちさせられます。
現役料理人として、常温保存のポイントは直射日光を避け、冷やしすぎないことです。バナナは追熟する果物なので、暖かい場所に置くと熟すのが早まり、涼しい場所ではゆっくりになります。まだ食べたくないときは、直射日光の当たらない涼しめの場所(ただし冷蔵庫より暖かい場所)に。早く食べ頃にしたいときは、りんごと一緒に袋に入れると、りんごから出るガスの働きで追熟が早まります。夏場は熟すのが早いので、食べ頃になったら冷蔵や冷凍に切り替えると、無駄なく使い切れますよ。
※野菜や果物の鮮度保持袋に入れると、バナナの傷みを抑えやすくなります。袋の中の湿度を保ちつつ、余分なガスを逃がしてくれるタイプが便利。いろいろな野菜や果物の保存に使えて、食品ロスも減らせて重宝しますよ。
バナナの冷蔵・冷凍保存

食べ頃になったバナナを持たせる、冷蔵と冷凍の方法を紹介します🍌
- 冷蔵は熟したものを
食べ頃になったら、一本ずつラップで包んで野菜室へ。皮は黒くなりますが、果肉は2〜4日ほど保てます。 - 冷凍は輪切りかペーストで
皮をむいて輪切りにするか、つぶしてペーストにして冷凍用保存袋へ。約1か月もちます。 - レモン汁で変色を防ぐ
冷凍する前にレモン汁を少しからめると、変色を防げます。凍ったままスムージーやおやつに使えます。 - -18℃以下・解凍後は再冷凍しない
厚労省の食品衛生基準を目安に、家庭用冷凍庫(-18℃以下)で約1か月・解凍後の再冷凍はNG・加熱料理(バナナケーキなど)に使うときは中心温度75℃で1分以上しっかり焼き上げましょう。
栄養士の目線でお伝えすると、バナナは文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」で果実類に分類され、可食部100gあたり約86kcal・水分約75%・炭水化物約22.5g・食物繊維約1.1g・カリウム約360mgと記載されています。消費者庁の特定原材料8品目・準ずる20品目には、バナナは準ずる20品目に含まれます(まれにかゆみやじんましんが出る方がいます)。冷凍すると食感はシャリッと変わりますが、凍ったままスムージーにしたり、半解凍でアイス代わりにしたりと活用できます。皮に茶色い点(シュガースポット)が出た完熟バナナは甘みが増すので、そのまま食べたり、バナナケーキやパンケーキに使ったりするのもおすすめですよ。
※冷凍用の保存袋があると、バナナの輪切りやペーストの冷凍に便利です。しっかり密閉できて霜がつきにくく、平らにして冷凍すれば場所も取りません。使う分だけ取り出せるよう、小分けにして入れておくと便利ですよ。
バナナの保存期間の目安

バナナの保存方法別の、日持ちの目安をまとめました。参考にしてくださいね🍌
| 保存方法 | 保存期間の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 常温 | 約3〜5日 | 吊るして15℃以上・直射日光を避ける |
| 冷蔵(熟したら) | 約2〜4日 | 皮は黒くなるが果肉は保てる |
| 冷凍(輪切り・ペースト) | 約1か月 | 皮をむいてレモン汁をからめて |
※保存状態や季節、熟し具合によって変わります。食べ頃を逃さず、早めに使い切るのが安心です。
バナナを使い切るアイデア

熟しすぎそうなときや使い切れないときは、いろいろなおやつや料理で楽しみましょう🍌
- バナナスムージー
冷凍バナナを牛乳や豆乳と混ぜるだけ。ひんやりなめらかなスムージーに。ヨーグルトを加えても。 - バナナケーキ・パンケーキ
完熟バナナはつぶして生地に混ぜると、自然な甘みとしっとり感が出ます。おやつや朝食にぴったりです。 - 冷凍バナナのおやつ
輪切りを冷凍して、そのままアイス代わりに。チョコをかけたり、串に刺したりしてもおいしいです。
栄養士の目線でお伝えすると、冷凍バナナはバナナ本来の甘みを生かして、スムージーや簡単なおやつ作りに便利です。完熟バナナは甘みが増しているので、冷凍してスムージーやアイス代わりにするのに向いています。牛乳や豆乳、ヨーグルトと合わせれば、手軽なおやつや朝食にもなります。ただし、1歳未満のお子さん向けにはちみつを加えると乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、はちみつは使わないでくださいね(厚労省の食品衛生基準)。作り置きは冷凍庫で早めに使い切ってくださいね。
※切ったバナナや冷凍バナナは、密閉できる保存容器に入れると、においが移りにくく便利です。冷凍庫の中でも整理しやすく、使う分だけ取り出せます。ペーストを小分けにして保存するのにも役立ちますよ。
バナナの食べ頃・鮮度の見分け方

おいしく食べるための、バナナの食べ頃と鮮度の見分け方をお伝えします🍌
食べ頃のバナナの特徴(シュガースポット)
- 皮に茶色い点が出る
皮に「シュガースポット」と呼ばれる茶色い点が出たら、甘みが増した食べ頃のサインです。 - 全体が鮮やかな黄色
青みが抜けて、全体が鮮やかな黄色になったら食べ頃。まだ緑がかっていれば、常温で追熟させます。 - 好みで食べ頃を選ぶ
さっぱり食べたいなら黄色いうち、甘く食べたいならシュガースポットが出てから、と好みで選べます。
傷んだバナナのサイン
- 全体が黒く果肉がドロドロ
皮全体が黒く、果肉が茶色くドロドロになったものは傷んでいます。においも確かめましょう。 - 汁が出る・異臭がする
皮から汁がにじんだり、発酵したようなにおいがしたら、傷んだサイン。食べずに処分してください。 - カビが生えている
果肉や皮にカビが出たものは、食べずに処分しましょう。切り口が黒い程度なら取り除けば使えます。
高齢者・子供にバナナを食べさせるときの工夫

バナナはやわらかく食べやすい果物ですが、喉に詰まらせやすい面もあるので、高齢の方や小さなお子さんにはひと工夫が必要です🍌
私は現役介護士でもあります。バナナはやわらかくて飲み込みやすくつぶしやすい一方で、粘りが出てのどに貼りつきやすく、高齢の方は丸ごとや大きいままだと、のどに絡む窒息リスクが高い食品(消費者庁の窒息注意喚起食品)です。輪切りにして1cm角以下の小さな一口大にするか、フォークでつぶして、少しずつ召し上がっていただくと安心です。お茶や水分と一緒にとると、より飲み込みやすくなります。日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食学会分類2013」を目安に、医師・管理栄養士・言語聴覚士と連携して形態を選んでくださいね。作り置きは冷蔵24時間以内、再加熱時は中心温度75℃以上を目安にしてください。
小さなお子さんにも、バナナはやわらかく食べやすい果物です。よく熟したものを、小さく切るかつぶして与えます。1歳未満のお子さんには、離乳初期(生後5〜6か月)ごろから、よく熟したものをつぶして少量ずつ。丸ごとやスティック状のまま持たせると、かじり取ってのどに詰まらせることがあるので、月齢に合わせた大きさにして、目を離さないようにしてくださいね(乳幼児の窒息事故予防・消費者庁の注意喚起)。
バナナの保存に関するよくある質問
Q1.バナナが黒くなるのを防ぐには?
吊るして、冷やしすぎないことです。接地面から傷むので、バナナスタンドやフックに吊るすと長持ちします。付け根をラップで包むのも効果的。ただし、熟したものは冷蔵すると皮は黒くなりますが、果肉の傷みは遅らせられますよ。
Q2.バナナは冷凍できる?
冷凍できます。皮をむいて輪切りかペーストにし、レモン汁をからめて冷凍用保存袋へ。約1か月もちます。食感はシャリッと変わるので、凍ったままスムージーや、半解凍でアイス代わりに使うのがおすすめですよ。
Q3.シュガースポットが出たバナナは食べられる?
食べ頃のサインです。皮の茶色い点(シュガースポット)は、甘みが増したおいしい合図。そのまま食べても、バナナケーキやスムージーにしても◎。ただし、皮全体が黒くなって果肉がドロドロなら傷んでいるので、においを確かめてくださいね。
Q4.バナナは冷蔵庫に入れていい?
熟したものは入れて大丈夫です。食べ頃になったバナナは、ラップで包んで野菜室へ入れると、果肉の傷みを遅らせられます。ただし、まだ緑がかった未熟なものは、冷やすと追熟が止まるので、食べ頃になるまでは常温で保存しましょう。
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まとめ。。。
今回の記事のポイントをまとめますね。
- 基本は常温で吊るして保存
接地面を守り、15℃以上で保存します。 - 直射日光と冷えすぎを避ける
りんごと一緒だと追熟が早まります。 - 熟したら冷蔵で持たせる
皮は黒くなるが果肉は保てます。 - 冷凍は輪切りかペーストで
レモン汁で変色を防ぎ約1か月もちます。 - シュガースポットが食べ頃のサイン
茶色い点が出ると甘みが増します。 - 全体が黒くドロドロ・異臭は傷んだサイン
においを確かめて処分します。 - 高齢者や子供は小さく切る・つぶす
喉に詰まらせないよう水分と一緒に。

皆さん、バナナの保存、イメージがわきましたか?常温で吊るして保存、熟したら冷蔵か冷凍——これでバナナを無駄なく使い切れますよ🍌 手軽でおいしいバナナを、いちばんよい食べ頃で楽しんでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
フッくんでした!






