料理研究家、料理大好きフッくんです。
寒い冬になると食べたくなる熱々のおでん。
おでんは鍋の具材と同じように、色々な具材がそれぞれ魅力を持っています。
おでんを作るとなると定番の具材になりがちですが、ご当地のおでんなども合わせるとおでんに合う具材はたくさんあります。
それぞれの具材から旨味が出て、具材一つ一つに出汁が染み込んだおでんは、それぞれが主役の役割を果たしてくれます。
家族団らんにぴったりのおでんの具材だからこそ色々な具材を試してみたいものです。
ここではおでんの定番具材から人気の変わり種の具材、ご当地おでんの具材などいろいろご紹介したいと思います。
おでんの基本的な具材は?
各地で定番具材は異なるため、おでんでは必ず入っている、人気があってこの具材であれば、ひとまずはおでんが作れる具材を取り上げています。
基本的な定番具材ランキング!
1位 大根
ダントツ人気なのが大根です。
おでんならではの順位ですが、3㎝から4㎝輪切りにして、少し厚く皮を剥いて面取りする事で荷崩れせず、出汁が中まで染みやすくなります。
剥いた後は水から鍋に入れて下茹でする事がポイントです。
面取りした大根の端切れがもったいないと気になる場合は、ミキサーで大根おろしにしたり、味噌汁に入れたり、なますに使って無駄を省きましょう。
2位 玉子
大根と変わらぬ人気を誇るのが玉子です。
味が染み込んだ蛋と辛子の相性は最高に美味しいです。
色々な方を参考にしていると黄身を出汁につけて食べるのが人気の秘訣ですね。
最近では半熟玉子を調味液に一晩以上つけて煮卵にしてから、おでんに入れます。
食べる2分~3分前に入れてから食べるという食べる食べ方もあります。
別記事で詳しくご紹介していますので是非参考にしてみて下さい。👇
3位 牛すじ
大人の中では人気の手番の牛すじ。
おでんの具材でダシのベースにもなり、ならなくてはならない存在です。
牛すじも最初に下処理、下茹でしてから串刺しする事が大切です。
下茹での時間は30分位でいいでしょう。
最初に下茹でしすぎると旨味が逃げてしうので、臭みが気になる方は、白ネギや生姜を一緒に入れて下茹でするといですよ。
4位 こんにゃく
おでんに合わせると主役と思えるこんにゃくは人気の食材でおでんには欠かせません。
おでんに入れるこんにゃくは、こんにゃくの表面に斜めに切り込みを入れる事で出汁が染み込みやすくなります。
お鍋に入れる前に、お湯でさっと下茹ですると、臭みやアクを取り除くことができます。
今のこんにゃくはそのまま使えるものも多いですが、さっと茹でる事をオススメします。
こんにゃくは味が染み込むのに時間がかかるので最初のほうに入れましょう。
5位 ちくわ
ちくわは練り製品の中でも定番の具材です。
竹輪を入れる事で旨味がでておでん出汁が美味しくなります。
煮込みすぎるといけないという意見もありますが、煮込む事でおでんの出汁に深みが出ます。
また、高齢者や小さなお子様がいるご家庭では、煮込んだちくわは食べやすく安全です。
好みで竹輪のふわっとした弾力が欲しい場合は食べる前に入れるといいですね。
色が茶色く煮込んだちくわが出てくるお店もあります。
火は弱火で、90℃を保って良く煮込む事が美味しく作るコツです。
時間は具材や量によっても変わるので、1時間は煮込んで一度冷めてから再度煮込んだおでんが一番美味しいです。
また冷ますことによって、荷崩れも防止できます。
6位 厚揚げ
厚揚げも定番具材で人気の食材です。
厚揚げは崩れにくいので煮込み料理には最適の豆腐です。
木綿豆腐や焼き豆腐も京都ではよく使われる具材の一つです。
7位 じゃがいも
煮込み料理から炒め物、揚げ物まで幅広く活躍するじゃがいもはおでんの具材にも欠かせない具材です。
地域によっては里芋が使われる事もありますが、じゃがいもはきっちり下処理をしないと荷崩れしてしまします。
おでんの出汁が染み込んだじゃがいもは美味しいですよね。
そのじゃがいもの荷崩れしないポイントは、
- ①メークインを選ぶ事
- ②皮を剥いて、カットせず水から下茹でする事
- ③そのあとは必ず水から下茹でして、一度完全に冷ます事
です。
皮を剥かずに下茹でしてもいいですが皮が剥きにくいです。
③の工程をすることで荷崩れしにくくなるので、男爵でもカットしても意外と崩れにくくなりますので是非試してみて下さい。
8位 さつま揚げ、平天
さつま揚げは定番具材でほとんどの方が使いますが、地域によって多種多様のさつま揚げがあります。
ちくわとさつま揚げとペアで入れますが、竹輪と組み合わせでボリュームもアップして出汁も美味しくなるので色々なさつま揚げを入れてみましょう。
9位 ごぼう巻
さつま揚げの中では人気の食材のごぼう天。
ごぼうの風味と魚のすり身が絶妙なバランスです。
おでんは野菜が少なくなりがちですので栄養面においても安心です。
荷崩れが酢にくい具材ですので最初から入れておくとごぼうも多少柔らかくなります。
練り物は油があるので、沢山入れる場合は、熱湯をさっとかけるかサッと茹でて油抜きをしておきましょう。
10位 昆布
昆布は出汁としても使いますが、具材として食べるのも旨味が口の中で広がります。
結んである便利な結び昆布もあるのでダシを取る時に入れてそのまま具材として食べる事が出来ます。
だしを取る時に昆布を水に浸けて柔らかくなったらカットして結び昆布を作ってもコスト削減になります。
歯ごたえがあって美味しい昆布ですが、昆布によっては粘りが強かったり、厚みがあるものもあるので薄い昆布を使うと結びやすいです。
野菜が少なくなりがちのおでんに昆布で栄養補給しましょう。
その他の定番具材
①しらたき
②はんぺん
③餅巾着
④つくね、つみれ
⑤がんもどき
定番具材で使われる具材でどれの人気のある具材です。
人によっては1位の具材でもあるかもしれません。しらたきはこんにゃくを入れる意見が多かったですが両方入れる方もおられます。
つくねやつみれも一緒に入れるだけでいい出汁が出るのでおでんには欠かせない具材といえるでしょう。
巾着は色々な具材を入れて何が入っているか、楽しみながら食べるご家庭もありました。
はんぺんは煮込みすぎないように注意が必要ですが、がんもどきは荷崩れしないので使い勝手がいいです。
おでん具材の人気の変わり種のバリエーション
変わり種の人気具材は?
肉系の変わり種
①手羽先、手羽先
鍋の変わり種としてもおススメの具材でも良く使われますが、おでんにも入れる事で出汁が沢山出るのでさらに美味しくなります。
手羽先や手羽元は下処理をして下茹でしてから使うようにしましょう。
コラーゲンも含まれていて、お財布にも野菜いので主婦の方には嬉しい食材です。
②牛串(煮込み用を串に刺したもの)
おでんと言えば牛スジという概念がありますが、牛串もおススメです。
牛すじ代わり使ったり、牛すじが苦手な方にはオススメです。煮込み用のお肉ですることでダシも出るのでおススメです。
最近では牛すじも値段が高くなっているので、コストもあまり変わりません。
③ソーセージ
子供から大人まで人気のソーセージもおでんにはよく合います。
コンビニでも良く見かけますが、現代では定番具材といえる食材ですね。
入れておくだけで、程よい塩分と旨味が行きわたり、おでんの出汁がさらにコクを増します。
④豚バラ
豚バラブロック肉を適度な大きさに切っても串うちにしてもいいで、一度長めに下茹でして入れるといいでしょう。
厚めに切った豚バラ肉も最初に入れて、コトコト1時間半は煮込めば柔らかくなったお肉は口の中でほどけます。
牛肉よりお値段も安くボリュームも取れるのでおススメの具材です。
⑤馬スジ
馬肉が好きな方はもちろん、馬すじもオススメです。
美味しくトロトロの馬すじ肉にするには、下処理が大切です。
牛スジよりも癖があるので、下処理が大事になります。
下茹でするときに白ネギと生姜を一緒に入れて下すると臭みやえぐみがましになります。
また茹でている時にでる灰汁は、お玉などでしっかり灰汁をとる事が大切です。
馬すじ肉を入れ沸騰したら、火を弱火〜中火にして、約1時間〜1時間半しっかりと下茹でする事が美味しく食べるコツです。
最後にザルに上げて冷めてから、食べやすい大きさにカットして串刺ししておでんに入れましょう。
⑥スパム、厚切りハム
スパムは沖縄では定番としてよく使われる具材です。
缶詰めで保存もきくので、他の料理にも使えてあると重宝しますよ。
スパムがしょっぱくて苦手方もおでんに入れる事で、塩分も程よく抜けて美味しくなります。
スパムは煮込むとさらに柔らかくなるので、小さなお子様や高齢者の方で歯がなくても食べれます。
⑦ベーコン
ベーコンもおでんにはよく合います。
ベーコンから出る旨味と程よい塩分がダシにしみわたります。
ブロックベーコンを入れてもいいし、スライスベーコンにアスパラやエリンギを巻いて串にして入れてもいいですね。
野菜を巻くことで栄養面においても安心です。
魚介系の変わり種
①タコ串
大阪の関東煮では定番の具材です。
しゃぶしゃぶには薄切りにして、他の鍋料理にはあまり入れないタコですが、おでんにはとても良く合う具材です。
タコは下茹でしてから串にさして下さいね。
透き通った出汁のおでんが赤くならないためにも大切な下処理になります。
最初から煮込んでおくことで、柔らかく旨味もプラスされます。食材にコストはかかりますが、高級感が出るおでんになります。
②ブリ
ブリは煮込み料理にはよく合う具材です。
しゃぶしゃぶでは、鰤しゃぶで有名ですがおでんにも非常によく合います。
ブリ大根があるように、ブリは大きくカットしておでんに入れてみて下さい。
定番具材1位の大根との相性は抜群です。
③イカ、ゲソ
イカやゲソもおでんにはよく合います。
イカとゲソを交互に串刺しするのもいいですし、そのままでもいいのでタコよりイカ派の方はイカがオススメです。
煮込むと固くなりがちなイメージですが、最初から鍋に入れておくことでとても柔らかくなります。
イカと里芋が特に相性がいいです。
④ホタテ
ホタテも変わり種としてオススメです。
ホタテの旨味が加わり高級感のでるおでんになります。実際に置いてるお店も多々あります。
コストはかかりますが、冷凍のホタテが使いやすく便利です。
生のホタテを使う場合は、サッと熱湯にお酒を入れて下茹でしてからおでんに入れるといいですよ。
茹で汁は旨味ですので、灰汁だけ取っておでんの出汁に入れましょう。
⑤カニ
ズワイガニやタラバガ二も鍋料理ではよく使われる具材です。
石川県の金沢おでんでは、かに面(香箱ガニ(こうばこガニ)をまるまる1杯ぶん甲羅に詰めた物)が定番具材です。
煮込みすぎは良くないので食べる直前に入れるのがオススメです。
⑥あさり
あさりはパスタや味噌汁に使ってもその旨みを存分に感じられる具材です。
おでんに入れても美味しい出汁が出るのでおススメですが煮込みすぎては良くないので食べる前に入れるのがオススメです。
あさりを入れる場合は、下処理が大事ですので、塩水に3時間以上つけてしっかり砂抜きをしてからよく洗って使うのがポイントです。
野菜系の変わり種
①きのこ類
きのこは鍋の具材としては必ず定番具材として出てきます。
おでんにも合わなことはありません。椎茸などは旨味が加わりおでん出汁がさらにパワーアップします。
秋田おでんは干し椎茸が定番具材として知られています。
エリンギなども出汁が染みて美味しいです。
しめじなどはばらけてしますので串うちにするか、ヒラタケなどの大きなきのこがオススメです。
ハモと松茸が美味しいハモしゃぶがあるように、ハモと松茸を串にさしておでんに入れます。
最高に美味しい高級おでんになるので是非試してみて欲しい具材です。
②トマト
トマトを入れる方は少ないと思いますが、驚いている方も多いと思います。
食べ慣れていない場合は不思議ですが酸味が加わることによりさっぱりとしたおでんになります。
- トマトを入れる場合は、湯剥きしてから入れます。
- ミニトマトの場合は、ヘタだけ取って串にして入れます。
荷崩れするとダシが台無しになって別料理になってしますので、最後に入れるか別鍋で入れておでんのつゆをかけて食べるなど工夫した方がいいでしょう。
③アボガド
少し変わった食材が欲しい時はアボガドがオススメです。
柔らかいアボガドはそのままでも美味しいですが、固いアボガドもありますよね。
固いアボカドは加熱することで柔らかくなります。
茹でたじゃがいものようなほっくりとした、豆腐のような食感になります。
④人参
おでんは野菜が少ないので野菜を取りたい方はオススメの具材です。
色合いも綺麗なるので、物足りない場合は手軽に使えます。
おでんに人参を入れる場合は火が通りにくいので最初に入れるようにしましょう。
その他に玉葱を丸ごと入れるのも美味しいですよ。
⑤里芋
ねっとりしていて鍋の具材にはあまりなじみがありませんが、煮崩れしにくい里芋は、煮込み料理に向いている野菜です。
里芋はぬめりがあってアクが出やすいので、一度塩もみして水洗いした後に下茹でしてから使うと上手に出来ます。
冷凍の里芋もあるので手軽にしたい場合は冷凍里芋もおススメです。
⑥春菊
春菊も意外な食材と思った方も多いと思いますが、かんぴょうなどで結んで入れると苦みがアクセントになって美味しいですよ。
野菜が少ないおでんだからこそオススメの具材といえます。
松江おでん(島根県)では、セリや春菊などの葉物野菜を入れるのが定番です。
栄養価も高い食材ですので視野に入れてみてはいかがでしょうか。
⑦豆腐類
おでんと言えば厚揚げが定番具材として使われますが、その他は焼き豆腐か木綿豆腐もよく合います。
京都では、豆腐や湯葉が定番具材として使われています。
厚揚げも美味しいですが普通に豆腐も味が染みて美味しいのでおススメです。
⑧レタス
レタスはサラダで食べるイメージが強いかもしれませんが、おでんにもよく合いますよ。
食べる時、煮込むのではなくて、さっと茹でてしゃぶしゃぶの様にして食べます。
おでんにないシャキシャキ感が楽しむ事が出来ます。
⑨タケノコ
タケノコも青森おでんではよく使われる具材の一つです。
その他、根曲がり竹は仙台おでんの定番具材として使われます。
料理に若竹煮があるように、おでんの出汁にタケノコはとても相性がいいです。春の季節に生の筍を入れれば最高に美味しいですよ。
⑧トウモロコシ
シンプルに茹でて、お祭りにある甘辛く焼いたとうもろこしは間違いなく美味しいんですが、おでんに入れるトウモロコシもとても美味しいです。
おでんの出汁をしみ込ませたとうもろこしも最初から入れておくだけで荷崩れせず芯まで柔らかくなって食べやすくなります。
和風のおでんの味がしみ込むトウモロコシは、お祭り気分にもなり、子供も大喜びです。
その他の変わり種
①巾着類
①餃子巾着
②うどん巾着
③玉子巾着
餅巾着は定番として使われていますが、オリジナル巾着は楽しさを演出してくれる具材です。
市販で売ってるものを使ってもいいし、油揚げの中に入れてアレンジしてもいいと思います。
その他にも、
- キムチ×餅
- 切り干し大根
- ひじき
- ひき肉×ミックスベジタブル
など色々アレンジが可能です。
おもてなしをする場合の具材としてもオススメです。
②ロールキャベツ
福岡おでんの定番具材でもあるロールキャベツですが、コンビニでも良く見かけます。
その他餃子巻も福岡発祥の具材です。
洋風のイメージではありますが、和風の味付けにもよく合う具材です。
手作りが大変であれば、冷凍ロールキャベツであれば手軽で、あっさりしたおでんにロールキャベツには嬉しい具材です。
③たこ焼き
鍋の具材でも取り上げていますが、煮込みすぎには注意ですが、おでんにたこ焼きはとてもよく合います。
明石焼き風になって、ボリュームもアップするのでおススメです。
④うどん
鍋の〆としてよく使われる具材ですが、おでんにも入れるという意見が多かったので取り上げました。
子供が沢山いるご家庭では材料費が高くなります。おでんの中には高い具材もあるので腹持ちのいいうどんを入れる事でボリュームがアップします。
おでんの出汁と鶏肉や白ネギを追加して煮込めば鍋焼きうどんにもなります。
⑤ちくわぶ
関東でのおでんの定番具材です。
他の地域ではあまり親しみがありませんが、もちもちした食感と味が染み込みやすいが特徴です。
下茹でしてからおでんの中に入れると粉っぽさがなくなります。
ここで少しちくわぶについてご紹介します。
ちくわぶとは、竹輪に似ていますが全く別物です。
なるとのギザギザを大きくして、真ん中にちくわのように穴が空いているギザギザのついた真っ白な見た目のちくわです。
ちくわぶ自体には、ほとんど味はありませんが、イメージで伝えるとお餅とすいとんの間で、煮こむ事でさらにもっちりとした歯ごたえになり、出汁をよく吸い込むのが特徴です。
見た目がちくわに似ているのと、生麩と同じような作り方をするので、竹輪麩(ちくわぶ)と呼びます。
⑥焼売
焼売はそのまま食べる事が多いですが、鍋の具材の変わり種としても良く使われます。
おでんに入れる事でおかずやお酒のあてにもなりますよ。
おでんでからしをつけるのが、焼売の食べ方と似ているのもあり相性抜群です。
⑦厚焼き玉子
タコ焼きが明石焼き見たいと伝えましたが材料はほとんどが玉子で作られています。
朝のお弁当の玉子焼きがあまれば、痛みも早いのでおでんに入れるだけでさらに美味しくなります。
チルドの玉子焼きもありますが、手作りの玉子焼きがオススメです。
手作りだと卵焼きがばらけるという方は、少し水溶き片栗粉を入れるとくっつきやすくなります。
是非試してみて下さい。
⑧海老しんじょう、レンコン饅頭
一品料理として、使う食材ですが練り物の中でも高級感を出してくれます。
材料が入っているので、食感も楽しむことが出来ます。
さつま揚げとは違った上品な味わいでおでんの出汁もさらに深みあるダシが出ます。
糝薯(しんじょう)とは、白身魚をすりつぶしたもので、蒲鉾の基礎材料の事です。
そのすり身(糝薯)に様々な材料を加えて、調味料を加えて形成して作ります。
(つなぎとして、山芋、卵白、だしを加えて団子状にする。コーンスターチや片栗粉のデンプンなどでつなぐ場合もあります。
⑨その他のさつま揚げ
①じゃこ天
②玉葱天
③紅生姜天
④ウインナー巻
⑤平天、丸天
さつま揚げも定番の物から色々なさつま揚げがあります。
ご当地のおでんでじゃこ天は高知県では定番具材です。
その他に、
- 青森は大角天
- 香川県の高松おでんは白天
- 福岡はさつま揚げの中に餃子のタネが入った餃子巻
- 長崎の竜眼(卵が丸々一個入った練り物)
などのご当地の練り物なども合わせればオリジナルさつま揚げは沢山あります。
その他、神奈川の小田原では、地元商店が小田原おでんのためにオリジナルの種を作っています。
おでんには欠かせない具材の一つなので、色々と合わせてみて下さい。
おでんの味は具材を入れる順番で変わる!
おでんはシンプルな味付けで、美味しさの秘訣として具材を入れる順番が大事になります。
基本の入れる順番は、
①牛すじ肉➡②卵➡③じゃがいも➡④大根➡⑤こんにゃく➡⑥厚揚げ
固いもの味が染み込みにくいものから加えていきます。
その他美味しくる作るコツやポイントでおでんが一段と美味しくなります。
詳しくご説明したいますので続きはこちらを参照して見てください。👇
ご当地おでんごとに具材が違うのも面白い!
変わり種以外にもその地域によって具材や味付けが変わるのもおでんの魅力です。
似たような具材や味付けであっても組み合わせやアレンジ具材により味のバランスも多種多様です。
おでんは基本辛子をつけて食べますが、地方によって付けだれをつける地域つけない地域もあります。
おでんの地域 | 特徴的な具材① | 特徴的な具材② |
---|---|---|
静岡おでん | 黒はんぺん | 豚もつ |
味噌おでん(愛知、名古屋) | 里芋 | 牛すじ |
飯田おでん(長野県) | 焼き豆腐 | はんぺん |
金沢おでん(石川県) | カニ面 | 赤巻き |
富山おでん(富山県) | あんばやし | すす竹 |
北海道おでん(北海道) | 白子 | ふき |
室蘭おでん(北海道) | つぶ貝 | ホタテ |
青森おでん(青森県) | 大角天 | ホタテ |
仙台おでん(宮城県) | サンマ団子 | 根曲がり竹 |
秋田おでん(秋田県) | ニオサク | 干し椎茸 |
東京おでん(東京都) | すじ(魚) | ちくわぶ |
小田原おでん(神奈川県) | 小田原すじ | 白はんぺん |
関東炊き(一般的なおでん) (大阪府) | たこ | 牛すじ |
姫路おでん(兵庫県) | ごぼう巻 | 平天 |
京都おでん(京都府) | ひろうず(がんもどき) | 豆腐 |
松江おでん(島根県) | 黒田セリ | 手羽先 |
高松おでん(香川県) | 白天 | 里芋 |
高知おでん(高知県) | じゃこ天 | 紅かまぼこ |
福岡おでん(福岡県) | 餃子巻 | ロールキャベツ |
長崎おでん(長崎県) | 竜眼(ばくだん) | じゃがいも |
鹿児島おでん(鹿児島県) | スペアリブ | 大豆もやし |
沖縄おでん(沖縄県) | ソーキ(豚のあばら肉) | 青菜 |
変わり種以外にも各ご当地の具材やダシの特徴が色々あるので、こちらの記事で更に詳しくご紹介しています。是非参考にしてみて下さい。👇
おでんの味つけのバリエーションを紹介!
ここではシンプルなおでんから、出汁のベースをまとめました。
ご当地でも具材が同じであってもダシが変わると味も変わります。具材は定番でいいから味付けのバリエーションを増やしたい方は必見です。
①昆布ダシおでん
②関西風おでん
③関東風おでん
④オイスターソースおでん
⑤洋風おでん
⑥味噌おでん
⑦豚だしおでん
⑧鶏ガラおでん
⑨豆乳おでん(ミルクおでん)
⑩カレーおでん
~解説~
- ①…昆布だしのみで作るおでんです。おでんは色々な具材が入るためシンプルに昆布ダシだけでも美味しく仕上がります。
味付けは、薄口しょうゆ、酒、みりんで味付けます。
- ②…カツオと昆布で取った出汁のおでんです。
関西では定番の牛すじやタコが入ったおでんですが、白ダシで出汁をきかせたおでんで辛子だけでシンプルに食べます。
あっさり醤油味で、酒とみりんで味付けします。
- ③…甘辛い関東風のおでんは真っ黒なダシが特徴のおでんです。濃い口しょうゆで作るだけで色が黒いおでんが特徴です。関東の定番具材ちくわぶなどを入れたり、静岡おでんみたいに出汁から出して、だし粉、青海苔をかけて食べても美味しいです。
- ④…ベースは鶏がらスープでも和風だしでもいいので、オイスターソースを入れるだけで少しコクが出て美味しいおでんができます。ご自宅にある調味料で作れるのと、味がマンネリ化した時などに少し加えるだけで風味が加わります。
- ⑤…洋風おでんと言ってもポトフみたいなおでんになるイメージです。だしおコンソメスープにして、具材おえびやソーセージ、じゃがいもなど洋風に合わせて作るのもオススメです。
見た目はおでんかもしれませんが味は完全にポトフです。
- ⑥…名古屋の味噌おでんは八丁味噌を使いますが、八丁味噌がなければ赤味噌や合わせ味噌で味噌おでんを作ってもおいしいですよ。味噌で作ったおでんは味が濃厚なのでお酒によく合うおつまみになります。
牛すじを入れれば、どて焼きのようなおでんになります。
- ⑦…鹿児島や沖縄は豚出汁ベースのおでんが有名です。ご自宅で作る場合は、とんこつやパイタンのラーメンスープでおでんを作っても美味しいですよ。
シンプルにスペアリブやソーキ(豚のあばら肉)で煮込んで作ってもいいですね。
豚ベースの出汁でおでんを作ってみるのもパンチがあるおでんに仕上がりますよ。
- ⑧…高知おでんではかつお節と鶏の手羽先の出汁でおでんを作りますが、シンプルに鶏がらベースだけのおでんも美味しいです。鳥の甘味と旨味がシンプルに素材と絡み合って上品なおでんに仕上がります。
- ⑨…豆乳おでんのベースは、昆布と白だし、鶏ガラスープどちらでもいいのでそこに水と豆乳の割合が3対1ぐらいになるように入れるだけです。鍋全体が見た目もガラッと変わるので味変で食べたい時にはオススメです。
おでんは野菜が取りにくいので、豆乳を入れてあげることで栄養面においてもカバーすることができます。 - ⑩…鰹と昆布のだし汁にカレー粉を加えるだけでカレー風味のおでんを作ることができます。市販のカレールーを使う場合は入れすぎるととろみがついてしまうため、最後の〆やリゾットやうどんを入れる場合は問題ありませんが、おでんとして食べる場合は、カレー粉を使うことをオススメします。
鰹と昆布のだし汁にカレー粉、醤油、みりん、酒を加えれば、とろみのないカレーうどんの出汁になります。
その他、クミンやコリアンダー、ターメリックなどのスパイスをアレンジして加えれば、さらに深みのあるのカレーおでんが出来上がります。
まとめ。。。
おでんの具材はたくさんあることがお分かり頂けたと思います。定番の具材から変わり種を組み合わせるだけでもたくさんの具材があります。また、おでんは定番具材であっても、入れる順番を工夫してあげることで充分に美味しいおでんを作ることができます。各ご当地のおでんのように、だし汁を変えるだけでも多種多様なおでんができますよね。まずはシンプルなおでんから、少しずつ変わり種を取り入れていくだけでもで出汁の雰囲気が変わっていきます。是非皆さんも具材から出汁まで多種多様なおでんを作ってみて下さいね。
最後までお読みいただき有難うございました。
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