料理研究家、料理大好きフッくんです。
こんがり焦げたチーズに、とろりとしたホワイトソース。寒い季節にうれしい「グラタン」は、家族みんなが大好きな一品ですよね。でも、「グラタンに、どんな具材を入れたらいい?」と迷うこと、ありませんか🧀
グラタンは具材の自由度が高く、入れるものしだいで、定番にも、ごちそうにも、子ども向けにもなります。料理人として20年、グラタンも数えきれないほど作ってきた経験から、グラタンの具材を、選び方ごと解説しますね。
こんなお悩み、ありませんか?
- グラタンの定番の具材を知りたい
間違いのない組み合わせを知りたい方へ。 - 変わり種の具材を知りたい
いつもと違うグラタンを作りたい方へ。 - 子どもが好きな具材を知りたい
家族みんなで楽しみたい方へ。 - 具材の組み合わせ方を知りたい
失敗なく作りたい方へ。
この記事では、料理人として、グラタンの具材を15選、おすすめの組み合わせと栄養価つきで解説します。定番・変わり種・子ども向けの具材から、お店のホワイトソースのコツ、子ども向けの工夫まで、まるごとお伝えしますね。具材を知れば、冷蔵庫の食材で、おうちグラタンが自由に作れますよ。
グラタンってどんな料理?発祥と特徴

具材選びの前に、グラタンのルーツを少しだけ。
グラタンは、フランス南東部・ドーフィネ地方発祥の焼き料理として知られています。じゃがいもと生クリームで焼いた「グラタン・ドフィノワ(Gratin dauphinois)」が原型と言われていますね🧀
「グラタン」という言葉は、フランス語の動詞「gratter(こそげ取る・削る)」が語源。鍋底にこびりついた焦げをこそげ取って食べたことから、表面を香ばしく焼いた料理を指すようになったと言われています。日本には明治〜大正期にホテルの西洋料理として伝わり、マカロニグラタンやドリア(ライスを使ったグラタン)として広く親しまれるようになりましたよ
具材にホワイトソースをからめ、チーズやパン粉をのせてオーブンで焼き、表面に香ばしい焦げ目をつけるのが特徴。日本では、マカロニグラタンやドリアとして広く親しまれています。
グラタンの魅力は、具材の自由度の高さ。肉・魚介・野菜・きのこなど、どんな具材でも、ホワイトソースとチーズがまとめてくれます。冷蔵庫にある食材を使い切れるのも、うれしいところですね。
グラタンの具材の選び方

グラタンは、ホワイトソースとチーズが具材をまとめてくれるので、どんな食材でも合わせやすいのが魅力です。具材を選ぶときは、次の3つの視点で考えると、バランスよくまとまりますよ🧀
①定番の具材で間違いなく
マカロニや鶏肉、玉ねぎ、マッシュルームは、グラタンの定番。これらを組み合わせれば、間違いのないおいしさになります。まずは定番から始めると、失敗がありません。
②変わり種で目先を変えて
かぼちゃや牡蠣、きのこを加えると、いつもと違うごちそうグラタンに。旬の食材を使えば、季節感も楽しめます。マンネリを感じたら、変わり種で目先を変えてみましょう。
③子どもが好きな具材で
コーンやウインナー、ツナは、子どもが大好きな具材。これらを入れると、子どもがよろこんで食べてくれます。野菜が苦手な子も、チーズと一緒なら食べやすくなりますよ。
グラタンは、定番・変わり種・子ども向けを組み合わせて、バランスをとるのがコツ。肉や魚介のたんぱく質に、野菜やきのこを加えると、栄養も彩りもよくなります。冷蔵庫の余り野菜を使い切るのにも、ぴったりの料理ですよ🧀
私のお店のグラタンおすすめ具材の組み合わせ
まずは、私のお店「マジックキッチン」でも作っていたグラタンの具材の組み合わせを2つ紹介しますね🧀

①マカロニ
②鶏肉
③玉ねぎ
④マッシュルーム
⑤ホワイトソース・チーズ

①えび
②いか
③ほたて
④玉ねぎ・じゃがいも
⑤ホワイトソース・チーズ
※えびとかにはアレルギー特定原材料です。来客時は必ず確認してくださいね🦐
それぞれの栄養価をまとめました。栄養士として、1人前あたりの目安をお出しします。
| 栄養価 | 組み合わせA(定番マカロニ) | 組み合わせB(シーフード) |
|---|---|---|
| 具材 | マカロニ+鶏肉+玉ねぎ+マッシュルーム+ホワイトソース・チーズ | えび+いか+ほたて+玉ねぎ+じゃがいも+ホワイトソース・チーズ |
| エネルギー | 約450kcal | 約420kcal |
| たんぱく質 | 約20g | 約24g |
| 脂質 | 約22g | 約20g |
| 炭水化物 | 約42g | 約38g |
| 食物繊維 | 約3g | 約3g |
| カルシウム | 約200mg | 約220mg |
| ビタミンC | 約8mg | 約10mg |
| 食塩相当量 | 約2.2g | 約2.4g |
※日本食品標準成分表(八訂)を参考にした概算値です。グラタンは牛乳やチーズを使うので、カルシウムがとれるのが特徴です。マカロニグラタン1人前(約350g)でカロリー約500〜650kcal・塩分約2〜3g。1食で1日の塩分目標量の3分の1〜半分に達するので、塩は控えめにし、野菜やきのこを多めに入れると、栄養バランスがよくなりますよ。日本人の食事摂取基準(2025年版)の食塩目標量(成人男性7.5g・女性6.5g未満/日)を意識して、チーズの量やソースの塩加減を調整するとよいですよ。
グラタンの定番の具材6選


まずは、間違いのないグラタンの定番具材から紹介しますね🧀
- マカロニ
グラタンといえばこれ。もちもち食感で、ホワイトソースがよく絡む定番中の定番です。 - 鶏肉
うま味とボリュームの出る定番具材。もも肉ならジューシー、むね肉ならあっさり仕上がります。 - えび
プリッとした食感とうま味。彩りもよく、ごちそう感のあるグラタンになります。 - 玉ねぎ
炒めると甘みが出る名脇役。グラタンのうま味とコクの土台になる、欠かせない具材です。 - じゃがいも
ほくほく食感で食べ応えアップ。マカロニの代わりにじゃがいもを使い、ホワイトソースも米粉やコーンスターチで作れば、グルテンフリーグラタンになりますよ。 - マッシュルーム
うま味たっぷりのきのこ。スライスして加えると、香りとコクがぐっと増します。
この中でも、まず使いたいのがマカロニと鶏肉、玉ねぎです。この3つにホワイトソースとチーズがあれば、間違いのない定番マカロニグラタンができます。玉ねぎは炒めて甘みを引き出すのがコツ。きのこを加えると、うま味に深みが出ます。定番の具材は手に入りやすく、味も安定するので、まずはここから始めると失敗がありませんよ。
グラタンの変わり種の具材5選

次は、いつもと違うごちそうグラタンになる、変わり種の具材です🧀
- かぼちゃ
ほっくり甘いかぼちゃ。オレンジ色が映え、ホワイトソースとの甘みの相性も抜群です。 - さつまいも
自然な甘さでやさしい味わい。秋冬のグラタンに季節感を添えてくれます。 - 牡蠣
濃厚なうま味の冬の味覚。中心部が85〜90℃で90秒以上の加熱(ノロウイルス対策・厚労省基準)でしっかり火を通せば安心。牡蠣グラタンはおもてなしにもぴったりのごちそうです。 - ほうれん草
彩りと栄養を補える青菜。チーズと相性がよく、緑が入ると見た目も華やぎます。 - きのこミックス
しめじ・まいたけ・エリンギなど。数種類を合わせると、うま味と食感が豊かになります。
変わり種は、季節感やごちそう感を出したいときにおすすめです。とくにかぼちゃやさつまいもは、自然な甘みがホワイトソースとよく合い、子どもにも人気。牡蠣は冬のごちそうグラタンに、ほうれん草は彩りと栄養の補強にぴったりです。旬の食材を取り入れると、いつものグラタンが、季節を感じる一品に変わりますよ。
子どもが好きなグラタンの具材4選

最後は、子どもがよろこぶ、人気の具材です🧀
- コーン
甘くてプチプチ食感。子どもが大好きで、彩りもよくなる人気の具材です。 - ウインナー
子どもに人気の定番。食べやすく切ると、よろこんで食べてくれます。 - ブロッコリー
緑が映える野菜。チーズと一緒なら、野菜が苦手な子も食べやすくなります。 - ツナ
うま味があって食べやすい定番。子どもが好きで、手軽に加えられるのも便利です。
子ども向けには、コーンやウインナー、ツナなど、食べやすくうま味のある具材がおすすめです。ブロッコリーのような野菜も、チーズとホワイトソースでまろやかになり、野菜が苦手な子も食べやすくなります。子どもの好きな具材を入れると、グラタンが家族の人気メニューになりますよ。具材は食べやすい大きさに切ってあげると、小さなお子さんも安心です。
料理人が教えるホワイトソースのコツ
グラタンのおいしさは、なめらかなホワイトソースで決まります🧀。
手作りのホワイトソースは、まずバターを弱火で溶かし、小麦粉を加えて、焦がさないように炒めます。粉っぽさがなくなったら、いったん火を止めて、冷たい牛乳を少しずつ加えるのがダマ防止の最大のコツ。
一度にたくさん入れるとダマになるので、少量ずつ加えてはよく混ぜ、なじんだらまた加える、を繰り返します。再び弱火にかけ、混ぜながらとろみがつくまで加熱すれば完成です。市販のホワイトソース缶やルウを使えば、もっと手軽に作れます。
具材は、鶏肉は中心75℃で1分以上(カンピロバクター対策)・牡蠣は中心85〜90℃で90秒以上(ノロウイルス対策)でしっかり火を通し、玉ねぎは炒めて甘みを引き出してからソースとあわせます。
仕上げは、チーズとパン粉をのせて、オーブンやトースターで表面に香ばしい焦げ目をつけると、お店のようなグラタンになりますよ。焦げ目はトースターの最後の数分で一気につけるのがコツです。
※一から作るのが大変な日は、ホワイトソース缶が手軽。温めて具材とあえるだけで、なめらかなグラタンがすぐ作れます。
お店のマカロニグラタンのレシピ

定番のお店のマカロニグラタンのレシピを公開しますね。なめらかなホワイトソースとこんがりチーズがおいしい、家族みんなが大好きな一品です🧀
~材料(2人分)~
・マカロニ…80g
・鶏もも肉…120g
・玉ねぎ…1/2個
・マッシュルーム…4個
・バター…20g
・小麦粉…20g(大さじ2強)
・牛乳…400ml
・塩・こしょう…少々
・ピザ用チーズ…適量
・パン粉…少々
~作り方~
①マカロニを表示どおりゆでる。鶏肉・玉ねぎ・マッシュルームを食べやすく切る
②フライパンでバターを溶かし、鶏肉・玉ねぎ・マッシュルームを炒め、鶏肉は中心75℃で1分以上を目安にしっかり火を通す
③小麦粉を加えて炒め、火を止めて牛乳を少しずつ加え、ダマにならないよう混ぜる
④再び弱火にかけ、とろみがつくまで混ぜ、塩こしょうで味をととのえる
⑤マカロニを加えて混ぜ、グラタン皿に入れ、チーズとパン粉をのせる
⑥オーブンやトースターで、表面にこんがり焦げ目がつくまで焼いて完成
ポイントは③の牛乳の加え方です。火を止めて、冷たい牛乳を少しずつ加えると、ダマになりにくくなります。具材は②で鶏肉の中心(75℃1分以上)までしっかり火を通してください。⑥の焦げ目は、トースターなら最後の数分で一気につくので、焦がしすぎないよう見ていてくださいね。
具材は、冷蔵庫にあるもので自由にアレンジできます。えびやほうれん草、かぼちゃを加えても、おいしく作れますよ。マカロニの代わりにごはんを使えばドリアに、ゆでたじゃがいもを使えばグルテンフリーにもなります。多めに作って冷凍しておけば、忙しい日にも便利です。市販のホワイトソース缶を使えば、もっと手軽に作れますよ。
※グラタンの定番マカロニ。早ゆでタイプなら、忙しい日も手早く作れて便利です。サラダにも使えます。
※こんがり焦げ目はとろけるチーズから。たっぷりのせて焼くと、お店のような香ばしいグラタンに仕上がります。
グラタンの栄養バランス
グラタンは、牛乳やチーズを使うので、カルシウムがとれるのが特徴です🧀
食物アレルギーには注意が必要で、グラタンには乳・小麦・えびなどの食物アレルギーの原因となる食品が複数使われます。2025年4月から「くるみ」が特定原材料に追加され、現在8品目(えび・かに・小麦・そば・卵・乳・落花生・くるみ)。来客や子どもに出すときは必ず確認してくださいね。
具材に野菜やきのこを加えれば、ビタミンや食物繊維も補えて、栄養バランスがよくなります。
ただ、ホワイトソースとチーズで脂質と塩分が高めになりがちなので、塩を控えめにし、チーズの量を調整するとよいですよ。野菜やきのこを多めに入れると、かさが増えて、脂質の割合をおさえられます。
なお、グラタンは、乳(牛乳・バター・チーズ・ホワイトソース)・小麦(マカロニ・小麦粉)・えび(シーフードグラタン)など、アレルギーの原因になる食材を必ず使います。とくに乳と小麦はグラタンに欠かせないので、ご家族やお客様に出すときは、アレルギーがないか、必ず確かめておくと安心ですよ。
子どもと食べるときの工夫と1歳未満の注意

グラタンはまろやかで、子どもが大好きな料理です。ただ、熱々の温度には、ひと工夫があると安心ですよ🧀
- 熱々は少し冷ましてから
焼きたてのグラタンは、中のソースが見た目より熱いので、子どもにはやけどに注意して、少し冷ましてからお出しします。 - 具は食べやすく小さく
鶏肉やえび、野菜を小さめに切ると、子どもも食べやすくなります。マカロニも短めだと安心です。 - 子ども用は塩分控えめに
チーズやソースは塩分が高いので、子ども用は塩を控えめにして作ると安心です。
私は栄養士で、現役の介護士でもあります。グラタンはやわらかく、カルシウムもとれるので高齢の方にもよい料理ですが、いちばん気をつけたいのが、熱々のソースによるやけどです。グラタンの中のホワイトソースは熱が逃げにくく、見た目より熱いことがあるので、少し冷ましてからお出ししてください。具材は小さく切ると食べやすく、マカロニも短めにすると、かみやすく飲み込みやすくなります。チーズやソースは塩分が高めなので、塩を控えめにしてあげましょう。なめらかでやわらかいので、骨や具材の大きささえ気をつければ、高齢の方にも食べやすい料理です。1歳未満の赤ちゃんには与えないでください。理由は、①乳製品・チーズの塩分が腎臓の負担になる、②小麦・乳・えびなどアレルギー初摂取リスク、③脂質が多く消化負担、④マカロニやチーズは噛みつぶしにくく誤嚥リスクの4要因が重なるためですよ。離乳期のお子さんには、少量のホワイトソースと、やわらかく煮た野菜を取り分け、薄味で仕上げてあげてください。牛乳や小麦のアレルギーにも注意してくださいね。

グラタンの具材に関するよくある質問
グラタンの具材についてよく聞かれる疑問にお答えしますね。
Q1.グラタンの定番の具材は?
マカロニ・鶏肉・玉ねぎ・マッシュルームが定番です。この4つにホワイトソースとチーズがあれば、間違いのない定番マカロニグラタンができます。玉ねぎは炒めて甘みを引き出すのがコツですよ。
Q2.グラタンに入れると変わり種でおいしい具材は?
かぼちゃ・さつまいも・牡蠣・きのこミックスがおすすめです。かぼちゃやさつまいもの自然な甘みはホワイトソースとよく合い、牡蠣は冬のごちそうグラタンになります。旬の食材で季節感も楽しめますよ。
Q3.子どもが好きなグラタンの具材は?
コーン・ウインナー・ツナが子どもに人気です。ブロッコリーのような野菜も、チーズとホワイトソースでまろやかになり、野菜が苦手な子も食べやすくなります。具材は食べやすい大きさに切ってあげてくださいね。
Q4.ホワイトソースをダマにしないコツは?
火を止めてから、冷たい牛乳を少しずつ加えるのがコツです。一度にたくさん入れるとダマになるので、少量ずつ加えてはよく混ぜ、を繰り返します。市販のホワイトソース缶やルウを使えば、もっと手軽に作れますよ。
Q5.グラタンに入れないほうがいい具材は?
水分の多い生のもやしや大根、冷凍ほうれん草の未解凍、コーン缶を汁ごと入れるのは、ソースが水っぽくなる原因に。野菜は炒めて水分をとばす・下ゆでして水気をしっかり切る・冷凍野菜は解凍して水を絞ってから加える、を守ってください。生のトマトを大量に入れるのも水っぽくなるので、軽く炒めるかミニトマトを少量にすると安心ですよ。
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まとめ。。。
今回の記事のポイントをまとめますね。
- グラタンの具材は定番・変わり種・子ども向けで選ぶ
- 定番はマカロニ・鶏肉・玉ねぎ・マッシュルーム
- 変わり種はかぼちゃ・牡蠣・きのこで季節感を
- 子ども向けはコーン・ウインナー・ツナが人気
- ホワイトソースは牛乳を少しずつ・弱火でダマ防止
- 乳・小麦・えびのアレルギーに必ず配慮する
- 熱々はやけど注意・1歳未満はそのまま与えない
皆さん、グラタンの具材、イメージがふくらみましたか?定番のマカロニや鶏肉に、季節の変わり種や子どもの好きな具材を組み合わせれば、おうちグラタンが自由に広がります。なめらかなホワイトソースは、牛乳を少しずつ加えて弱火でダマを防ぐのがコツ。市販のソース缶を使えば、もっと手軽に作れますよ。冷蔵庫の余り野菜やきのこを使い切れるのも、グラタンのうれしいところ。具材を変えるだけで、定番にもごちそうにも、子ども向けにもなります。乳と小麦のアレルギーにだけ気をつけて、熱々のやけどに注意すれば、お子さんからご高齢の方まで、家族みんなで楽しめますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
フッくんでした!





