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春巻きの具材20選!定番・変わり種・包み方を現役料理人が完全解説

春巻き具材アイキャッチ
この記事は約14分で読めます。

料理研究家、料理大好きフッくんです。

パリッと香ばしい皮の中から、熱々の餡がとろり。春巻きは、子どもから大人まで大好きな、中華の人気おかずですよね。お弁当にもおつまみにもなって、揚げたてのおいしさはたまりません。でも、いざ作ろうとすると「中身(餡)に何を入れる?」「どうしたらパリッとなる?」と迷うことも多いのではないでしょうか。

こんなお悩み、ありませんか?

  • 餡に何を入れればいいか分からない
    豚肉・たけのこ・春雨など、定番の組み合わせを知ると作りやすくなります。
  • 揚げると皮が破れて、餡が飛び出す
    餡の水分管理と包み方のコツで、失敗がぐっと減ります。
  • パリッとせず、ベチャッとなってしまう
    餡の水気と揚げ方を見直せば、サクサクに仕上がります。
  • マンネリ化して、変わり種を試したい
    チーズやデザート春巻きなど、楽しいアレンジもありますよ。

正直に言うと、春巻きは「定番の肉・野菜」「魚介・香味」「変わり種」の具材と、「餡の水分管理・包み方」で、おいしさが決まる料理です。この記事では、料理人として20年やってきた経験から、定番・変わり種の具材20選、パリッと揚げるコツと包み方、おすすめの組み合わせ例まで、まるごとお伝えしますね🥄

春巻きの具材は3つに分けて考える

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そもそも春巻きは中国・福建省/広東省由来の点心で、立春に「春餅(チュンビン)」を食べた古い風習が起源。やがて揚げた「春巻(チュンジュエン)」へ発展し、香港の茶餐廳(チャーチャンテン)や飲茶では定番の点心として愛されています。ベトナムの生春巻き(ゴイクオン)はライスペーパーを使う別系統。揚げ春巻きとは別物として楽しめます。

春巻きの具材は、大きく3つに分けると整理しやすくなります。まず①の定番の肉・野菜の具材。豚肉やたけのこ、しいたけ、春雨など。春巻きの王道で、これだけで間違いのないおいしさです。

次に②の魚介・香味の具材。えびやかに、ニラ、きくらげなど。うまみや香り、食感が加わって、ぐっと本格的な味わいになります。

そして③の変わり種・デザートの具材。チーズや大葉、さらにはバナナやあんこを使ったデザート春巻きまで。いつもの春巻きが、新鮮な一品に変わります。この3グループを意識すると、具材選びの引き出しがぐっと増えますよ。

春巻きの具材選びの考え方【3つのポイント】

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具材を選ぶときに意識したい、3つのポイントをお伝えします。難しく考えなくて大丈夫ですよ。

①餡は「水分の少ない具材+とろみ」でまとめる

春巻きがベチャッとなる原因は、餡の水分。炒めてしっかり水気を飛ばし、片栗粉でとろみをつけてまとめるのが基本です。とろみがあると、餡がまとまって包みやすく、揚げても水分が出にくくなります。

②火の通りやすい大きさに切る

春巻きの揚げ時間は短いので、餡の具材は細切りや小さめに切るのが基本です。あらかじめ炒めて火を通しておけば、揚げるときは皮をパリッとさせるだけ。失敗が減ります。

③変わり種で食感・コクを足す

定番に飽きたら、チーズでコクを、大葉でさわやかさを、というようにいつもの餡に一つ足すと、新しいおいしさに出会えます。入れすぎず、一つ二つ加えるくらいが、ちょうどいいですよ。

栄養士の視点から一言。春巻きは、豚肉でたんぱく質、野菜でビタミンや食物繊維がとれる料理です。一方、揚げ物なので脂質とエネルギー(カロリー)は高め。油の吸いすぎを抑えるには、皮をしっかり巻いて、適温でカラッと揚げるのがコツです。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、1日の食塩相当量の目標量は18歳以上男性7.5g未満・女性6.5g未満。タレのつけすぎにも気をつけましょう。なお、春巻きには、消費者庁が定める特定原材料8品目(2025年4月にくるみが追加)のうち「小麦」(春巻きの皮)・「えび」・「乳」(チーズ)・「卵」(かにかま・つなぎ)が使われることがあります。また、特定原材料に準ずる20品目では豚肉・大豆・かに・いか・さば(明太子はスケトウダラの卵)が該当します。市販のかにかまには卵白や小麦が含まれることが多いので、ご家族やお客様に出すときは、必ず原材料表示を確認してくださいね🍅

【料理人の極意】パリッと揚げる餡の水分管理と包み方

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ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところ。家の春巻きがお店の味になる、料理人20年の現場の技です。

まず餡の水分管理。パリッと揚げる最大のコツは、餡をしっかり炒めて水気を飛ばし、片栗粉でとろみをつけて、よく冷ますこと。熱い餡のまま包むと、皮が湿ってしまいます。とろみと冷ますのふた手間で、皮がパリッと仕上がりますよ。

次に包み方。皮の角を手前にして餡をのせ、ひと巻きしたら左右を折り込み、最後まで巻きます。巻き終わりは、水溶き小麦粉でしっかりとめると、揚げているときにほどけません。空気が入らないよう、ぴっちり巻くのが破裂を防ぐコツです。

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春巻きの皮(大判・揚げ春巻き用)
created by Rinker

※春巻きづくりは、皮がないと始まりません。市販の春巻きの皮なら、手軽に本格的な春巻きが作れます。大判・小判があるので、作りたい大きさで選んでくださいね。余ったら、チーズを巻いて揚げるだけでもおつまみになりますよ。

料理人歴20年のコツ。春巻きをカラッと揚げる決め手は、油の温度です🥄 低めの温度(160〜170℃)でじっくり揚げて、最後に温度を上げる「二度揚げ」をすると、中までしっかり火が通り、皮はパリッと色よく仕上がります。餡はあらかじめ火を通しておくので、揚げるのは皮をきつね色にするためと考えると失敗しません。揚げるときは、巻き終わりを下にして油に入れると、ほどけにくいですよ🔥※油は加熱しすぎると発煙(サラダ油約230℃・ごま油約170〜210℃)・発火(約370℃)の危険があります。鍋から離れず、180〜200℃を超えないよう温度計があると安心。お子さんや高齢の方が近くにいるときはコンロから離れる動線を確保してください。

フッくんのおすすめ春巻き組み合わせ例【A・B】

具材の組み合わせ方の例を、栄養価つきで2パターンご紹介しますね。定番と変わり種、好みやその日の気分で選んでみてください。

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組み合わせ例A 定番・豚肉と春雨の春巻き

①肉:豚肉(細切り)
②野菜:たけのこ・しいたけ
③まとめ:春雨・とろみ餡

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組み合わせ例B 変わり種・チーズと大葉の春巻き

①コク:とろけるチーズ
②さわやかさ:大葉
③食べごたえ:じゃがいも

栄養価(春巻き2本分)組み合わせA(定番・豚肉と春雨)組み合わせB(変わり種・チーズと大葉)
具材豚肉/たけのこ・しいたけ/春雨とろけるチーズ/大葉/じゃがいも
エネルギー約220kcal約240kcal
たんぱく質8.0g7.0g
脂質12.0g14.0g
炭水化物20.0g22.0g
食物繊維2.0g2.0g
カルシウム20mg100mg
ビタミンC5mg8mg
食塩相当量1.0g1.0g

※文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)」を参考に算出した概算値です。

組み合わせ例Aは、豚肉と春雨の王道春巻き。とろみのある餡で、間違いのないおいしさです。組み合わせ例Bは、とろけるチーズと大葉の変わり種。チーズが入るぶん、カルシウムも増えます。具材を変えるだけで、栄養も表情も変わりますよ🥄

春巻きの具材20選【定番・変わり種】

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ここからは、春巻きに合う具材を「定番の肉・野菜」「魚介・香味」「変わり種・デザート」の3グループ、計20選でご紹介します。組み合わせの引き出しが増えますよ。

定番の肉・野菜の具材【7選】

  • 豚肉
    春巻きの主役。細切りにして炒めると、うまみとコクが餡全体に行き渡ります。ひき肉でも作りやすいです。
  • たけのこ
    シャキシャキした食感が春巻きの命。細切りにして、歯ざわりのアクセントにします。水煮を使えば手軽です。
  • しいたけ
    うまみと香りが豊かで、餡に深みを出します。細切りにして、ほかの具材となじませましょう。
  • にんじん
    彩りと甘みを添える定番。細切りにして、火の通りをそろえます。見た目も華やかになります。
  • もやし
    手頃でシャキシャキ。かさ増しにもなりますが、水分が多いので、炒めてしっかり水気を飛ばしましょう。
  • キャベツ
    甘みとボリュームをプラス。せん切りにして、塩もみか炒めて水気を切ってから使うのがコツです。
  • 春雨
    餡の汁気を吸ってまとめてくれる名脇役。戻して刻んで加えると、つるんとした食感も楽しめます。
三洋通商 緑豆はるさめ 100g(のびにくい緑豆春雨)
created by Rinker

※春巻きの餡をまとめるなら、春雨が便利です。緑豆春雨はのびにくく、餡の余分な水分を吸ってくれるので、パリッと仕上げる助けになります。スープや炒め物、サラダにも使えるので、常備しておくと重宝しますよ。

魚介・香味の具材【6選】

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  • えび
    ぷりっとした食感とうまみで、ごちそう感がアップ。生のえびを扱った後はまな板・包丁を熱湯消毒し、中心まで火を通す(腸炎ビブリオ対策)のがお約束。粗く刻んで加えると、食べたときの存在感が楽しめます。
  • かに(かにかま)
    本物のかにはもちろん、手軽なかにかまでも十分。彩りとうまみを添えてくれます。※市販のかにかまは卵白・小麦でんぷんを含むことが多いので、卵・小麦アレルギーの方は原材料表示を必ず確認してください。
  • いか
    コリコリした食感がアクセント。細切りにして(アニサキス対策として目視で寄生虫を確認・冷凍-20℃24時間以上または中心60℃1分以上加熱)、ほかの魚介と合わせると、海鮮春巻きになります。
  • ニラ
    香りが豊かな定番の香味野菜。刻んで加えると、餡がぐっと中華らしい味わいになります。
  • 長ねぎ
    香味のベース。みじん切りにして加えると、香りと甘みが餡に広がります。
  • きくらげ
    コリコリした独特の食感が魅力。戻して細切りにすると、春巻きらしい歯ざわりが加わります。

変わり種・デザートの具材【7選】

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  • チーズ
    とろりと溶けて、子どもにも大人気。ハムや大葉と合わせると、おつまみにもぴったりの一品になります。
  • 大葉
    さわやかな香りで、揚げ物がさっぱり。チーズや梅、明太子と相性抜群の名脇役です。
  • 明太子
    ピリッとした塩けとうまみで、お酒が進む一品に。チーズや大葉と合わせると絶品です。
  • じゃがいも
    マッシュして包むと、ホクホクのコロッケ風春巻きに。子どもにも喜ばれる、食べごたえのある変わり種です。
  • コーン
    甘みとプチプチ食感が楽しい。チーズと合わせると、お子さんが大好きな組み合わせになります。
  • バナナ(デザート春巻き)
    包んで揚げると、とろりと甘いデザートに。チョコやチーズを添えても。おやつにぴったりです。
  • あんこ(デザート春巻き)
    あんこを包んで揚げれば、和風デザートに。パリッとした皮と、なめらかなあんの相性が楽しめます。

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具材は、定番に変わり種を一つ足すだけでも、ぐっと印象が変わります。ただし、欲張ってのせすぎると包みにくく、破れの原因に。餡は皮で包める量にとどめるのが、きれいに仕上げるコツですよ。

基本の春巻きの作り方

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定番の豚肉と春雨の春巻きの手順をまとめました。餡の水分管理と揚げ方で、家の春巻きが見違えますよ。


【材料(8本分)】
春巻きの皮…8枚/豚肉…100g/たけのこ(水煮)…50g/しいたけ…2枚/春雨…30g
〈味つけ〉しょうゆ・オイスターソース・ごま油…各適量/鶏がらスープ…100ml/水溶き片栗粉…適量
水溶き小麦粉(とめ用)…適量/揚げ油…適量

【作り方】
①豚肉・野菜は細切り、春雨は戻して刻む。フライパンで豚肉・野菜を炒め、豚肉は中心75℃で1分以上(厚生労働省・E型肝炎/サルモネラ/カンピロバクター対策)になるようしっかり火を通す。
②調味料と鶏がらスープ・春雨を加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。バットに広げてよく冷ます。
③皮の角を手前に餡をのせ、左右を折りながら巻き、巻き終わりを水溶き小麦粉でとめる。
④160〜170℃の油で揚げ、最後に温度を上げてきつね色に。巻き終わりを下にして入れる。

※揚げ油は高温になります。やけど・油はねに気をつけてください。

※春巻きの餡の味を本格的に決めるなら、オイスターソースがおすすめです。牡蠣のうまみとコクで、中華らしい深い味わいに。炒め物や焼きそば、煮物の隠し味にも使えるので、一つあると料理の幅が広がりますよ。

春巻きの具材選びで避けたいこと【NG3選】

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せっかくの春巻き。具材選びや作り方で、ちょっともったいなくなることもあります。気をつけたいポイントをまとめました。

  • 水分の多い具材をそのまま包む
    もやしや白菜など水分の多い具材を、水気を切らずに包むと、皮がベチャッとして破れの原因に。炒めて水気を飛ばし、とろみでまとめましょう。
  • 熱い餡のまま包む
    炒めたての熱い餡を包むと、皮が湿ってパリッとしません。餡はバットに広げて、しっかり冷ましてから包みましょう。
  • 具材を入れすぎる
    欲張って餡を詰めすぎると、包みにくく、揚げているときに破裂します。皮できれいに包める量にとどめましょう。

子ども・高齢者が春巻きを食べるときの工夫

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春巻きは、揚げたてのパリパリがおいしい料理。お子さんやご高齢の方と囲むときは、ひと工夫すると、もっと安心して楽しめます。

  • パリパリの皮は小さく切る
    春巻きの皮は、パリッとして鋭く、上あごやのどに刺さったり、飲み込みにくかったりすることがあります。お子さんやご高齢の方には、食べやすい大きさに切ってからお出しすると安心です。あんかけ春巻きにして、皮をやわらかくする方法もあります。
  • 揚げたては熱いので少し冷ます
    中の餡は熱がこもって、とても熱くなっています。やけどを防ぐため、少し冷ましてからお出ししましょう。最初のひと口は、特に気をつけてあげてください。
  • コーンなど粒の具材は誤嚥に注意
    コーンや豆など、丸くて小さい具材は、のどに詰まる心配があります。よく噛んで食べられるよう、小さく刻むか、食べる方に合わせて調整してください。そばで見守ってあげると安心です。

現役の介護士として、現場でお伝えしていること。春巻きは、皮がパリッとして鋭いため、かむ力・飲み込む力が弱い方には、上あごやのどに刺さったり、飲み込みにくかったりすることがあります。食べやすい大きさに切ってからお出しください。あんかけにして皮をやわらかくすると、より食べやすくなります。揚げたては中の餡が高温なので、少し冷ましてから。コーンや豆など丸くて小さい具材は、のどに詰まる原因になるので、小さく刻むなど食べる方に合わせて工夫しましょう。食べている間はそばで見守り、急がず、少量ずつをすすめてください。消費者庁は3歳未満児にはコーンや豆、ナッツ類などの粒の食品で窒息事故が起こりやすいと注意喚起しています。あんこのデザート春巻きは、市販あんに「はちみつ」が含まれる場合は1歳未満児には絶対に与えないでください(乳児ボツリヌス症対策)。かむ・飲み込む力が弱い方には、日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食学会分類2013」を目安に、医師・管理栄養士・言語聴覚士へご相談くださいね。

春巻きの具材によくある質問【Q&A】

Q1.春巻きの定番の具材は?

A.豚肉・たけのこ・しいたけ・春雨が王道です。にんじんやキャベツ、ニラを加えても。これらを細切りにして炒め、とろみをつけてまとめれば、間違いのないおいしい春巻きになりますよ。

Q2.パリッと揚げるコツは?

A.餡の水分をしっかり飛ばし、とろみをつけて冷ましてから包むのが基本です。揚げるときは、160〜170℃の低めの温度でじっくり揚げ、最後に温度を上げる「二度揚げ」がおすすめ。皮がパリッと色よく仕上がります。

Q3.皮が破れるのを防ぐには?

A.餡を詰めすぎないこと、空気が入らないようぴっちり巻くこと、巻き終わりを水溶き小麦粉でしっかりとめることがコツです。熱い餡のまま包むと皮が傷みやすいので、冷ましてから包むのも大切です。

Q4.デザート春巻きはどう作る?

A.バナナやあんこ、さつまいもやチョコなどを皮で包んで揚げるだけです。甘い具材は火が通りやすいので、皮をきつね色にするくらいでOK。仕上げに粉砂糖をふると、おしゃれなデザートになりますよ。

Q5.揚げない春巻きもできる?

A.できます。フライパンに多めの油で焼く「揚げ焼き」なら、油の量を減らせます。生春巻きの皮(ライスペーパー)で包めば、揚げない、さっぱりした春巻きに。お好みで選んでくださいね。

「おいしい」は、全部が重なること

最後に、料理人として大切にしていることを、少しだけお話しさせてください。「おいしい」って、味つけや具材だけで決まるものではないんですよね。彩りのいい盛り付け、作る楽しさ、そして好きな人と一緒に囲む食卓。その全部が重なったときに、料理はいちばんおいしく感じるものだと思っています。春巻きも、揚げたてのパリパリを、誰かと「熱いね」と言いながら食べれば、それだけで何よりのごちそうになりますよ。

それから、具材は「中華だから中華風に」と、かたく考えなくて大丈夫です。たとえば、春巻きの中身を、きんぴらや煮物といった和の総菜にしたり、チーズやウインナーで洋風にしたり。だし巻き玉子に中華あんをかけるように、和・洋・中を自由に行き来する“いいとこ取り”も、立派なアレンジです。肩の力を抜いて、楽しみながら作ってくださいね。

そして、ここでご紹介した20選が、具材のすべてではありません。当ブログには、いろいろな料理の具材や献立の記事があります。ほかの記事ものぞいてみると、組み合わせの引き出しがぐんと増えますよ。下のリンクから、ぜひあなただけの春巻きを見つけてみてくださいね🌸

まとめ。。。

  • 具材は「定番の肉・野菜」「魚介・香味」「変わり種・デザート」で考える
    分けて考えると、具材選びがぐっとラクになります。
  • 餡は水分の少ない具材+とろみでまとめる
    炒めて水気を飛ばし、片栗粉でとろみをつけます。
  • 具材は火の通りやすい大きさに切る
    細切りや小さめにして、あらかじめ炒めておきます。
  • 餡はよく冷ましてから包む
    熱いまま包むと、皮が湿ってパリッとしません。
  • 巻き終わりは水溶き小麦粉でとめる
    ぴっちり巻いて、揚げているときの破裂を防ぎます。
  • 160〜170℃でじっくり、最後に温度を上げて二度揚げ
    中まで火が通り、皮がパリッと色よく仕上がります。
  • 高齢者には小さく切る・あんかけに・コーンは誤嚥注意
    皮を食べやすくして、安心して楽しめます。

春巻きは、具材の組み合わせと、餡の水分管理・揚げ方で、家でもお店の味にぐっと近づける料理です。20年の現場で培った技を、ぜひおうちの食卓で試してみてくださいね。パリッと熱々の一品で、いつもの食卓がにぎやかになりますよ。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。フッくんでした!

料理・具材
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