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高齢者の脱水・熱中症対策!水分補給のコツと飲み物の選び方を介護士が解説

高齢者の脱水・熱中症対策 アイキャッチ
この記事は約7分で読めます。

料理研究家、料理大好きフッくんです。

夏が近づくと、心配なのが、高齢のご家族の脱水と熱中症ですよね🍉 高齢の方は、自分でも気づかないうちに脱水になりやすく、それが熱中症につながることもあります。

「のどが渇いた」と言わないから大丈夫、ではないんです。正直に言うと、現役の介護士として現場にいても、高齢の方の水分補給は、いつも気をつかうところ。声をかけても「いらない」と言われることも多く、工夫が必要なんですよね。

今回は、脱水のサインの見極め、こまめな水分補給のコツ、水・麦茶・経口補水液の選び方、汁物や果物で食事から水分をとる工夫まで、現場の感覚を交えて解説します。夏を元気に過ごすための参考にしてくださいね🧊

  • 脱水のサインに気づく
    口・唇の乾き、元気のなさなど、早めの見極め
  • こまめな水分補給のコツ
    渇く前に、少しずつ、声をかけて
  • 飲み物の選び方
    水・麦茶・経口補水液・カフェインに注意
  • 食事からも水分を
    汁物・果物・ゼリーで、無理なく補う

ぜひ最後までご覧くださいね🍵

高齢者が脱水・熱中症になりやすい理由

高齢者が脱水・熱中症になりやすい理由 3つ図解

まず、なぜ高齢の方が脱水・熱中症になりやすいのか、知っておきましょう。

  • のどの渇きを感じにくい
    年齢を重ねると、のどの渇きを感じる力が弱くなります。「のどが渇いた」と思う前に、すでに水分が足りていないことも少なくありません
  • 体の水分が少なめ
    高齢の方は、もともと体内にためておける水分量が少なめ。少し汗をかいただけでも、脱水に傾きやすい状態です
  • トイレを気にして控えがち
    「トイレが近くなるから」と、水分を控えてしまう方も多いです。これが、脱水を招く大きな原因のひとつになります

こうした理由から、高齢の方は、まわりが気を配って水分補給を促すことが大切になります🍵

脱水のサインに気づく

脱水のサイン 3つ図解

脱水は、早めに気づくことが何より大切です。こんなサインに注意しましょう。

  • 口や唇、舌の乾き
    口の中が乾いている、唇がカサカサ、舌が乾いて白っぽい——わかりやすい脱水のサインです
  • 元気がない・ぼんやり
    なんとなく元気がない、反応がにぶい、うとうとする——いつもと様子が違うと感じたら、脱水を疑ってみましょう
  • 皮膚や尿の変化
    手の甲の皮膚をつまむと、なかなか戻らない。尿の量が減る、色が濃い——体の水分が足りないサインのことがあります
★介護士のコツ
🥄 現役の介護現場で、脱水を早く見つけるために見ているのが「いつもとの違い」です。毎日接していると、「今日はなんだか元気がない」「口数が少ない」といった小さな変化に気づけます。これが、脱水を早期に見つける一番のヒントです。また、水分を嫌がる方には、無理にすすめず、好きな飲み物やタイミングを探ることを大切にしています。「お茶飲む?」より「一緒にひと休みしましょう」と誘うほうが、すんなり飲んでくれることも多いですよ。

こまめな水分補給のコツ

水分補給のコツ

高齢の方の水分補給は、「渇く前に、少しずつ、こまめに」が基本です。

  • 渇く前に、こまめに
    のどが渇いてからでは遅いことも。起床時・食事のとき・入浴の前後・就寝前など、タイミングを決めて、こまめにすすめましょう
  • 一度にたくさんより、少しずつ
    一気に飲むのは負担になることも。コップ1杯を少しずつ、回数を分けてとるほうが、無理なく続けられます
  • 1日の目安を知っておく
    食事以外で、1日およそ1,000〜1,500mlが目安とされています。ただし体格や持病で変わるので、心配なときは医師に相談しましょう

水分補給は、声かけと習慣づけが大切。枕元やテーブルに、いつでも飲めるよう用意しておくのもよい方法です🧊

飲み物の選び方

飲み物の選び方 ○×早見表

水分補給に向く飲み物と、注意したい飲み物があります。

  • 基本は水・麦茶
    ふだんの水分補給は、水やカフェインの少ない麦茶が向いています。常温やぬるめだと、体にやさしく、飲みやすいです
  • 汗をかいたら経口補水液も
    たくさん汗をかいたときは、水分と電解質を補える経口補水液が役立ちます。スポーツドリンクは糖分が多めなので、量に気をつけましょう
  • コーヒー・緑茶は注意
    コーヒーや緑茶はカフェインの利尿作用で、水分補給には向きにくいです。楽しみとして飲み、水分補給は別にとるのがおすすめです
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経口補水液は、汗を多くかいたときや、脱水が気になるときの水分・電解質補給に。飲ませ方や量は、医師や薬剤師に相談すると安心です。

★栄養士のコツ
🍵 飲み物選びで知っておきたいのが「水分と電解質」の関係です。汗をかくと、水分だけでなく塩分(ナトリウム)も失われます。水だけをたくさん飲むと、かえって体内のバランスが崩れることも。たくさん汗をかいたときは、電解質を含む経口補水液が役立ちます。ふだんは水や麦茶で十分ですが、暑い日に汗を多くかいたときは、上手に使い分けるとよいですよ。むせやすい方は、とろみをつけると飲みやすくなります。

水分でむせやすい方は、とろみ調整食品をつけると、飲み込みやすく水分補給ができます。

食事からも水分をとる

食事から水分 コラージュ

水分は、飲み物だけでなく、食事からもとれます。飲むのが苦手な方には、特におすすめです。

  • 汁物を一品添える
    みそ汁やスープを食事に添えると、自然に水分がとれます。具を食べやすく刻めば、栄養と水分を一度に補えます
  • 水分の多い果物
    すいか・梨・ぶどうなど、水分の多い果物は、夏の水分補給にぴったり。食べやすく切って、デザートや間食に
  • ゼリーや寒天で
    ゼリーや水ようかんなど、つるんと食べられるものも◎。飲み物が進まない方でも、無理なく水分がとれます
★料理人のコツ
🍉 料理人として提案したいのが「食べて水分をとる」工夫です。飲み物が苦手な方でも、冷たいスープや、水分たっぷりの果物なら、すんなり口にしてくれることがあります。私のおすすめは、だしの効いた冷たい汁物。冷や汁のように、さらっと食べられて、水分も塩分も補えます。すいかやゼリーを少し凍らせて、シャーベットのようにするのも、暑い日には喜ばれますよ。

脱水・熱中症対策で気をつけたいこと

脱水・熱中症対策 3大注意点図解

安全に関わる、とても大切なポイントです。必ず押さえてください。

  • 重いサインはすぐ医療機関へ
    呼びかけへの反応がにぶい、意識がもうろうとする、けいれん、高い熱があるといったときは、重い脱水や熱中症のおそれがあります。ためらわず、すぐに医療機関や救急に連絡してください。
  • 水分制限のある方は医師に相談
    心臓や腎臓の病気などで、水分量を制限されている方もいます。その場合は、自己判断で増やさず、必ず主治医に相談して、適切な水分量を確認してください。
  • むせる方はとろみで飲みやすく
    水分でむせやすい方は、むせるのが怖くて水分を控え、かえって脱水になることがあります。とろみをつけると飲み込みやすくなります。適切なとろみは、専門家に相談しましょう。

室温や湿度の管理(エアコンの活用)も、熱中症対策には欠かせません。気くばりで、夏を元気に乗り切りましょう🍉

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高齢者の脱水・熱中症対策に関するよくある質問

脱水・熱中症対策について、よくいただく質問4つにお答えします。

Q1. 1日にどれくらい水分をとればいい?

A. 食事以外で1,000〜1,500mlが目安です。
ただし、体格や持病によって変わります。水分を制限されている方もいるので、心配なときは医師に相談を。渇く前に、こまめにとるのがコツです🧊

Q2. 水を飲んでくれません。どうすれば?

A. 好みとタイミングを探りましょう
無理にすすめず、好きな飲み物や、ひと休みのタイミングで。食事の汁物や、水分の多い果物・ゼリーから補うのも有効です。飲み物以外からも、水分はとれます🍉

Q3. 経口補水液とスポーツドリンクの違いは?

A. 電解質と糖分のバランスです。
経口補水液は水分・電解質の補給向き。スポーツドリンクは糖分が多めなので、量に注意を。飲ませ方は医師や薬剤師に相談すると安心です🍵

Q4. お茶やコーヒーでも水分補給になる?

A. カフェインの少ないものを
コーヒーや緑茶はカフェインの利尿作用で、水分補給には向きにくいです。麦茶や水がおすすめ。嗜好品として楽しみ、水分補給は別にとりましょう🌿

まとめ。。。

夏を元気に過ごす

今回は、高齢者の脱水・熱中症対策を、サインの見極めから水分補給の工夫までご紹介しました。

  • サインに早く気づく
    口の乾き・元気のなさ・いつもとの違いに注意
  • 渇く前にこまめに
    少しずつ・声をかけて・タイミングを決めて
  • 飲み物を選ぶ
    水・麦茶を基本に、汗をかいたら経口補水液
  • 食事からも水分を
    汁物・果物・ゼリーで無理なく補う

高齢の方は、自分では脱水に気づきにくいもの。まわりの気くばりが、夏を元気に過ごす支えになります。飲み物だけでなく、食事からも上手に水分をとって、暑い季節を乗り切ってくださいね。重いサインが見られたときや、水分制限のある方は、必ず医療機関・主治医に相談を。安全第一で、元気な夏をお過ごしください。

最後までお読みいただきありがとうございました。フッくんでした!

介護の基礎知識
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