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餃子の焼き方!羽根つき・パリパリ・くっつかないコツを料理人が完全解説

餃子の焼き方
この記事は約12分で読めます。

料理研究家、料理大好きフッくんです。

おうち餃子、楽しいですよね。でも、いざ焼くとなると「フライパンにくっついて皮が破れた」「べちゃっとして、パリッと焼けない」「お店みたいな羽根つきにしたい」と、焼きの工程で悩むこと、ありませんか?

正直に言うと、餃子の焼きは「焼き→蒸し→仕上げ」の3段階を順番どおりにやるだけで、驚くほど失敗が減ります。くっつくのにも、べちゃっとするのにも、はっきりした原因があるんです。

そこで今回は、現役料理人20年・栄養士のフッくんが、餃子の焼き方をまるごと解説します。くっつかない理屈、3段階の黄金手順、羽根つきの羽根の作り方、そして冷凍餃子を凍ったまま上手に焼くコツまで、お店の厨房のやり方を、家庭のフライパン向けに、全部お伝えしますね🌸

まずは、みなさんが餃子の焼き方で困りがちなポイントを整理してみましょう。

  • フライパンにくっついて皮が破れる
    予熱と油、そしてはがすタイミングに理由があります。
  • べちゃっとしてパリッと焼けない
    水の量と、最後の仕上げの一手間で変わります。
  • 羽根つき餃子を作りたい
    粉水の割合さえ覚えれば、簡単に作れます。
  • 冷凍餃子を上手に焼きたい
    凍ったまま焼くのが正解です。コツをお伝えします。

餃子の焼き方の全体像インフォグラフィック

餃子がくっつく・べちゃっとする3つの原因

まず、失敗の原因から見ていきましょう。餃子の焼きの失敗は、ほとんどが次の3つに当てはまります。

1つ目は、フライパンの予熱と油の不足です。フライパンが十分に温まっていない、油が全体に行き渡っていないと、皮がフライパンに貼りついて、はがすときに破れてしまいます。

2つ目は、はがすタイミングが早すぎることです。蒸し焼きのあと、水分が残ったまま動かそうとすると、皮がくっついたまま破れます。実は、餃子は「しっかり焼けると自然にはがれる」もの。焼き色がつくまで待てば、するっと取れるんです。

3つ目は、水分の飛ばし不足です。蒸し焼きの水分が残ったまま火を止めると、皮が水気を吸って、べちゃっとした仕上がりに。最後にフタを取って、水分をしっかり飛ばす工程が、パリッの決め手です。

★栄養士のワンポイント:餃子の成分とアレルギー注意 🍳
餃子は文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」の平均的な焼餃子で1個(約25g)あたり約50kcal・タンパク質約2.2g・脂質約2.6g・炭水化物約4.5gと、皮(炭水化物)・ひき肉(タンパク質)・野菜が一つにまとまった料理です。
消費者庁の特定原材料8品目・準ずる20品目のうち、餃子の皮には「小麦」が特定原材料8品目に含まれ、餡には「豚肉」「鶏肉」「大豆(醤油)」が準ずる20品目に、えび餃子には「えび」が特定原材料8品目に含まれます
脂質が気になるときは、餡の野菜を多めにしたり、焼き餃子ではなく水餃子にしたりするのもおすすめです。

焼く前の準備(並べ方と油)

餃子の焼く前の準備(並べ方と油)

焼く前の準備は2つだけです。まず、フライパンを中火でしっかり予熱して、油大さじ1を全体になじませます。冷たいフライパンに餃子を置くと、くっつきの原因になるので、フライパンが温まってから並べましょう。テフロンでも鉄でも、この予熱と油は同じです。

並べるときは、餃子どうしの間隔を少しあけてください。ぴったり詰めると、蒸し焼きのあいだに皮どうしがくっついて、取り出すときに破れてしまいます。フライパンの中央から円形に並べると、火の通りが均一になり、お皿にひっくり返したときの見栄えもきれいですよ。並べたら、底面に油がなじむように、軽く滑らせるのもコツです。

★現役料理人20年のコツ 🍳
お店では、餃子を並べる前に「油ならし」をします。
フライパンに油を入れて中火で温め、全体に回してから、余分な油をいったんあけて、あらためて大さじ1の油で焼き始める。
この一手間で、フライパンの表面に油の膜ができて、皮が格段にくっつきにくくなります。
鉄のフライパンなら特に効果を感じられますよ。
テフロンのご家庭なら、予熱をしっかりするだけでも十分。
フライパンに手をかざして、ふわっと熱気を感じたら、焼きはじめの合図です。
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鉄のスキレットがあると、餃子の焼き色が力強く決まります。蓄熱性が高いので、水を注いでも温度が下がりにくく、蒸し焼きから仕上げまで安定した火力で焼けますよ。そのまま食卓に出せば、鉄鍋餃子の雰囲気も楽しめます。ハンバーグやステーキにも使えて、ひとつあると重宝します。

餃子の焼き方(焼き→蒸し→仕上げの3段階)

餃子の焼き方(焼き→蒸し→仕上げの3段階)

いよいよ焼きです。「焼き→蒸し→仕上げ」の3段階、この順番がすべてです。

①焼き:中火で焼き色をつける(1〜2分)

予熱したフライパンに餃子を並べたら、中火のまま1〜2分。餃子の底に、薄く焼き色がつくまで焼きます。この最初の焼き色が、香ばしさの土台になります。ここではまだ、しっかりした焼き色でなくて大丈夫ですよ。

②蒸し:水を注いでフタをする(5〜6分)

次に、水(またはお湯)を、餃子の高さの3分の1くらいまで注ぎ、すぐにフタをして、中火で5〜6分、蒸し焼きにします。この蒸気が、皮と餡に火を通してくれます。餡はひき肉なので、中までしっかり火を通すことが大切。お湯を使うと、温度が下がらず、時短にもなりますよ。

③仕上げ:水分を飛ばしてパリッと(1〜2分)

水分がほぼなくなったら、フタを取って、残った水分を飛ばします。そこへ、鍋肌からごま油小さじ1を回し入れ、1〜2分。パチパチという音に変わって、底がきつね色になったら焼き上がりです。フライ返しでそっと持ち上げて、はがれにくければ、もう少し待つのが正解。しっかり焼けた餃子は、自然にするっとはがれますよ。

★現役料理人20年のコツ 🍳
羽根つき餃子の羽根は、②の蒸しの水を「粉水」に変えるだけで作れます。
水100mlに薄力粉小さじ2をよく溶かして、水の代わりに注ぎ、あとの手順は同じ。
仕上げで水分が飛ぶと、溶けた粉がレース状に固まって、パリパリの羽根になります。
片栗粉でも作れますが、薄力粉のほうがパリッと軽い羽根に。
羽根がフライパンに貼りつくようなら、少し冷ますとはがれやすくなります。
お皿をかぶせて、えいっとひっくり返せば、お店のような羽根つき餃子の完成ですよ。

おうち餃子には、お取り寄せの冷凍餃子をストックしておくのも便利です。プロが包んだ餃子なら、皮の厚さも餡のバランスもよく、この記事の焼き方で、お店の味がおうちで楽しめます。忙しい日の夕食や、急な来客にも重宝しますよ。

冷凍餃子の焼き方(凍ったままが正解)

冷凍餃子の焼き方(凍ったままが正解)

冷凍餃子は、解凍せずに、凍ったまま焼くのが正解です。解凍すると、皮が水分を吸ってべちゃっとなり、餡の水分も出て、破れやすくなります。市販の冷凍餃子も、手作りの冷凍餃子も、凍ったままフライパンへ。

手順は基本の3段階と同じで、2つだけ調整します。1つ目は、水の量をやや多めに(餃子の高さの半分近くまで)。2つ目は、蒸し時間を1〜2分長めに。凍っているぶん、蒸気で中までしっかり火を通すためです。市販品は、パッケージの焼き方に水や油の量が書いてあるので、それに従うのがいちばん確実。手作り餃子を冷凍するときは、バットに間隔をあけて並べて凍らせてから、保存袋にまとめると、皮どうしがくっつきませんよ。

よくある失敗と対策

餃子のよくある失敗と対策

ここまでのポイントを、失敗別にまとめておきますね。困ったときの逆引きに使ってください。

  • 皮がくっついて破れる
    予熱・油の不足か、はがすのが早すぎます。フライパンをしっかり温め、焼き色がつくまで動かさず待ちましょう。
  • べちゃっとしてパリッとしない
    水分の飛ばし不足です。仕上げでフタを取り、水分を完全に飛ばしてから、ごま油でパリッとさせましょう。
  • 焦げたのに中が生っぽい
    蒸しの水が少ないか、火が強すぎます。水は高さの1/3、フタをして中火5〜6分で、蒸気で中まで火を通しましょう。
  • 羽根がうまくできない
    粉水の濃さが合っていません。水100mlに薄力粉小さじ2をよく溶かし、注ぐ直前にもう一度混ぜましょう。

たれとアレンジで広がる餃子

たれとアレンジで広がる餃子

焼き上がったら、たれで楽しみましょう。定番の酢じょうゆ+ラー油のほか、人気なのが「酢こしょう」。酢に黒こしょうをたっぷり挽くだけで、さっぱりと、餃子のうまみが引き立ちます。ポン酢+大根おろしのおろしだれ、みそだれ、柚子胡椒+ポン酢も、味が変わって楽しいですよ。食べるラー油をのせれば、具材の食感も加わって、満足感がぐっと増します。

アレンジなら、同じ餃子で、水餃子やスープ餃子も楽しめます。ゆでてつるんとした水餃子は、皮のもちもち感が主役。鶏がらスープに入れたスープ餃子は、餡のうまみがスープに溶けて、やさしい味わいの一品になります。焼き餃子が余ったら、翌日はスープに入れて温め直すと、おいしく食べ切れますよ🌸

たくさん包んだ日は、焼く前の餃子を冷凍しておくのがおすすめです。バットに間隔をあけて並べて凍らせてから、保存袋にまとめれば、皮どうしがくっつきません。食べたい日に、凍ったまま焼くだけで、包みたてのおいしさが楽しめます。餃子の餡に使うひき肉は傷みやすいので、餡が余ったときは、その日のうちに加熱してそぼろにするか、包み切って冷凍してしまうのが安心。ひき肉の扱いは、ひき肉の保存の記事もあわせて参考にしてくださいね。

★栄養士のワンポイント:たれと塩分の調整のコツ 🍳
たれの工夫でも、塩分を調整できます。
厚労省の日本人の食事摂取基準(2025年版)では成人の食塩目標量は男性7.5g未満・女性6.5g未満なので、酢じょうゆの酢を多めにしたり、酢こしょうにしたりすると、しょうゆが少なめでも、もの足りなさを感じにくくなります。
餃子は餡に下味がついているので、実は、たれを少しつけるだけで十分おいしいんです。
スープ餃子にするときは、スープの塩分も合わせて考えて、薄味に仕上げるのがおすすめですよ。

餃子のたれの相棒に、食べるラー油があると便利です。フライドガーリックのザクザク食感と辛みが、餃子のうまみを引き立てます。冷奴や卵かけごはん、チャーハンにも使えるので、ひとつあると食卓の楽しみが広がりますよ。

高齢者や子供にやさしい餃子

高齢者や子供にやさしい餃子

★現役介護士のコツ
餃子は、かむ力・飲み込む力が弱くなっている方には、少し注意のいる料理です。
焼き餃子のパリッとした皮は、実は口の中やのどに貼りつきやすく、むせや詰まりの原因になる食品です。
日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食学会分類2013」を目安に、医師・管理栄養士・言語聴覚士と連携して形態を選んでくださいね。
ご高齢の方には、焼き餃子より、水餃子やスープ餃子のほうが、皮がやわらかく、水分もあって食べやすいですよ。
焼き餃子を出すときは、小さく切って、スープや汁物と一緒に。
餡はひき肉なので、中心温度75℃で1分以上(または63℃で30分以上)しっかり火が通っていることを必ず確認してください(厚労省の食品衛生基準)。
にんにくやにらの香りが強いと食が進まない方には、餡を鶏ひき肉とキャベツ中心のやさしい味にするのもおすすめです。
作り置きは冷蔵24時間以内、再加熱時は中心温度75℃以上を目安にしてください。
小さなお子さんには、餃子は離乳が完了した1歳以降を目安に、手作りの薄味のものを、小さく切って少量から
市販の餃子は味つけがしっかりしているので、最初は手作りが安心です。
餃子の皮は小麦(特定原材料8品目)から作られ、餡には豚肉・鶏肉・大豆・えびなど、アレルギーが出ることのある食材が使われます
初めて与えるときは、材料を確認して、ごく少量から、体調のよい平日の日中に試して、症状が出たら医療機関に相談してくださいね。

餃子の焼き方でよくある質問

Q1. 羽根つき餃子の羽根は、どう作りますか?

蒸し焼きの水を「粉水」に変えるだけです。水100mlに薄力粉小さじ2をよく溶かして、水の代わりに注ぎ、フタをして蒸し焼きに。仕上げで水分が飛ぶと、溶けた粉がレース状に固まって、パリパリの羽根になります。注ぐ直前に、もう一度よく混ぜるのがコツです。片栗粉でも作れますが、薄力粉のほうが軽い食感の羽根になりますよ。お皿をかぶせてひっくり返せば、お店のような見た目になります。

Q2. 冷凍餃子は、解凍してから焼きますか?

いいえ、凍ったまま焼くのが正解です。解凍すると、皮が水分を吸ってべちゃっとなり、破れやすくなります。凍ったままフライパンに並べて、基本の3段階(焼き→蒸し→仕上げ)で焼きましょう。調整するのは2つだけで、水をやや多めに、蒸し時間を1〜2分長めにします。市販品はパッケージの表示に従うのが確実です。凍っているので、中までしっかり火が通っているか、確認してくださいね。

Q3. 餃子がフライパンにくっつきます。どうすればいいですか?

ポイントは3つです。1つ目は、フライパンをしっかり予熱してから、油をなじませて並べること。冷たいフライパンに置くと、くっつきの原因になります。2つ目は、餃子どうしの間隔をあけること。3つ目は、はがすのを急がないこと。餃子は、しっかり焼き色がつくと自然にはがれます。フライ返しで持ち上げてみて、抵抗があるなら、もう少し焼いて待つのが正解ですよ。

Q4. 餃子の中が生焼けにならないか心配です。

蒸し焼きの工程をしっかりやれば大丈夫です。水を餃子の高さの3分の1まで注ぎ、フタをして中火で5〜6分。蒸気が皮と餡に火を通してくれます。餡はひき肉なので、生焼けは避けたいところ。心配なときは、1個割ってみて、餡の色が変わって、肉汁が透明なら火が通っています。もし生っぽければ、少し水を足して、フタをしてもう1〜2分蒸し焼きにすれば大丈夫ですよ。

まとめ。。。

餃子の焼き方のポイントを、最後にまとめておきますね。

  • 予熱と油でくっつきを防ぐ
    温まったフライパンに、油をなじませてから並べます。
  • 間隔をあけて並べる
    詰めすぎると、皮どうしがくっついて破れます。
  • 焼き→蒸し→仕上げの3段階
    この順番を守るだけで、失敗がぐっと減ります。
  • 水は高さの1/3・フタして5〜6分
    蒸気で餡の中まで、しっかり火を通します。
  • 仕上げは水分を飛ばしてごま油
    パチパチ音ときつね色が、パリッの合図です。
  • 羽根は水100ml+薄力粉小さじ2
    粉水に変えるだけで、お店の羽根つきになります。
  • 冷凍餃子は凍ったまま焼く
    水を多めに、蒸し時間を1〜2分長くします。

餃子焼き方の7つのポイントまとめ

餃子の焼きは、「焼き→蒸し→仕上げ」の3段階を、順番どおりに、あわてずにやるだけ。この流れさえ身につけば、おうちのフライパンで、何度でもパリッとジューシーな餃子が焼けるようになります。羽根つきに挑戦して、家族を驚かせるのも楽しいですよ。おうち餃子の日が、もっとおいしくなりますように。困ったときは、またこの記事を見に来てください🌸

最後までお読みいただきありがとうございました。

フッくんでした!

作り方(極秘レシピ)
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