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りんごの保存方法!長持ち・変色防止・冷凍を料理人20年が完全解説

りんごの保存方法
この記事は約9分で読めます。

料理研究家、料理大好きフッくんです。

シャキシャキ甘酸っぱい、みんな大好きなりんご🍎 でも「しわしわになった」「切ったら茶色くなる」「たくさんもらって使い切れない」と、保存に困ること、ありませんか?

この記事では、料理人20年・栄養士でもある私が、りんごを長持ちさせる保存のコツをお答えします。

  • りんごを長持ちさせたい
    冷蔵で1〜2か月もたせる、1個ずつ包むコツをお伝えします。
  • 切った後の変色を防ぎたい
    塩水やレモンを使う、変色を防ぐコツを紹介します。
  • 冷凍できるか知りたい
    カットやすりおろしで冷凍する、やり方をお伝えします。
  • エチレンを上手に使いたい
    他の果物の追熟に使う方法もお伝えします。

結論から言うと、りんごは「1個ずつポリ袋で包んで冷蔵」が長持ちの基本です。エチレンガスを出すので、包んで密閉するのがポイントですよ🍎

りんごの保存の基本

りんごの保存の基本

りんごは日持ちのする果物ですが、乾燥とエチレンガスに少し注意が必要です。まず基本を押さえましょう🍎

  • 基本は冷蔵で長持ち
    りんごは冷蔵で1〜2か月もちます。乾燥を防ぐため、1個ずつポリ袋に包んで野菜室へ入れましょう。
  • 涼しい時期は常温も可
    冬など涼しい時期は、風通しのよい冷暗所でも保存できます。夏場や暖かい室内では冷蔵がおすすめです。
  • エチレンガスに注意
    りんごはエチレンガスを多く出します。他の野菜と一緒だと傷みを早めるので、包んで密閉するのが大切です。
★現役料理人のコツ:りんごは「1個ずつ包んで」エチレンを閉じ込める🍎
現役料理人として、まずお伝えしたいのがりんごはエチレンガスを多く出す果物ということです。このガスには、果物や野菜の熟成を進めるはたらきがあります。りんご自身も乾燥に弱いので、1個ずつポリ袋に入れて口を閉じ、野菜室で保存するのがコツ。こうすると、りんごの乾燥を防ぎつつ、ガスが他の野菜に広がって傷みを早めるのも防げます。とくに葉物野菜やブロッコリーなどはガスの影響を受けやすいので、りんごとは離して保存しましょう。ひと手間の「包む」で、りんごも周りの野菜も長持ちしますよ。

りんごの冷蔵保存とエチレンの活用

りんごの冷蔵保存と1個ずつ包むコツ

りんごを冷蔵で長持ちさせる方法と、エチレンを上手に使うコツを紹介します🍎

  • 1個ずつポリ袋で密閉
    1個ずつポリ袋に入れて口を閉じ、野菜室へ。乾燥とガスの広がりを防いで、1〜2か月もちます。
  • 追熟させたい果物と一緒に
    固いキウイやアボカド、バナナと一緒に袋に入れると、りんごのガスで追熟が早まります。
  • じゃがいもの芽止めに
    りんごをじゃがいもと一緒に置くと、ガスのはたらきでじゃがいもの芽が出るのを抑えられます。
★栄養士のワンポイント:りんごの成分と特徴🥗
栄養士の目線でお伝えすると、りんごは文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」で果実類に分類され、可食部100gあたり約56kcal・水分約84%・炭水化物約15.5g・食物繊維約1.4g・カリウム約120mgと記載されています。消費者庁の特定原材料8品目・準ずる20品目には、りんごは準ずる20品目に含まれます(バラ科の花粉症の方は口腔アレルギー症候群(OAS)でまれに口や唇のかゆみが出ることがあります)。皮の近くにこれらの成分が多く含まれるので、皮ごと使うなら、よく洗ってから。すりおろしたり加熱したりすると、皮の口当たりも気にならなくなり、皮の赤い色も料理の彩りに使えますよ。

※野菜や果物の鮮度保持袋に入れると、りんごのみずみずしさが長持ちします。1個ずつ包むのに便利で、袋の中の湿度を保ちつつ余分なガスを逃がしてくれるタイプもあります。いろいろな野菜や果物の保存に使えて、食品ロスも減らせて重宝しますよ。

切ったりんごの変色を防ぐ・冷凍保存

切ったりんごの変色防止と冷凍保存

切ったりんごの変色を防ぐコツと、冷凍保存の方法を紹介します🍎

  • 薄い塩水につける
    切ったら、薄い塩水(水1カップに塩少々)に5分ほどつけると変色を防げます。レモン汁でも同じ働きがあります。
  • カットして冷凍
    くし形や角切りにして、塩水やレモン汁にくぐらせ、冷凍用保存袋へ。約1か月もち、コンポートなどに使えます。
  • すりおろして冷凍
    すりおろしてレモン汁を混ぜ、小分けにして冷凍。凍ったままヨーグルトに混ぜたり、離乳食に使えます。
  • -18℃以下・解凍後は再冷凍しない
    厚労省の食品衛生基準を目安に、家庭用冷凍庫(-18℃以下)で約1か月・解凍後の再冷凍はNG・ジャムやコンポート、焼きりんごなど加熱調理に使うときは中心温度75℃で1分以上しっかり加熱しましょう。
★栄養士のワンポイント:りんごの変色は「酵素的褐変」🥗
栄養士の目線でお伝えすると、切ったりんごが茶色くなるのはポリフェノール成分が、酵素(ポリフェノールオキシダーゼ)と空気中の酸素で酸化される「酵素的褐変」という現象です。褐変そのものは色の変化で、変色部分を取り除けば料理に使えますが、においやぬめり、カビが出たものは食中毒予防の観点から処分してくださいね。薄い塩水やレモン汁につけると、酸性環境で酵素の働きが弱まり、ビタミンCの抗酸化作用もあわさって変色を防げます。塩水は塩味がつかない程度のごく薄いもので十分。すぐ食べるなら、切ったらすぐ食べるのがいちばんきれいですよ。
冷凍用保存袋(ジップロック)
created by Rinker

※冷凍用の保存袋があると、カットしたりんごやすりおろしの冷凍に便利です。しっかり密閉できて霜がつきにくく、平らにして冷凍すれば場所も取りません。使う分だけ取り出せるよう、小分けにして入れておくと便利ですよ。

りんごの保存期間の目安

りんごの保存期間の早見表

りんごの保存方法別の、日持ちの目安をまとめました。参考にしてくださいね🍎

保存方法保存期間の目安ポイント
常温涼しい時期で約2週間冷暗所・夏場は冷蔵へ
冷蔵(1個ずつ包む)約1〜2か月ポリ袋で密閉・エチレンを封じる
冷凍(カット・すりおろし)約1か月塩水やレモンで変色防止

※保存状態や品種、季節によって変わります。早めに使い切るのが安心です。

りんごを使い切るアイデア

りんごを使い切るアイデア

たくさんあるときや、少し鮮度が落ちてきたときは、加熱調理で楽しむのがおすすめです🍎

  • 焼きりんご・コンポート
    バターと砂糖で焼いたり、砂糖で煮たコンポートに。やわらかく甘くなり、少し鮮度が落ちたりんごも活用できます。
  • りんごジャム
    刻んで砂糖とレモンで煮ればジャムに。日持ちして、パンやヨーグルトに使えます。使い切りに便利です。
  • サラダ・すりおろし
    薄切りでサラダに、すりおろしてドレッシングやカレーの隠し味に。甘みとコクが加わります。
★現役料理人のコツ:少し鮮度が落ちたら「加熱」でおいしく🍎
現役料理人として、鮮度が少し落ちたりんごの使い方をお伝えします。しわが出たり食感が落ちたりんごは、加熱するとおいしく生まれ変わります。焼きりんごやコンポート、ジャムにすると、やわらかく甘みが引き立ちます。煮るときは、レモン汁を少し加えると色よく仕上がり、砂糖は好みで調整を。皮ごと煮ると、皮の赤い色がにじんで、きれいなピンク色のコンポートになります。カレーやハヤシライスの隠し味に、すりおろしを加えるのもおすすめ。生で食べきれないときは、加熱でおいしく使い切ってくださいね。

※切ったりんごやジャム、コンポートは、密閉できる保存容器に入れると鮮度を保てて便利です。塩水につけたりんごの保存にも使えます。中身が見えるので、使い切りの管理もしやすく、冷蔵庫の整理にも役立ちますよ。

りんごの鮮度の見分け方

りんごの新鮮なものと傷んだものの見分け方

買うときも保存中も役立つ、りんごの鮮度の見分け方をお伝えします🍎

新鮮なりんごの特徴

  • 皮にハリとつやがある
    皮がピンとして、つやのあるものが新鮮です。しわが寄っていないものを選びましょう。
  • 持つとずっしり重い
    手に持ってずっしり重いものは、水分が多くみずみずしい証拠。軽いものは水分が抜けています。
  • お尻まで色づいている
    おしり(軸の反対側)まで色づき、軸がしっかりしているものが完熟でおいしいです。

傷んだりんごのサイン

  • しわしわ・ぶよぶよ
    皮がしわしわになったり、押すとぶよぶよ柔らかいものは、鮮度が落ちています。早めに加熱して使いましょう。
  • 茶色い斑点や変色
    茶色い斑点が広がったり、中が茶色く変色したものは傷んでいます。ひどい部分は取り除きましょう。
  • カビ・異臭がある
    カビが生えたり、発酵したようなにおいがしたら、食べずに処分してください。

高齢者・子供にりんごを食べさせるときの工夫

高齢者・子供にりんごを食べさせるときの工夫

りんごは固く、皮もあるので、高齢の方や小さなお子さんには、食べやすくするひと工夫が必要です🍎

★現役介護士のコツ:すりおろす・加熱する・薄く小さく
私は現役介護士でもあります。りんごは固く、生のままだと噛み切りにくく、高齢の方は生のかたまりや厚切りだと、のどに絡む窒息リスクが高い食品(消費者庁の窒息注意喚起食品)です。すりおろすか、煮りんごや焼きりんごにして、やわらかくすると食べやすくなります。生で出すときは、皮をむいて薄く小さく(5mm厚以下の薄切りや1cm角以下)切りましょう。皮は誤嚥しやすいので、むいてあげると安心です。日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食学会分類2013」を目安に、医師・管理栄養士・言語聴覚士と連携して形態を選んでくださいね。作り置きは冷蔵24時間以内、再加熱時は中心温度75℃以上を目安にしてください。
小さなお子さんにも、りんごは固いので、すりおろすか薄く小さく切って与えます。1歳未満のお子さんには、離乳初期(生後5〜6か月)ごろから、すりおろして加熱したものを少量ずつ。加熱するとやわらかく甘くなり、消化にもやさしくなります。生のかたまりは、乳幼児の窒息事故のリスクが高い食品として消費者庁も注意を呼びかけているので、月齢が進んでも大きさに気をつけて、目を離さないようにしてくださいね。

りんごの保存に関するよくある質問

Q1.りんごを長持ちさせるコツは?

1個ずつポリ袋で包んで冷蔵することです。りんごはエチレンガスを多く出し、乾燥にも弱いので、包んで密閉すると1〜2か月もちます。他の野菜への影響も防げます。涼しい時期なら、冷暗所での常温保存もできますよ。

Q2.切ったりんごが茶色くなるのを防ぐには?

薄い塩水かレモン汁につけます。水1カップに塩少々のごく薄い塩水に5分ほど、またはレモン汁をからめると、酸化による変色を防げます。お弁当やサラダに入れるときに便利ですよ。すぐ食べるなら、切ってすぐが色もきれいです。

Q3.りんごは冷凍できる?

冷凍できます。くし形や角切り、すりおろしにして、塩水やレモン汁で変色を防いでから冷凍用保存袋へ。約1か月もちます。食感は変わるので、コンポートやジャム、スムージー、ヨーグルトに混ぜるなど、加熱や凍ったまま使うのがおすすめです。

Q4.りんごと一緒に置くと良いもの・悪いものは?

じゃがいもは一緒で大丈夫、葉物は避けましょう。りんごのエチレンガスは、じゃがいもの芽止めに役立ちます。逆に、葉物野菜やブロッコリー、バナナなどは傷みや熟成が早まるので、離すか、りんごを包んで保存しましょう。

追熟する果物の保存や、変色防止のレモン、嚥下しやすい汁物の記事も合わせてご覧くださいね 👇

まとめ。。。

今回の記事のポイントをまとめますね。

  • 基本は1個ずつ包んで冷蔵
    乾燥とエチレンを防ぎ1〜2か月もちます。
  • 涼しい時期は冷暗所でも
    夏場や暖かい室内は冷蔵がおすすめ。
  • エチレンは追熟や芽止めに活用
    キウイと一緒に、じゃがいもの芽止めに。
  • 切ったら塩水かレモンで変色防止
    酸化による茶色い変色を防げます。
  • 冷凍はカットかすりおろしで
    変色を防いで約1か月もちます。
  • しわ・ぶよぶよ・カビは傷んだサイン
    斑点や異臭があるものは処分します。
  • 高齢者や子供はすりおろす・加熱
    固いので喉に詰まらせないよう小さく。

りんごを使った料理の完成イメージ

皆さん、りんごの保存、イメージがわきましたか?1個ずつ包んで冷蔵、切ったら塩水かレモン——これでりんごを長くおいしく使えますよ🍎 甘酸っぱいりんごを無駄なく楽しんでくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

フッくんでした!

保存方法
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