料理研究家、料理大好きフッくんです。
マヨネーズって、冷蔵庫にあって当たり前の調味料ですよね。
でも、開けてからどのくらいもつのか、冷蔵庫のどこに置けばいいのか、はっきり知らないまま使っている方も多いと思います。
実は、マヨネーズは「冷やしすぎ」に弱い調味料なんです。
こんなお悩み、ありませんか?
- 開封後いつまで使えるか分からない
気づけば冷蔵庫の奥にあって、いつ開けたのか思い出せない。 - 油が浮いて分離してしまった
振っても混ぜても、元のなめらかさに戻らない。 - 冷凍や常温で置いていいのか迷う
買い置きや使いかけを、どこに置けば正解なのか分からない。
この記事では、現役料理人20年・寿司職人20年で栄養士でもある私が、マヨネーズの保存方法をまとめてお伝えします。
開封前と開封後の置き場所、冷凍できない理由、分離したときの対処、傷んだサインまで、順番に見ていきましょう。

マヨネーズの保存方法の基本
先に結論をお伝えしますね。
マヨネーズは、開封前は常温、開封後は冷蔵庫で保存します。
そして、冷凍はできません。
この3つさえ押さえておけば、大きな失敗はしません。
- 開封前は常温
直射日光を避けた、涼しい場所に置きます。 - 開封後は冷蔵庫で1か月を目安に
冷えすぎない場所に置いて、早めに使い切ります。 - 冷凍はできません
油が分離して、解凍しても元には戻りません。
マヨネーズは卵と油と酢が主な材料で、保存料などは使えないと決まりで定められている調味料です。
だからこそ、置き場所と使い方で品質を守ることが大切なんです。
開けたら冷蔵庫が必要な理由
開ける前のマヨネーズは、しっかり密閉された状態で守られています。
一度開けると、空気にふれたり、口のまわりに料理の汚れがついたりして、少しずつ風味が落ちていきます。
冷蔵庫で温度を低く保ち、1か月を目安に使い切るのはそのためです。
マヨネーズの保存期間の早見表

保存場所と日持ちの目安を、表にまとめました。
開封後の「1か月」は、キユーピーも味の素も案内している目安です。
手作りのマヨネーズは市販品とは別物なので、分けて考えてください。
| 状態 | 保存場所 | 日持ちの目安 |
|---|---|---|
| 開封前 | 常温(直射日光を避けた涼しい場所) | 表示の賞味期限まで |
| 開封後 | 冷蔵庫(1〜10℃・冷えすぎない場所) | 1か月を目安 |
| 冷凍 | できません | 分離して元に戻りません |
| 手作り | 冷蔵庫 | 作ったその日のうちに |
賞味期限は、開けていない状態で、表示どおりに保存したときにおいしく食べられる期限です。
一度開けたら、表示の期限がまだ先でも、開封から1か月を目安に使い切りましょう。
開封前のマヨネーズは常温で保存

開ける前のマヨネーズは、冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。
スーパーでも、常温の棚に並んでいますよね。
ただ、「常温ならどこでもいい」というわけではありません。
高温と直射日光を避ける
コンロのそばや日の当たる窓辺、夏の車の中などは避けてください。
油の多い調味料なので、熱や光で風味が落ちやすいんです。
食器棚やパントリーなど、涼しくて暗い場所が向いています。
買い物帰りは保冷剤から離す
意外な落とし穴が、買い物袋の中です。
マヨネーズは0℃以下になると油が分離するので、保冷剤や冷凍食品とぴったりくっつけて持ち帰らないようにしましょう。
袋の中では、冷たいものから少し離して入れるのがオススメです。
賞味期限の表示を確かめる
キユーピーのマヨネーズなら、賞味期限はキャップの天面と外袋の裏面に印字されています。
買い置きをするときは、期限の近いものを手前に置き、古いものから使っていきましょう。
開封後のマヨネーズは冷えすぎない所で冷蔵

開封したら、キャップをしっかり閉めて冷蔵庫へ入れます。
キユーピーは、開封後は冷蔵庫(1〜10℃)で保存し、1か月を目安に使うよう案内しています。
ポイントは、冷蔵庫の中でも「冷えすぎない場所」を選ぶことです。
ドアポケットか野菜室が目安
冷気の吹き出し口の近くやチルド室は、0℃近くまで冷えることがあり、分離の原因になります。
キユーピーは冷気の当たらないドアポケットあたりを、味の素は温度が下がりすぎない野菜室をすすめています。
ドアポケットがかなり冷える冷蔵庫もあるので、ご家庭の冷蔵庫で冷えすぎない場所を選んでください。
使ったらすぐ戻して、口をきれいに
使い終わったら、口のまわりをキッチンペーパーで拭いてからキャップを閉めます。
テーブルに出しっぱなしにせず、使ったらすぐ冷蔵庫へ戻すのが基本です。
開けた日をキャップに油性ペンで書いておくと、1か月の目安を守りやすくなります。
料理にマヨネーズを使うときは、使う分だけ先に小皿へ出しておきます。
ボトルから直接たくさん出すより量がつかみやすく、ボトルの口も汚れにくいので、残りをきれいに保てます。
出した分を使い切ったら、ボトルはすぐ冷蔵庫へ戻すのが習慣です。
マヨネーズは冷凍できる?分離の対処

作り置きのように、マヨネーズも冷凍できたら便利ですよね。
でも、マヨネーズは冷凍に向かない調味料です。
その理由は、マヨネーズのなめらかさを生んでいる「乳化」という仕組みにあります。
冷凍できない理由は「乳化」
マヨネーズは、本来は混ざらない油と酢を、卵の力で細かい粒のまま結びつけた調味料です。
この状態を乳化といいます。
0℃以下になるとこの結びつきが崩れて油が分かれてしまうので、冷凍はできません。
マヨネーズで和えた料理も同じで、冷凍すると分離して水っぽくなります。
分離したマヨネーズは元に戻らない
油が浮いて分かれてしまったマヨネーズは、振っても混ぜても元には戻りません。
キユーピーは分離したものは元に戻らないと案内していて、味の素は分離したマヨネーズを食べるのは控えるよう案内しています。
私も、分離したものは料理に使わず、処分するようにしています。
分離は、冷えすぎで起こることがほとんどです。
だからこそ、分離させない習慣がいちばんの対処になります。
分離を防ぐ3つの習慣
- 冷気の吹き出し口とチルド室を避ける
冷蔵庫の中でも、0℃近くまで冷える場所には置きません。 - 買い物帰りは保冷剤から離す
冷凍食品や保冷剤とくっつけて運ばないようにします。 - 冬の寒い車内や屋外に置かない
寒い時期は、置きっぱなしにした場所が0℃以下になることもあります。
手作りマヨネーズの保存

卵と油と酢があれば、マヨネーズは家でも作れます。
できたては香りがよく、市販品とはまた違ったおいしさがありますよね。
ただ、保存の考え方は市販品とまったく別物です。
手作りは作ったその日のうちに
手作りのマヨネーズは、家庭の生の卵をそのまま使います。
新鮮な卵を使い、清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存し、作ったその日のうちに食べきるのが基本です。
作り置きには向かないので、使う分だけ作りましょう。
出さない方を決めておく
生の卵を使う手作りのマヨネーズは、2歳以下のお子さんや高齢の方、妊娠中の方には出さないようにしましょう。
高齢の方や妊娠中の方と食べる日は、市販のマヨネーズを使うと安心です。
傷んだマヨネーズの見分け方

開封から時間がたったマヨネーズや、置き場所が合っていなかったマヨネーズは、見た目やにおいに変化が出てきます。
使う前に、次のポイントを確かめてください。
新鮮なマヨネーズ
- クリーム色でつやがある
全体が同じ色で、表面につやがあります。 - なめらかで分かれていない
絞ると、途切れずになめらかに出てきます。 - いつもの酢の香り
やわらかい酸味の香りがします。
傷んだサイン
- 色が濃くなっている
黄色っぽく濃くなったり、茶色っぽく変わったりしている。 - いつもと違うにおいがする
油っぽいにおいや、つんと鼻をつく強いにおいがする。 - 油が浮いて分かれている
分離したものは元に戻らないので、使わない。 - カビや異物が見える
口のまわりや表面に、黒や緑の点がある。
ひとつでも当てはまったら、もったいなくても使わないでください。
迷ったら使わない、が保存の基本です。
マヨネーズを使い切るアイデア

1か月の目安を守るには、サラダ以外にも出番を増やすのが近道です。
マヨネーズは加熱してもおいしく、料理にコクを出す調味料としても使えます。
私がよく使う方法を紹介しますね。
サラダ以外の出番を増やす
- 肉を焼くときの油の代わりに
フライパンでマヨネーズを溶かしてから豚肉を焼くと、コクが出てしっとり仕上がります。 - 卵料理に少し混ぜる
炒り卵やオムレツの卵液に少し加えると、ふんわりやわらかくなります。 - パンに塗って焼く
トーストに薄く塗って焼くと、香ばしい焼き色がつきます。 - 魚のホイル焼きにのせる
鮭などの切り身にのせて焼くと、身がパサつきにくくなります。
豚肉をマヨネーズで焼く方法は、豚の生姜焼きの作り方の記事でも詳しく紹介しています。
豚の薄切りを炒めるときは、炒め油の代わりにマヨネーズを入れてから炒めると、格段においしくなります。
弱めの中火で溶かし、ふつふつしてきたら肉を入れるのが合図です。
生姜焼きにも回鍋肉にも使える、マヨネーズを最後までおいしく使い切る私の技です。
1か月で使い切れる大きさを選ぶ
大きなボトルは割安ですが、使い切る前に1か月を過ぎてしまっては元も子もありません。
家族の人数が少ないご家庭や、マヨネーズをあまり使わないご家庭は、小さめのボトルを選ぶほうが結局おいしく使い切れます。
買うときに「1か月で使い切れるか」を考えるのも、立派な保存のコツです。
マヨネーズの栄養と上手なとり方

栄養士として、マヨネーズの栄養も押さえておきますね。
日本食品標準成分表(八訂)では、全卵型のマヨネーズは100gあたり668kcalで、そのうち脂質が76.0gです。
重さの約4分の3が脂質という、エネルギーの高い調味料なんです。
大さじ1あたりのカロリーや種類ごとの違いは、マヨネーズ大さじ1の記事で詳しくまとめています。
使う量を知っておくと、使いすぎを防ぎやすくなります。
マヨネーズは卵を使っているので、特定原材料の卵を含みます。
商品によっては原材料の油に大豆、酢にりんごが使われていることもあるので、食物アレルギーのあるご家族がいるときは表示を確かめてください。
マヨネーズは上からかけると、思った以上の量になりがちです。
小皿に量ってから和えると、少ない量でも全体に味が行き渡ります。
脂質や塩分の指示を受けている方は、かかりつけの先生の指示を優先してください。
高齢者や子供にやさしいマヨネーズの使い方

マヨネーズは、パサつきやすいおかずをしっとりまとめてくれる、家族の食卓で頼りになる調味料です。
一方で、小さなお子さんに使うときは、年齢に合わせた線があります。
高齢の家族に使うとき
ゆで卵や焼き魚、ゆでた野菜など、口の中でまとまりにくいものは、マヨネーズで和えるとまとまりやすくなります。
油分が食べ物をしっとり包むので、パサついたものが口の中で散らばりにくくなるんです。
家族が何人も使う冷蔵庫では、いつ開けたのかが分からなくなりがちです。
開けた日を大きく書いておき、1か月を目安に入れ替えてください。
小さなお子さんに使うとき
マヨネーズは卵を使った調味料なので、1歳未満の離乳食には使いません。
1歳を過ぎてからも、はじめは少量を加熱して使い、卵アレルギーがないかを確かめながら進めてください。
手作りのマヨネーズは、小さなお子さんには出さないようにしましょう。
私は現役介護士でもあります。
小さな字の日付は、高齢の方には読みにくいものです。
キャップに太いペンで開封日を大きく書いておけば、家族の誰が見てもすぐ分かります。
パサつくおかずの日は、マヨネーズでしっとり和えた一品に置き換える日があっていい。
マヨネーズの保存でよくある質問
最後に、マヨネーズの保存についてよくいただく質問にお答えします。
Q1. 開封から1か月過ぎたら使えない?
1か月は、おいしく使える目安です。
過ぎたものは色やにおい、分離がないかを確かめて、少しでも気になれば使わないでください。
Q2. 夏に常温で出しっぱなしにした
長い時間、暑い部屋に置いたマヨネーズは、風味が落ちている心配があります。
見た目やにおいに変化があれば使わないでください。
食卓では使う分だけ小皿に出して、ボトルはすぐ冷蔵庫へ戻すと安心です。
Q3. ポテトサラダは冷凍できる?
冷凍は向きません。解凍するとマヨネーズが分離して、じゃがいももスカスカになります。
ポテトサラダの作り方の記事では、冷蔵2日以内の目安と、作り置きするなら和える前で止める方法を紹介しています。
Q4. 残り少なく絞りにくいときは?
ボトルに空気を入れてキャップを閉め、逆さにして冷蔵庫に入れておくと、マヨネーズが口のほうに集まってきます。
最後の少しは、パンに塗って焼いたり、肉を焼く油の代わりにしたりして使い切ってくださいね。
Q5. 賞味期限切れの未開封は使える?
賞味期限は、おいしく食べられる期限です。
過ぎたものを使うなら、開けたときに色やにおい、分離がないかを確かめ、少しでも気になれば使わないでください。
期限の近いものから使う習慣をつけておくと、こうした迷いが減ります。
まとめ。。。

マヨネーズの保存方法を、開封前から開封後、分離や傷んだサインまでまとめました。
- 開封前は常温の涼しい場所
コンロのそばや日の当たる場所は避けます。 - 開封後は冷蔵庫で1か月が目安
開けた日をキャップに書いておきます。 - 冷えすぎない場所に置く
ドアポケットか野菜室が目安です。 - 冷凍はしない
乳化が崩れて、元には戻りません。 - 分離したものは使わない
振っても混ぜても戻らないので処分します。 - 傷んだサインを確かめる
色・におい・分離・カビを見て、迷ったら使いません。 - 加熱料理で使い切る
肉を焼く油の代わりやトーストにも使えます。
マヨネーズは毎日のように使うからこそ、置き場所がそのまま味の差になります。
今日、冷蔵庫を開けたら、マヨネーズの場所とキャップの日付をちょっと確かめてみてくださいね。
それだけで、最後の一絞りまでおいしく使えるはずだよ。
フッくんでした!
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