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夏祭りの介護食献立7選!屋台メニューを栄養士×現役介護士が完全解説

夏祭りの介護食献立7選 アイキャッチ
この記事は約11分で読めます。

料理研究家、栄養士、現役介護士のフッくんです。

夏祭りの季節になると、屋台のたこ焼きやかき氷、フランクフルトの香ばしい匂いが恋しくなりますよね。
でも、ご高齢のお父様・お母様が施設や自宅で過ごされていると、「もう屋台の味は楽しめないのかな」と寂しく感じることもあると思います。
正直に言うと、屋台メニューは皮が硬い・粘り気が強い・大きな氷など、嚥下に不安のある方には誤嚥や窒息のリスクが高い食べ物が多いんです。
栄養士&現役介護士として介護の現場に立つ私が、屋台気分を家庭で安全に楽しめる介護食献立を考えました。
今日は、ご高齢のご家族にも夏祭りの楽しさを届けるための介護食献立7選を、栄養士×現役介護士の視点で完全解説していきますね。

この記事を読めば、こんなことが分かりますよ。

  • 夏祭りの屋台メニューと介護食の注意点
    窒息リスクの高い屋台食と安全に楽しむコツ
  • 夏祭りの介護食献立7選
    やわらかたこ焼き・かき氷風シャーベット・つくねなど屋台アレンジ
  • 夏祭り食材のUDF区分早見表
    各メニューの区分と調理ポイントが一目で分かる
  • 夏祭りの介護食献立例A・B(栄養成分付き)
    賑わいプレートと嚥下配慮プレートの完全構成
  • 屋台メニューを家庭で安全に楽しむ調理ポイント
    誤嚥を防ぐ刻み方・とろみのつけ方
  • 夏祭りの介護食で避けたいNG食材3選
    りんご飴・綿あめなど窒息リスクの高い食材と代替案

ぜひ最後まで読んでみてください。

夏祭りの屋台メニューと介護食の注意点

夏祭り 介護食 献立 7選

夏祭りの楽しみといえば、なんといっても屋台の食べ物
たこ焼き、フランクフルト、かき氷、りんご飴…どれも子供から大人まで愛される定番ですよね。

屋台メニューに潜む介護食リスク

ただ、現役介護士として介護の現場に立つと、屋台メニューには嚥下面で気をつけたい食材が多いことが見えてきます。
具体的なリスクをまとめると、こんな感じです。

  • 硬い飴(りんご飴・あんず飴)
    表面の固い飴コーティングは、噛む力が弱い方には危険
  • 粘り気の強いお菓子(綿あめ・ねりあめ)
    口の中で固まり、喉に張り付く可能性
  • 大きな氷(かき氷)
    急に冷たいものを摂ると咳き込みやすく、大きな氷は窒息リスクも
  • 皮の硬いソーセージ(フランクフルト)
    皮を噛みちぎるのが難しく、丸呑みで窒息事故も
  • 粒のままのコーン
    球状で気管に入りやすく、誤嚥リスクが高い

でも諦めなくて大丈夫!家庭でアレンジすればOK

正直に言うと、屋台で買ったものをそのまま食べるのは介護食では難しいケースが多いです。
でも、同じ味を家庭でアレンジすれば、嚥下に配慮しながら屋台気分を楽しめます
本記事では、屋台の定番メニューを介護食視点でアレンジした7選をご紹介していきますね。

★栄養士のワンポイント
🌿 夏祭りメニューを介護食で楽しむ時のコツは、「屋台の雰囲気」と「安全な食感」を両立させること
串に刺す・小さなカップに盛る・青のりや紅生姜で彩りを足すなど、見た目の演出を工夫すれば、家庭の食卓も一気にお祭りモードになりますよ🌿

夏祭りの介護食献立7選

ここからは、屋台気分を家庭で楽しめる介護食献立7選を詳しくご紹介していきますね。

①やわらかたこ焼き風

夏祭り 介護食 やわらかたこ焼き風

屋台の主役・たこ焼きは、生地を柔らかめに焼き、たこを細かく刻むのがポイント。
通常のたこ焼きはたこが大きく、噛み切れずに丸呑みしてしまうと窒息リスクがあります。
たこは5mm角程度に細かく刻み、生地もしっかり中まで火を通して柔らかく仕上げると、UDF区分2〜3(歯ぐきでつぶせる〜舌でつぶせる)の食べやすさになりますよ。

②かき氷風シャーベット

夏祭り 介護食 かき氷風シャーベット

屋台のかき氷は、大きな氷で噛みにくく、急に冷たいものを摂ると咳き込みやすいので注意が必要です。
そこでオススメなのが、フルーツピューレを凍らせたシャーベット
口の中で自然に溶けるので、氷のような硬さがなく、安全に冷たさを楽しめます。
いちご・桃・メロンなど、夏のフルーツを使えば屋台気分も満点です。

③やわらか焼きそば(刻み麺)

夏祭り定番の焼きそばは、麺を3〜4cmに刻んで、とろみあんで和えるのがコツ。
通常の焼きそばは麺をすすり込むため、噛む力が弱い方には食べにくい料理。
麺を短く刻み、キャベツや人参も細かく切って、とろみのあるあんで全体をまとめると、食塊が形成しやすくなり安全に食べられます

④フランクフルト風つくね

夏祭り 介護食 フランクフルト風つくね

屋台のフランクフルトは皮が硬く、丸呑みでの窒息事故も多い食材です。
代わりに、鶏ひき肉のやわらかつくねを串に刺せば、屋台気分はそのままに安全度がぐっと上がります。ただし竹串の先端は尖っていて口の中をケガするリスクがあるので、提供時は串から外して盛り付けるか、先端の丸いプラスチック製のピック(100均のお弁当用ピックなど)に替えるとより安心です。
食中毒対策のため、必ず中心まで75℃以上で1分以上加熱してくださいね。
タレはケチャップやマスタード(ご家族が辛さに弱い場合はマスタード抜き)で屋台感を演出できます。

⑤お好み焼きのとろみあん仕立て

お好み焼きも夏祭り屋台の定番。
家庭で介護食として作る時は、キャベツを細かく刻んで生地を柔らかめに焼き、上にとろみあんをかけるのがオススメ。
普通のお好み焼きはやや硬く弾力があるので、とろみあんでしっとりさせると食べやすくなります。
青のり・紅生姜・かつおぶしのトッピングで屋台気分も忘れずに。

⑥冷やし甘酒ゼリー

夏祭り 介護食 冷やし甘酒ゼリー

屋台のラムネや冷たい飲み物の代わりにオススメなのが、米麹甘酒のゼリー
甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれ、夏バテ対策をサポートする栄養価の高い飲み物。
ノンアルコールの米麹タイプを選び、ゼラチンでなめらかなゼリーに仕上げれば、UDF区分3〜4(舌でつぶせる〜かまなくてよい)の優しいデザートになりますよ。

⑦やわらかコーン茶巾絞り

屋台のとうもろこしは、粒のままだと球状で気管に入りやすく、誤嚥リスクの高い食材。
そこで、コーンを裏ごししてなめらかなクリーム状にし、茶巾絞りで形を整える方法がオススメ。
バターと牛乳を少し加えると、お祭りの焼きとうもろこしの香ばしさは再現できませんが、コーンの自然な甘みを安全に楽しめる優しい一品になりますよ。

★現役介護士のコツ
🥄 夏祭りの介護食で大切なのは、「お祭りの賑わい」を食卓で演出すること
紙の提灯やうちわを食卓に添えたり、串に刺すだけで「屋台」っぽさが一気に出ます。ご利用者様が「お祭りだね」と笑顔になってくださる瞬間が、現役介護士としての一番のやりがいですよ🥄
★現役料理人のコツ
🍳 たこ焼きの生地を柔らかく作る時は、通常のレシピより水を1.5倍量に増やすのがコツ。
さらに山芋のすりおろしを少し加えると、ふんわりトロッとした食感になります。料理人として20年やってきた経験から言うと、ここの配合が屋台の味との差を埋める鍵ですよ🍳

夏祭り食材のUDF区分早見表

夏祭りの介護食7メニューのUDF区分と調理ポイントを早見表にまとめました。

メニューUDF区分学会分類2013調理ポイント
やわらかたこ焼き風UDF区分2〜3学会分類3〜2-2生地を柔らかく、たこは5mm角に刻む
かき氷風シャーベットUDF区分3学会分類2-2フルーツピューレを凍らせる
やわらか焼きそば(刻み麺)UDF区分3学会分類2-2麺を3〜4cm刻み、とろみあん
フランクフルト風つくねUDF区分2学会分類3鶏ひき肉、中心まで75℃以上で加熱
お好み焼きのとろみあん仕立てUDF区分2〜3学会分類3〜2-2キャベツ細かく、あんかけ
冷やし甘酒ゼリーUDF区分3〜4学会分類2-2〜2-1ゼラチンでなめらかゼリー
やわらかコーン茶巾絞りUDF区分3〜4学会分類2-2〜2-1裏ごししてクリーム状に

UDF区分は「ユニバーサルデザインフード」の区分で、UDF1(容易にかめる)〜UDF4(かまなくてよい)の4段階。
ご家族がどの区分に当てはまるか分からない場合は、かかりつけ医や言語聴覚士に相談すると安心ですよ。

栄養士が考えた夏祭りの介護食献立例A・B

ここからは、栄養士として実際に組み立てた夏祭りの介護食献立例2パターンをご紹介します。

献立例A:夏祭りの賑わいプレート(UDF区分2〜3対応)

🎆 比較的しっかり食べられる方向けの、屋台気分たっぷりのプレートです。

献立構成
・主菜:やわらかたこ焼き風(3個)
・副菜:フランクフルト風つくね(2本)
・もう一品:お好み焼きのとろみあん仕立て
・デザート:かき氷風シャーベット

栄養成分(1人前)
・エネルギー:610kcal
・たんぱく質:24.5g
・脂質:24.8g
・炭水化物:73.2g
・食物繊維総量:6.4g
・カルシウム:142mg
・ビタミンC:22mg
・食塩相当量:3.8g

夏祭り 介護食 献立例A 賑わいプレート

献立例B:嚥下配慮の夏祭りプレート(UDF区分3〜4対応)

🌿 嚥下により配慮が必要な方向けの、やさしい夏祭りプレートです。

献立構成
・主菜:やわらか焼きそば(刻み麺・とろみあん)
・副菜:やわらかコーン茶巾絞り
・もう一品:お好み焼きのとろみあん仕立て(さらに細かく刻み)
・デザート:冷やし甘酒ゼリー

栄養成分(1人前)
・エネルギー:590kcal
・たんぱく質:18.2g
・脂質:15.5g
・炭水化物:95.4g
・食物繊維総量:5.8g
・カルシウム:105mg
・ビタミンC:18mg
・食塩相当量:3.4g

献立例Aは比較的しっかり食べられる方向け、献立例Bは嚥下により配慮が必要な方向けの構成です。
ご家族の状態に合わせて、メニューの刻み方やとろみの強さを調整してくださいね。

トロメイクSPは、夏祭りメニューを安全に仕上げるための必須アイテム。お好み焼きのあんかけ、焼きそばのとろみ、冷たい飲み物のとろみ付けまで、夏の介護食づくり全般で大活躍します。だまになりにくく、時間が経っても安定したとろみが続くので、安心して使えますよ。

屋台メニューを家庭で安全に楽しむ調理ポイント

ご高齢のご家族にも夏祭り気分を届けるための調理ポイントをまとめました。

  • ①食材は5mm〜1cm角に細かく刻む
    たこ・ソーセージ・キャベツなど、噛む力が必要な食材は事前に細かく
  • ②とろみで食塊を形成しやすく
    あんかけ・とろみだしで麺や具材をまとめると誤嚥防止に
  • ③肉類は中心まで75℃以上で加熱
    つくね・たこ焼きの具材は食中毒対策のためしっかり加熱
  • ④冷たいものは口溶けの良いものに
    大きな氷は避け、シャーベット・ゼリーで涼しさを演出
  • ⑤屋台の雰囲気を演出
    串に刺す・小さなカップに盛る・うちわや提灯を添えてお祭り感UP
★栄養士のワンポイント
🌿 夏は食欲が落ちやすい時期ですが、「楽しい」と感じられる食事は食欲を引き出してくれるのが栄養士視点の発見。
普段は小食な方でも、お祭り気分のプレートだと「もう一口食べてみようかな」という気持ちになって頂けることが多いんです🌿

無香料・無着色のかき氷シロップは、介護食のシャーベットづくりに安心して使える一本。合成着色料が気になる方や、糖尿病の方の食事制限を考える時にも、シンプルな原材料の商品を選ぶと安心です。フルーツピューレと組み合わせて、夏祭り気分のデザートづくりに活用してくださいね。

夏祭りの介護食で避けたいNG食材3選

最後に、夏祭りの介護食で避けていただきたい食材を3つご紹介します。
ご家族の安全のために、ぜひ参考にしてくださいね。

  • ①りんご飴・あんず飴
    表面の固い飴コーティングは、噛む力が弱い方には歯が折れる・喉に詰まるなどのリスクが非常に高い食材です。代わりに、りんごやあんずをやわらかく煮たコンポートで、果物の甘さを楽しんでもらいましょう。
  • ②綿あめ(わたあめ)
    綿あめは口の中で固まり、喉に張り付く可能性がある食材です。代わりに、口溶けの良いフルーツシャーベットや、ふんわりとしたムースで「ふわふわ感」を演出すると安全に楽しめます。
  • ③大きなかき氷の氷
    屋台のかき氷は氷の粒が大きく、誤嚥や窒息のリスクが高い食材です。フルーツピューレを凍らせて作るシャーベットなら、口溶けが良く安全に冷たさを楽しめます。

家庭用たこ焼き器があると、夏祭りの主役・たこ焼きを家庭で安全に再現できます。屋台のたこ焼きと違って、自分でたこを細かく刻んで入れられるので、介護食としての安全性もコントロールできるのが嬉しいポイント。ご家族みんなでワイワイ作れば、それだけで夏祭り気分も味わえますよ。

夏祭りの介護食に関するQ&A

最後に、夏祭りの介護食についてよくいただく質問にお答えしますね。

Q1:夏祭りの屋台メニューは介護食でどう楽しめる?

A:屋台で買ったものをそのまま食べるのは難しい場合が多いですが、家庭でアレンジすれば屋台気分を楽しめます
たこ焼き・焼きそば・お好み焼きなどは、具材を細かく刻んで生地を柔らかくすることで介護食にアレンジ可能。
本記事の7選を参考に、ご家族の嚥下状態に合わせて調整してくださいね。

Q2:屋台のフランクフルトは介護食で食べられる?

A:市販のフランクフルトは皮が硬く、丸呑みでの窒息リスクが高いため、基本的には避けるのが安全です。
代わりに、鶏ひき肉のやわらかつくねを串に刺せば、屋台気分はそのままに安全度がぐっと上がります。ただし竹串の先端でケガをするリスクがあるため、提供時は串から外すか、先端が丸いプラスチック製のピックに替えると、より安全に楽しめますよ。
中心まで75℃以上で1分以上加熱して、食中毒対策も忘れずに。

Q3:かき氷は高齢者に大丈夫?

A:屋台の大きな氷のかき氷は、誤嚥や急な咳き込みのリスクがあるため要注意です。
フルーツピューレを凍らせたシャーベットなら、口溶けが良く安全に冷たさを楽しめます。
急に冷たいものを摂ると咳き込みやすいので、少量ずつゆっくり提供してくださいね。

Q4:夏祭り料理を作る時の食中毒対策は?

A:夏場は食中毒のリスクが特に高くなるため、加熱と温度管理が最重要です。
肉類は中心まで75℃以上で1分以上加熱、調理後は素早く食べきるか、すぐに冷蔵保存。
作り置きする場合は、ご利用者様に提供する直前にもう一度しっかり加熱し直すと安心ですよ。

詳しくは介護食辞典シリーズもチェックしてください。

まとめ。。。

今回は夏祭りの介護食献立について、栄養士×現役介護士の視点で完全解説しました。
ポイントを振り返っておきますね。

  • 屋台メニューの窒息リスクは家庭アレンジで回避
    細かく刻む・とろみをつける・口溶けの良い食感に
  • 夏祭りの介護食献立7選
    たこ焼き風・かき氷シャーベット・焼きそば・つくね・お好み焼き・甘酒ゼリー・コーン茶巾
  • UDF区分早見表で嚥下状態に合わせて選ぶ
    UDF区分2〜4を目安に調理を調整
  • 献立例A・B(栄養成分付き)
    賑わいプレート(610kcal)と嚥下配慮プレート(590kcal)
  • NG食材は固い飴・綿あめ・大きな氷
    窒息リスクの高い食材は代替案で安全に

夏祭りは、ご高齢のご家族にとっても子供の頃から親しんできた賑やかな季節の行事です。
安全への配慮をしっかりしながら、屋台気分を家庭で再現すれば、ご家族みんなで「食べる喜び」と「お祭りの楽しさ」を分かち合えますよ。
今年の夏祭りシーズンは、ぜひご家庭の食卓に介護食の工夫を取り入れてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。フッくんでした!