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ローストチキンの作り方!皮パリ中しっとりの温度と下味を料理人が完全解説

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料理研究家、料理大好きフッくんです。

クリスマスの主役、ローストチキン。

お店で焼いてきた私が、いちばん多く受ける相談は「皮はパリッとしたのに、中がまだ赤かった」です。

逆に、火を通そうと長く焼いて、パサパサになった話も同じくらい聞きます。

実は、この二つの失敗は原因が同じで、直し方も同じなんです。

冬の夜の台所でオーブンから出したばかりの丸鶏のローストチキンと温度計が並ぶイメージ

  • 皮はパリッと、中はしっとりにしたい
    塩水と「乾かす」下準備で、両方いっぺんに解決します。
  • 丸鶏と骨付きもも、どっちを買えばいい?
    人数・時間・道具で選ぶ基準を、比較で出します。
  • 何度で何分焼けばいいのか分からない
    丸鶏・骨付きもも別の早見表と、中心75℃の確かめ方をまとめました。
  • 切ったら肉汁が流れて、皿がびしょびしょ
    「休ませる」の10分で、肉汁は肉の中に戻ります。
  • 子どもや高齢の家族にも安心して出したい
    骨と皮の外し方、辛くない味、生焼けの線を栄養士×現役介護士の視点で。
  1. ローストチキンはどこ生まれ?暖炉の料理がクリスマスの主役になるまで
  2. ローストチキンの基本:丸鶏と骨付きもも、どっちを選ぶ?
    1. 骨付きもも:はじめてなら、まずこちら
    2. 丸鶏:4人以上で、時間に余裕がある日に
  3. 下味の黄金比:塩水(ブライン)で、中までしっとり
    1. なぜ塩水なのか
    2. ハーブと香味は塩水に入れる
  4. 皮パリの科学:濡れた皮は焼けない
    1. ①塩水から上げて、ペーパーで徹底的に拭く
    2. ②ラップをせず、冷蔵庫でひと晩
    3. ③焼く直前に、油を薄く
  5. 温度と時間の早見表:丸鶏と骨付きもも別
    1. なぜ「高温→中温」の2段階なのか
    2. 休ませる10分で、肉汁は肉に戻る
  6. 鶏の生焼けは、色ではなく温度で判断する
  7. お店のローストチキンのレシピ(骨付きもも・丸鶏)
  8. 失敗と対策:ローストチキンでよくある3つ
  9. グレイビーソースの黄金比:天板の脂を捨てない
  10. 保存と温め直し:焼いた日に食べ切れないとき
  11. 栄養士から見たローストチキン:皮と部位で数字が変わる
  12. 高齢者や子供にやさしいローストチキン
  13. ローストチキンの作り方でよくある質問
    1. Q1.オーブンがないとき、ローストチキンは作れる?
    2. Q2.塩水に漬ける時間がないときは?
    3. Q3.中心温度はどこで測ればいい?
    4. Q4.皮がどうしてもパリッとしない
    5. Q5.前日に焼いておいて、当日温め直しても大丈夫?
    6. Q6.冷凍の鶏でも作れる?
  14. 関連記事
  15. まとめ。。。

ローストチキンはどこ生まれ?暖炉の料理がクリスマスの主役になるまで

ローストチキンの発祥と歴史のインフォグラフィック

作り方の前に、ルーツを少しだけ。

鶏を丸ごと火であぶる料理は、ヨーロッパの暖炉で串を回して焼いた家庭料理が原型です。オーブンが家庭に入る前は、暖炉の火の前で串を回し、落ちる脂を受けて、それをまた肉にかける。今の「脂をかけながら焼く」は、この名残なんですよね。

イギリスでは日曜に家族で食べる「サンデーロースト」の定番になり、日本でクリスマスにチキンを食べる習慣は、1970年代ごろから広まったと言われています。もともと「家族が集まる日に、ひとつの鶏をみんなで分ける」料理なんですよね🍗

ローストチキンの基本:丸鶏と骨付きもも、どっちを選ぶ?

丸鶏と骨付きもも肉の比較図(人数・時間・難易度・失敗しやすさ)

最初に決めるのは「何を焼くか」です。ここを間違えると、あとの温度も時間も合わなくなります。

骨付きもも:はじめてなら、まずこちら

1本300g前後で、1人1本。オーブン200℃で35〜40分と、時間が短くて火の通りも読みやすい。はじめてのローストチキンは骨付きももをオススメします。

丸鶏:4人以上で、時間に余裕がある日に

1.2kg前後の丸鶏で4〜5人分。焼き時間は1時間半ほど見て、前日から塩水に漬けるので、二日がかりの料理です。

そのかわり、食卓に出したときの景色は別格です🌸

★現役料理人20年のコツ:もも肉の筋は、焼く前に必ず取る
骨付きももには、足首側に太い筋が1本と、身の中に細かい筋が何本も走っています🍳
太い筋は包丁の先で引っかけて抜き、細かい筋は骨に沿って切り込みを入れながらぶちぶちと外す。ここをさぼると、焼き縮みで皮が破れ、噛んだときに筋が残ります。
私の店では、筋取りをしていないももは焼かせてもらえませんでした。地味ですが、仕上がりの半分はここで決まります。

下味の黄金比:塩水(ブライン)で、中までしっとり

ローストチキンの塩水(ブライン)黄金比の図解:水500mlに塩15g・砂糖15g

皮パリ中しっとりの「中しっとり」を作るのが、塩水漬けです。

比率は覚えやすく、水500ml:塩15g:砂糖15g=3%の塩水。これに鶏を沈めて、骨付きももなら3〜6時間、丸鶏なら一晩(8〜12時間)冷蔵庫で漬けます。

なぜ塩水なのか

塩をふるだけだと、表面だけ塩辛くて中は味がない、ということが起きます。塩水なら、塩と水分が肉の中まで入って、焼いても水分が抜けにくい。お店の言い方をすると「塩は肉に水を持たせる仕事」です。砂糖は塩の角を取って、皮の焼き色も助けてくれます。

ハーブと香味は塩水に入れる

ローズマリー、タイム、ローリエ、つぶしたにんにく、黒こしょうの粒は、塩水に一緒に入れておくと香りが肉に移り、表面にすり込むよりムラがありません。ちなみにキビ糖を砂糖の代わりに使うと、皮の色が一段こっくりします。私はお店でもキビ糖派でした。

皮パリの科学:濡れた皮は焼けない

皮をパリパリにする3ステップの工程図(水気を拭く・冷蔵庫でひと晩乾かす・焼く直前に油)

皮がパリッとしない原因は、九割が「皮が濡れている」ことです。

皮の表面に水があると、オーブンの熱はまず水を蒸発させることに使われ、そのあいだ皮は焼けずに蒸されている状態。だから中に火が通っても、皮は白いまま、ということが起きます。

①塩水から上げて、ペーパーで徹底的に拭く

皮のひだの中、もものつけ根、丸鶏ならおなかの中まで。「もう乾いた」と思ってから、もう一枚ペーパーを当ててください。

②ラップをせず、冷蔵庫でひと晩

拭いた鶏を網にのせ、ラップをかけずに冷蔵庫で一晩置きます。冷蔵庫の乾いた空気が、皮の水分を抜いてくれます。翌朝、皮が少し張って半透明になっていたら成功。時間がない日は、扇風機の風を30分当てるだけでも違います。

③焼く直前に、油を薄く

乾いた皮に、オリーブオイルか溶かしバターをハケで薄く。油が熱を運んで焼き色を均一にします。厚く塗ると逆に蒸れるので、薄く、が肝心です。

★現役料理人20年のコツ:焼く直前に、皮目だけ炭火であぶる
お店の裏技をひとつ🍳 塩水から上げて乾かした鶏を、オーブンに入れる前に、皮目だけ炭火(なければバーナー)でさっとあぶります。
皮の脂が先に溶け出して、オーブンの中で自分の脂で揚がるように焼け、皮の乾き方が一段上がります。
ただし、粉や衣をつける前の鶏だけの状態で(粉ごとあぶると焦げます)。あぶった時点で中は生なので、そのままオーブンへ。
安全は必ず守ってください。まわりに燃えるものを置かない、換気をする、耐熱バットの上で行う、子どもを近づけない。バーナーがなければ飛ばして大丈夫です。

温度と時間の早見表:丸鶏と骨付きもも別

ローストチキンの温度と時間の早見表(骨付きもも・丸鶏別、休ませ時間、中心75℃)

オーブンは機種で差が出るので、数字は目安。最後は必ず中心の温度で判断してください。

種類・重さ 温度と時間 休ませ 確かめ方
骨付きもも(1本300g前後) 200℃で35〜40分 10分 骨のきわの中心が75℃で1分以上
骨付きもも(1本400g超) 200℃で45〜50分 10分 同上・途中でアルミをかぶせて皮を守る
丸鶏(1.0〜1.2kg) 220℃で15分→180℃で55〜65分 15分 ももと胴のつけ根の中心が75℃で1分以上
丸鶏(1.5kg前後) 220℃で15分→180℃で75〜85分 15分 同上・1kgあたり180℃で45分+15分が目安

※温度計は、骨に当たらないように、いちばん厚い部分の中心に刺してください。

なぜ「高温→中温」の2段階なのか

最初の220℃は、皮を一気に乾かして焼き色をつけるため。そのまま220℃で焼き続けると、皮が焦げるころに中がまだ生、という早見表の裏側が起きます。

だから15分で180℃に落として、中までじっくり。皮は高温で、中は中温で、と役割を分けるのが2段階の意味です。

休ませる10分で、肉汁は肉に戻る

焼き上がった直後の肉汁は、熱で外へ向かって動いています。ここで切ると、皿の上に流れ出す。アルミホイルをふんわりかぶせて10〜15分置くと、肉汁が肉の中に戻ります。この間も余熱で中心温度は2〜3℃上がるので、「休ませ」は加熱の続きでもあるんです。

鶏の生焼けは、色ではなく温度で判断する

鶏の生焼けは色でなく中心75℃で1分以上で判断するカンピロバクターとギランバレー症候群の注意の図解

ローストチキンで、いちばん守ってほしい線です。

鶏肉の生焼けで起きる食中毒の代表がカンピロバクター。下痢や発熱が数日続き、まれにギラン・バレー症候群という手足のしびれや麻痺につながることがあります。

大事なのは、新鮮な鶏でも起こるということ。「今日買ったばかりだから大丈夫」は通用しません。中心温度75℃で1分以上、これだけが線です。

骨付きは骨のまわりに火が通りにくいので、判断は色ではなく温度で。温度計を1本持っておくと、毎年のクリスマスで迷わなくなりますよ。

ちなみに「63℃で30分」という線は、低温調理器で温度を保てるときだけの話。オーブンや鍋では家庭は75℃1分の線で考えてください。

お店のローストチキンのレシピ(骨付きもも・丸鶏)

丸鶏のローストチキンの焼き方6ステップ工程図(塩水・乾かす・詰め物と縛り・高温・中温・休ませる)


~材料(4本分)~

・骨付き鶏もも肉…4本(1本300g前後)
【塩水】
・水…1L
・塩…30g
・キビ糖(または砂糖)…30g
・にんにく…2かけ(つぶす)
・ローズマリー…2枝
・ローリエ…1枚
・黒こしょう(粒)…10粒
【仕上げ】
・オリーブオイル…大さじ1

~作り方~

①もも肉の太い筋と細かい筋を取り、骨に沿って切り込みを1本入れる
②塩水の材料を混ぜて塩と糖を溶かし、もも肉を沈めて冷蔵庫で3〜6時間
③取り出してペーパーで徹底的に拭き、網にのせてラップをせず冷蔵庫で一晩乾かす
④焼く30分前に冷蔵庫から出して常温に戻し、皮にオリーブオイルを薄く塗る
⑤200℃に予熱したオーブンで35〜40分。途中20分で天板の脂を皮にかける
⑥骨のきわの中心が75℃で1分以上になっているのを温度計で確かめる。竹串を刺して透明な汁が出るのも目安
⑦アルミをふんわりかけて10分休ませて完成


~材料(4〜5人分)~

・丸鶏…1羽(1.2kg前後)
【塩水】
・水…2L
・塩…60g
・キビ糖(または砂糖)…60g
・にんにく…3かけ(つぶす)
・ローズマリー…3枝
・タイム…3枝
・ローリエ…2枚
【詰め物】
・玉ねぎ…1/2個(くし切り)
・レモン…1/2個
・にんにく…2かけ
【仕上げ】
・溶かしバター…大さじ2
・たこ糸

~作り方~

①丸鶏はおなかの中を流水で洗い、水気を外も中も徹底的に拭く
②塩水の材料を混ぜて溶かし、丸鶏を沈めて冷蔵庫で一晩(8〜12時間)
③取り出して外も中も拭き、網にのせてラップをせず冷蔵庫で半日〜一晩乾かす
④焼く1時間前に常温に戻し、おなかに詰め物を入れ、足をたこ糸で縛る(縛ると火の通りが揃う)
⑤皮に溶かしバターを薄く塗り、220℃に予熱したオーブンで15分
⑥180℃に下げて55〜65分。20分ごとに天板の脂を皮にかけ、翼と足先が焦げそうならアルミで覆う
⑦ももと胴のつけ根の中心が75℃で1分以上を温度計で確かめる
⑧アルミをふんわりかけて15分休ませ、たこ糸を外して切り分ける

鶏を扱ったシンクとまな板は、すぐに洗剤で洗って熱湯をかけておいてください。生の鶏の水はねが、サラダなど生で食べるものにかかるのがいちばん危ないんです。

皮がぱりっと張って断面が骨のきわまで白いローストチキンの切り分けた寄り

失敗と対策:ローストチキンでよくある3つ

ローストチキンの失敗と対策3つの図解(生焼け・皮が焦げて中が生・パサつく)

お店で新人に教えるときも、失敗はこの3つに集まります。

  • 切ったら中が赤い(生焼け)
    原因は常温に戻していないか、骨付きの厚みを読み違えたか
    冷蔵庫から出してすぐ焼くと、中心が冷たいまま。焼く30分前(丸鶏は1時間前)に出しておく。中が赤かったら、切った面を上にしてアルミをかけ、180℃で10分追加して温度を測り直してください。
  • 皮が焦げているのに、中がまだ生
    原因は温度が高すぎる・天板が上段すぎる
    220℃のまま焼き続けた典型です。皮に色がついたら180℃に落とし、天板は中段へ。焦げそうな翼と足先はアルミで覆い、足りなければ全体にふんわりかけて焼き切ります。
  • 火は通ったのにパサパサ
    原因は塩水なし・休ませなし・焼きすぎのどれか
    塩水に漬けていない鶏は、焼くと水分がそのまま抜けます。休ませずに切っても同じ。次回は塩水3%と休ませ10分を必ず。今回のぶんは、薄く切ってグレイビーをたっぷりかけると、別のおいしさになりますよ。

グレイビーソースの黄金比:天板の脂を捨てない

グレイビーソースの黄金比は天板の脂大さじ2と小麦粉大さじ1とスープ200mlの図解

焼き上がった天板に残った脂と焼き汁が、そのままソースの素です。

比率は天板の脂大さじ2:小麦粉大さじ1:水またはスープ200ml。天板を弱火にかけ、脂に小麦粉をふって1分炒め、スープを少しずつ加えてのばし、とろみがついたら塩こしょうで味を決めます。

お店では赤ワインを大さじ2、アルコールを飛ばしてから加えていました。家庭なら、しょうゆを小さじ1落とすと、ごはんにも合う味に。脂が多すぎたら上澄みを取って大さじ2だけ残してください。

保存と温め直し:焼いた日に食べ切れないとき

粗熱は30分以内で冷蔵2から3日と冷凍2から3週間と温め直しは中心75℃のローストチキンの保存の図解

粗熱は、切り分けて浅い容器に広げ、30分以内に取ります。丸鶏のまま置くと、中心がゆっくり冷めるあいだに傷みやすいので、骨から外してから冷ましてください。

冷蔵は2〜3日、冷凍は骨を外してほぐし、煮汁かグレイビーと一緒に袋へ入れて2〜3週間が目安です。

温め直しは、中心まで湯気が立つまで(75℃で1分以上が目安)。電子レンジだけだと皮がしんなりするので、レンジで中を温めてからトースターで皮を2〜3分乾かす二段構えが、お店でも使う復活の方法です。

一度解凍した分の再冷凍は避けて、その日のうちに食べ切ってくださいね。

栄養士から見たローストチキン:皮と部位で数字が変わる

鶏もも肉100gは皮つき190kcalで皮なし113kcalと骨付き1本約420kcalの数字の図解

★栄養士のワンポイント:皮つきと皮なしで、脂質は3倍近く違う
八訂の成分表では、若どりのもも肉(皮つき・生)は100gで約190kcal・たんぱく質約17g・脂質約14g🥢
同じもも肉でも皮なしなら約113kcal・たんぱく質約19g・脂質約5g。皮は香ばしさの主役ですが、脂質の主役でもあります。
骨付き1本(300g・可食部約220g)で、皮つきなら約420kcal。塩水3%で漬けたぶんの食塩相当量は1本で2g前後が目安なので、副菜は薄味にして、厚生労働省の食塩目標量(2025年版・成人男性7.5g・女性6.5g未満/日)を意識するとよいです。
たんぱく質は体をつくる材料。パーティーの主菜として、野菜のサラダやスープを添えると、献立の形が整いますよ。
★栄養士のワンポイント:アレルギーの先回り
ローストチキンは鶏肉のほか、グレイビーに小麦粉、仕上げにバター(乳)、詰め物や塩水にレモンや香辛料を使います🥢
ご家族やお客様に出すときは、この料理に使う特定原材料を確かめておくと安心です。グレイビーは米粉でも同じ比率で作れます。

高齢者や子供にやさしいローストチキン

高齢の方には骨と皮を外してほぐし煮汁で湿らせると1歳未満のはちみつと2歳以下の出し方の目安

★現役介護士のコツ:骨と皮は外して、ほぐして出す
私は栄養士で、現役の介護士でもあります。
高齢の方には、骨付きのまま出さず、骨を外してから繊維に沿ってほぐし、グレイビーや煮汁で湿らせて出すと食べやすくなります。皮は噛み切りにくいので、外すか細かく刻んでください。
噛む力や飲み込みが弱い方には、ほぐした肉を煮汁で煮含めて、とろみをつけたソースをかけると安心です。むせやすい方には胸肉よりもも肉のほぐし身を。
2歳以下のお子さんには、骨を完全に外し、皮を取り、小さくほぐして薄味に。塩水に漬けた鶏は塩分が中まで入っているので、お子さんの分は塩水の時間を短くするか、ソースをかけずに出してください。
はちみつをグレイズに使うレシピもありますが、1歳未満には加熱しても与えられません。家族に赤ちゃんがいる年は、はちみつなしのレシピで焼いてください。
そして鶏は、誰に出すときも中心75℃で1分以上。ここは年齢に関係なく同じ線です。

ローストチキンの作り方でよくある質問

Q1.オーブンがないとき、ローストチキンは作れる?

骨付きももなら、フライパンとふたで作れます。皮目から中火で8分焼いて返し、ふたをして弱火で15〜20分、最後にふたを取って皮目を2分。中心75℃で1分以上を温度計で確かめてください。丸鶏はフライパンでは火が通り切らないので、オーブンのある日に。

Q2.塩水に漬ける時間がないときは?

3%の塩水に骨付きももを沈めて常温で30分でも、何もしないよりずっと違います。そのあとは必ず拭いて、扇風機の風で30分乾かしてください。丸鶏は塩水なしだと胸がパサつくので、前日に漬けるところから予定を組むのがオススメです。

Q3.中心温度はどこで測ればいい?

骨付きももは、骨のきわのいちばん厚い部分。丸鶏は、ももと胴のつけ根です。温度計の先が骨に当たると高く出るので、骨をよけて刺します。75℃で1分以上を確かめたら、休ませに入ってください。

Q4.皮がどうしてもパリッとしない

拭き方と乾かす時間が足りていないことがほとんどです。ラップなしで冷蔵庫に一晩、これを飛ばさないでください。焼き上がり5分前だけ220℃に上げる方法もあります。

Q5.前日に焼いておいて、当日温め直しても大丈夫?

大丈夫です。焼いたら切り分けて粗熱を30分以内に取り、冷蔵庫へ。当日はレンジで中を温めてからトースターで皮を乾かし、中心まで湯気が立つまで(75℃で1分以上が目安)温めてください。

Q6.冷凍の鶏でも作れる?

作れますが、冷蔵庫で丸一日かけて完全に解凍してから。半解凍のまま焼くと、外は焼けて中は生、の典型になります。解凍後は水気が多く出るので、拭く工程は念入りに。

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まとめ。。。

冬の夜の食卓の真ん中に焼き上がった丸鶏と切り分けた骨付きももとグレイビーが並ぶイメージ

  • はじめてなら骨付きもも
    1人1本・200℃35〜40分で読みやすい。丸鶏は4人以上で時間のある日に。
  • 塩水は水500ml:塩15g:砂糖15g
    3%の塩水で、骨付き3〜6時間・丸鶏は一晩。中しっとりの正体。
  • 濡れた皮は焼けない
    拭いて、ラップなしで冷蔵庫に一晩。皮パリはここで決まる。
  • 丸鶏は220℃15分→180℃
    皮は高温で、中は中温で。骨付きは200℃の一段でよい。
  • 鶏は中心75℃で1分以上
    色でなく温度で判断。新鮮でも生焼けは危ない。63℃30分は低温調理器だけ。
  • 休ませ10〜15分
    肉汁が肉に戻り、余熱で中心温度も上がる。切るのはそのあと。
  • グレイビーは脂2:粉1:スープ200ml
    天板の脂を捨てない。
  • 高齢の方と子どもは骨と皮を外す
    ほぐして湿らせて。はちみつは1歳未満に与えない。

皆さん、ローストチキン、焼ける気がしてきましたか?

皮パリ中しっとりは、才能でも高い道具でもなく、「塩水」と「乾かす」と「温度計」の三つで作れます。お店で新人が最初に覚える順番も、この三つでした。

今年のクリスマスは、食卓の真ん中に、あなたの焼いた鶏を🌸

最後までお読みいただきありがとうございました。フッくんでした!

作り方(極秘レシピ)
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