料理研究家、料理大好きフッくんです。
カレーやスープのレシピに出てくる「ブイヨン1個」。でも、「キューブ1個って何グラム?コンソメと何が違うの?」と迷うこと、ありませんか🍲
洋食の味を支える固形ブイヨンですが、コンソメとの違いをきちんと説明できる人は意外と少ないんですよね。じつはこの2つ、似ているようで役割がはっきり違うんです。
こんなお悩み、ありませんか?
- ブイヨンキューブ1個のグラムを知りたい
固形だから何グラムか分かりにくい、という方へ。 - ブイヨンとコンソメの違いを知りたい
どちらを使えばいいか迷う方へ。 - 塩分やカロリーが気になる
洋風だしの塩分を把握して減塩したい方へ。 - 切らした時の代用を知りたい
コンソメや鶏ガラで代えたい方へ。
この記事では、料理人として20年、毎日のように洋風だしを使ってきた経験と栄養士の知識から、ブイヨンを徹底解説しますね。結論から言うと、固形ブイヨン1個は約4g・10kcal、食塩相当量は約1.7〜2gが目安ですよ。ブイヨンとコンソメの違いまで分かると、いつものスープや煮込みがぐっと本格的になりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ブイヨンキューブ1個は約4g

固形ブイヨン(ブイヨンキューブ)1個は、約4gです。顆粒タイプなら小さじ1強(約3〜4g)が1個分にあたります🍲
| 量 | 重さ | カロリー | 食塩相当量 |
|---|---|---|---|
| ブイヨンキューブ1個 | 約4g | 約10kcal | 約1.7〜2g |
| ブイヨンキューブ2個 | 約8g | 約20kcal | 約4g |
| 顆粒ブイヨン 小さじ1 | 約3g | 約7kcal | 約1.2〜1.4g |
味の素の公式情報と八訂の食品成分表(固形ブイヨン)を基準にした目安です。じつは商品によって1個の重さには幅があり、約3.9〜5.3gほど。塩分も1個あたり約1.7〜2.3gと差があります。同じ「キューブ1個」でも、後で出てくるコンソメキューブ(約5.3g)はブイヨンより少し大きめなので、覚えておくと便利ですよ。
カロリーは1個で約10kcalと低めですが、注目したいのは食塩相当量。1個で約1.7〜2gと、固形だしの中でもしっかり塩分が入っています。
固形ブイヨンは1個ずつに分かれているので、計量スプーンを使わなくても「1個=約4g」とそのまま数えられるのが便利なところです。半分だけ使いたいときは、包丁で半分に割れば約2gの目安になります。炒め物などに少量だけ使いたいときは、固形のまま包丁で削るか、おろし金で粉状にすると、量を細かく調整しやすいですよ。顆粒タイプなら最初から量を加減しやすいので、少量使いが多い方は顆粒を常備しておくのもおすすめです。
※固形ブイヨンは1個ずつ個包装で量らず使えて常備に便利。煮込みやスープのベースに重宝しますよ。
ブイヨンとコンソメの違い

ここがこの記事のいちばん大事なところです。ブイヨンとコンソメは「だしの段階」が違います。料理人の視点で、本質的な違いをお伝えしますね🍲
かんたんに言うと、ブイヨンは「煮出しただし(ベース)」、コンソメは「ブイヨンを調味し、卵白と挽肉で澄ませた完成スープ」です。フランス料理では、まず肉や香味野菜を長時間煮出して「ブイヨン」を取り、それに味をつけて澄ませたものが「コンソメ」になります。つまりコンソメは、ブイヨンのワンランク上の状態なんですね。
言葉の意味でも違いがよく分かります。「ブイヨン(bouillon)」はフランス語で「煮出し汁」、「コンソメ(consommé)」は「完成された」という意味です。名前からも、ブイヨンが料理の土台で、コンソメがそれを仕上げた完成形だということが伝わってきますね。市販の固形タイプは家庭で手軽に使えるよう作られているので、本来の区別ほど厳密ではありませんが、この「土台」と「完成形」という性格の違いを知っておくと、料理に合わせて選びやすくなりますよ。
| 項目 | ブイヨン | コンソメ |
|---|---|---|
| 意味 | 煮出しただし(ベース) | ブイヨンを調味した澄ましスープ |
| 味 | 控えめ・素材の風味重視 | しっかり味付け済み |
| キューブ1個 | 約4g | 約5.3g(味の素の場合・メーカー差あり) |
| 向く料理 | ポトフ・カレー・煮込みのベース | そのままスープ・味の決め手 |
| 使い方 | 味を自分で足していく | これだけで味が決まる |
※コンソメは味が決まりやすい完成形タイプ。ブイヨンの代用にもなるので、両方そろえると料理の幅が広がります。
お店で使い分けるときの基準はシンプルです🍲。仕上がりの味を自分で組み立てたい料理にはブイヨン、これ一つで味を決めたい料理にはコンソメを選びます。たとえばポトフやカレー、シチューのように、後から塩・こしょうやソースで調整する料理は、味が控えめなブイヨンがベース向き。逆に、コンソメスープやチャーハンの隠し味のように「ひと振りで味を決めたい」料理はコンソメが便利です。家庭ではどちらで代用してもおいしく作れますが、ブイヨンで作ると素材の味が前に出て、コンソメで作るとパンチのある味になる、と覚えておくと失敗しませんよ。コンソメのグラム数やキューブ換算をもっと詳しく知りたい方は、コンソメの記事も合わせてご覧くださいね。
ブイヨンの塩分・カロリー・水の量

ブイヨンは低カロリーですが、塩分は多めの調味料です。使う量と水の目安をまとめますね🍲
| ブイヨンの量 | 水の量 | 用途の目安 |
|---|---|---|
| 1個(約4g) | 約300ml | スープ1.5〜2杯 |
| 2個(約8g) | 約600ml | 4人分の煮込み・鍋 |
| 顆粒 小さじ1(約3g) | 約250ml | 1〜2人分のスープ |
※顆粒タイプは少量から量を調整しやすく、減塩タイプを選べば塩分を抑えつつ旨みを楽しめますよ。
固形ブイヨン1個には食塩相当量が約1.7〜2g🍲。これは1日の食塩目標量(成人男性7.5g・女性6.5g未満/厚生労働省)の約3割にあたります。ブイヨンを使う料理では、追加の塩・しょうゆを控えめにして、味見をしながら少しずつ足すのがコツです。ブイヨンの旨みがしっかりあるので、塩を減らしても満足感は十分。野菜をたっぷり入れると、野菜から出る甘みと旨みでさらに薄味でもおいしく仕上がります。塩分が気になる方は、塩分をカットした減塩タイプのブイヨンを選ぶ方法もありますよ。たとえばスープを作るとき、ブイヨン1個でだいたいの味が決まるので、追加の塩はひとつまみ程度から。味見をしながら「少し足りないかな」くらいで止めておくと、ちょうどよい塩加減になります。
「だしの素=塩分が多い」と身構えがちですが、旨みで味の土台が決まるぶん、塩やしょうゆを引き算できるのがブイヨンの上手な使い方です。
ブイヨンが活きる料理
ブイヨンは味が控えめなぶん、いろんな料理のベースとして大活躍します。使いどころを種類別に紹介しますね🍲
- スープ・ポトフ=ブイヨンの王道
野菜やお肉の旨みを引き立てる、いちばん得意な使い方です。具材から出る出汁とブイヨンの旨みが重なって、深い味になります。 - カレー・シチューの隠し味
ベースに1個加えると、コクと深みがぐっと増します。市販のルウだけでは出ない「ひと手間かけた味」になりますよ。 - 炊き込みご飯・ピラフ・リゾット
水の代わりにブイヨンスープで炊くと、洋風の味に仕上がります。お米一粒一粒に旨みが入って本格的です。 - パスタのゆで汁・下味に
ゆで汁に少し溶かすと、麺自体に下味がついて本格的な味に。ソースとのなじみもよくなります。 - 炒め物・チャーハンのひと振り
削って少量加えると、旨みの効いた味になります。味が決まらないときの救世主ですよ。
味が控えめだからこそ、和洋中いろいろな料理に合わせやすいのがブイヨンの魅力です。「味が決まらないな」というときに少し足すと、ぐっとお店の味に近づきますよ。固形のまま使うときは、温かい料理に入れて溶かすか、少量のお湯で先に溶いてから加えると、ダマにならずなじみやすくなります。
ブイヨン1個で作る、私の店の野菜のポトフ風スープ

ブイヨンの旨みがいちばん活きる料理といえばポトフ。私のお店「マジックキッチン」でも人気だった、野菜のポトフ風スープを紹介しますね🍲
固形ブイヨンと野菜だけで、驚くほど深い味が出ます。野菜の甘みが溶け出すので、塩は控えめでも大満足の一品です。お店のレシピを公開しますね。
~材料(2〜3人分)~
・水…600ml
・固形ブイヨン…1〜2個
・キャベツ…1/8個
・玉ねぎ…1/2個
・にんじん…1/3本
・ブロッコリー…1/4株
・セロリ…1/2本
・ウインナー…3〜4本(お好みで)
・塩、こしょう…各少々
・ローリエ…1枚(あれば)
~作り方~
①野菜は大きめに切る(キャベツはくし形、にんじんは乱切り)
②鍋に水・固形ブイヨン・ローリエを入れ、にんじんと玉ねぎから煮る
③根菜がやわらかくなったら、キャベツ・ブロッコリー・ウインナーを加える
④野菜に火が通ったら、塩・こしょうで味を調える(ブイヨンの塩分があるので控えめに)
ポイントは②で根菜から先に煮ること。火の通りにくいものから順に入れると、すべての野菜がちょうどよく仕上がります。ブイヨンに塩分があるので、最後の塩は味見をしてから少しずつ。野菜の甘みとブイヨンの旨みで、薄味でも体にしみる一杯になりますよ。
ブイヨンがない時の代用法

ブイヨンを切らした時は、他の固形・顆粒だしで代用できます。換算の目安をまとめました。
| 代用品 | ブイヨン1個(約4g)の代わり | 特徴 |
|---|---|---|
| コンソメ顆粒 | 小さじ1強(約2.5〜3g) | 味が濃いめ・しっかりした洋風味 |
| 固形コンソメ | 約3/4個 | 1個が大きめなので少し控えめに |
| 鶏ガラスープの素 | 小さじ1.5(約4g) | 中華寄りの風味になる |
| 香味野菜+肉を煮出す | 玉ねぎ・にんじん・セロリ+肉 | 本格的・塩分を自分で調整できる |
いちばん手軽な代用はコンソメです🍲。ただコンソメはブイヨンより味付けが濃く、キューブも約5.3g(味の素の場合)と大きめなので、ブイヨン1個の代わりにコンソメを使うときは、少し控えめにして味見で調整するのがコツ。鶏ガラスープの素でも代用できますが、こちらは中華寄りの風味になるので、洋風に寄せたいときは塩・こしょう・ローリエを足すとバランスが取れます。逆に、ブイヨンしかないけどコンソメスープを作りたい、というときは、ブイヨンに塩・こしょうとしょうゆ少々を足すと、コンソメに近い味になりますよ。
本格ブイヨンの取り方
時間があるときは、ぜひ手作りのブイヨンも試してみてください。市販品とはひと味違う、澄んだ旨みが楽しめますよ🍲
本格ブイヨンは、お肉(鶏ガラや手羽先)と香味野菜で取ります🍲。鍋に鶏ガラ、玉ねぎ・にんじん・セロリ、ローリエ、水を入れ、弱火で1〜2時間(家庭簡易版・本格派は3時間以上)コトコト煮るのが基本です。ポイントは、沸騰させずに弱火を保つこと。グラグラ煮立てると濁って雑味が出てしまいます。アクをこまめにすくいながら、表面がゆらっと揺れるくらいの火加減でじっくり。最後にこせば、澄んだ黄金色のブイヨンの完成です。取っただしは冷蔵で2〜3日、製氷皿で小分け冷凍すれば1か月ほど使えます。手作りなら塩分も自分で調整できるので、減塩したい方にもおすすめですよ。
高齢の方の洋風だしと減塩

高齢の方の食事でも、ブイヨンの旨みは減塩の味方になります。介護の現場での工夫をお伝えしますね。
- 旨みを効かせて塩分を控える
ブイヨンの旨みがあると、薄味でも物足りなさを感じにくくなります。 - 野菜をやわらかく煮て食べやすく
ポトフのように長く煮ると、野菜がやわらかくなり噛みやすくなります。 - 使う日は塩・しょうゆを控えめに
ブイヨンにも塩分があるので、追加の調味料は少なめに調整します。
私は栄養士で、現役の介護士でもあります。高齢の方は塩分を控えたい一方で、味が薄いと食が進まないという難しさがあります。そんなときは、ブイヨンでコトコト煮込んだ野菜スープが助けになります。野菜をやわらかく煮ると噛みやすく、飲み込みやすくなり、汁ごと食べれば水分も一緒に摂れます。ブイヨンの旨みがあるので、塩を控えめにしても満足感のある味になりますよ。固形ブイヨンには塩分が含まれるので、使う日は他の調味料を控えめにしてください。持病で塩分制限がある場合は、主治医や栄養士さんの指示に合わせて調整してくださいね。
ブイヨン1個に関するよくある質問
ブイヨンの計量についてよく聞かれる疑問にお答えしますね。
Q1.ブイヨンキューブ1個は何グラム?
約4gです。商品によって約3.9〜5.3gと幅がありますが、目安は4gと覚えておくと便利ですよ。
Q2.ブイヨンとコンソメの違いは?
ブイヨンは煮出しただし(ベース)、コンソメはそれを調味して澄ませた完成スープです。ブイヨンは味が控えめで、コンソメはしっかり味付けされています。
Q3.ブイヨン1個の塩分は?
食塩相当量で約2gです。1日の食塩目標量(成人男性7.5g・女性6.5g未満)の約3割にあたるので、使う日は塩やしょうゆを控えめにしてくださいね。
Q4.ブイヨン1個で水はどれくらい?
約300mlが目安です。スープなら1.5〜2杯分。煮込み料理なら、水600mlに2個くらいで4人分が作れますよ。
Q5.ブイヨンをコンソメで代用できる?
はい、できます。ただしコンソメは味が濃くキューブも大きめなので、少し控えめにして味見で調整するのがコツです。
Q6.ブイヨンのカロリーは?
1個(約4g)で約10kcalです。カロリー自体は低めの調味料ですよ。
Q7.顆粒ブイヨンはキューブ何個分?
顆粒ブイヨン小さじ1(約3g)が、キューブ1個弱にあたります。キューブ1個分にしたいときは、小さじ1強を目安にしてくださいね。
Q8.ブイヨンは何からできている?
主に肉(牛・鶏など)や香味野菜のエキス、塩、油脂などからできています。商品によって牛ベース・鶏ベース・野菜ベースなどがあるので、作る料理に合わせて選ぶと、より味がまとまりますよ。
Q9.賞味期限が切れたブイヨンは使える?
未開封で保存状態がよければ、賞味期限を少し過ぎても使えることがありますが、自己責任で見た目・におい・湿気を確認してから判断をです。ただし湿気て固まっていたり、変色やにおいの変化があれば使わないでくださいね。開封後は湿気を避けて密閉し、早めに使い切るのが安心です。
計量の基本や、コンソメ・だしの記事も合わせてご覧くださいね。
まとめ。。。
今回の記事のポイントをまとめますね。
- ブイヨンキューブ1個は約4g
- カロリーは約10kcal
- 食塩相当量は約2g
- ブイヨン=だし、コンソメ=調味した澄ましスープ
- 1個で水約300ml(スープ1.5〜2杯)
- 代用はコンソメ・鶏ガラを控えめに
- 使う日は塩・しょうゆを控えめに
皆さん、ブイヨン1個の量とコンソメとの違い、スッキリしましたか?ブイヨンは「自分で味を作るベース」、コンソメは「味が決まった完成形」。1個=約4g・10kcal・食塩約2gを覚えておけば、塩分も上手に調整できますよ。野菜のポトフ風スープも、ぜひおうちで試してみてくださいね。固形ブイヨンを味方につけて、毎日の洋食をもっと手軽においしく楽しんでください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
フッくんでした!






