料理研究家、料理大好きフッくんです。
栄養計算ソフトの「栄養Pro」は、栄養士の私が献立の栄養を計算するときに使ってきたソフトです。
2020年にこの記事を書いたときは、女子栄養大学出版部のソフト担当の方にも、お話をうかがいました。
そのCD-ROM版の栄養Proは、今は「旧栄養Pro」となり、インターネットで使う「栄養Proクラウド」が出ています。
また、女子栄養大学は2026年4月に「日本栄養大学」へ校名が変わり、出版部も「日本栄養大学出版部」になりました。
栄養Proクラウドについて、こんなことで迷っていませんか?🥹
- CD-ROM版と何が違うの?
クラウドになって、何が変わったのか知りたい。 - 料金はいくら?
個人で使うときと、学校で使うときの違いを知りたい。 - 昔のデータはどうなる?
CD-ROM版で作った献立や料理を、そのまま使いたい。
この記事では、CD-ROM版を使っていた栄養士の私が、日本栄養大学出版部の公式の情報をもとに、栄養Proクラウドをご紹介します。
CD-ROM版から変わったこと、料金、データの移し方、向いている現場まで、順番に見ていきましょう。

画像:日本栄養大学出版部(掲載許可済み)
栄養Proクラウド=Webの栄養計算

画像:日本栄養大学出版部・日本ソフト開発株式会社
栄養Proクラウドは、日本栄養大学出版部が出している、インターネットで使う栄養計算のソフトです。
パソコンやタブレット(iPad)のブラウザで動くので、ソフトを入れる必要がありません。
日本栄養大学の監修で、日本ソフト開発株式会社と共同で開発されています。
食品成分表は、文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」に対応しています。
病院や介護施設の栄養指導の現場から、栄養を学ぶ学生、家族の食事を考える方まで、はば広く使える設計です。
まずは、基本のことを表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 栄養Proクラウド |
| 出しているところ | 日本栄養大学出版部(旧・女子栄養大学出版部) |
| 監修・開発 | 日本栄養大学の監修・日本ソフト開発株式会社と共同開発 |
| 使えるもの | インターネットにつながったパソコン・タブレット(iPad) |
| 食品成分表 | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年に対応 |
| 料金(個人) | 年額8,800円(税込)・1ユーザー |
CD-ROM版から変わった3つ

CD-ROM版のころは、ソフトを入れたパソコンでしか、栄養の計算ができませんでした。
栄養Proクラウドになって、使う場所も、データの新しさも、ぐっと身近になっています。
公式の紹介から、大きく変わった3つを見ていきましょう。
①インストールがいらない
専用のCD-ROMやUSBはいりません。
職場ではパソコン、家ではタブレットと、場所を選ばずに使えます。
職場や学校で使ったあと、家で見直したり、勉強したりもできます。
②食品の写真と目安量
食品の写真がたくさん入っていて、見て探せるようになっています。
食品の特徴や目安量も出るので、栄養計算をはじめたばかりの方にも安心です。
③買い替えがいらない
データは自動で新しくなります。
食品成分表はおよそ5年ごとに改訂されますが、そのたびにソフトを買い替えたり、アップデートしたりする手間がなくなりました。
食品成分表の版がちがうと、同じ料理でも、エネルギーなどの値が変わることがあります。
CD-ROM版のころに計算した献立と、今の計算を比べるときは、どの版で計算したかを先に確かめてくださいね。
病院・介護から家庭まで使える

栄養Proクラウドは、栄養指導の現場だけでなく、学校や家庭でも使われています。
共同開発元の商品紹介ページには、こんな使い方がのっています。
| 場所 | 使い方の例 |
|---|---|
| 病院 | 入院している方の食事の献立づくり |
| 介護施設 | デイサービスの献立づくり・昼食やおやつの栄養価計算 |
| 保育園・幼稚園 | 給食や手作りおやつの栄養価計算・離乳食と幼児食を分けた献立づくり |
| 大学 | 実習の課題の栄養価計算・卒業研究 |
| 自治体 | 地域の方の健康づくりの活動・栄養指導 |
| スポーツジム | 食事のアドバイスをするときの栄養価計算 |
| 一般企業 | 独自の調味料を登録しての栄養価計算 |
| 家庭 | 食事制限のある家族の栄養価計算 |
私は介護士として、デイサービスの昼食やお祝いの特別食を作ってきました。
食べる方の体の状態や、噛む力・飲み込む力に合わせて献立を考えるとき、栄養の数字があると、ご家族やスタッフと同じものを見て話せます。
デイサービスで作った特別食のことは、関連記事の白寿のお祝いの特別食の記事にも書いています。
栄養の数字は、献立を考えるための目安です。
食事の制限がある方や、病気で治療中の方の食事は、主治医や管理栄養士の指示にしたがってくださいね。
料金は年額8,800円(税込)

栄養Proクラウドの料金は、個人で使う場合、1ユーザーで年額8,800円(税込)です。
1つのIDとパスワードを、何人かで一緒に使うことはできません。使う人の数だけ申し込みます。
ここに書いている料金は、2026年10月時点の公式サイトの情報です。最新の料金は、公式サイトで確かめてください。
個人・企業の申し込み
個人の方は、公式サイトの「個人購入申し込み」から申し込めます。
企業や公共機関で、請求書払いにしたい場合は、公式サイトの「請求書払いでの購入申し込み」の案内にそって申し込みます。
大学・専修学校の申し込み
大学や専修学校には、学修機関向けの料金があります。
1ユーザーで年額4,400円(税込)のほか、学生と教職員の人数に合わせた団体プランも用意されています。
教育機関には無料トライアルもあり、導入したあとの説明会も相談できます。
保存できる量は1GB
1ユーザーで使える保存の量は1GBで、献立と料理を合わせて、およそ1,500〜2,000件が目安です。
それより多く保存したいときは、容量に合わせた料金が別にかかります。
見積もりや、お試しで使ってみたいときの相談は、公式サイトの問い合わせから受け付けています。
くわしくは、日本栄養大学出版部の栄養Proクラウドの公式ページをご覧ください。
CD-ROM版の方は特典とデータ移行
旧栄養Pro(CD-ROM版)を使っていた方には、栄養Proクラウドへの購入特典と、データ移行の案内があります。
私のように、CD-ROM版で献立や料理をたくさん登録していた方は、ここを先に見ておくと安心です。
購入特典は1年3か月
旧栄養ProのVer.3.00以降を使っている方は、初回だけ、通常は1年の利用期間が、同じ8,800円(税込)で1年3か月になります。
申し込みには、旧栄養Proの「シリアルキー」が必要です。
申し込み方法は、公式サイトの「旧栄養Pro(CD-ROM版)をご利用の方」のページで確かめてください。
移せるのはVer.3.00と3.01
データを移せるのは、旧栄養ProのVer.3.00とVer.3.01のデータです。
移せるのは「食品データ」「料理データ」「献立データ」で、写真は移せません。
データは自分では移せないので、公式サイトの「データ移行について」のページにそって、メールで希望を伝えます。
購入特典もデータ移行も、旧栄養Proのシリアルキーとバージョンがわかると、話がスムーズに進みます。
CD-ROMのケースや、ソフトの画面で、先にメモしておくのがオススメですよ。
よくある質問——5つ
栄養Proクラウドについて、公式サイトの「よくあるご質問」などから、気になりやすいことを5つにまとめました。
Q1 何人かで使えますか?
1ユーザー1ライセンスなので、1つのIDとパスワードを何人かで使うことはできません。
使う人の数だけ申し込みます。
Q2 どれくらい保存できますか?
1ユーザーで1GBまでで、献立と料理を合わせて、およそ1,500〜2,000件が目安です。
超えるときは、容量に合わせた料金が別にかかります。
Q3 入力ができなくなったら?
変更が画面に出ないときは、ブラウザ(ChromeやSafariなど)のキャッシュのクリアが必要なことがあります。
やり方はブラウザによって違うので、使っているブラウザの名前と「キャッシュクリア」で調べてみてください。
Q4 領収書はもらえますか?
領収書は発行してもらえます。
栄養Proクラウドの問い合わせから、領収書の発行をお願いします。
Q5 本の付録でも使えますか?
日本栄養大学出版部の書籍『八訂食品成分表』には、Web付録の栄養計算ソフトがあります。
付録版の登録は、栄養Proクラウドの公式ページから案内されています。
まとめ。。。

栄養Proクラウドのことを、最後にもう一度まとめますね。
- 栄養ProはWebの栄養Proクラウドに
日本栄養大学出版部(旧・女子栄養大学出版部)が出しています。 - インストールがいらない
パソコンでもタブレット(iPad)でも使えます。 - 食品の写真と目安量
栄養計算をはじめたばかりの方にも安心です。 - データは自動で新しく
成分表の改訂のたびの買い替えがいりません。 - 個人は年額8,800円(税込)
大学・専修学校には学修機関向けの料金も。 - CD-ROM版の方は特典とデータ移行
Ver.3.00以降は購入特典、Ver.3.00と3.01はデータ移行の対象です。
献立の栄養を数字で見られると、毎日の食事を考えるのが、ぐっと楽しくなります。
CD-ROM版のころから使ってきた栄養Proが、場所を選ばずに使えるクラウドになって、私もうれしく思っています。
栄養の勉強をしている方、介護や保育の現場で献立を考えている方、家族の食事を大切にしたい方の、毎日のお役に立てば嬉しいです。
この記事を書いた当時、お話を聞いてくださった出版部の皆さまに、あらためてお礼を申し上げます。
フッくんでした!
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