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たけのこの保存方法!茹でた後いつまで・冷凍・水煮の日持ちを料理人が完全解説

茹でたけのこの保存容器と生のたけのこ
この記事は約10分で読めます。

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料理研究家、料理大好きフッくんです。

春になると店先に並ぶ、皮つきのたけのこ。
せっかく茹でたのに、いつまで食べられるのか、冷凍していいのか、迷うことはありませんか?🥹

こんなお悩み、よく聞きます。

  • 茹でたたけのこはいつまでもつ?
    一度にたくさん茹でたけれど、何日で食べきればいいか分からない。
  • たけのこは冷凍できる?
    冷凍したら、すかすかになってしまったことがある。
  • 水煮の開封後はどうする?
    パックの水煮を半分だけ使って、残りの置き場所に迷う。

この記事では、現役料理人20年の私が、たけのこの保存方法をお伝えします。
茹でたたけのこの冷蔵・冷凍から、生のたけのこと市販の水煮の扱い、傷んだサイン、家族への出し方まで、順番に見ていきましょう。

茹でたけのこの保存容器と生のたけのこ

たけのこの保存——茹でて水に浸ける

生のたけのこは、その日のうちに茹でるのが保存の第一歩です。
茹でたたけのこは、保存容器に入れてたっぷりの水を張り、水に浸けて冷蔵で約1週間が目安です。
水は毎日替えてください。すぐに食べきれないときは、刻むか煮てから冷凍すれば、冷凍で約1か月持ちます。

たけのこの保存でまず覚えておきたいのは、生のまま置かないことです。
たけのこは、掘ってから時間がたつほど、えぐみが強くなり、固くなっていきます。
「買ったら、その日のうちに茹でる」が、おいしく保存するための合言葉です。

たけのことは——春の竹の若芽

たけのこの部位と使い分け

たけのこは、竹の地下茎から出てきたばかりの若芽です。
春のほんの短い間だけ出回る、季節の野菜なんですよね。
穂先はやわらかく、根元に近づくほど繊維がしっかりして固くなります。

生のたけのこにはアクがあるので、米ぬかと一緒に茹でてアクを抜いてから使います。
茹でる手間がかかるぶん、一度にまとめて茹でて、上手に保存して使いきりたいですよね。
この記事では、茹でたたけのこから、生のたけのこ、市販の水煮まで、保存の仕方を順番に見ていきます。

たけのこの保存期間の早見表

たけのこの保存期間の早見表

たけのこの保存期間の目安を、保存の形ごとにまとめました。
どれも、においやぬめりが出たら、日数の前でも処分してください。
市販の水煮は、パッケージの表示を優先してください。

保存の形 冷蔵 冷凍
生のたけのこ その日のうちに茹でる 生のまま冷凍しない
茹でたたけのこ 水に浸けて冷蔵で約1週間 冷凍で約1か月
市販の水煮 開封後は冷蔵で2〜3日 冷凍で約1か月
たけのこの煮物 煮物は冷蔵2〜3日 冷凍で約1か月

水に浸けて保存する形は、どれも水は毎日替えてください。
水が濁ったままにしておくと、たけのこが早く傷みます。

冷蔵保存——水に浸けて毎日替える

茹でたたけのこの冷蔵保存の仕方

茹でたたけのこを冷蔵で保存するときは、「水に浸ける」と「水を毎日替える」の2つが大切です。
どちらも、たけのこの乾きと傷みを防いで、おいしく食べきるためのひと手間です。
順番に見ていきましょう。

茹で汁のまま冷ましてから

茹で上がったたけのこは、茹で汁に浸けたまま、ゆっくり冷まします。
冷めてから皮をむき、表面の米ぬかを水できれいに洗い流してください。

水に浸けて冷蔵庫へ

保存容器に入れ、たけのこがかぶるくらいの水を張って、冷蔵庫で保存します。
水に浸けて冷蔵で約1週間が目安です。
水は毎日替えてください。

保存容器は、たけのこが全部水に沈む深さのものを選んでください。
水から出た部分は乾いて固くなり、色も変わりやすくなります。
毎日水を替えるときに、においとぬめりがないかも一緒に確かめておくと、傷みに早く気づけます。

★現役料理人20年のコツ:大きいまま、縦半分で保存する🍳
茹でたたけのこは、使う形に切ってしまうより、縦半分に切った大きいままのほうが、切り口からの傷みが少なく、日持ちします。

冷凍保存——刻むか煮てから

たけのこの冷凍保存と使い方

たけのこは、茹でたものをそのまま大きく冷凍すると、解凍したときに水分が抜けて、すかすかの食感になりやすい野菜です。
冷凍するときは、刻むか、だしで煮てから冷凍するのがコツです。
そうすると、食感の変わり方が気になりにくくなります。

刻んで冷凍する

茹でたたけのこの水気をよく拭き、細切りやみじん切りにして、一回分ずつ保存袋に入れます。
空気を抜いて平らにし、日付を書いて冷凍庫へ入れてください。
冷凍で約1か月を目安に使いきります。

薄切りより、細切りやみじん切りのほうが、解凍したときの食感の変わり方が目立ちません。
炊き込みご飯や混ぜご飯、炒め物に使う予定の分を、先に刻んでおくと便利です。

煮てから冷凍する

だしで薄味に煮含めてから、煮汁ごと冷まして小分けにし、冷凍する方法もあります。
煮物の記事でお伝えしているとおり、味は冷めるときに染み込むので、冷ましてから冷凍すると味がよくなじみます。

解凍は凍ったまま料理へ

刻んだたけのこは、凍ったまま煮物や炒め物、炊き込みご飯に加えて使えます。
煮てから冷凍したものは、前夜に冷蔵庫へ移して解凍してください。
一度解凍したたけのこは、もう一度冷凍しないでください。

★現役料理人20年のコツ:炊き込みご飯用に「一回分」で凍らせる🍳
たけのこご飯の分は、米2合に合わせた量を細切りでひとまとめに冷凍します。
凍ったままお米の上にのせて炊けば、春が過ぎてもすぐに炊けますよ。

生と市販の水煮——扱いが違う

生のたけのこと市販の水煮の保存

たけのこは、皮つきの生のものと、すでに茹でてある市販の水煮とで、保存の仕方が違います。
生はその日のうちに茹でること、水煮は開封後に早めに使いきることが大切です。
それぞれのポイントを見ていきましょう。

生のたけのこ——その日に茹でる

生のたけのこは、買ってきたらその日のうちに茹でてください。
穂先を斜めに切り落とし、縦に切れ目を入れて、米ぬかを入れたたっぷりの水で、根元に竹串がすっと通るまで茹でます。
火を止めたら、茹で汁に浸けたまま冷まします。生のまま冷凍しないでください。

茹で汁のまま冷ますのは、冷めていく間にも、たけのこのえぐみが抜けていくからです。
急いで水に取ると、えぐみが残りやすくなるので、鍋ごとひと晩おくくらいの気持ちで待ってください。
大きな鍋がないときは、たけのこを縦半分に切ってから茹でると、火の通りもそろいます。

市販の水煮——開封後は早めに

パックの水煮は、開封前はパッケージの表示どおりに保存します。
開封したら、残りを保存容器に移してかぶるくらいの水を張り、開封後は冷蔵で2〜3日を目安に使いきってください。
こちらも、水は毎日替えます。

新鮮なたけのこの選び方・傷んだサイン

たけのこの選び方と傷んだサイン

たけのこは、生のものの選び方と、茹でた後の傷んだサインの両方を知っておくと安心です。
生のたけのこは見た目と重さで鮮度が分かり、茹でたものは表面と水の様子に傷みが出ます。
選ぶときと、保存しているときに見てほしいところをまとめますね。

選び方

生のたけのこは、穂先が黄色っぽく、緑色になっていないものを選びましょう。
皮につやと湿り気があり、持ったときにずっしりと重いものが新鮮です。
根元の切り口が白くみずみずしいものほど、掘ってから時間がたっていない目安になります。

傷んだサイン

保存していた茹でたけのこや水煮に、次のようなサインがあるときは、食べずに処分してください。

  • 表面にぬめりが出た
    ぬめりが出るのは、傷みが進んでいるサインです。
  • すっぱいにおいがする
    浸けていた水が白く濁り、つんとしたにおいがしたら処分します。
  • カビが生えた
    カビの部分だけ削って使わないでください。まるごと処分します。
  • やわらかく崩れる
    色がくすみ、指で押すと崩れるほどやわらかくなっていたら処分します。

どれか1つでも当てはまれば、無理に食べないのが安心です。
節のあいだにつく白い粒は傷みではないので、気になるときは洗い流して使ってください。
迷うときは、においとぬめりを確かめて、どちらかがあれば処分しましょう。

たけのこの使い切り——穂先と根元で

たけのこの部位ごとの使い切り

茹でたたけのこは、部位ごとに料理を変えると、最後までおいしく使いきれます。
穂先、中ほど、根元で、やわらかさがまるで違うからです。
保存しておいたたけのこを、こんなふうに使い分けてみてください。

穂先——和え物や汁物に

やわらかい穂先は、わかめと煮る若竹煮や、木の芽和え、お吸い物の具に向いています。
くし形に切ると、穂先の形がきれいに残ります。

中ほど——煮物や炊き込みご飯に

ほどよい歯ごたえの中ほどは、かつお節と煮る土佐煮や、炊き込みご飯にぴったりです。
いちょう切りや薄切りにして使います。

根元——刻んで炒め物に

繊維の固い根元は、薄切りや細切りにして、きんぴらや炒め物に使います。
細かく刻めば、混ぜご飯や肉だんごのたねにも使いきれます。

保存しておいたたけのこは、日がたつほど香りが少しずつ抜けていきます。
香りを楽しみたい若竹煮やお吸い物は、茹でてすぐの数日に。
日がたったものは、味をしっかり含ませる煮物や炒め物に回すと、最後までおいしく使いきれます。

たけのこの栄養——春の食物繊維

たけのこの栄養の考え方

たけのこは、食物繊維を含む、春の野菜です。
栄養士として見ると、歯ごたえがあるので、よく噛んで食べる一品になります。
煮物にするときは、だしを効かせて薄味に仕上げると、たけのこの香りが引き立ちます。

★栄養士のコツ:たけのこの煮物は「だしで薄味」に🥢
たけのこの煮物は、しょうゆや砂糖を控えめにして、だしをしっかり効かせると、塩分を抑えながら香りよく仕上がります。
塩分の指示を受けている方は、かかりつけの先生の指示を優先してください。

煮物を多めに作った日は、浅い容器に移して粗熱を30分以内に取り、冷蔵庫へ入れてください。
煮物は冷蔵2〜3日を目安に、温め直すときは中まで熱くしてください。

★栄養士のコツ:アレルギーの先回りをひとつ🥢
たけのこそのものは、特定原材料にも、準ずる品目にも入っていません。
煮物のしょうゆには、特定原材料の小麦と、準ずる品目の大豆が入ります。
市販の水煮や味つきのたけのこは、パッケージの表示を確かめてください。

高齢者や子供にやさしいたけのこ

高齢者や子供にやさしいたけのこ

たけのこはやわらかく煮えても、繊維がしっかりした野菜です。
食べる人に合わせて、使う部位と切り方を少し変えてあげましょう。

高齢の家族に出すとき

高齢の方には、やわらかい穂先を使ってください。
野菜の下ごしらえの記事でお伝えしているとおり、繊維に対して直角に切り、薄くしてから、やわらかく煮含めます。
根元の固いところは、噛む力が弱い方の分は外してください。

煮汁はさらさらでむせやすいので、飲み込む力に不安がある方には、市販のとろみ剤(とろみ調整食品)でとろみをつけてください。
形ややわらかさは、日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食学会分類2013を目安に調整してくださいね。

小さなお子さんに出すとき

小さなお子さんには、穂先を細かく刻んでやわらかく煮てから出してください。
根元の固いところは噛み切りにくいので、3歳ごろまでのお子さんの分は外します。
煮物を温めて出すときは、少し冷ましてから渡してください。

たけのこは繊維が固くアクもあるので、1歳未満のお子さんには出しません。
野菜を離乳食に使うときの始める時期や量は、月齢で変わるので、かかりつけの先生や自治体の相談窓口で確かめてくださいね。

★現役介護士のコツ:薄切りのたけのこを、すりおろした春のあんに
私は現役介護士でもあります。
薄く切っても、たけのこの繊維は口の中に残ることがあります。
そんな日は、煮た穂先をすりおろし、とろみ剤でとろみをつけただしと合わせてお出ししています。
たけのこの香りはそのままなので、「春の味がするね」と言っていただけます。
薄切りのたけのこを、すりおろした春のあんに置き換える日があっていい。

たけのこの保存でよくある質問

最後に、たけのこの保存について、よくいただく質問にお答えします。

Q1. 茹でずに置いてもいい?

生のたけのこは、時間がたつほどえぐみが強くなり、固くなります。
買ってきたら、その日のうちに茹でてから保存してください。

Q2. 白い粒は傷み?

茹でたたけのこの節のあいだにつく白い粒は、傷みではありません。
気になるときは、水で洗い流してから使ってください。

Q3. 冷凍したらすかすかになった

大きいまま冷凍すると、解凍したときに水分が抜けて、すかすかの食感になりやすくなります。
細かく刻むか、だしで煮てから冷凍すると、食感の変わり方が気になりにくくなります。

Q4. 水煮のにおいが気になる

市販の水煮は、使う前にさっと茹でこぼすと、においが抜けて使いやすくなります。
すっぱいにおいやぬめりがあるときは、傷んでいるので処分してください。

Q5. 茹でた後、常温でいい?

茹でたたけのこを常温に置いておくと、傷みが早く進みます。
茹で汁のまま冷ましたら、皮をむいて水に浸け、冷蔵庫に入れてください。

まとめ。。。

たけのこの保存方法のまとめ

たけのこの保存方法を、最後にもう一度まとめますね。

  • その日のうちに茹でる
    生のまま置かず、生のまま冷凍しない。
  • 水に浸けて冷蔵で約1週間
    大きいまま、縦半分で保存すると日持ちします。
  • 水は毎日替える
    濁った水のままにしない。
  • 刻むか煮てから冷凍で約1か月
    凍ったまま煮物や炊き込みご飯へ。
  • 開封後は冷蔵で2〜3日
    市販の水煮も、水に浸けて早めに。
  • ぬめり・すっぱいにおい・カビは処分
    カビは削って使わないでください。
  • 穂先はやわらかく、根元は刻んで
    高齢の方とお子さんには、穂先を使って。

たけのこは、春のほんの短い間だけ楽しめる、季節のごちそうです。
その日のうちに茹でて、水に浸けて保存するだけで、春の味を何日も楽しめます。
たくさん茹でた日は、炊き込みご飯の分を刻んで冷凍して、春の味を長く楽しんでみてくださいね。
冷凍庫にたけのこがあると、毎日の献立がぐっと楽になるはずだよ。

フッくんでした!

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